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14・憤怒
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夕方六時ちょうど。環境デザイン科の研究室の前に立つと、ノックしようとしたドアから三下教授がするりと出てきて、俺を見上げた。
「ああ矢奈くん、きみは時間に正確だね。それはいいことだ……このまま、外に出ても構わないかね?」
「なかでお話をするのではなかったのですか」
三下はすでにコートを着込み、荷物の鞄を手にしていた。困ったようにドアを振り向き、苦笑いしてみせる。
「院生が居残っていてね。話をするなら人目がないほうがいいだろうから、小料理屋を予約したよ。今日は時間は構わないのだろう?」
ここは分岐点だ。自尊心があるなら「そんな話は聞いていない」と拒むべきだし、ないならイエス。俺に自尊心などというものがあるわけもなく、ただ「大丈夫です」と頷いて、従順に三下のあとにつき従った。
朝、機嫌をとってやったおかげで、今日は一週間ぶりに、森脇と食堂で会えたのだ。レポートの再提出もなかったと喜んでおり、元気そうだった。
(俺の方針は間違っていない)
よかった、と思えた。森脇は少し痩せて、食欲もあまりなさそうだったが、このまま三下のしごきが収まれば以前の調子を取り戻してくれるだろう。
(そのためなら、よく知らない教授の機嫌をとるくらい苦でもなんでもない)
大学の通用門からタクシーに乗り、向かったのは三番町だ。同じ通りに森脇がバイトをしているジャズバーもあるが、まだ早い時間なので、あいつはカラオケハウスのほうにいるはずだ。
(しかし森脇は、働きすぎじゃないか? サークルにも入っていないというから学費のためなんだろうが……毎日バイトの掛け持ちをしているうえに課題も重なったら、さすがに体を壊すだろう)
それを思うと、森脇の面やつれの原因である三下への憎しみが増してくる。
三下が予約したという小料理屋は、三番町の目立つ場所にあった。店先に小さな石庭や鹿威しなどもあって、安い雰囲気ではない。暖簾をくぐると、小太りの女将が愛想よく、
「いっしゃいませー。あら、先生」
と、迎えてくれた。女将は「学生さん?」と俺にも笑いかけ、奥の小上がりまで案内する。
小上がりは畳敷きの個室だった。テーブルが一つ。隣とは壁で仕切られているが、上のほうに隙間があって、酔客の笑い声などが聞こえる。こういう雰囲気の店が珍しかった俺が、あちこち見回していると、三下が機嫌よさそうにメニューを差しだした。
「先に飲み物を頼もうかね。矢奈くんは年齢は……」
「二十歳です。注文は、教授と同じものを」
「生ビールでいいのかね? あとそれと、日本酒も。地元の酒にしようか」
「はい」
俺はいささか毒気が抜かれたというか、ほっとした。三下の俺に対する態度は実に普通であり、蛇体やこれまで相対してきた大人たちのような下心は感じとれなかったから。
このまま、三下教授を機嫌よく酔わせて、森脇の心証をよくするような話を吹き込めば任務は完了だろうか。
「いやあ、矢奈くんとこうして向かい合って話せるときが来るとは思わなかったよ。実は私はね、去年の学内コンサートを見たときからきみのファンでね……」
そうだったんですか、ありがとうございます、と相槌を打ちながら、どんどん運ばれてくる料理をつまみ、盃を交わす。料理も日本酒の味も悪くはなかったが、俺は緊張からか、ちっとも酔う気はしなかった。三下のほうは上機嫌で杯を重ね、はじめのうちは教授らしく、いまの学内の雰囲気や、地方における芸術大学の役割などについて語っていたのに、だんだんとくだを巻きだす。
「先代のねえ、学長はねえ、すばらしいかただったが、いまのねえ、学長はただの坊ちゃんで、芸術のことなんかちっともわかっていないんだから。今度、学部をつなぐ渡り廊下の設計を私が任されたんだけど、それだっていろいろ条件がうるさくて」
同調しようにも俺は学長の人となりまでは知らないし、設計の悩みを相談されてもよくわからない。ただ、森脇にとっては知っておいたほうがいい話題もあるかと思い、三下が席を立った隙にスマホのボイスレコーダーをまわしたのだった。
「いやすまないね、矢奈くん。きみはトイレは? いまなら人がいないようだったよ」
「大丈夫です……」
それにしても、だ。三下が上機嫌なのは結構なことだが、そもそもなぜ俺がこの中年男と食事をしているのかといえば、森脇のしごきの件があるからだ。
いったいなぜ、三下は森脇に目をつけて、いじめはじめたのか。森脇は自分の口の利き方が悪かったせいだと言っていたが……。
「教授、うかがってもよろしいでしょうか」
「うん? なんだね?」
「森脇くんの、ことです……彼はとても三下教授を尊敬しているのですが、先日教授に対して間違った態度をとってしまったと反省していて。いったい、なにをしてしまったんでしょうか。僕からも、彼に反省を促せるならそうしてやりたいのですが」
「ああ、森脇くん? 彼はねえ、まずかったねえ……なにを言ったかって? 私に、きみを呼びだすのはやめろと言ったんだよ」
「……僕を? なぜでしょう」
「なんだっけね、そうだ、蛇体英傑だよ。私は彼の作品が好きなんだが、森脇くんは蛇体の作品は最低で? きみとはまるで関係なくて? もしも私がきみに蛇体英傑の作品との関係について訊ねたりしたら、どこぞに訴えるとまで言いだしたんだよ。学生が、教授に対してだよ。失礼にもほどがあると思わないかね、まったく」
不機嫌そうな三下をよそに、俺は頭から氷水を浴びせられたような衝撃を受けていた。
森脇はやはり、俺をかばって三下の不興をかっていたのだ。そしてあいつは蛇体の作品の内容を……知っているのか? 知っているなら、俺が同性愛者だということも理解している?
