45 / 57
1章
45 優人side
しおりを挟むかずさんの家に着きインターフォンを押せばすぐに扉が開かれた
なつのいる部屋に向かいながらかずさんが状況を説明してくれる
「何度かヒート期間を一緒に過ごしたけどここまでなのは初めて見たからビックリしたよ。帰ってきたら脱衣所で苦しそうにしてるなつがいてね。すぐにヒートって分かって優人くんに連絡したんだよ。優人くんの服握りしめてずっと名前呼んでた。」
その言葉にドキリと心臓がなる
「優人くんなつの事頼んでもいいかな?」
真っ直ぐに俺の目を見てそう言うかずさんに俺は頷いた
それを見てかずさんはゆっくりとドアを開ける
その瞬間香ってくるフェロモンの香り
かずさんが先に入りなつに声をかける
そしてドアの近くで待っていた俺の所へ戻ってくれば「それじゃあよろしくね。」そう言って出ていった
俺はゆっくりと部屋の中へ入りなつを見れば驚いた表情で俺を見つめる
その手は俺の服を握りしめていて
高揚した顔に荒く漏れる吐息
そして部屋いっぱいに広がるなつの香り
『なんで?』そう言いたそうななつにかずさんから聞いたと答えながら、ベッドに近付きなつの側に座り、ヒートがここまでなのは俺が原因じゃないのと問いかける
頬に触れればさらに赤くなる顔に目はとろんとしている
その姿にもう我慢をするのが限界に近付いていた
だけど、ちゃんと伝えないと、、、
そう思いながら何とか言葉をこぼすけど、なつの表情には迷いが見えて
お願いなつ、、、
お前の正直な気持ちが知りたいんだ
聞かせてくれよ
今すぐにでも抱きしめてキスして
その熱を俺も一緒に感じて
なつの全てを独占したいんだ
だから、、、なつ
「お願い、、、応えて、、、」
そう縋るように言いなつを抱きしめた
その瞬間広がったさらに濃い匂い
くらくらする程の甘さが俺を刺激する
何とか耐えていればなつが動き出し俺の手のひらに指を当てれば
[す.き.で.す]
ゆっくりと、分かるように伝えてきた
慌ててなつの顔をみれば目にいっぱい涙をためて微笑んでいた
やっと、、、やっと応えてくれた
そう思ったらキスをしていた
優しく触れるだけのキスを何回も繰り返す
でもそれだけじゃ足りなくて
なつが呼吸をしようと口を開けた僅かな瞬間を狙って舌を滑り込ます
熱い息を吐くなつにぞくぞくする
何度も舌を絡め上顎をなぞればビクッとして離れそうになるのを後頭部に手を回し阻止する
力が抜けるなつをしっかり抱きとめればベッドに寝かす
さっきよりも火照った顔で俺を見つめるなつに心臓が高鳴る
目元にキスを落とせば嬉しそうな顔をする
そのまま頬や首元に落としていけば小さく反応するのが可愛くて
そのまま首元に顔をうずめ吸い付く
離れれば赤い跡が1つくっきりとついている
なつの身体に俺がつけた跡がある
その姿に言いようのない感情が溢れ出し思わず笑みがこぼれる
そしてそれと同時にふつふつと湧き上がる底知れぬ独占欲
今目の前で恍惚とした表情で俺を見つめるこの子は俺のもの
もう誰にも触れさせない
なつは俺だけのもの
163
あなたにおすすめの小説
君に不幸あれ。
ぽぽ
BL
「全部、君のせいだから」
学校でも居場所がなく、家族に見捨てられた男子高校生の静。
生きる意味を失いかけた時に屋上で出会ったのは、太陽に眩しい青年、天輝玲だった。
静より一つ年上の玲の存在は、静の壊れかけていた心の唯一の救いだった。
静は玲のことを好きになり、静の告白をきっかけに二人は結ばれる。
しかしある日、玲の口から聞いた言葉が静の世界を一瞬で反転させる。
「好きになられるからあいつには近づかない方がいいよ。」
玲に対する感情は信頼から憎悪へと変わった。
それから十年。
静の容姿は昔の面影がないほど美しくなり、玲を惚れさせた上で捨てようとするが…
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
私たちの離婚幸福論
桔梗
ファンタジー
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる