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150. 王国の闇 (修正1)
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「綿貫雛」それが彼女の本当の名。
避暑地として有名な某所、即ち世良さんが行方不明になったあの教会からそう遠くない集落にある、とある名士の家に生まれた。
家は裕福ではあったが、早くに父を亡くし母はそれを機に家を出たのだと言う。 祖母と二人暮らしをしていたが、その祖母も亡くなると彼女は計画を実行した。
ー異世界への転移ー
己が前世で造った遺産である転移装置を使用し、遂に故郷とも呼べる世界の土を踏む。 後は私たちの知る通り、これが綿貫雛という人物の全てだ。
「羽音ここに居たのね」
「ひいばあ…」
「経過は順調、なのかしら?」
「ヒナさん、治るよね…」
『内臓の損傷が激しかったが完治は可能だ、最もまだ暫く時間は掛かる…護りの翼も然りだ』
ヒナさんは何かしらの溶液に満たされた半透明のカプセルの中で、数本の管を繋がれ横たわっている。 時折酸素マスクから気泡が出て来るのが見えるので、自発的に呼吸は出来ているのだろう。
だが、その目は閉じられており未だに昏睡状態のままだ。
(私の所為だ、私の…)
あの時、囮になって戦い絶体絶命の危機を自ら招いてしまった。 その窮地の中でどうやら力を覚醒したようだが、制御出来ずに暴走してしまい力を使い果たした挙句に、無防備な姿を厄災に晒してしまったのだ。
攻撃を受けた私を庇い、ヒナさんはひん死の重傷を負い戦鳥も大破…だが、護りの翼の装甲が厚かった事もあり、何とか一命は取り留めたのだが…。
「私、やっぱりリーダーとか無理なんじゃ…私の所為で、ヒナさんに重傷を負わせてしまった」
「……」
「力もまるで制御出来なかった。 また暴走したら、今度は皆を傷つけてしまうかも…」
「落ち着きなさい、確かにヒナが傷ついてしまった責任は貴女にあるのかもしれない」
「そうだよ、だから…」
「でも、彼女が命を絶とうとした時、逃げるなと言ったのは貴女では無かったからしら?」
「あ……」
「重要なのは同じ過ちを繰り返さない事、分かるわね?」
「うん…」
「時に管理者よ、真王国へ到着するのは何時になるでしょう?」
『到着は明朝になるだろう。 動力の出力が上がらない故、来た時ほどの速度は出せぬ』
舟の修復を優先させているのもあるようだが、大分速度に触れ幅があるのだなと思う。 それはそれとして、先ず真王国に着いたら事の詳細を報告し、次に正王国に赴く…やる事は変わらないが国王の容態がどうなったかを確認せねばなら無い。
「さ、明日もやる事は多いわ。 今日はもう遅いし寝ましょう」
「うん、おやすみなさい」
「…チ……ナル…」
「え? 何? 何なの…?」
「モ…ウ」
「あなたは誰?」
「フフフ、アハハ!」
「はっ」として上半身を引き起こすと、鈍い痛みが襲って来る。 まだ体の方は本調子ではなさそうだが、それでもヒナさんに比べれば格段にマシだと言えるだろう。
(それにしてもあの夢…あれは一体誰? いや、あの姿は見覚えがある)
明朝には到着すると言っていたので、もう少しで真王国だ。 大部屋に行けばひいばあとキア、ノーマが居るので、世良さんはまだ眠っているのだろう。
彼女もまた、深い眠りに付いているのだ。
「おはようございます、世良さんはまだ起きてこないんですね」
「大分力を消耗していたんだろうな…」
「ええ、でももう大丈夫よ」
「世良さん!!」
「おはよう、心配かけたわね」
世良さんもまた、消耗してしまった体力を回復させるべく深い眠りについていたのだ。
「おはようございます、もう大丈夫なんですか?」
「まだ本調子では無いのだけれど、いつまで寝ている訳にはいかないわね」
「そうです、戦いはまだ終わっていないのです」
ー戦いは未だに終わっていないー
あの時、確かに全てのコアを破壊した筈だ。 しかし、本体を倒すどころか転移して何処かへと消えていったのだが、果たしてどこへ行ったのか。
『恐らくは、向こうの世界へ転移したのだろう』