それでいて、あんなに無防備に、無邪気に夢を語ってくれていたのだろうか。
(でも期待などするな)
と、自分に言い聞かせる。森脇はノーマルだ。俺を理解して受け入れてくれたとしても、友人は友人に過ぎないのだから。
嬉しさと切なさと、やるせなさを呑みこみながら、俺は三下に愛想笑いを向けた。
「ほんとうに……森脇くんは、お節介ですね。でも教授は、もう彼を許していらっしゃるのでしょう?」
「許すかって? 許すもなにも、彼はねえ、私を慕っているからねえ。それは私も最初は不機嫌になって、少々きつくあたったが、そうすると森脇くんは余計に必死になって尻尾を振って、私に懐いてくれるんだ。講義のたびに一番前の席でね、あの大きな目で必死に私を見つめて、可愛いものだよ。だからいじめたくなるんだ」
「……」
俺がそのとき座卓に目を走らせて探したのは、ナイフか、灰皿か、とにかく武器になるものだ。心の底から湧き上がってきた三下への殺意を押さえこむのが難しかった。森脇は俺をかばい、三下に嫌がらせを受けても逃げず、将来のためになるからと笑っていたのに――この最低の男はいまなんと言った?
森脇が三下を慕って、尻尾を振っているだと?
(ふざけるな)
「前々から私の言うことをなんでも聞いてくれて、可愛い子なのだが、少々健康的すぎるきらいがあったからねえ。その彼がやつれて、涙目で我慢しているのを見ると、ぞくぞくしてしまって。そろそろ甘やかしてあげてもいいと思うんだが、そこを敢えて我慢だ。もう少し厳しくしてやってから優しくするほうが、より私の言うことをきくようになるだろうからね。犬の調教と同じだよ」
蛇体にモデルにされたとわかったときでも、ここまでの怒りは湧かなかった。ビール瓶で三下を滅多打ちにすることも考えたが、それだけでは済ませられないほどの憎しみだ。
三下は、森脇を調教しているつもりだったのか? 彼を自分の思い通りになる犬にするために?
「森脇くんもねえ、蛇体英傑を口では悪く言っていたが、新刊本を持ち歩いているくらいだから、そちらへの興味はあるのだろうね。はは、はやく勉強をして、私のもとに来てくれるのが楽しみだよ」
……面白い。この素人め。
だったら本物の調教された犬が、おまえを『指導』してやろうじゃないか。
俺はポケットに手を入れ、ボイスレコーダーを止めた。俺の不自然な動作に気づいた三下の目を意識しながら、指先で自分の耳元の髪を梳きあげ、唇の隙間から舌を覗かせてみせる。
三下が、銚子を傾けていた手を止めた。はっと息を呑んだのは、座卓の下で俺が、崩した足の先でやつの脛に触れたからだ。あくまで偶然を装い、微かにくすぐる程度に。
俺は三下の手から銚子を受け取った。やつが持ちあげた猪口に、俺自身の首も傾けながら注いでやる。半分しか満ちなかった日本酒の水面と俺の首元を見比べて、三下が唾を呑みこむ。
「や、矢奈くん……」
「なんでしょうか、三下教授」
「きみは、足が長いね……背も高いが。きみのような子は、さぞもてるのだろう。大学にも、決まった相手がいるのではないかね?」
「蛇体の作品をお読みになった教授なら、ご存じでしょう。僕のような人間の相手をしてくれる者など、砂粒に紛れたダイヤモンドを探すよりも難しい」
「しかし……ああそうだ、森脇くんはどうなのだね? きみは、彼と親しいのでは……いやもしかしたら、あの子のほうがきみに一方的な想いを抱いているのかもしれないが」
黙れ、この屑。
「ああ矢奈くん、きみは時間に正確だね。それはいいことだ……このまま、外に出ても構わないかね?」
「なかでお話をするのではなかったのですか」
三下はすでにコートを着込み、荷物の鞄を手にしていた。困ったようにドアを振り向き、苦笑いしてみせる。
「院生が居残っていてね。話をするなら人目がないほうがいいだろうから、小料理屋を予約したよ。今日は時間は構わないのだろう?」
ここは分岐点だ。自尊心があるなら「そんな話は聞いていない」と拒むべきだし、ないならイエス。俺に自尊心などというものがあるわけもなく、ただ「大丈夫です」と頷いて、従順に三下のあとにつき従った。
朝、機嫌をとってやったおかげで、今日は一週間ぶりに、森脇と食堂で会えたのだ。レポートの再提出もなかったと喜んでおり、元気そうだった。
(俺の方針は間違っていない)
よかった、と思えた。森脇は少し痩せて、食欲もあまりなさそうだったが、このまま三下のしごきが収まれば以前の調子を取り戻してくれるだろう。
