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第13話
4・あやつられる人形
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ディランが返事に詰まる。琥珀はエルクウァルを見つめ、魔法使いが「仕方ない」とばかりに頷いたので、ディランの背に話しかけた。
「エルクウァルのお母様……コリドウェンさんが、メイヴの魔法で熊に変えられてしまっているの」
ディランの背がびくりと動いた。琥珀は熊になった自分の両腕を見おろし、
「わたしの食べた苺は、呪いのかかったコリドウェンさんの血でできたもの。メイヴがすべての呪いを解かない限り、わたしの手がもとに戻ることもないんですって。歪んだ魔法のかかった手で、英雄の剣が抜けないとわかったら、古代魔法を欲しがっているメイヴも魔法を解くしかなくなる――エルクウァルの目的はそれだったのよ」
当初、エルクウァルは琥珀をそっくり熊に変えてしまうつもりだったが、琥珀の体質のせいなのか魔法が効きづらく、両手しか変化させることができなかったという。エルクウァルの館のなかでうめき声をあげ、家具を壊してまわっているコリドウェンの姿を見てしまうと、琥珀ももうエルクウァルを責めるつもりになれなかった。
「だからって」
ディランがぼそっと呟いた。
「……おれのところに戻る理由はなかったよな。メイヴと通じていると疑っていたんなら、なおさら」
「僕もそう言ったんですけどね」
「同じことはもう言わない」
どんなに声を荒げて訴えたって、わかってもらえないなら不毛だ。琥珀は唇を尖らせ、ディランの背に抱きついた。広い背中だ。血が通っていなくたって、これがディランの背中――。
ディランが肩越しに振り向いた。琥珀は顔をあげる。悲しそうな眼差しをしたディランが微笑み、わずかに首を傾け……。
「ゴホン!」
エルクウァルが咳払いした。琥珀もディランも、いきなり我に返ってぱっと顔を離す。エルクウァルは腰をあげ、杖を低く構えていた。
「馬に蹴られる真似をするつもりはありませんが、気をつけてくださいよ。いやな気配だ」
「どういうことなの?」
「霧が……」
空一面が白い雲に覆われ、緑の草地まで霧がたれこめていた。
ディランは、思い悩むことをいったんやめにしたらしい。突き棒に腕をからめて手綱をぴんと張り、慎重に戦車を進める。
「シアヴィルの神殿ならそう遠くない。あいつなら本物の剣の在り処も知っているんだろうな」
「神殿のいちばん奥の迷路の向こうですって。メイヴが言っていたわ」
霧の粒が顔を濡らし、睫毛に水滴を振りかけて視界を狭める。額に手をかざした琥珀は、行く手に尖った大岩がそびえているのを見つけ、声をあげた。
「ディラン、前……ディランっ?」
ディランは正面を向いているのに、握った手綱を引こうとしなかった。
岩がどんどん迫ってくる。ぶつかる!
息を詰めた琥珀の視界に、空いっぱいに広がる金の髪が見えた。
「……危ない!」
後ろから手を伸ばしたエルクウァルが、強く手綱を引いて進路を変えた。岩に弾かれた車輪が火花を散らす。一頭の馬が横倒しになり、引きずられてもう一頭も倒れた。濡れた草で滑り、横転した戦車からエルクウァルが琥珀を抱いて飛びおりる。
その、琥珀の鼻先を剣が掠めた。
(…………え?)
幻を見ているのだろうか。
剣を抜いているのはディランで、それを振るったのもディランだ。ディランがいまここで琥珀に向かって剣を振るうことに、どんな意味があるのだろう。
「……どうしたの、ディラン。きらいな虫でも飛んでいたとか」
「……違う、なんだ、こりゃ……くそっ」
「琥珀!」
エルクウァルが琥珀を引き倒し、樫の杖でディランの剣を受けた。刃は杖の三分の一をえぐり、さらにぎりぎりと押しこんでくる。ディランは力でエルクウァルを押しながら、焦ったような表情を浮かべていた。
「どうなってんだ……エルクウァル! この武器を振るってんのはおれの体かっ?」
「違うと思える根拠があるなら教えてほしいものですね」
「う……あああっ」
ディランが剣を振りまわし、エルクウァルは後ろに飛びすさって避ける。
いったいなにが起こっているというのか。
琥珀はふいにぞっとする視線を感じ、あたりに顔を向ける。
霧に囲まれた草地の向こう、大きな岩がなにかの意味を与えられているように重ねられた列石の上に、赤みを帯びた黄金の髪を足首まで垂らした女性が立っていた。黄金の衣に全身を包んだその姿は、美しいのに異様な存在だ。
「メイヴ……様!」
ダナー神族の女王メイヴは、真っ赤に染めた爪をディランのほうに突きだし、糸を繰るように動かしていた。その指がほんの少し曲げられるたびに、ディランは叫びながらエルクウァルに斬りかかっていく。
メイヴがディランを操っている?
