最後の騎士 ~第六聖女遠征の冬~

緩やかに終焉へと向かう、近世の大陸。
二百年前に起こった〈東からの災厄〉と呼ばれる壊滅的な戦災のあと、大陸を二分する〈教会〉と〈帝国〉の勢力争いは、激化の一途を辿っていた。

両国の対立が深まる中、〈教会〉は第六聖女たる少女セレンを軍の旗印とし、帝国領への〈第六聖女遠征〉を敢行。
対する〈帝国〉も、主戦派の皇帝グスタフ三世を筆頭に、それを迎え討つ。

雪荒ぶ北の〈帝国〉の地で、男たちはそれぞれの意志を胸に、戦場に臨む。
だが、銃火が支配する戦場は、もはや騎士を必要としてはいなかった。

交錯する男たちの意志も、やがて冬の色に消えゆく。
そして、〈教会〉の若き月盾の長と、〈帝国〉の騎士殺しの黒騎士、二人の騎士の邂逅は、騎士の時代の終わりを告げようとしていた。


*架空の世界を舞台としているため、異世界ファンタジーに分類していますが、魔法やモンスターは登場しません。人間同士の戦争です。
24hポイント 0pt
小説 77,205 位 / 77,205件 ファンタジー 22,294 位 / 22,294件