(そのためなら、よく知らない教授の機嫌をとるくらい苦でもなんでもない)
大学の通用門からタクシーに乗り、向かったのは三番町だ。同じ通りに森脇がバイトをしているジャズバーもあるが、まだ早い時間なので、あいつはカラオケハウスのほうにいるはずだ。
(しかし森脇は、働きすぎじゃないか? サークルにも入っていないというから学費のためなんだろうが……毎日バイトの掛け持ちをしているうえに課題も重なったら、さすがに体を壊すだろう)
それを思うと、森脇の面やつれの原因である三下への憎しみが増してくる。
三下が予約したという小料理屋は、三番町の目立つ場所にあった。店先に小さな石庭や鹿威しなどもあって、安い雰囲気ではない。暖簾をくぐると、小太りの女将が愛想よく、
「いっしゃいませー。あら、先生」
と、迎えてくれた。女将は「学生さん?」と俺にも笑いかけ、奥の小上がりまで案内する。
小上がりは畳敷きの個室だった。テーブルが一つ。隣とは壁で仕切られているが、上のほうに隙間があって、酔客の笑い声などが聞こえる。こういう雰囲気の店が珍しかった俺が、あちこち見回していると、三下が機嫌よさそうにメニューを差しだした。
「先に飲み物を頼もうかね。矢奈くんは年齢は……」
「二十歳です。注文は、教授と同じものを」
「生ビールでいいのかね? あとそれと、日本酒も。地元の酒にしようか」
「はい」
俺はいささか毒気が抜かれたというか、ほっとした。三下の俺に対する態度は実に普通であり、蛇体やこれまで相対してきた大人たちのような下心は感じとれなかったから。
このまま、三下教授を機嫌よく酔わせて、森脇の心証をよくするような話を吹き込めば任務は完了だろうか。
「いやあ、矢奈くんとこうして向かい合って話せるときが来るとは思わなかったよ。実は私はね、去年の学内コンサートを見たときからきみのファンでね……」
そうだったんですか、ありがとうございます、と相槌を打ちながら、どんどん運ばれてくる料理をつまみ、盃を交わす。料理も日本酒の味も悪くはなかったが、俺は緊張からか、ちっとも酔う気はしなかった。三下のほうは上機嫌で杯を重ね、はじめのうちは教授らしく、いまの学内の雰囲気や、地方における芸術大学の役割などについて語っていたのに、だんだんとくだを巻きだす。
「先代のねえ、学長はねえ、すばらしいかただったが、いまのねえ、学長はただの坊ちゃんで、芸術のことなんかちっともわかっていないんだから。今度、学部をつなぐ渡り廊下の設計を私が任されたんだけど、それだっていろいろ条件がうるさくて」
同調しようにも俺は学長の人となりまでは知らないし、設計の悩みを相談されてもよくわからない。ただ、森脇にとっては知っておいたほうがいい話題もあるかと思い、三下が席を立った隙にスマホのボイスレコーダーをまわしたのだった。
「いやすまないね、矢奈くん。きみはトイレは? いまなら人がいないようだったよ」
「大丈夫です……」
それにしても、だ。三下が上機嫌なのは結構なことだが、そもそもなぜ俺がこの中年男と食事をしているのかといえば、森脇のしごきの件があるからだ。
いったいなぜ、三下は森脇に目をつけて、いじめはじめたのか。森脇は自分の口の利き方が悪かったせいだと言っていたが……。
「教授、うかがってもよろしいでしょうか」
「うん? なんだね?」
「森脇くんの、ことです……彼はとても三下教授を尊敬しているのですが、先日教授に対して間違った態度をとってしまったと反省していて。いったい、なにをしてしまったんでしょうか。僕からも、彼に反省を促せるならそうしてやりたいのですが」
「ああ、森脇くん? 彼はねえ、まずかったねえ……なにを言ったかって? 私に、きみを呼びだすのはやめろと言ったんだよ」
「……僕を? なぜでしょう」
「なんだっけね、そうだ、蛇体英傑だよ。私は彼の作品が好きなんだが、森脇くんは蛇体の作品は最低で? きみとはまるで関係なくて? もしも私がきみに蛇体英傑の作品との関係について訊ねたりしたら、どこぞに訴えるとまで言いだしたんだよ。学生が、教授に対してだよ。失礼にもほどがあると思わないかね、まったく」
不機嫌そうな三下をよそに、俺は頭から氷水を浴びせられたような衝撃を受けていた。
森脇はやはり、俺をかばって三下の不興をかっていたのだ。そしてあいつは蛇体の作品の内容を……知っているのか? 知っているなら、俺が同性愛者だということも理解している?
