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第九章 旗印たちの狂宴
9-1 〈神の奇跡〉 ……セレン
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雪が燃えている。
クリスタルレイクを背に、〈帝国〉の黒竜旗がはためく。燃える心臓の黒竜旗が、燃える雪をまとい、北風に翻る。
その景色は、ボルボ平原の戦いで見た景色と、よく似ていた。そしてそれを見るたび、セレンの体は震えた。しかし、いくら目を逸らそうと思っても、目を離すことはできなかった。
あっという間の出来事だった。教会遠征軍の本陣は、突如として現れた帝国軍により奪われた。そこにいたセレンら第六聖女親衛隊は、成す術もなく敗走するしかなかった。
それでも、戦いの音は途切れていない──戦闘はまだ続いている。
親衛隊長のレアが馬上で声を張り上げ、隊を指揮する。僅かな戦闘だったにも関わらず、その姿は血と泥と硝煙に汚れ、戦前の優美な白騎士の面影はほとんどない。
「ヴァレンシュタイン元帥の援軍だ! これより反撃し、本陣を奪い返す!」
深海の玉座の軍旗──ヨハン・ロートリンゲン元帥亡きあと、実質的に教会遠征軍を指揮するヴァレンシュタイン元帥の軍旗が、無数の十字架旗を引き連れ、白煙の中に姿を現す。
「青骸布の軍勢が強かろうと、極度に臆することはない! 相手は袋のネズミだ! 包囲し、クリスタルレイクの氷の下に突き落とせ!」
レアが声を枯らし、兵を叱咤する。
「恐れるな! 〈神の依り代たる十字架〉は我らの味方! 聖女の祈りをもって、冒涜者グスタフに鉄槌を下せ!」
どんなに薄汚れようとも、馬上でハルバードを掲げ、兵を鼓舞する女騎士の姿は、勇ましかった。しかし、親衛隊の白騎士たちはみな、震えていた。
仕方なかった──恐怖は伝染する──教会遠征軍の旗印たるセレンもまた、ずっと震えている。
敵はあまりにも強かった。セレンを守る第六聖女親衛隊と、グスタフ三世率いる青骸布の近衛兵。ほとんど戦を知らぬ儀仗兵と、大陸最強と名高い青骸布の騎士……。素人のセレンから見ても、彼我の差は明らかだった。
*****
迫り来る帝国軍の軍靴と鼓笛に、静寂が凍りついていく。
突如としてクリスタルレイクの湖氷に現れた〈帝国〉の皇帝旗が、教会遠征軍の本陣に迫る。
対する第六聖女親衛隊も、湖岸に横隊を組み、それを待ち構える。ただ、マスケット銃兵による防衛戦列は敷けたものの、野戦砲の設置は間に合わなかった。
瞬きの間に、恐ろしい早さで互いの距離が縮まる。一糸乱れぬ軍靴と鼓笛が、すぐにその輪郭を露わにしていく。
燃える心臓の黒竜旗が、青骸布の騎士たちが、クリスタルレイクの湖氷を駆る。
体の震えは止まらなかった。しかし、目は離せなかった。息が詰まるほどの静寂の中、セレンは輿にしがみつき、近づいてくるそれらを見ていることしかできなかった。
ひたすらに耐え忍ぶ火縄と火薬の臭いが、風に彷徨う──この静寂は、いつまで続くのか──セレンがそれを思ったそのとき、一発の銃声が、虚空を貫いた。
「待て! まだ撃つな!」
レアや士官らの制止も虚しく、なし崩し的に火蓋が切られる。たった一発、されど一度切られてしまった火蓋は、容易には止まらない。
ひとしきり銃声が鳴り響いたあと、硝煙が薄れていく。
しかし、敵の進軍速度は変わらないどころか、増していた。
迸る殺意が、はっきりとこちらを捉える。敵軍最前列のマスケット銃兵隊が駆けてくる。そしてその戦列が、一斉に火を吹く。
風が唸る。悲鳴が、断末魔が、吹き荒れる北風に倒れていく。
硝煙が薄れるのを待たず、敵の二列目がさらに前進してくる。そしてまた、戦列が火を吹く。
止まぬ悲鳴を一顧だにせず、燃える心臓の黒竜旗がさらに距離を詰める。銃兵隊に代わり最前線に躍り出る長槍兵が、流れるような動きで槍衾を形成する。
やや遅れて、第六聖女親衛隊も、銃兵に代えて長槍兵で守りを固める。しかし、陣形の強固さは、比べようもなかった。互いの目が合う前から、すでに親衛隊は浮足立っていた。
長槍がぶつかり合った瞬間から、そのまま、押し込まれた。土嚢、馬防柵、塹壕などの防衛設備も、何ら意味をなさなかった。
歩兵の激突に続き、青骸布の近衛騎兵が突っ込んでくる。
目にも止まらぬ速さで、青骸布の風が駆ける。まず、落伍兵たちが即座に四散。ヴァレンシュタイン元帥配下の後方支援部隊も、抵抗虚しく敗走する。
赤子の手を捻るとは、まさにこのことだった。
そして、周囲を取り囲まれる。燃える心臓の黒竜旗が、四方から天使の錦旗に迫る。
もはや、親衛隊の白騎士たちに成す術はなかった。
移動用の馬車に退避することさえできなかった。セレンは輿に乗ったまま、逃げた。天使の錦旗は駆逐され、そして教会遠征軍の本陣は奪われた。
*****
止むことを知らぬ鼓笛と軍靴が、ぶつかり合う。ヴァレンシュタイン元帥とグスタフ帝の軍勢が、交戦を開始する。
第六聖女親衛隊も攻撃に加わるため、隊列を組み直す。しかし、その足並みは中々揃わない。
明らかに、恐怖が蔓延していた。誰もが、帝国軍の強さを目の当たりにし、理解してしまっていた。
それでも、祈りの歌が止むことはなかった。それは、なけなしの勇気だった。
その歌に、胸が痛んだ──みな、勇気を振り絞って戦ってくれている。命懸けで天使の錦旗を守ってくれている。それなのに、ただ見ているだけでいいのだろうか?