「!!」
だとしたら、これは由々しき事態だ、手傷を負った厄災がどのような行動に出るか…この世界に留まらなかったのは、もしかしたら私たちに邪魔をされずに再起が図れると判断しかのかもしれない、そうなればーー
「どうしよう、お父さん、お母さん、おにぃに、じいじ…」
あちらには家族が、それだけでは無い友達や級友、学校の皆…私だけでは無く家族にも、社会に繋がる人々にも。
「皆が危ない! 直ぐにでも戻らなきゃ!」
「転移するとなると、ラウ城からか」
「急いだ方が良いのです」
「でも、国王の容態が心配よね」
「どの道焦っても仕方が無いわ、転移装置はヒナにしか動かせないでしょうから」
「そうなんだ…」
そうなれば回復を待つしかないのだが、何とももどかしい。 国王の件も、キアの心情を考えると最優先で駆け付けたい所なのだが。
「それにしても、忌々しいな…厄災は何故転移したんだ? コアは全て破壊した筈だ」
『それなのだが…厄災が転移を終わらせる少し前、微弱ながらコアの反応があった』
「もしかして、私を撃った?」
『ウム…』
「第六のコアがあった、という事なのかしら」
本体には隠された六番目のコアがあった、それは攻撃を仕掛けて来たのだが、あの姿が先ほど見た夢と被ってしまう。
「…ねえひいばあ、どうしてひいばあの戦鳥は、黒き死の翼だったの?」
「え? どうしたの突然」
「いや、何となく気になってさ…」
「そうだな、私の戦鳥はファフル族の言い伝えにある、イカズチノトリを模したものだ」
「私の戦鳥も、シャイア族に伝わるヒノトリなのです」
「でも、ラウ族の鳥が死…とかそんなんじゃ無いよね?」
「ええ、ラウ族のシンボルは神鳥、キボウノトリよ」
「じゃあ何故…?」
「前にも言ったけど、ひいおばあ様から受け継いだものなの」
「ね、どうしてそうなったの?」
「そうね、貴女には話しておきましょう。 死の翼の誕生を…王国の闇を」
王国の闇…この言葉に皆の表情が変わるのが見て取れる、どうやらこの闇とやらの部分について把握していないようだが、果たしてその内容とは…。
「私が厄災によって炎に包まれた都を見た時、守れなかった悔しさや怒り、父を失った悲しみなどの感情があった」
「……」
「でもそれと同時に、これは報いなのかもしれない、そうも思ったの」
「報い?」
話は厄災に滅ぼされるよりも時代は遡る、ひいばあの曾祖母がまだ若かりし頃、ラウ王国は今ほど大きい国では無くその周辺にある国々は、領土の拡大の為に相争う正に「戦国時代」の真っ最中だった。
領土の拡大を目論む国の中には、ラウ王国に侵攻してきたものもあったが当時から大国であったラウは、その圧倒的な武力により侵攻を跳ね除けていたのである。
しかし、ラウは専守防衛に努め決して他国を侵略する事は無かったのだが、これは時の国王「アウリス」の考えによるもであり、彼こそがひいばあの曾祖母「ミルシゼ」の夫になる人物となる。
アウリス王は、慈悲深き王と呼ばれておりその治世においては、民の暮らしが優遇され王は質素倹約に励んだと言う。 税を安くし過ぎた為、城の改修もままにならず、民間から改修の申し出が殺到した位なので相当なものであったようだ。
そような王であったが故に、周辺国が相争う様子に心を痛め、また大国として和平の為に他国を主導しようとしていた。
和平にあたって、ミルシゼ王妃の出身であり隣国である「デオの国」と共に交渉を進めようとしていたが、ここで思わぬ悲劇が起きる。
「悲劇…」
「和平交渉のテーブルに就く為に、隣国に赴いた国王とその長男が暗殺されてしまったの」
「!!そんな…」
全ては仕組まれていた、元々領土拡大の野心を持っていたデオの国の王はラウ王国の領土を虎視眈々と狙っていたのだ。
その野望を隠し、他国と結託して和平交渉を行うとアウリス王を呼び出して亡き者にしてしまったのだが、他の国と王国を割譲しようと言ってはいたもののそれも怪しい物で、一方的にラウ王国に宣戦布告して、侵攻を開始した。
「でも、王国軍は強いんじゃ…」
「和平交渉を行うと決めた段階で、軍縮を行ってしまたったの…大国が争う姿勢が無い事を示す為に」
