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第一部
第十九話 断罪者の剣
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会議の議題は相変わらず帝国の連合軍への対策と、王族の避難に関してだ。
前者に関しては騎士団長のレックス殿が居ないのに進めていいのかと思うのだが、軍師のモンタギュー殿と魔導兵団長のミシェルが情報を持っているそうなので問題ないらしい。
しかし兵站の確保はできたのだが兵の士気が低いのが問題だ。ただでさえ実戦経験が乏しい聖王国軍に、大陸最強と謳われるシスル騎士団の相手をさせているのだから当然といえば当然なのだろう。
モンタギュー殿が取り出した地図を見ながら部隊の配置を取り決めている。彼も前線はそう長くはもたないと踏んでいるのか、少し内陸部であるリリエンソール渓谷で敵を迎え撃つつもりらしい。
リリエンソール渓谷とは原作にも出てきた場所だ。原作ではエリアスが仲間になる章でもあり、落石や伏兵という面倒な罠が多い通路が狭いマップである。
彼の領地でもあり地形的にも少数で敵にあたれるこの場所は、神話の時代にも大公スヴェルがその智謀をもって多くの敵を葬った戦場だ。
しかし王族の亡命に関してはやはりというか、デルフィニウム侯爵の待ったが入る。
この爺さんは前に言われたことを覚えていられないのだろうか。ミシェルの視線が怖ろしく冷ややかなものになっている。
そもそも亡命先として提示した候補は、現在唯一の味方であるアイリス王国だ。神話の時代から現在に至るまで騎士として仕えてきてくれているアイリス王家を蔑ろにする発言はいただけない。むしろこれだけ蔑ろにされながらも、聖王国への忠誠を誓い続けてくれるアイリス王家の器が大きすぎるんじゃないか?
「何度も言うようですけれども、デルフィニウム侯爵の発言はいただけませんわ。このような状況でよくもまぁ、そんなことが言えますわね」
「たかだか二十年程度しか生きていない小娘には判るまいが、聖王国の騎士たちは貴女が思っているより優秀なのですよ」
「ええ。敵と通じている貴方から見れば非常に優秀でしょうね。なにせ全く邪魔になりませんもの」
「何だと!? 証拠もなくそのような発言をするなど侮辱もいいところだ! 陛下、今すぐに彼女を魔導兵団長の座から引きずり落してくださいませ!」
「証拠なら好きなだけ見せてあげましょうか? こちらが貴方の罪を記したものですわ。陛下、ご確認くださいませ」
またもミシェルと侯爵の言い争いが勃発するかと思ったが、ここで彼女は今までの調査結果を記した羊皮紙を取り出した。
陛下の従者に羊皮紙を渡すと目を見開き驚きを示す。従者はすぐさま陛下に耳打ちし侯爵と、一緒に記載されている伯爵夫人を睨みつけた。
緊張した面持ちの陛下が震えた手で書状に目を通すと、隣に座るモンタギュー殿に羊皮紙を渡した。予めミシェルから聞いていたようで内容は知っていたのだろう、こちらは特に驚いた様子はない。
「そこに書かれていることを簡単に説明させていただくと、こちらのデルフィニウム侯爵と、そちらで知らん顔をしていらっしゃるアグリモニー伯爵夫人の内通の証拠を記させていただいております。物証や細かい資料はこちらに」
ここでやっと俺の出番だ。先ほどミシェルに渡された箱をモンタギュー殿の従者に渡す。
蓋を開け箱の中身を見分しているところで会議室の扉が開いた。入ってきたのはリリエンソール家の密偵ヘルゲと怪我をしている見知らぬ男だ。
連れてこられた男は手足を折られており、口には自害を防ぐためなのか猿轡が咬ませられていた。
「ミシェル将軍の命により証人を連れてまいりました」
「ジャン!? なんてことを……!」
ここにいる貴族の何人かはこの男に見覚えがあるのだろう。アグリモニー伯爵夫人のほうを一斉に見た。
しかし親子といってもいいのではないかと思えるほど年の離れた男を囲うなんていい趣味をしている。怖気が走るくらいだ。