何もできずとも、守られるだけなのは、もう嫌だった。〈第六聖女遠征〉の旗印として、〈教会七聖女〉の一人として、役目を果たしたかった。何か力になりたかった。
ならば、私も戦わなければ──!
「わ、私も……、私も、前線に出ます! こ、こ、この天使の軍旗に誓い、戦います!」
半ば捨て鉢になりながら、あらん限りの声で、セレンは叫んだ。
しばらくの間、周囲の誰もが驚いた顔をしていた。
やがて、歓声が起こった。それは、温かかった。
歓声の中、頭を下げるレアが、セレンの手を握る。
「そのご献身、誠に痛み入ります。セレン様のお気持ち、しかと受け止めました」
微笑むレアの目には、うっすらと涙が流れていた。
「ですが、危険です」
いつも身を守ってくれてきた女騎士の大きな手が、取り合う手に力を籠める。
「失態続きですが、御身と天使の錦旗は、必ず私が守ります。どうか後方より、戦う我らを見守っていて下さい。それでけでも、私たちには過ぎたる喜びです」
レアは涙を拭うと、返事を待たずに立ち上がり、敬礼した。
「あの……、頑張って……」
何か言わなければと焦って口を開いたが、出てきた言葉はあまりにも場違いだった。ただ、反応はなかったので、そもそも聞こえてはいないようだった。
ハルバードを担いだレアが、前線へと馬を駆る。縦横にはためく軍旗が交錯し、喊声と銃声が激しさを増していく。
燃える雪に、色のない冬の陽が霞む。
天使の錦旗が、風に哭く。
合わぬ歯の根を食い縛り、輿にしがみつき、セレンは祈った。
レアの献身を、白騎士たちの勇気を、兵士たちの死を思うたび、胸が張り裂けそうになった。そして、何もしてくれない神に、少しだけ怒りを覚えた。
彼らを、彼女らを、守りたい。縋る神が守ってくれないのならば、誰かが代わりに守らなければならない。
〈教会七聖女〉に与えられた神秘、秘匿されし救国の大魔法、〈神の奇跡〉。今こそ、その力をもって、〈教会〉に勝利を。〈教会〉の子らに、真の救済を──。
それは殉教の魔法だ。顕在すれば、〈東からの災厄〉を退けた古の聖女らのように、死ぬ。
そんなことはわかりきっている。だからこそ、死ねばいいだけである。英雄たちのような特別な力はおろか、祈りも、信仰心さえも必要ない。
もちろん、死にたくはない。しかし負ければ、どうせ死ぬ。少なくとも戦闘において、〈帝国〉に一切の慈悲は見られない。ならば今さら、何を躊躇うことがある!
