27 / 49
第二章 二人の果て
2-11 〈神の奇跡〉、あるいは〈神々の児戯〉②
しおりを挟む
エミリーが目覚めたその日、夏の風には雨の匂いが混じっていた。
目覚めたあと、ミッコはエミリーと二人だけで話した。ほとんどは他愛のない内容だったが、エミリーは笑ってくれた。いつ以来か、そんな会話がまたできるようになったことが、ミッコは嬉しかった。
その一方で、あの夜のことをミッコは忘れていなかった。
あの夜、二人に何が起こったのか──ミッコが知りたいのはそれだけだった。
ハンターとメイジと出会って以降は、ほとんど何も覚えていないとエミリーは言った。ミッコはときを見計らい、事の真相を知っているであろうマルーン神父を探すつもりだった。しかしその前に、マルーン神父から使いが来た。
「よかった。元気になったみたいだね」
傭兵のジェリコはいつも通り穏やかだった。しかしあの狂気染みた夜を経験したあとでは、その変わらない態度はどこか腹立たしかった。
「えぇ。急に押しかけて、いろいろと面倒をかけてしまったみたいで、ご迷惑をおかけしています」
「そんな気にすることじゃないって。久しぶりの客人なんだ。ゆっくりしていっておくれよ」
ミッコが目覚める前にすでに顔を合わせていたからか、ジェリコと話すエミリーに警戒感はあまり感じられなかった。
ジェリコの案内で、ミッコとエミリーはマルーン神父の待つ屋外広間の昼食会場へと向かった。
「俺たちはどれくらい寝てました?」
「お嬢さんは四日間で、君は五日間だね」
五日間も飲まず食わずで寝ていたのかと思うと、不思議と、人間はなかなか死なぬものだと思った。
「何事もなく儀式が終わってよかったよ。まぁ、俺たちは何をしてるかまでは知らないけど」
儀式とは何なのか、ミッコは掴みかかりたい衝動を抑えながら、ジェリコに訊ねた。ただ、部外者の老兵は何も知らなかった。
雨の匂いのする夏の風が、白く光る村を吹き抜ける。北の塔の影のさらに向こう、北限の峰の稜線には、うっすらと雨雲が引っかかっている。
礼拝所から少し歩くと、屋外広間に着いた。
穏やかな村の営みの中には、外部から来たであろう集団が三つほどたむろしていた。風にたなびく旗の中には、赤の親父を示す赤兎旗もあった。
昼食会場の中心では、腰の曲がったマルーン神父が、赤い刺繍の祭服を着たメイジを伴い、村人や外部の者たちに挨拶をしていた。
「マルーン神父」
ミッコは人の群れを押しのけ、マルーン神父に近づいた。
「おい、ちょっと待ってくれって……」
ジェリコには制止されたが、ミッコは構わず詰め寄った。
「あの夜、何があったのか、我々二人に何をしたのか、説明していただきたい」
「もちろん。今日はそのための昼食会だからね」
マルーン神父の目はあの夜と同じように、少年の輝きを放っていた。
神父はすぐ隣に座るようミッコたちに促すと、メイジを上座に座らせ、そして自らは立ち上がり、会食に集まった群衆に向け演説を始めた。
暑い夏の陽射しの下、その演説は大陸共通語で行われていたが、しかしその内容はまるで意味がわからなかった。
……あの夜。〈神の奇跡〉を探究せし塔の女王の神秘の一端、〈血の交配による祝福〉と〈意志の治癒〉を執り行った詳細をここに語る。
被験者。女。十八歳。〈教会〉出身。非聖職者。貴族であり、高貴な血筋ではあるが、〈神の奇跡〉に繋がる素養は見られない。にも関わらず、現時点でこれだけ深く地平線に魅入られ、かつ向こう側に取り込まれていないのは驚嘆に値する。
被験者の同伴者。男。二十一歳。〈帝国〉出身。帝国人ではなく、〈東の覇王〉の血を引く騎馬民。その血は地平線にある程度の耐性を持つはずだが、歳月の経過により血が薄まっているからか、あるいは被験者の女との交配の影響か、耐性は基準値を下回る。
被験者となる旅人たちの過去については継続して調査が必要だが、しかし結果として儀式は成功したことをまずは報告する。
今回の儀式により顕在した力は未だ〈神々の児戯〉程度のものかもしれないが、しかし大いなる成果である。これを深めていければ、〈教会〉が〈神の奇跡〉と説く邪な教えの類いを、実力を持って根底から覆すことも可能であると考える。
そして、その中心的役割を担ったこの者を、今日集まってもらった諸兄らのいずれかに託したい。〈神の依り代たる十字架〉の信仰を正していくうえで、〈教会〉を真の信仰へと導いていくうえで、最も神への献身が期待できる方に、この少女を託したい。この者は聖女となる。古の〈教会七聖女〉に並ぶだけの神秘の力を秘めているのだから……。
