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炎の竜と清流の巫女
拾陸
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『どういうことだ?』
訝しむロベスに新狗郎は答える。
『俺は豊後に錬金戦艦による水軍を作る。そのためには南蛮の知識がもっと必要なのだ。俺に協力してくれ、ロベス。錬金戦艦が完成した暁には褒美はお前の思うままだ』
ロベスは返事をしない。信用していいものか値踏みしているようだ。
「新狗郎さま、ロベスさんも困っちょるやろ。なんか大事な話みたいやけど、こげんとこで話したってムダっちゅうもんや」
緊迫した沈黙を、シゲ坊が破った。
「大事な話するときは酒飲みながらっち、昔から決まっちょる。さ、さ、はよ行きましょうや」
勝手に話を進めるシゲ坊に引きづられるように、新狗郎とロベスは船を降りた。そのまま連れてこられたのは停泊所から少し離れた洋風酒処だった。
「新狗郎さまは初めてやろか? バルっちいうんよ。せっかくやけん、たんまり葡萄酒でも飲んでいかんね」
シゲ坊はテキパキと卓を整えると、二人を腰掛けに座らせ、底の深い陶器に赤い液体を注いだ。
「お前は一体、何屋なんだ?」
謎の手際の良さに感心しつつ、新狗郎はロベスとの話を進めることにした。
『さて、まずは全てを話ておこうか』
そう前置きすると、新狗郎はロベスに語りだした。この国が外敵に狙われていること、外敵と戦うために水軍が必要なこと、特にアルケミーの知識が必要なこと。
『おいおい、そんなことまで俺にしゃべっちまっていいのかよ?』
話を聞いたロベスが、逆に狼狽えるくらいだった。
『初手で信頼を損なっては、後に支障が出る。まずこちらが全面の信頼を示さねばならぬだろう?』
それが新狗郎の考えだった。
『あんたも大したやつだな。俺のような男を信用するとはな』
そう言って葡萄酒を一気にあおると、ロベスは自分の身の上をしゃべりだした。
野党まがいのことをしながら、長い間西洋各地を放浪していたこと、海へ出て略奪まがいのことをしてきたこと、アルケミストにより制裁されたこと、その復讐のために自身でアルケミーを身につけたこと。
誰かに聞いてもらいたかったのか、新狗郎が口をはさむ間もなく、長く続いた。
(この男の人生だけで、ひとつの物語になりそうだな)
ロベスが得意そうに語る武勇伝を聞きながら、新狗郎は思った。そしてロベスという男がわかってくるにつれ、自分の決断が間違っていなかったと確信を深めた。
(やはり、この男とは協力し合える。よい縁に巡り合った)
ただ、ロベスの話が夜明けまで終わらないということは予想外だった。
結局、新狗郎が沖の浜の木戸をくぐって帰る頃には、すでに明けの明星が姿をあらわしていた。
翌日、新狗郎がフランシスコの居城を訪れたのは昼すぎのことだった。
謁見の間に入ったフランシスコは、新狗郎の顔を見るなり
「……派手に飲んだようじゃのう」
と、呟いた。
「南蛮人は皆、底なしのウワバミ(大酒飲み)と聞いてはおりましたが……侮っておりました」
げっそりとした顔で、新狗郎が答えた。
「……ともあれ、錬金戦艦を作る上で重要な協力者を得ることができました」
気を取り直して経緯を報告する新狗郎。それを、フランシスコは満足そうに眺めた。
「そうかそうか。では水軍ができるのも時間の問題じゃな」
愉快そうに笑うフランシスコに、新狗郎は渋い顔で応える。
「まだ足りないものだらけでございます。だいたいロベスなる宣教師はアルケミーの知識と操船の技術はあるものの、物をこしらえる職人ではありませぬ」
「つまり何が足りんと言いたいのだ?」
「まず何より大型の船が作れる船大工がおらぬのです」
十人程度が乗る船ならば、この国にいる船大工にも作れるだろう。しかし、あのガレオン船ほどの大きさの船を作れる人材に、新狗郎は心当たりがなかった。
「機内のほうを探れば、そのような人材も見つかるやもしれませぬが……」
「よし、わかった」
新狗郎の言葉を遮って、フランシスコは立ち上がった。
「案ずるには及ばん。ワシ自らが手を出そう!」
「……は?」
何を言いたいのかよくわからなかった。
「ワシが作ると言っておるのだ。問題なかろう」
「……いやしかし、殿も船作りに詳しいわけでは……」
「若い頃は国東の山の中で、生木を切り倒して小舟を作って遊んでいたものよ。心配には及ばん」
「ですが……」
「作りたいのだ、ワシは」
フランシスコは満面の笑顔で言った。
(寄せ木細工を目にした童か?)
新狗郎は呆れると同時に困ってしまった。
(どうする、殿は本気だ。しかし国王が船作りにかかりきりになっては、国は立ち行かぬ。ただでさえこの国は殿の采配によって成り立っておるのに)
何と言って押し止めればよいのかと思案しているところで、勢いよく入り口の引き戸が開いた。
「何をお考えですか父上!」
そこにいたのはフランシスコの娘、マセンティアだった。
「国王一人で船を作るなど、戯事にも程があります」
親に向かって本気で怒っている。
「しかしマセンティア、こんな面白そうなものを作る機会、逃してしまったらワシは死んでも死にきれんよ」
フランシスコも娘には弱いようだ。
「父上は殺しても死ぬ人ではないでしょう。隠居したあとにゆっくりと船を作って死んでくださいまし」
なかなか辛辣なことを言う。
「それに、船大工にはもっと適切な人材がおりましょう」
平服しながらやり取りを聞いていた新狗郎は、はっと顔を上げた。
(船大工に心当たりがあるのか?)