セレンは腰に帯びる短剣に手をかけた。それは儀礼用の装飾短剣だが、しかし刃はついている。
だが、ほとんど覚悟を決めかけたそのとき、ふとセレンは思った──どうやったら死ねるのだ? と……。
死は、嫌というほど見てきた。だが、自分で自分を殺す方法は、いくら考えても想像できなかった。
そして、思い知る──私は、ずっと守られていた。五歳で〈教会七聖女〉となったその日から。それ以前、孤児院に預けられたときから。いや、もはや存在すら思い出せぬ父母の許、この世界に生まれたときから。
燃える雪が、戦場に舞い上がる。その片隅で、自らを殺すことすらできぬ己に、セレンは独り絶望した。
クリスタルレイクを背に、〈帝国〉の黒竜旗がはためく。燃える心臓の黒竜旗が、燃える雪をまとい、北風に翻る。
その景色は、ボルボ平原の戦いで見た景色と、よく似ていた。そしてそれを見るたび、セレンの体は震えた。しかし、いくら目を逸らそうと思っても、目を離すことはできなかった。
あっという間の出来事だった。教会遠征軍の本陣は、突如として現れた帝国軍により奪われた。そこにいたセレンら第六聖女親衛隊は、成す術もなく敗走するしかなかった。
それでも、戦いの音は途切れていない──戦闘はまだ続いている。
親衛隊長のレアが馬上で声を張り上げ、隊を指揮する。僅かな戦闘だったにも関わらず、その姿は血と泥と硝煙に汚れ、戦前の優美な白騎士の面影はほとんどない。
「ヴァレンシュタイン元帥の援軍だ! これより反撃し、本陣を奪い返す!」
深海の玉座の軍旗──ヨハン・ロートリンゲン元帥亡きあと、実質的に教会遠征軍を指揮するヴァレンシュタイン元帥の軍旗が、無数の十字架旗を引き連れ、白煙の中に姿を現す。
「青骸布の軍勢が強かろうと、極度に臆することはない! 相手は袋のネズミだ! 包囲し、クリスタルレイクの氷の下に突き落とせ!」
レアが声を枯らし、兵を叱咤する。
「恐れるな! 〈神の依り代たる十字架〉は我らの味方! 聖女の祈りをもって、冒涜者グスタフに鉄槌を下せ!」
どんなに薄汚れようとも、馬上でハルバードを掲げ、兵を鼓舞する女騎士の姿は、勇ましかった。しかし、親衛隊の白騎士たちはみな、震えていた。
仕方なかった──恐怖は伝染する──教会遠征軍の旗印たるセレンもまた、ずっと震えている。
敵はあまりにも強かった。セレンを守る第六聖女親衛隊と、グスタフ三世率いる青骸布の近衛兵。ほとんど戦を知らぬ儀仗兵と、大陸最強と名高い青骸布の騎士……。素人のセレンから見ても、彼我の差は明らかだった。
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迫り来る帝国軍の軍靴と鼓笛に、静寂が凍りついていく。
突如としてクリスタルレイクの湖氷に現れた〈帝国〉の皇帝旗が、教会遠征軍の本陣に迫る。
対する第六聖女親衛隊も、湖岸に横隊を組み、それを待ち構える。ただ、マスケット銃兵による防衛戦列は敷けたものの、野戦砲の設置は間に合わなかった。
瞬きの間に、恐ろしい早さで互いの距離が縮まる。一糸乱れぬ軍靴と鼓笛が、すぐにその輪郭を露わにしていく。
燃える心臓の黒竜旗が、青骸布の騎士たちが、クリスタルレイクの湖氷を駆る。
体の震えは止まらなかった。しかし、目は離せなかった。息が詰まるほどの静寂の中、セレンは輿にしがみつき、近づいてくるそれらを見ていることしかできなかった。
ひたすらに耐え忍ぶ火縄と火薬の臭いが、風に彷徨う──この静寂は、いつまで続くのか──セレンがそれを思ったそのとき、一発の銃声が、虚空を貫いた。
「待て! まだ撃つな!」
レアや士官らの制止も虚しく、なし崩し的に火蓋が切られる。たった一発、されど一度切られてしまった火蓋は、容易には止まらない。
ひとしきり銃声が鳴り響いたあと、硝煙が薄れていく。
しかし、敵の進軍速度は変わらないどころか、増していた。
迸る殺意が、はっきりとこちらを捉える。敵軍最前列のマスケット銃兵隊が駆けてくる。そしてその戦列が、一斉に火を吹く。
風が唸る。悲鳴が、断末魔が、吹き荒れる北風に倒れていく。
硝煙が薄れるのを待たず、敵の二列目がさらに前進してくる。そしてまた、戦列が火を吹く。
止まぬ悲鳴を一顧だにせず、燃える心臓の黒竜旗がさらに距離を詰める。銃兵隊に代わり最前線に躍り出る長槍兵が、流れるような動きで槍衾を形成する。
やや遅れて、第六聖女親衛隊も、銃兵に代えて長槍兵で守りを固める。しかし、陣形の強固さは、比べようもなかった。互いの目が合う前から、すでに親衛隊は浮足立っていた。
長槍がぶつかり合った瞬間から、そのまま、押し込まれた。土嚢、馬防柵、塹壕などの防衛設備も、何ら意味をなさなかった。
歩兵の激突に続き、青骸布の近衛騎兵が突っ込んでくる。
目にも止まらぬ速さで、青骸布の風が駆ける。まず、落伍兵たちが即座に四散。ヴァレンシュタイン元帥配下の後方支援部隊も、抵抗虚しく敗走する。
赤子の手を捻るとは、まさにこのことだった。
そして、周囲を取り囲まれる。燃える心臓の黒竜旗が、四方から天使の錦旗に迫る。
もはや、親衛隊の白騎士たちに成す術はなかった。
移動用の馬車に退避することさえできなかった。セレンは輿に乗ったまま、逃げた。天使の錦旗は駆逐され、そして教会遠征軍の本陣は奪われた。
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止むことを知らぬ鼓笛と軍靴が、ぶつかり合う。ヴァレンシュタイン元帥とグスタフ帝の軍勢が、交戦を開始する。
第六聖女親衛隊も攻撃に加わるため、隊列を組み直す。しかし、その足並みは中々揃わない。
明らかに、恐怖が蔓延していた。誰もが、帝国軍の強さを目の当たりにし、理解してしまっていた。
それでも、祈りの歌が止むことはなかった。それは、なけなしの勇気だった。
その歌に、胸が痛んだ──みな、勇気を振り絞って戦ってくれている。命懸けで天使の錦旗を守ってくれている。それなのに、ただ見ているだけでいいのだろうか?