マルーン神父が何か言うたび、村人たちが誇らしい表情を浮かべ、外部から来た者たちが奇特な視線をミッコとエミリー、そしてメイジに向ける。
「なぁ、このジジイが何言ってるかわかるか……?」
「私もよくわからない……。この村の人たちは〈教会七聖女〉を送り込んでるってこと……? こんな辺境から〈教会〉にまで……?」
「〈神の奇跡〉って二百年前の〈東からの災厄〉を打ち払った与太話だろ? 本気で信じてる奴なんているのか?」
「それはまぁ、確かに〈神の奇跡〉は伝承に過ぎないけど……。でも、〈教会七聖女〉は信仰の象徴で、みんな大切には思ってるし、心の拠り所にもなってるわ」
「そんな大層なご身分の聖女様の実態は、単なる身売りだったってことか? それも〈教会〉出身者ですらない、どこの誰かもわかんねぇ奴だったってことか?」
「そんなわけは……。わかんないけど……」
「で、〈教会〉の高位聖職者どもは、自分らの代わりに戦場に送り込んで、旗印だって言って戦意を煽ると……。そりゃ〈帝国〉とそりが合うわけないわな……」
ミッコがぼやくと、エミリーは悲しそうにメイジを見た。まだ十歳ほどの少女は、緊張しつつも誇らしげに微笑みを返してきた。
「では、堅苦しい挨拶は抜きにして、会食を始めましょう!」
マルーン神父の祈りとともに、会食が始まった。
見慣れない郷土料理を前に、エミリーはずっと俯いていた。
料理を食べ始めた村人を観察しながら、ミッコは肉のような物を掴み、口に入れた。初めて知る味付けだったが、食べられることはわかった。
「エミリー。食べても大丈夫そうだから、ちょっとでも食べときなよ」
ミッコが言うと、エミリーは野菜炒めのような物を口に運んだ。食べると、ほんの少しだけ、その唇に色が戻った。
こうして食事を取るエミリーを見たのはいつぶりだろうか──その姿に、ミッコは安堵した。
そのすぐ横で、マルーン神父は外部から来た者たちと話し込んでいた。
先ほどの演説にミッコはほとんど呆れていた。正直なところ、この村がどんな邪教を信仰していようが、どうでもよかった。しかし自らとエミリーに起こったあの夜のことだけは、問いたださねば気が済まなかった。
目覚めたあと、ミッコはエミリーと二人だけで話した。ほとんどは他愛のない内容だったが、エミリーは笑ってくれた。いつ以来か、そんな会話がまたできるようになったことが、ミッコは嬉しかった。
その一方で、あの夜のことをミッコは忘れていなかった。
あの夜、二人に何が起こったのか──ミッコが知りたいのはそれだけだった。
ハンターとメイジと出会って以降は、ほとんど何も覚えていないとエミリーは言った。ミッコはときを見計らい、事の真相を知っているであろうマルーン神父を探すつもりだった。しかしその前に、マルーン神父から使いが来た。
「よかった。元気になったみたいだね」
傭兵のジェリコはいつも通り穏やかだった。しかしあの狂気染みた夜を経験したあとでは、その変わらない態度はどこか腹立たしかった。
「えぇ。急に押しかけて、いろいろと面倒をかけてしまったみたいで、ご迷惑をおかけしています」
「そんな気にすることじゃないって。久しぶりの客人なんだ。ゆっくりしていっておくれよ」
ミッコが目覚める前にすでに顔を合わせていたからか、ジェリコと話すエミリーに警戒感はあまり感じられなかった。
ジェリコの案内で、ミッコとエミリーはマルーン神父の待つ屋外広間の昼食会場へと向かった。
「俺たちはどれくらい寝てました?」
「お嬢さんは四日間で、君は五日間だね」
五日間も飲まず食わずで寝ていたのかと思うと、不思議と、人間はなかなか死なぬものだと思った。
「何事もなく儀式が終わってよかったよ。まぁ、俺たちは何をしてるかまでは知らないけど」
儀式とは何なのか、ミッコは掴みかかりたい衝動を抑えながら、ジェリコに訊ねた。ただ、部外者の老兵は何も知らなかった。
雨の匂いのする夏の風が、白く光る村を吹き抜ける。北の塔の影のさらに向こう、北限の峰の稜線には、うっすらと雨雲が引っかかっている。
礼拝所から少し歩くと、屋外広間に着いた。
穏やかな村の営みの中には、外部から来たであろう集団が三つほどたむろしていた。風にたなびく旗の中には、赤の親父を示す赤兎旗もあった。
昼食会場の中心では、腰の曲がったマルーン神父が、赤い刺繍の祭服を着たメイジを伴い、村人や外部の者たちに挨拶をしていた。
