『ヘブン』

篠崎俊樹

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第14話。

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 次に、香澄の姪の梓のことを書く。梓は看護師で、普段、救急病院で働いている。俺は、姪っ子が、普段からいろんなクランケと接して、いろんなことを知ってるのを知ってる。俺は、お前の義理の叔父さんだが、梓がかわいくてしょうがない。お前は、まだ、三十九歳だ。確か、子供が二人いたよな?育児や子育て、頑張れよ。お前に言いたいのは、俺の毒親であるレビー小体型認知症の馬鹿爺さんのような、腐った人間になるなと言うことだ。俺は、あの爺さんから散々虐められた。虐待を受けた。もう、顔すら見たくない。また、同じ岩崎家にいても、会いたくもない。叔父さんは、普段、自宅二階の部屋に追いやられている。あの毒親から、散々虐待され、虐められ、虐げられている。だが、あの馬鹿爺さんは、終わりだ。体は臭いし、汚いし、不潔で汚らしいこと、この上ない。おまけに、糖尿病のようで、薬もろくにない。いい気味だ。もう、あの爺さんは終わりだろう。そう思っている。居場所など、俺よりもないに違いない。梓、精一杯生きろ!お前には、お前の命がある。また、二人の子供がいる。お前はかわいい姪だ。俺にとって、かけがえのない姪っ子だ。俺は、レビー小体型認知症の馬鹿爺さんとお前なら、迷わず、お前の方を取る。また、レビー小体型認知症の馬鹿爺さんは終わりだ。俺は、いつ、あの爺さんを、岩崎家から追い出してやろうかと思っている。あの爺さんの財布から、お金を無心して、池田家に献金してやろうかって思ってる。待ってろ、梓。必ず、叔父さんは、あの爺さんから、慰謝料の類のお金を奪い取って、池田家に献金するからな。お前は、家事や育児を頑張れよ。

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