何もできずとも、守られるだけなのは、もう嫌だった。〈第六聖女遠征〉の旗印として、〈教会七聖女〉の一人として、役目を果たしたかった。何か力になりたかった。
ならば、私も戦わなければ──!
「わ、私も……、私も、前線に出ます! こ、こ、この天使の軍旗に誓い、戦います!」
半ば捨て鉢になりながら、あらん限りの声で、セレンは叫んだ。
しばらくの間、周囲の誰もが驚いた顔をしていた。
やがて、歓声が起こった。それは、温かかった。
歓声の中、頭を下げるレアが、セレンの手を握る。
「そのご献身、誠に痛み入ります。セレン様のお気持ち、しかと受け止めました」
微笑むレアの目には、うっすらと涙が流れていた。
「ですが、危険です」
いつも身を守ってくれてきた女騎士の大きな手が、取り合う手に力を籠める。
「失態続きですが、御身と天使の錦旗は、必ず私が守ります。どうか後方より、戦う我らを見守っていて下さい。それでけでも、私たちには過ぎたる喜びです」
レアは涙を拭うと、返事を待たずに立ち上がり、敬礼した。
「あの……、頑張って……」
何か言わなければと焦って口を開いたが、出てきた言葉はあまりにも場違いだった。ただ、反応はなかったので、そもそも聞こえてはいないようだった。
ハルバードを担いだレアが、前線へと馬を駆る。縦横にはためく軍旗が交錯し、喊声と銃声が激しさを増していく。
燃える雪に、色のない冬の陽が霞む。
天使の錦旗が、風に哭く。
合わぬ歯の根を食い縛り、輿にしがみつき、セレンは祈った。
レアの献身を、白騎士たちの勇気を、兵士たちの死を思うたび、胸が張り裂けそうになった。そして、何もしてくれない神に、少しだけ怒りを覚えた。
彼らを、彼女らを、守りたい。縋る神が守ってくれないのならば、誰かが代わりに守らなければならない。
〈教会七聖女〉に与えられた神秘、秘匿されし救国の大魔法、〈神の奇跡〉。今こそ、その力をもって、〈教会〉に勝利を。〈教会〉の子らに、真の救済を──。
それは殉教の魔法だ。顕在すれば、〈東からの災厄〉を退けた古の聖女らのように、死ぬ。
そんなことはわかりきっている。だからこそ、死ねばいいだけである。英雄たちのような特別な力はおろか、祈りも、信仰心さえも必要ない。
もちろん、死にたくはない。しかし負ければ、どうせ死ぬ。少なくとも戦闘において、〈帝国〉に一切の慈悲は見られない。ならば今さら、何を躊躇うことがある!
セレンは腰に帯びる短剣に手をかけた。それは儀礼用の装飾短剣だが、しかし刃はついている。
だが、ほとんど覚悟を決めかけたそのとき、ふとセレンは思った──どうやったら死ねるのだ? と……。
死は、嫌というほど見てきた。だが、自分で自分を殺す方法は、いくら考えても想像できなかった。
そして、思い知る──私は、ずっと守られていた。五歳で〈教会七聖女〉となったその日から。それ以前、孤児院に預けられたときから。いや、もはや存在すら思い出せぬ父母の許、この世界に生まれたときから。
燃える雪が、戦場に舞い上がる。その片隅で、自らを殺すことすらできぬ己に、セレンは独り絶望した。
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