「マルーン神父」
ミッコは人の群れを押しのけ、マルーン神父に近づいた。
「おい、ちょっと待ってくれって……」
ジェリコには制止されたが、ミッコは構わず詰め寄った。
「あの夜、何があったのか、我々二人に何をしたのか、説明していただきたい」
「もちろん。今日はそのための昼食会だからね」
マルーン神父の目はあの夜と同じように、少年の輝きを放っていた。
神父はすぐ隣に座るようミッコたちに促すと、メイジを上座に座らせ、そして自らは立ち上がり、会食に集まった群衆に向け演説を始めた。
暑い夏の陽射しの下、その演説は大陸共通語で行われていたが、しかしその内容はまるで意味がわからなかった。
……あの夜。〈神の奇跡〉を探究せし塔の女王の神秘の一端、〈血の交配による祝福〉と〈意志の治癒〉を執り行った詳細をここに語る。
被験者。女。十八歳。〈教会〉出身。非聖職者。貴族であり、高貴な血筋ではあるが、〈神の奇跡〉に繋がる素養は見られない。にも関わらず、現時点でこれだけ深く地平線に魅入られ、かつ向こう側に取り込まれていないのは驚嘆に値する。
被験者の同伴者。男。二十一歳。〈帝国〉出身。帝国人ではなく、〈東の覇王〉の血を引く騎馬民。その血は地平線にある程度の耐性を持つはずだが、歳月の経過により血が薄まっているからか、あるいは被験者の女との交配の影響か、耐性は基準値を下回る。
被験者となる旅人たちの過去については継続して調査が必要だが、しかし結果として儀式は成功したことをまずは報告する。
今回の儀式により顕在した力は未だ〈神々の児戯〉程度のものかもしれないが、しかし大いなる成果である。これを深めていければ、〈教会〉が〈神の奇跡〉と説く邪な教えの類いを、実力を持って根底から覆すことも可能であると考える。
そして、その中心的役割を担ったこの者を、今日集まってもらった諸兄らのいずれかに託したい。〈神の依り代たる十字架〉の信仰を正していくうえで、〈教会〉を真の信仰へと導いていくうえで、最も神への献身が期待できる方に、この少女を託したい。この者は聖女となる。古の〈教会七聖女〉に並ぶだけの神秘の力を秘めているのだから……。
マルーン神父が何か言うたび、村人たちが誇らしい表情を浮かべ、外部から来た者たちが奇特な視線をミッコとエミリー、そしてメイジに向ける。
「なぁ、このジジイが何言ってるかわかるか……?」
「私もよくわからない……。この村の人たちは〈教会七聖女〉を送り込んでるってこと……? こんな辺境から〈教会〉にまで……?」
「〈神の奇跡〉って二百年前の〈東からの災厄〉を打ち払った与太話だろ? 本気で信じてる奴なんているのか?」
「それはまぁ、確かに〈神の奇跡〉は伝承に過ぎないけど……。でも、〈教会七聖女〉は信仰の象徴で、みんな大切には思ってるし、心の拠り所にもなってるわ」
「そんな大層なご身分の聖女様の実態は、単なる身売りだったってことか? それも〈教会〉出身者ですらない、どこの誰かもわかんねぇ奴だったってことか?」
「そんなわけは……。わかんないけど……」
「で、〈教会〉の高位聖職者どもは、自分らの代わりに戦場に送り込んで、旗印だって言って戦意を煽ると……。そりゃ〈帝国〉とそりが合うわけないわな……」
ミッコがぼやくと、エミリーは悲しそうにメイジを見た。まだ十歳ほどの少女は、緊張しつつも誇らしげに微笑みを返してきた。
「では、堅苦しい挨拶は抜きにして、会食を始めましょう!」
マルーン神父の祈りとともに、会食が始まった。
見慣れない郷土料理を前に、エミリーはずっと俯いていた。
料理を食べ始めた村人を観察しながら、ミッコは肉のような物を掴み、口に入れた。初めて知る味付けだったが、食べられることはわかった。
「エミリー。食べても大丈夫そうだから、ちょっとでも食べときなよ」
ミッコが言うと、エミリーは野菜炒めのような物を口に運んだ。食べると、ほんの少しだけ、その唇に色が戻った。
こうして食事を取るエミリーを見たのはいつぶりだろうか──その姿に、ミッコは安堵した。
そのすぐ横で、マルーン神父は外部から来た者たちと話し込んでいた。
先ほどの演説にミッコはほとんど呆れていた。正直なところ、この村がどんな邪教を信仰していようが、どうでもよかった。しかし自らとエミリーに起こったあの夜のことだけは、問いたださねば気が済まなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる