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第1話。
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俺は、1978年の暑い夏、福岡県の田舎町に生を受けた。元々、母親が妊娠時に情動的に不安定だったので、俺は、統合失調症の持病を患って、生まれてしまったが、元々、賢かったからか、小学校時代などは、勉強がよくできた。幼稚園にいたときも、周りの児童とは不和などがあったが、基本的に善良で、特に違和感はなかった。俺は、田舎で育ち、小さい頃、地元の川などで川遊びをしたり、同じ年の人間たちと、野球やサッカーをして、遊んだ。俺にとって、楽しい思い出はあったのだが、俺が勉強が得意だったからか、母親が、中学受験を勧めてくれた。学習塾に、小学5年生の時から通い出し、成績は徐々に上がっていった。塾の担任が、絶対、第一志望の私立中学校に受かるだろうと太鼓判を押してくれて、家庭教師まで付けてもらって、俺は、勉強に夢中になった。だが、トラブルというのはあったものだ。ちょうど、受験の年の2月、受験日の数日前に、俺は高熱を出し、風邪を引いて、フラフラのまま試験場に行き、もうろうとした頭のまま受験して、思ったような答案が書けずに、落ちてしまった。だが、第二志望と第三志望の学校には受かっていて、第二志望の学校を選んだ。そこは、隣県の全寮制の学校で、俺は学寮に入った。それから、俺の中学生生活がスタートしたのだ。
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