朱の空

カランコロン

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不審者side三笠

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「どうしたの?三笠」


灯が不思議そうに聞いてくるが、俺はそれどころじゃなかった。


「なんだ?あいつ」


「「え?」」


2人も俺の視線の先を辿って奴を見る。

しかし――


「なによ。何もないじゃない」


「はぁ!?いるだろ?青いローブみたいな服着た変な男が!」


俺の目の前には確かにいる。

漫画なんかでよく見る青いローブを着、同じ色の覆面で顔を隠し、長い杖を持っている変な男が、今確かにいる。


「2人には見えないのか?」


「何もいないよ?」


「まさか!?」


式がふと何かに気づいたらしく、顔から色がなくなって行く。

灯が心配そうに式の名前を呼ぶ。


「式?」


「っ、何でもないわ。何もいないのよ。灯、三笠、帰るわよ」


そう言って式は灯の腕を強引に引いて行こうとする。

その時。


「さすが青龍。私がみえるのか」


「!?」

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