残されたミルシゼ王妃の、夫と息子を亡くした心情はいかばかりだっただろうか…だが、残された次男と王国を護らねばならない、果たして彼女の取った選択とは。
避暑地として有名な某所、即ち世良さんが行方不明になったあの教会からそう遠くない集落にある、とある名士の家に生まれた。
家は裕福ではあったが、早くに父を亡くし母はそれを機に家を出たのだと言う。 祖母と二人暮らしをしていたが、その祖母も亡くなると彼女は計画を実行した。
ー異世界への転移ー
己が前世で造った遺産である転移装置を使用し、遂に故郷とも呼べる世界の土を踏む。 後は私たちの知る通り、これが綿貫雛という人物の全てだ。
「羽音ここに居たのね」
「ひいばあ…」
「経過は順調、なのかしら?」
「ヒナさん、治るよね…」
『内臓の損傷が激しかったが完治は可能だ、最もまだ暫く時間は掛かる…護りの翼も然りだ』
ヒナさんは何かしらの溶液に満たされた半透明のカプセルの中で、数本の管を繋がれ横たわっている。 時折酸素マスクから気泡が出て来るのが見えるので、自発的に呼吸は出来ているのだろう。
だが、その目は閉じられており未だに昏睡状態のままだ。
(私の所為だ、私の…)
あの時、囮になって戦い絶体絶命の危機を自ら招いてしまった。 その窮地の中でどうやら力を覚醒したようだが、制御出来ずに暴走してしまい力を使い果たした挙句に、無防備な姿を厄災に晒してしまったのだ。
攻撃を受けた私を庇い、ヒナさんはひん死の重傷を負い戦鳥も大破…だが、護りの翼の装甲が厚かった事もあり、何とか一命は取り留めたのだが…。
「私、やっぱりリーダーとか無理なんじゃ…私の所為で、ヒナさんに重傷を負わせてしまった」
「……」
「力もまるで制御出来なかった。 また暴走したら、今度は皆を傷つけてしまうかも…」
「落ち着きなさい、確かにヒナが傷ついてしまった責任は貴女にあるのかもしれない」
「そうだよ、だから…」
「でも、彼女が命を絶とうとした時、逃げるなと言ったのは貴女では無かったからしら?」
「あ……」
「重要なのは同じ過ちを繰り返さない事、分かるわね?」
「うん…」
「時に管理者よ、真王国へ到着するのは何時になるでしょう?」
『到着は明朝になるだろう。 動力の出力が上がらない故、来た時ほどの速度は出せぬ』
舟の修復を優先させているのもあるようだが、大分速度に触れ幅があるのだなと思う。 それはそれとして、先ず真王国に着いたら事の詳細を報告し、次に正王国に赴く…やる事は変わらないが国王の容態がどうなったかを確認せねばなら無い。
「さ、明日もやる事は多いわ。 今日はもう遅いし寝ましょう」
「うん、おやすみなさい」
「…チ……ナル…」
「え? 何? 何なの…?」
「モ…ウ」
「あなたは誰?」
「フフフ、アハハ!」
「はっ」として上半身を引き起こすと、鈍い痛みが襲って来る。 まだ体の方は本調子ではなさそうだが、それでもヒナさんに比べれば格段にマシだと言えるだろう。
(それにしてもあの夢…あれは一体誰? いや、あの姿は見覚えがある)
明朝には到着すると言っていたので、もう少しで真王国だ。 大部屋に行けばひいばあとキア、ノーマが居るので、世良さんはまだ眠っているのだろう。
彼女もまた、深い眠りに付いているのだ。
「おはようございます、世良さんはまだ起きてこないんですね」
「大分力を消耗していたんだろうな…」
「ええ、でももう大丈夫よ」
「世良さん!!」
「おはよう、心配かけたわね」
世良さんもまた、消耗してしまった体力を回復させるべく深い眠りについていたのだ。
「おはようございます、もう大丈夫なんですか?」
「まだ本調子では無いのだけれど、いつまで寝ている訳にはいかないわね」
「そうです、戦いはまだ終わっていないのです」
ー戦いは未だに終わっていないー
あの時、確かに全てのコアを破壊した筈だ。 しかし、本体を倒すどころか転移して何処かへと消えていったのだが、果たしてどこへ行ったのか。
『恐らくは、向こうの世界へ転移したのだろう』
「!!」
