好感度教育

蝸牛まいまい

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第一章

復帰と申請

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 それから約1か月、看護師さんとリハビリをしたり一日病室で勉強したりを続けた。実を言うと失った左腕以外は特に怪我はしておらず頭を少し打ったくらいだった。逆を言うと左腕にほぼ全ての負担が掛かったということである。1か月ほど眠っていたために筋肉の衰えは少しあったものの、1か月後には十分な回復を見せた。
「星乃さん、退院おめでとうございます」
「今までありがとうございました」
看護師さんにお礼を軽く言うとすぐに学園へと向かう。今朝、退院と同時に学力テストの結果が廊下や教室に貼られることになるのである。勿論、星乃侑輝とそのパートナーの名前は載ることはない。しかしその他249組の合計点と順位が張り出される。
自身の結果がないとわかっていたが、どんな風に張り出されているのか、また平均的な点数やトップ10位の点数がどれくらいなのか知るために仮部屋に戻らずにそのまま廊下に向かった。一階廊下にはすでに多くの人が喜びに感嘆したり、パートナーと一緒に笑っていた。成績が悪いと言っても200点取れば学校には残れるわけで大体の人が問題はないはずである。
「星乃君!」
声のほうへ目をやると、そこには倉田がいた。倉田は小さく腕を振りながら侑輝を呼んだ。侑輝はそれにこたえて右腕を少しあげた。
「…久しぶり」
「退院おめでとう」
「うん」
「…」
「…」
背景の人声の中で少々の沈黙があった後、失った腕を見ると眉を顰め、目を細めた倉田が口を開いた。
「…ずっと後悔していたんだ。こんなところで悪いが、あの時は冷たいなんて言って悪かった…。本当はもっと早く言うべきだったんだけど顔を合わせづらくて…ごめん」
「ああ、まあ気にしてない」
事実侑輝は気にしてはいなかった。冷たいと言われたところで否定するつもりもない。入院中も考えていたことでもあるが、倉田が行ったことと侑輝が行ったことは同じなのか違うことなのか、侑輝は分からなかった。侑輝のしたことは周りから見たら正義感溢れることなのだろうか。それとも見たことに対する責任なのか。どちらにしても侑輝は途中で考えることを放棄していた。もう気にしないのが己のためだと思ったからである。
「…そうか、まあ本当に退院おめでとう。…確か星乃君は今回テスト結果はないんだよね」
「倉田君はどうだった?」
「俺か…。まあ悪くはないかな…」
少し得意げな笑みを浮かべながら倉田君は「ほら」と言って指さしたその先には「23位 514点 倉田公介 鈴木亜紀」と書かれていた。倉田はその点数を見て少し満足そうに顔を緩ませた。
「23位、すごいね」
「そんなに勉強は得意ではないんだ、恐らくパートナーに助けられた」
「そうなんだ」
倉田のことであるから倉田自身もそんなに頭が悪いこともないだろう。加えて性格の面から見ても高得点なのは頷けた。
― 1位 743点 田中太郎 斎藤春 ―
1位でも800点は取れない。1000点を目指せと言ってはいたが、相当難題であることが窺える。また張り出された順位表には249位で257点とかかれている。つまり今回学校を去る人間はいないということだ。好感度は同じ人と長くいればいるほどに互いの数値は高くなる傾向にあると聞いたことがある。これから先も学校を去る人はいない可能性のほうが高い。それどころかいずれは800点や900点すら超える組があるかもしれない。
…そういえば
もう一人、確認しておきたい名前がある…近衛乙月である。95点は取れると言っている近衛乙月のことであるから恐らくそこそこ上にいるはずだ。
案の定1位のすぐ下にその名前があった。
― 2位 679点 本田祐介 近衛乙月 ―
流石というべきか、近衛乙月の言っていることは虚言ではないということが証明された。勿論、具体的な点数を見ていないので確証はないが、ほぼ確実だろう。 
侑輝はひとしきり結果を見た後すぐにその場を後にし仮部屋に行くことにした。というのも、左肩を見る周りの目が少し気になったからである。
 仮部屋といっても一週間後のパートナー申請の後にはすぐに部屋が変わる。近衛さんの場合は特殊部屋に本来行けるが、それは前回のパートナーと次回のパートナーが変わらない場合のみである。若干の罪悪感が侑樹に芽生えたが近衛乙月が望んだことでもある。
 入院中に数回お見舞いに来てくれた宇田先生に教えてもらった仮部屋に入ると、普段から侑樹が愛用している大きな黒い手提げバッグが目についた。数か月放置されていたかのように埃が少し被っている。部屋は散らかっているというわけでもなかったが生活感があった。ランダムで決まった今のパートナーが生活していたのだろう。といっても今回のパートナーはいなかったようなものであるが。
右手で荷物を持ち寝室のドアの前で下ろして学生証を扉の傍のキーにタッチするとキーがピッと鳴りドアがスライドして開く。鞄を再び持って寝室に入った。ワンアクション多いことが侑輝にとっては面倒くさく感じるが、これくらいで面倒くさがっては後々大変である。