期待膨らませていると、マセンティアが予想外の言葉を吐いた。
「私です」
「は?」
新狗郎の口から思わず間の抜けた声が出た。
「私が錬金戦艦を作りあげてみせます。父上の代わりに」
訝しむロベスに新狗郎は答える。
『俺は豊後に錬金戦艦による水軍を作る。そのためには南蛮の知識がもっと必要なのだ。俺に協力してくれ、ロベス。錬金戦艦が完成した暁には褒美はお前の思うままだ』
ロベスは返事をしない。信用していいものか値踏みしているようだ。
「新狗郎さま、ロベスさんも困っちょるやろ。なんか大事な話みたいやけど、こげんとこで話したってムダっちゅうもんや」
緊迫した沈黙を、シゲ坊が破った。
「大事な話するときは酒飲みながらっち、昔から決まっちょる。さ、さ、はよ行きましょうや」
勝手に話を進めるシゲ坊に引きづられるように、新狗郎とロベスは船を降りた。そのまま連れてこられたのは停泊所から少し離れた洋風酒処だった。
「新狗郎さまは初めてやろか? バルっちいうんよ。せっかくやけん、たんまり葡萄酒でも飲んでいかんね」
シゲ坊はテキパキと卓を整えると、二人を腰掛けに座らせ、底の深い陶器に赤い液体を注いだ。
「お前は一体、何屋なんだ?」
謎の手際の良さに感心しつつ、新狗郎はロベスとの話を進めることにした。
『さて、まずは全てを話ておこうか』
そう前置きすると、新狗郎はロベスに語りだした。この国が外敵に狙われていること、外敵と戦うために水軍が必要なこと、特にアルケミーの知識が必要なこと。
『おいおい、そんなことまで俺にしゃべっちまっていいのかよ?』
話を聞いたロベスが、逆に狼狽えるくらいだった。
『初手で信頼を損なっては、後に支障が出る。まずこちらが全面の信頼を示さねばならぬだろう?』
それが新狗郎の考えだった。
『あんたも大したやつだな。俺のような男を信用するとはな』
そう言って葡萄酒を一気にあおると、ロベスは自分の身の上をしゃべりだした。
野党まがいのことをしながら、長い間西洋各地を放浪していたこと、海へ出て略奪まがいのことをしてきたこと、アルケミストにより制裁されたこと、その復讐のために自身でアルケミーを身につけたこと。
誰かに聞いてもらいたかったのか、新狗郎が口をはさむ間もなく、長く続いた。
(この男の人生だけで、ひとつの物語になりそうだな)
ロベスが得意そうに語る武勇伝を聞きながら、新狗郎は思った。そしてロベスという男がわかってくるにつれ、自分の決断が間違っていなかったと確信を深めた。
(やはり、この男とは協力し合える。よい縁に巡り合った)
ただ、ロベスの話が夜明けまで終わらないということは予想外だった。
結局、新狗郎が沖の浜の木戸をくぐって帰る頃には、すでに明けの明星が姿をあらわしていた。
翌日、新狗郎がフランシスコの居城を訪れたのは昼すぎのことだった。
謁見の間に入ったフランシスコは、新狗郎の顔を見るなり
「……派手に飲んだようじゃのう」
と、呟いた。
「南蛮人は皆、底なしのウワバミ(大酒飲み)と聞いてはおりましたが……侮っておりました」
げっそりとした顔で、新狗郎が答えた。
「……ともあれ、錬金戦艦を作る上で重要な協力者を得ることができました」
気を取り直して経緯を報告する新狗郎。それを、フランシスコは満足そうに眺めた。
「そうかそうか。では水軍ができるのも時間の問題じゃな」
愉快そうに笑うフランシスコに、新狗郎は渋い顔で応える。
「まだ足りないものだらけでございます。だいたいロベスなる宣教師はアルケミーの知識と操船の技術はあるものの、物をこしらえる職人ではありませぬ」
「つまり何が足りんと言いたいのだ?」
「まず何より大型の船が作れる船大工がおらぬのです」
十人程度が乗る船ならば、この国にいる船大工にも作れるだろう。しかし、あのガレオン船ほどの大きさの船を作れる人材に、新狗郎は心当たりがなかった。
「機内のほうを探れば、そのような人材も見つかるやもしれませぬが……」
「よし、わかった」
新狗郎の言葉を遮って、フランシスコは立ち上がった。
「案ずるには及ばん。ワシ自らが手を出そう!」
「……は?」
何を言いたいのかよくわからなかった。
「ワシが作ると言っておるのだ。問題なかろう」
「……いやしかし、殿も船作りに詳しいわけでは……」
「若い頃は国東の山の中で、生木を切り倒して小舟を作って遊んでいたものよ。心配には及ばん」
「ですが……」
「作りたいのだ、ワシは」
フランシスコは満面の笑顔で言った。
(寄せ木細工を目にした童か?)
新狗郎は呆れると同時に困ってしまった。
(どうする、殿は本気だ。しかし国王が船作りにかかりきりになっては、国は立ち行かぬ。ただでさえこの国は殿の采配によって成り立っておるのに)
何と言って押し止めればよいのかと思案しているところで、勢いよく入り口の引き戸が開いた。
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「しかしマセンティア、こんな面白そうなものを作る機会、逃してしまったらワシは死んでも死にきれんよ」
フランシスコも娘には弱いようだ。
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なかなか辛辣なことを言う。
「それに、船大工にはもっと適切な人材がおりましょう」
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