だとしたら、これは由々しき事態だ、手傷を負った厄災がどのような行動に出るか…この世界に留まらなかったのは、もしかしたら私たちに邪魔をされずに再起が図れると判断しかのかもしれない、そうなればーー
「どうしよう、お父さん、お母さん、おにぃに、じいじ…」
あちらには家族が、それだけでは無い友達や級友、学校の皆…私だけでは無く家族にも、社会に繋がる人々にも。
「皆が危ない! 直ぐにでも戻らなきゃ!」
「転移するとなると、ラウ城からか」
「急いだ方が良いのです」
「でも、国王の容態が心配よね」
「どの道焦っても仕方が無いわ、転移装置はヒナにしか動かせないでしょうから」
「そうなんだ…」
そうなれば回復を待つしかないのだが、何とももどかしい。 国王の件も、キアの心情を考えると最優先で駆け付けたい所なのだが。
「それにしても、忌々しいな…厄災は何故転移したんだ? コアは全て破壊した筈だ」
『それなのだが…厄災が転移を終わらせる少し前、微弱ながらコアの反応があった』
「もしかして、私を撃った?」
『ウム…』
「第六のコアがあった、という事なのかしら」
本体には隠された六番目のコアがあった、それは攻撃を仕掛けて来たのだが、あの姿が先ほど見た夢と被ってしまう。
「…ねえひいばあ、どうしてひいばあの戦鳥は、黒き死の翼だったの?」
「え? どうしたの突然」
「いや、何となく気になってさ…」
「そうだな、私の戦鳥はファフル族の言い伝えにある、イカズチノトリを模したものだ」
「私の戦鳥も、シャイア族に伝わるヒノトリなのです」
「でも、ラウ族の鳥が死…とかそんなんじゃ無いよね?」
「ええ、ラウ族のシンボルは神鳥、キボウノトリよ」
「じゃあ何故…?」
「前にも言ったけど、ひいおばあ様から受け継いだものなの」
「ね、どうしてそうなったの?」
「そうね、貴女には話しておきましょう。 死の翼の誕生を…王国の闇を」
王国の闇…この言葉に皆の表情が変わるのが見て取れる、どうやらこの闇とやらの部分について把握していないようだが、果たしてその内容とは…。
「私が厄災によって炎に包まれた都を見た時、守れなかった悔しさや怒り、父を失った悲しみなどの感情があった」
「……」
「でもそれと同時に、これは報いなのかもしれない、そうも思ったの」
「報い?」
話は厄災に滅ぼされるよりも時代は遡る、ひいばあの曾祖母がまだ若かりし頃、ラウ王国は今ほど大きい国では無くその周辺にある国々は、領土の拡大の為に相争う正に「戦国時代」の真っ最中だった。
領土の拡大を目論む国の中には、ラウ王国に侵攻してきたものもあったが当時から大国であったラウは、その圧倒的な武力により侵攻を跳ね除けていたのである。
しかし、ラウは専守防衛に努め決して他国を侵略する事は無かったのだが、これは時の国王「アウリス」の考えによるもであり、彼こそがひいばあの曾祖母「ミルシゼ」の夫になる人物となる。
アウリス王は、慈悲深き王と呼ばれておりその治世においては、民の暮らしが優遇され王は質素倹約に励んだと言う。 税を安くし過ぎた為、城の改修もままにならず、民間から改修の申し出が殺到した位なので相当なものであったようだ。
そような王であったが故に、周辺国が相争う様子に心を痛め、また大国として和平の為に他国を主導しようとしていた。
和平にあたって、ミルシゼ王妃の出身であり隣国である「デオの国」と共に交渉を進めようとしていたが、ここで思わぬ悲劇が起きる。
「悲劇…」
「和平交渉のテーブルに就く為に、隣国に赴いた国王とその長男が暗殺されてしまったの」
「!!そんな…」
全ては仕組まれていた、元々領土拡大の野心を持っていたデオの国の王はラウ王国の領土を虎視眈々と狙っていたのだ。
その野望を隠し、他国と結託して和平交渉を行うとアウリス王を呼び出して亡き者にしてしまったのだが、他の国と王国を割譲しようと言ってはいたもののそれも怪しい物で、一方的にラウ王国に宣戦布告して、侵攻を開始した。
「でも、王国軍は強いんじゃ…」
「和平交渉を行うと決めた段階で、軍縮を行ってしまたったの…大国が争う姿勢が無い事を示す為に」
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