 寝室はやはりというか当然のことながら整理整頓されている。整理整頓というか物が全くない無機質な、しかし清潔な部屋だった。ここの部屋は1週間ほどしか使用しない。清掃などは部屋の入れ替えの時、清掃員が一掃してくれるために綺麗にしておく必要もない。またパートナーの入れ替えが無い場合は基本的に部屋はずっと同じにすることができるが、その場合も学校の清掃係にメールすればいつでも清掃してくれるようになっている。
 侑輝は鞄を適当に床に置くとベッドへと身を投げた。ベッドは実家のものよりフカフカで大きい。侑輝の細身であれば3人とまではいかなくとも2.5人くらいは入りそうである。
「はあ~やっと普通に生活できる…」
 普通の生活といっても入院中、普通じゃなかった生活をしていたわけではないが、看護師さんは暇なのか頻繁に様子は見に来ることがあり、毎日リハビリもしていた。食事が不味いということもなかったが真っ白い壁と床と天井に囲まれて一日過ごすというのは少し苦痛でもあった。加えてなくなった左腕の代わりに右手の使用がほとんどになったためにトイレを行くにしても時間が少しかかってしまうようになった。何をするにしても片腕というのは両手両腕よりも時間がかかるようになってしまう。食事をするとき、お風呂に入るとき、歯磨きをするときですら片腕は時間がかかるし面倒くさい。しかしそれでも入院中の間に練習したお陰である程度は慣れてきたところであった。
「はあ…」
テストが終わった後パートナー申請期間1週間は授業はない。その後また1週間休みが入る。定期的に長期間の休みがあるのは嬉しいがこの学校では夏休み冬休み土曜日の休みが無くなる。
…2週間は自由時間だけど、敷地の外へと出かけられるのはトップ10組だけだからな…勉強でもするか。
「ごめんください」
寝室内にあるスピーカーから急に女性の声がする。だらりだらりとモニターを見ると黒髪の姿勢のよい顔の整った女生徒が仮部屋の前に立っていた。侑輝は背筋に1メートル定規を刺されたように勢いよく立ち上がった。
「…近衛さんだ」
侑輝は決して近衛乙月が嫌いなわけではなかった。しかし入院が始まったころの近衛乙月と話した時のことを思いだした。絶望の淵にいたような彼女の状態が印象的である。ふとモニター内の近衛乙月を見るとポニーテールが無くなり長い黒髪を下ろしている。女の子が髪型を変えるのは心境の変化であろうか、ということ侑輝はどこかで聞いたことを思い出す。顔は少し不安げであったが前のような絶望的な雰囲気は感じ取られない。しかし…少し目が暗い…というより影になっているからだろうか真っ黒である。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ、という有名な言葉があるが近衛乙月の目はまさに深淵そのものであり、それを見たとき自分の目の奥も見られているようであった。
 ベッドから飛び起きた侑輝はすぐにモニターの傍にある受話機器に応答した。
「近衛さん、今行きます。ちょっと待っててください」
「はい」
侑輝は寝室の内のドアに付く大きめのボタンを連打しドアを開くとすぐに廊下に続くドアのボタンを連打して開けた。女子高生にしては高めの165センチメートルほどの身長に長い黒髪、無駄に良い姿勢と整った顔立ち、大きな垂れ目と高い鼻筋…。入院中の時は寝転がっていたためにはっきりと見ることはなかったが、やはり美女である。…美女である。
侑輝の姿を見ると黒い目の中の瞳孔が大きく開いた。
「あの、星乃さん…」
「あ、久しぶり近衛さん」
侑輝が思っていたよりも身長が高く感じる。姿勢がよりのも原因だろうか。近衛乙月は愛らしくもじもじすると少し頬を赤らめて言う。
「あの…申請したいと思いまして…」
「え?今?」
申請はテスト結果が張り出される日から可能である。1週間の間に申請すればよいが、今すぐする必要もない。近衛さんは身体の前で下ろした手を組んで少し顔を赤らめていた。
「は、はい。できればすぐに…」
「そんなに早くする必要あるんですか?」
「えっと…それは…安心できな…いと言いますか…」
侑輝は近衛乙月と申請するという約束を忘れていたわけではなかったし、そもそも近衛乙月と組む予定であったために「安心」という意味が分からない。もしかすると忘れていると思われているのだろうか。
「そうなんだ…」
「とりあえず私は早くしないと都合が悪くて…それとも…」
その時、近衛乙月の恐ろしい片鱗を見た気がする。近衛さんは傍から見ればどちらかというとフワッとした、おっとりした印象である。その見た目に沿ったおっとりした心象と遅い口調に加えて垂れ目と長い黒髪、無駄にいい姿勢がそれを強調している。しかし…
「それとも星乃君は何か私と早く申請を出すことに都合が悪いことがあるんですか?もしかして他に申請を出したい女性がいるのですか?何人かの女性に誘われて迷っているとかそんなことがあるのですか?でも私と約束してくれましたよね?私もう必要ないんですか?私は…」
次々と淡々と質問する近衛さんの目は暗黒面に落ちたように影が差していて、深淵が覗いている。変わらないおっとりとした口調ではあるが、透き通った声色が寒々しい。というか極寒だ。背筋に氷柱を3本ほど入れられた気分になった侑輝は肩をすくめた。
「いえ…別に都合が悪いこともないです」
「他の女性に誘われているということは?」
近衛さんは一歩大きく前に出ると目の中を覗き込むように顔を近づけた。垂れ目の中の暗い瞳が近づく。背筋に更に2本加えられた気分である。蛇に睨まれた蛙という言葉があるが、今なら蛙の気持ちがよくわかる。
「いえ、特にありません…けど…」
「本当ですか?」
顔をぐいっと近づけた近衛さんの気迫が侑輝の首から足へと身体に纏わりつく。
「は、はい…」
「……そうですか」
近衛乙月が少し微笑んで顔を離した時にはすでに目の中に光は戻っていた。微笑む口に指をあてて「そうですか」と小さく連呼する近衛乙月を見た侑輝は安堵した。目の前の美女がやばいやつなんじゃないかと少し思ってしまう。
「星乃さん」
「は、はい?」
「行きましょう」
にっこりと微笑む美女。
「はい」
すぐに返事をした後に、無意識に侑輝は苦笑いをした。



