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ep.6
6-7 *
しおりを挟む「あっ! や、いま触られたら……っ!」
「景はえっちなんだね。下着、こんなにべたべたになってるよ?」
「ちが、あっ、ん……、ふ、ン……」
「全部かわいいから大丈夫」
再びベッドに押し倒して、その唇に舌を絡めた。彼の口の中に残る独特な苦みに眉を潜めたが、そのうちあまり気にならなくなった。
三神峯の蕩けた表情にあてられて御堂も徐々に理性が崩れてくる。精を吐き出したばかりの自身も、再び固く上を向き始めた。三神峯の下着を脱がせれば、ふるりと露わになる三神峯の自身から銀糸が引いた。
「かずき、もっと……。かずきの、おなかにほしい……」
「っ、どうなっても知らないからな……っ!」
三神峯とて、御堂と同じで男相手、それも女役など初めてのはずだ。それでもこの三神峯の誘いように御堂は眩暈すら覚えた。三神峯はその言葉の意味を理解しているのだろうか。御堂は三神峯の精液を絡めとると、彼の秘孔に触れる。そこは御堂が触れた途端、物欲しそうにひくついた。丁寧になぞったあと、少しずつ指を沈める。
「んっ、かずき……」
「痛かったら言ってね」
ゆっくりと人差し指を秘孔の中に埋めていく。苦しいのか、三神峯は自分の唇を噛んで眉を寄せた。
「っ、ふ、う……」
「苦しい?」
「んっ、なんか、変な感じがするだけ……」
「少し動かすよ。力抜いててね」
絡みついてくる内壁をほぐすように時間をかけて指を曲げたり伸ばしたり、内側を撫でるように動かす。違和感に慣れてきた三神峯が、少しずつ吐息に色がでてきた。
「ふ、ん、ぁ……っ」
「指、増やすからね」
御堂は一度指を引き抜くと、ベッドサイドのチェストからローションを取り出した。手のひらで温め、今度は人差し指と中指を沈ませる。
「あっ、ひっ、やあ……っ」
「大丈夫? 痛い?」
「かずきの、ひあっ、指だから……っ、だいじょうぶ……っ」
1本のときと違い、ばらばらに動く指に三神峯は耐え切れず体を捩らせる。固く閉じられた瞳に滲む涙に気づいた御堂は、安心させるかのように唇を寄せた。
「っ、もうすぐいいところ見つけてあげるからね」
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