琥珀は列石に走り寄った。
「メイヴ様! おやめください、なぜディランを操るのですか!」
『そなたがわらわの命に従わぬからじゃ。魔法使いに復讐せよと言い、送りだしてやったのを忘れたか』
「エルクウァルに非があるとは思えません! 魔法使いが悪いとおっしゃるなら、先に彼のお母様を人に戻してさしあげてください!」
『わらわを裏切り、夫を奪った侍女をなぜ許さねばならぬ』
「それは――」
『想像できぬかえ? 初々しい心を抱いて結婚した夫が、そなたの信頼していた友と浮気をしたならどのような心持ちになるか』
メイヴの甘い声に導かれるまま、琥珀は想像してみた。ディランが琥珀の身近にいるだれかのことを、琥珀よりも好きになったりしたら……。
(好き?)
って。ええと?
(好きってどういうことだっけ。ええと、わたしとディランは結婚するわけだから、もちろん、わたしはディランを好き……に、なっているのかな)
どうだろう。わからない。考えてもみなかった。熊の肉球で頬を押さえる琥珀を、メイヴは長い睫毛を伏せて見おろし、
『心配せずとも、そなたの呪いは解いてやるよ。目障りな魔法使いを片づけたなら、わらわの腹も少しはおさまるのでな、コリドウェンももとに戻してやるつもりじゃ』
(エルクウァルを殺すつもりっ?)
メイヴの手が竪琴を引くように優雅に動く。ディランは、本来の動きではないにせよ確実にエルクウァルを攻め、とうとう戦車が衝突した大岩まで追いつめた。意識はまだディラン自身のものらしく、
「エル……魔法を使えよ! おれをとめてくれ!」
「できたらとっくにやっています。この霧の中はメイヴの領域だから、僕の魔法は使えない」
「エルクウァルのお母様……コリドウェンさんが、メイヴの魔法で熊に変えられてしまっているの」
ディランの背がびくりと動いた。琥珀は熊になった自分の両腕を見おろし、
「わたしの食べた苺は、呪いのかかったコリドウェンさんの血でできたもの。メイヴがすべての呪いを解かない限り、わたしの手がもとに戻ることもないんですって。歪んだ魔法のかかった手で、英雄の剣が抜けないとわかったら、古代魔法を欲しがっているメイヴも魔法を解くしかなくなる――エルクウァルの目的はそれだったのよ」
当初、エルクウァルは琥珀をそっくり熊に変えてしまうつもりだったが、琥珀の体質のせいなのか魔法が効きづらく、両手しか変化させることができなかったという。エルクウァルの館のなかでうめき声をあげ、家具を壊してまわっているコリドウェンの姿を見てしまうと、琥珀ももうエルクウァルを責めるつもりになれなかった。
「だからって」
ディランがぼそっと呟いた。
「……おれのところに戻る理由はなかったよな。メイヴと通じていると疑っていたんなら、なおさら」
「僕もそう言ったんですけどね」
「同じことはもう言わない」
どんなに声を荒げて訴えたって、わかってもらえないなら不毛だ。琥珀は唇を尖らせ、ディランの背に抱きついた。広い背中だ。血が通っていなくたって、これがディランの背中――。
ディランが肩越しに振り向いた。琥珀は顔をあげる。悲しそうな眼差しをしたディランが微笑み、わずかに首を傾け……。
「ゴホン!」
エルクウァルが咳払いした。琥珀もディランも、いきなり我に返ってぱっと顔を離す。エルクウァルは腰をあげ、杖を低く構えていた。
「馬に蹴られる真似をするつもりはありませんが、気をつけてくださいよ。いやな気配だ」
「どういうことなの?」
「霧が……」
空一面が白い雲に覆われ、緑の草地まで霧がたれこめていた。
ディランは、思い悩むことをいったんやめにしたらしい。突き棒に腕をからめて手綱をぴんと張り、慎重に戦車を進める。
「シアヴィルの神殿ならそう遠くない。あいつなら本物の剣の在り処も知っているんだろうな」
「神殿のいちばん奥の迷路の向こうですって。メイヴが言っていたわ」
霧の粒が顔を濡らし、睫毛に水滴を振りかけて視界を狭める。額に手をかざした琥珀は、行く手に尖った大岩がそびえているのを見つけ、声をあげた。
「ディラン、前……ディランっ?」
ディランは正面を向いているのに、握った手綱を引こうとしなかった。
岩がどんどん迫ってくる。ぶつかる!