それでいて、あんなに無防備に、無邪気に夢を語ってくれていたのだろうか。
(でも期待などするな)
と、自分に言い聞かせる。森脇はノーマルだ。俺を理解して受け入れてくれたとしても、友人は友人に過ぎないのだから。
嬉しさと切なさと、やるせなさを呑みこみながら、俺は三下に愛想笑いを向けた。
「ほんとうに……森脇くんは、お節介ですね。でも教授は、もう彼を許していらっしゃるのでしょう?」
「許すかって? 許すもなにも、彼はねえ、私を慕っているからねえ。それは私も最初は不機嫌になって、少々きつくあたったが、そうすると森脇くんは余計に必死になって尻尾を振って、私に懐いてくれるんだ。講義のたびに一番前の席でね、あの大きな目で必死に私を見つめて、可愛いものだよ。だからいじめたくなるんだ」
「……」
俺がそのとき座卓に目を走らせて探したのは、ナイフか、灰皿か、とにかく武器になるものだ。心の底から湧き上がってきた三下への殺意を押さえこむのが難しかった。森脇は俺をかばい、三下に嫌がらせを受けても逃げず、将来のためになるからと笑っていたのに――この最低の男はいまなんと言った?
森脇が三下を慕って、尻尾を振っているだと?
(ふざけるな)
「前々から私の言うことをなんでも聞いてくれて、可愛い子なのだが、少々健康的すぎるきらいがあったからねえ。その彼がやつれて、涙目で我慢しているのを見ると、ぞくぞくしてしまって。そろそろ甘やかしてあげてもいいと思うんだが、そこを敢えて我慢だ。もう少し厳しくしてやってから優しくするほうが、より私の言うことをきくようになるだろうからね。犬の調教と同じだよ」
蛇体にモデルにされたとわかったときでも、ここまでの怒りは湧かなかった。ビール瓶で三下を滅多打ちにすることも考えたが、それだけでは済ませられないほどの憎しみだ。
三下は、森脇を調教しているつもりだったのか? 彼を自分の思い通りになる犬にするために?
「森脇くんもねえ、蛇体英傑を口では悪く言っていたが、新刊本を持ち歩いているくらいだから、そちらへの興味はあるのだろうね。はは、はやく勉強をして、私のもとに来てくれるのが楽しみだよ」
……面白い。この素人め。
だったら本物の調教された犬が、おまえを『指導』してやろうじゃないか。
俺はポケットに手を入れ、ボイスレコーダーを止めた。俺の不自然な動作に気づいた三下の目を意識しながら、指先で自分の耳元の髪を梳きあげ、唇の隙間から舌を覗かせてみせる。
三下が、銚子を傾けていた手を止めた。はっと息を呑んだのは、座卓の下で俺が、崩した足の先でやつの脛に触れたからだ。あくまで偶然を装い、微かにくすぐる程度に。
俺は三下の手から銚子を受け取った。やつが持ちあげた猪口に、俺自身の首も傾けながら注いでやる。半分しか満ちなかった日本酒の水面と俺の首元を見比べて、三下が唾を呑みこむ。
「や、矢奈くん……」
「なんでしょうか、三下教授」
「きみは、足が長いね……背も高いが。きみのような子は、さぞもてるのだろう。大学にも、決まった相手がいるのではないかね?」
「蛇体の作品をお読みになった教授なら、ご存じでしょう。僕のような人間の相手をしてくれる者など、砂粒に紛れたダイヤモンドを探すよりも難しい」
「しかし……ああそうだ、森脇くんはどうなのだね? きみは、彼と親しいのでは……いやもしかしたら、あの子のほうがきみに一方的な想いを抱いているのかもしれないが」
黙れ、この屑。
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