「そういえば近衛さん2位でしたね、流石というか…」
「いえ、言われるほどのことではないです」
申請受付場所まで行く近衛さんは俺のすぐ後ろでぴったりと歩幅を合わせるように歩いてる。どこかの暗殺者ならきっと汗が噴き出すだろう。無駄に長い廊下の所為で侑輝は場を繋ぐ話を考えなければならなかった。近衛乙月は自分から積極的に話すわけではないらしく、先ほどまで黙って歩いていたら何も話してこなかった。積極的なのか消極的なのかよくわからない。
「…近衛さんの今のパートナーとは解消しちゃって問題ないんですか?結構点数も取れてましたし…2位はそんな簡単ではないと思いますよ」
事実、2位なんて2人の平均点が相当高くないとなることができないだろう。もしかしたら侑輝とパートナーになることで11位以下になる可能性もある。今のままのパートナーであれば特別部屋に入ることができるが、侑輝と組むとなれば特別部屋には入ることができない。最も次のテストで10位内に入れば別の話である。
「構いません、ランダム申請だったので。知り合いというわけでも特別仲がいいわけでもないですので」
近衛乙月は少し冷たいトーンで淡々と切った。
「…そうなんですか」
即答した近衛さんを一瞥すると目があった。近衛さんは視線に気づくと目を細くして微笑んだ。先ほどから1つの目線が身体に纏わりつく。首から胴体、右腕から足まで大蛇に絡まれるように目線が密着する。暑いはずもないのに侑輝の額には一滴の雫が流れる。


長い廊下を経てやっと受付場所に着いた。侑輝にとっては普通に歩くより2倍ほど長く感じた。受付にはガラス越しに女性が一人座っている。周りにもちらほらとすでに申請を終えている人がいるようだった。
「お二人の学生証を提示してください」
言われた通りに渡すと、受付の女性は学生証を何らかの機械にかざす。その後、受付の女性はパソコンのモニターを見ると手慣れた手つきでキーボードを打った。
「えーお二人とも今のパートナーとは解消して新しく申請するということですね…星乃さんはともかくとして近衛さんは今からの特別部屋はなかったことになりますがよろしいで…」
「構いません」
近衛乙月は受付の女性が言い終わらないうちに即答した。いやもう少し待ってやれよ…なんてことを思ったが近衛乙月は真剣そうな様子であった。
「わかりました。では少々お待ちください」
女性は再びキーボードをポンポンと叩くとモニターをまた確認していた。


「はい、完了しました。部屋は普通部屋の009番を使用していただきます。一週間後の日曜日に部屋替えを行います。荷物をまとめておいてください。また、お二人のクラスはAクラスとなります。席は2週間後の月曜日に教室に張り出されます」
わかりました、と言って2人それぞれの学生証を受け取った。近衛さんは傍から見ればゆったりと落ち着いているようだったが隣では何か不安そうな雰囲気を感じたが学生証を受け取ると安心したように息を小さく吐いた。
戻ろう…
そう思って足を進めようとしたとき制服の袖をつかまれた。侑輝は少し驚いてゆっくりと掴まれた手の先へと振り返った。胸が少しドキドキする。それは美女に袖を引っ張られたという理由だけではないことは確かである。
「星乃さん…」
「どうかしました?」
胸の鼓動が更に激しくなっていく。
「あの明日の予定は…」
侑輝は明日の予定はまだ決めてはいない。まあ実際何してもいいのだろうし、特にすることもないので空白の数か月を埋めるため勉強をしておくことが最適であると考えていた。
「部屋で休みます…勉強しておかないと足を引っ張ることになりそうなので」
「な、なら!お教えします!」
「え…あ、そうですか?じゃあよろしくお願いします」
反射的に応答してしまったが元々そういう体であったために侑輝には特に不思議はない。近衛乙月の学力は先ほど証明されているようにかなり高いはずである。そんな人物から教えられるのであれば侑輝としてもやぶさかではない。
「星乃さんの部屋に行けばいいですか?」
…部屋か
 そういえば、と侑輝は仮部屋にもう一人誰かがいることを思い出した。顔も名前もわからないがランダムで一応パートナーになっている人がいるはずである。迷惑を掛けるつもりはないが、何も言わずに知り合いを連れてくるのは人によっては嫌かもしれない。
「図書館でも行きましょうか」
「はい!では8時ごろに部屋にお迎えに」
「8時!?」
「ダメでしょうか」
普段、授業のある日であれば午前8時には勿論起きてはいる侑輝だが、休みの日となれば別である。早い日でも9時、遅い時ならば昼に起きることもよくあることである。それを考えると朝8時なんてものは論外。
「昼の2時くらいではどうでしょうか?」
「それでは遅いです」
近衛乙月は少し強い口調で言い放つ。
「え…」
「間をとって午前10時にしましょう」
「…間?」
足して二で割ったら11時くらいになるはずである。
「ダメでしょうか…」
「俺寝てるかもしれませんよ」
「そうですか、なら起こします。…あ、もういっそのこと私が星乃君を朝7時くらいに起こしに来て、一緒に朝ご飯を食べて、そのまま一緒に図書館で勉強してもいいかもしれません。…そうしましょう?それがいいです!」
近衛乙月は侑輝の意見も無視して予定を淡々と決め始める。自信満々で満足気な顔をしてデート日前の女の子のような様子である。
「え…それは…」
目の前の揚々とした可愛らしい女の子を目前に言うのは少し憚られるが、流石に嫌である。とても嫌なのである。侑輝にとって朝7時というのは早すぎる。
「嫌…でしょうか?」
侑輝の困った顔を覗いていた近衛乙月が急に悲しそうに肩を落とした。先程の明るい調子とは相反して、冷たい目が侑輝の目を覗きこみ慈悲を請うようにおろしている手を固く結んでいる。何故か侑輝の背後から冷気が立ち込めたような気がする。病院での近衛乙月を思い出した侑輝はすぐさま諦めることにした。
「いやそんなことないよ勿論。近衛さんとはまだ数回しか会ってないのに急にそこまでお世話されるのは申し訳ないというか…」
近衛さんは、そうなんですかと一言呟いた後、元に戻った顔をきらめかせた。
「気にしないでください。私がしたいんです。」
「そうですか…ならお願いしようかな」
「はい、では朝にお伺いしますね」
「そ、それじゃあ…今日はこれで…」
少し強引な近衛さんに気圧され速足に後ずさりしながら部屋に戻った。
…やっぱり事故らせたことに対して少なからず罪悪感を持ってるのか?…それなら…罪悪感を目一杯消費させてさっさと終わらせよう。一緒にいると逆にこっちが罪悪感を持ちそうになる。

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