伯爵夫人はジャンと呼んだ間男に駆け寄ろうとするが、警護のために室内にいた騎士に取り押さえられる。ミシェルが何らかの手段で警備兵と入れ替えておいたロビンだ。
ロビンであれば魔法防御が高いので、夫人の魔法攻撃を受けてもそこまで大きなダメージを受けないのと、農業をやっていたぶん他の魔導騎士より体格がいいので聖騎士の格好をしていても見劣りしないのだ。
「領地の備蓄食料の横流しに、税の搾取。他国の貴族に対する贈収賄に……人身売買までしているとは。呆れたものだね」
モンタギュー殿は一通りの証拠を流し読みしたあと、わきで間男の手当てを訴える伯爵夫人を邪魔そうに一瞥するとデルフィニウム侯爵を冷たく見据える。
流石ミシェルのお父様、冷ややかな視線がそっくりだ。怖い。
「そちらの夫を殺そうと企んでいるアグリモニー伯爵夫人も含めて、なにか弁解はあるかな?」
「待って下さいませ! 私はこの男が間者などとは知らなかったのです! 騙されていた哀れな女なのです!」
弁解の材料など無きにも等しいというのに、モンタギュー殿は笑みを浮かべながら二人に問いかけた。もちろん絶対零度の、目が全く笑っていない笑みだ。
伯爵夫人は取りすがるようにモンタギュー殿に近づこうとするが、ロビンがしっかりと取り押さえているのもあってか泣き叫ぶくらいしかできない。
「……私は部下に証人を連れてこらせただけであって、その男が間者だなんて一言もいっておりませんわよ。ねえ?」
「はい。私は証人をお連れしただけです」
そう。ミシェルはこの男のことは証人としか説明していない。それをわざわざ自ら間者と明かすとはつくづく間抜けである。
さすがの陛下も忠臣と思っていた二人の裏切りを理解できたようで、伯爵夫人は地下牢へ連れていかれた。間者の男は既にヘルゲが情報を聞き出していたようで、早いうちに処分されることとなるだろう。
「さてと。さっきからだんまりを決め込んでいるようだけど、パスカル殿は如何なさるおつもりかな?」
「ふ、ふふふ……」
気でも触れたのだろうか? 侯爵が低く笑い始める。これはあれだな。追い詰められて暴れるタイプだ。
俺は聖剣に手をかけ相手の動きを待った。侯爵自体は帯剣していないようだが護衛が剣を持っている。近くの者からも奪おうと思えば奪えるだろう。
「よくも……よくも私の夢を、野望を邪魔してくれたなリリエンソール家! 許さん、許さんぞ!」
激高した侯爵は近くにいた他家の従者から剣を奪うとモンタギュー殿を切りつけようと飛び掛かるが、近くに立っていた俺はすかさず間に割って入る。侯爵の従者はメレディスが魔法で威嚇してくれたおかげで少し離れ、そこをミシェルに氷漬けにされた。別室で待機しているデルフィニウム侯爵家の騎士たちは、リリエンソール家の老人たちが寄こしてくれた兵たちが押さえてくれているはずなので助けには来れない。
デルフィニウム侯爵パスカルはゲームではマップのボスとして登場するのもあって、それなりに強い敵キャラではあったが傭兵時代に俺が身に着けたスキル【後の先(反撃時、防御・回避にプラス補正が付く)】の効果で難なく受け流す。
そのまま反撃すると、俺の個人スキルである【断罪者の剣】が発動したのか一撃で決着がついた。
「わたし、わたしの……領地が……財産が……」
肩から脇腹にかけ深く切り付けられ喀血しながらも、デルフィニウム侯爵の心配事は自らの地位や財産のこととは呆れたものだ。
そんなものは信用と共に地に落ちているし、生き残ったとしても領地は取り上げられるだろう。
しかし俺が聖剣で人間を切ったのはこれが初めてだ。女神から聞いて知っていたとはいえ鈍らにならなくてよかった。
「やれやれ、久しぶりに肝が冷えたよ。エリアス殿、助かったよ。感謝する」
「いえ、こちらこそ会議場を血で汚してしまい申し訳ありません」
「君の功績に比べれば大したことじゃないよ。絨毯なんて新しいものに替えれば済むことさ」
モンタギュー殿が入口の兵に声をかけるとデルフィニウム侯爵は運び出され、アグリモニー伯爵夫人と同様に地下牢に連れていかれた。しかしあの出血では長くは持たないだろう。
事後処理を済ませ王族の亡命に関して話を詰めつつ、防衛線の確認を行っていると廊下のほうが騒がしくなった。
「騎士団長さまが帰還されました」
「おっ、レックスが帰ってきたか。これで前線の状況を詳しく聞けそうだ」
会議室に入ってきたレックス殿の表情は暗く憔悴している様子が見て伺える。
彼の話によると前線はシスル王国のオニキス将軍の手によって壊滅状態であり、破竹の勢いで進んでくる彼らを止める術はなく、王都が攻め込まれるのも時間の問題であるという報告だけが残った。
前者に関しては騎士団長のレックス殿が居ないのに進めていいのかと思うのだが、軍師のモンタギュー殿と魔導兵団長のミシェルが情報を持っているそうなので問題ないらしい。
しかし兵站の確保はできたのだが兵の士気が低いのが問題だ。ただでさえ実戦経験が乏しい聖王国軍に、大陸最強と謳われるシスル騎士団の相手をさせているのだから当然といえば当然なのだろう。
モンタギュー殿が取り出した地図を見ながら部隊の配置を取り決めている。彼も前線はそう長くはもたないと踏んでいるのか、少し内陸部であるリリエンソール渓谷で敵を迎え撃つつもりらしい。
リリエンソール渓谷とは原作にも出てきた場所だ。原作ではエリアスが仲間になる章でもあり、落石や伏兵という面倒な罠が多い通路が狭いマップである。
彼の領地でもあり地形的にも少数で敵にあたれるこの場所は、神話の時代にも大公スヴェルがその智謀をもって多くの敵を葬った戦場だ。
しかし王族の亡命に関してはやはりというか、デルフィニウム侯爵の待ったが入る。
この爺さんは前に言われたことを覚えていられないのだろうか。ミシェルの視線が怖ろしく冷ややかなものになっている。
そもそも亡命先として提示した候補は、現在唯一の味方であるアイリス王国だ。神話の時代から現在に至るまで騎士として仕えてきてくれているアイリス王家を蔑ろにする発言はいただけない。むしろこれだけ蔑ろにされながらも、聖王国への忠誠を誓い続けてくれるアイリス王家の器が大きすぎるんじゃないか?
「何度も言うようですけれども、デルフィニウム侯爵の発言はいただけませんわ。このような状況でよくもまぁ、そんなことが言えますわね」
「たかだか二十年程度しか生きていない小娘には判るまいが、聖王国の騎士たちは貴女が思っているより優秀なのですよ」
「ええ。敵と通じている貴方から見れば非常に優秀でしょうね。なにせ全く邪魔になりませんもの」
「何だと!? 証拠もなくそのような発言をするなど侮辱もいいところだ! 陛下、今すぐに彼女を魔導兵団長の座から引きずり落してくださいませ!」
「証拠なら好きなだけ見せてあげましょうか? こちらが貴方の罪を記したものですわ。陛下、ご確認くださいませ」
またもミシェルと侯爵の言い争いが勃発するかと思ったが、ここで彼女は今までの調査結果を記した羊皮紙を取り出した。
陛下の従者に羊皮紙を渡すと目を見開き驚きを示す。従者はすぐさま陛下に耳打ちし侯爵と、一緒に記載されている伯爵夫人を睨みつけた。
緊張した面持ちの陛下が震えた手で書状に目を通すと、隣に座るモンタギュー殿に羊皮紙を渡した。予めミシェルから聞いていたようで内容は知っていたのだろう、こちらは特に驚いた様子はない。
「そこに書かれていることを簡単に説明させていただくと、こちらのデルフィニウム侯爵と、そちらで知らん顔をしていらっしゃるアグリモニー伯爵夫人の内通の証拠を記させていただいております。物証や細かい資料はこちらに」
ここでやっと俺の出番だ。先ほどミシェルに渡された箱をモンタギュー殿の従者に渡す。
蓋を開け箱の中身を見分しているところで会議室の扉が開いた。入ってきたのはリリエンソール家の密偵ヘルゲと怪我をしている見知らぬ男だ。
連れてこられた男は手足を折られており、口には自害を防ぐためなのか猿轡が咬ませられていた。
「ミシェル将軍の命により証人を連れてまいりました」
「ジャン!? なんてことを……!」
ここにいる貴族の何人かはこの男に見覚えがあるのだろう。アグリモニー伯爵夫人のほうを一斉に見た。