息を詰めた琥珀の視界に、空いっぱいに広がる金の髪が見えた。
「……危ない!」
後ろから手を伸ばしたエルクウァルが、強く手綱を引いて進路を変えた。岩に弾かれた車輪が火花を散らす。一頭の馬が横倒しになり、引きずられてもう一頭も倒れた。濡れた草で滑り、横転した戦車からエルクウァルが琥珀を抱いて飛びおりる。
その、琥珀の鼻先を剣が掠めた。
(…………え?)
幻を見ているのだろうか。
剣を抜いているのはディランで、それを振るったのもディランだ。ディランがいまここで琥珀に向かって剣を振るうことに、どんな意味があるのだろう。
「……どうしたの、ディラン。きらいな虫でも飛んでいたとか」
「……違う、なんだ、こりゃ……くそっ」
「琥珀!」
エルクウァルが琥珀を引き倒し、樫の杖でディランの剣を受けた。刃は杖の三分の一をえぐり、さらにぎりぎりと押しこんでくる。ディランは力でエルクウァルを押しながら、焦ったような表情を浮かべていた。
「どうなってんだ……エルクウァル! この武器を振るってんのはおれの体かっ?」
「違うと思える根拠があるなら教えてほしいものですね」
「う……あああっ」
ディランが剣を振りまわし、エルクウァルは後ろに飛びすさって避ける。
いったいなにが起こっているというのか。
琥珀はふいにぞっとする視線を感じ、あたりに顔を向ける。
霧に囲まれた草地の向こう、大きな岩がなにかの意味を与えられているように重ねられた列石の上に、赤みを帯びた黄金の髪を足首まで垂らした女性が立っていた。黄金の衣に全身を包んだその姿は、美しいのに異様な存在だ。
「メイヴ……様!」
ダナー神族の女王メイヴは、真っ赤に染めた爪をディランのほうに突きだし、糸を繰るように動かしていた。その指がほんの少し曲げられるたびに、ディランは叫びながらエルクウァルに斬りかかっていく。
メイヴがディランを操っている?
琥珀は列石に走り寄った。
「メイヴ様! おやめください、なぜディランを操るのですか!」
『そなたがわらわの命に従わぬからじゃ。魔法使いに復讐せよと言い、送りだしてやったのを忘れたか』
「エルクウァルに非があるとは思えません! 魔法使いが悪いとおっしゃるなら、先に彼のお母様を人に戻してさしあげてください!」
『わらわを裏切り、夫を奪った侍女をなぜ許さねばならぬ』
「それは――」
『想像できぬかえ? 初々しい心を抱いて結婚した夫が、そなたの信頼していた友と浮気をしたならどのような心持ちになるか』
メイヴの甘い声に導かれるまま、琥珀は想像してみた。ディランが琥珀の身近にいるだれかのことを、琥珀よりも好きになったりしたら……。
(好き?)
って。ええと?
(好きってどういうことだっけ。ええと、わたしとディランは結婚するわけだから、もちろん、わたしはディランを好き……に、なっているのかな)
どうだろう。わからない。考えてもみなかった。熊の肉球で頬を押さえる琥珀を、メイヴは長い睫毛を伏せて見おろし、
『心配せずとも、そなたの呪いは解いてやるよ。目障りな魔法使いを片づけたなら、わらわの腹も少しはおさまるのでな、コリドウェンももとに戻してやるつもりじゃ』
(エルクウァルを殺すつもりっ?)
メイヴの手が竪琴を引くように優雅に動く。ディランは、本来の動きではないにせよ確実にエルクウァルを攻め、とうとう戦車が衝突した大岩まで追いつめた。意識はまだディラン自身のものらしく、
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