香しきファンタジー、汝の名はなろうなり

革命前夜

　大分間が空いてしまいましたが、フランス革命の嚆矢となった「首飾り事件」を説明致します。　　今回はウィキにて概要だけを語りますので、よろしくお願いします。

　それでは、以下引用

　”1785年、革命前夜のフランスで起きた詐欺事件。　ヴァロワ家の血を引くと称するジャンヌ・ド・ラ・モット伯爵夫人が、王室御用達の宝石商ベーマーから160万リーブル（金塊1t程度に相当する）の首飾りをロアン枢機卿に買わせ、それを王妃マリー・アントワネットに渡すと偽って騙し取った。典型的なかたり詐欺”

　これが首飾り事件のあらましなのですが、詳細が気になる方は是非ググってみて下さい。

　この事件において、王妃には何ら非が無いどころか寧ろ被害者な訳で、女山師とも呼ばれた伯爵夫人は逮捕投獄されました。
　しかし、後に協力者のもとに脱獄し、事件に関する本を出版して全ての責任を王妃になすりつけたのです。　
　
　人々はこの本の内容を鵜吞みにして、更に不満を募らせて行くのですが、この事件の後フランスは財政破綻してしまい、遂には1789年7月14日、皆さんご存知の『フランス革命』が勃発しました。
　
　財政破綻の原因はマリーアントワネットにあると信じて疑わない民衆はバスティーユ要塞を襲撃しますが、これは武器を調達する為であり最終目標はヴェルサイユ宮殿です。

　民衆は宮殿を包囲し、国王一家はとうとう囚われの身となってしまいました…。

　その後国王とマリーは処刑台へ…とはならなかったのですが、実を言うと民衆には元々そんなつもりは無かったのです。
　次回はそこら辺の話をしていきますかね。

　それではまた次回、お会いしましょう。