しかし親子といってもいいのではないかと思えるほど年の離れた男を囲うなんていい趣味をしている。怖気が走るくらいだ。
伯爵夫人はジャンと呼んだ間男に駆け寄ろうとするが、警護のために室内にいた騎士に取り押さえられる。ミシェルが何らかの手段で警備兵と入れ替えておいたロビンだ。
ロビンであれば魔法防御が高いので、夫人の魔法攻撃を受けてもそこまで大きなダメージを受けないのと、農業をやっていたぶん他の魔導騎士より体格がいいので聖騎士の格好をしていても見劣りしないのだ。
「領地の備蓄食料の横流しに、税の搾取。他国の貴族に対する贈収賄に……人身売買までしているとは。呆れたものだね」
モンタギュー殿は一通りの証拠を流し読みしたあと、わきで間男の手当てを訴える伯爵夫人を邪魔そうに一瞥するとデルフィニウム侯爵を冷たく見据える。
流石ミシェルのお父様、冷ややかな視線がそっくりだ。怖い。
「そちらの夫を殺そうと企んでいるアグリモニー伯爵夫人も含めて、なにか弁解はあるかな?」
「待って下さいませ! 私はこの男が間者などとは知らなかったのです! 騙されていた哀れな女なのです!」
弁解の材料など無きにも等しいというのに、モンタギュー殿は笑みを浮かべながら二人に問いかけた。もちろん絶対零度の、目が全く笑っていない笑みだ。
伯爵夫人は取りすがるようにモンタギュー殿に近づこうとするが、ロビンがしっかりと取り押さえているのもあってか泣き叫ぶくらいしかできない。
「……私は部下に証人を連れてこらせただけであって、その男が間者だなんて一言もいっておりませんわよ。ねえ?」
「はい。私は証人をお連れしただけです」
そう。ミシェルはこの男のことは証人としか説明していない。それをわざわざ自ら間者と明かすとはつくづく間抜けである。
さすがの陛下も忠臣と思っていた二人の裏切りを理解できたようで、伯爵夫人は地下牢へ連れていかれた。間者の男は既にヘルゲが情報を聞き出していたようで、早いうちに処分されることとなるだろう。
「さてと。さっきからだんまりを決め込んでいるようだけど、パスカル殿は如何なさるおつもりかな?」
「ふ、ふふふ……」
気でも触れたのだろうか? 侯爵が低く笑い始める。これはあれだな。追い詰められて暴れるタイプだ。
俺は聖剣に手をかけ相手の動きを待った。侯爵自体は帯剣していないようだが護衛が剣を持っている。近くの者からも奪おうと思えば奪えるだろう。
「よくも……よくも私の夢を、野望を邪魔してくれたなリリエンソール家! 許さん、許さんぞ!」
激高した侯爵は近くにいた他家の従者から剣を奪うとモンタギュー殿を切りつけようと飛び掛かるが、近くに立っていた俺はすかさず間に割って入る。侯爵の従者はメレディスが魔法で威嚇してくれたおかげで少し離れ、そこをミシェルに氷漬けにされた。別室で待機しているデルフィニウム侯爵家の騎士たちは、リリエンソール家の老人たちが寄こしてくれた兵たちが押さえてくれているはずなので助けには来れない。
デルフィニウム侯爵パスカルはゲームではマップのボスとして登場するのもあって、それなりに強い敵キャラではあったが傭兵時代に俺が身に着けたスキル【後の先(反撃時、防御・回避にプラス補正が付く)】の効果で難なく受け流す。
そのまま反撃すると、俺の個人スキルである【断罪者の剣】が発動したのか一撃で決着がついた。
「わたし、わたしの……領地が……財産が……」
肩から脇腹にかけ深く切り付けられ喀血しながらも、デルフィニウム侯爵の心配事は自らの地位や財産のこととは呆れたものだ。
そんなものは信用と共に地に落ちているし、生き残ったとしても領地は取り上げられるだろう。
しかし俺が聖剣で人間を切ったのはこれが初めてだ。女神から聞いて知っていたとはいえ鈍らにならなくてよかった。
「やれやれ、久しぶりに肝が冷えたよ。エリアス殿、助かったよ。感謝する」
「いえ、こちらこそ会議場を血で汚してしまい申し訳ありません」
「君の功績に比べれば大したことじゃないよ。絨毯なんて新しいものに替えれば済むことさ」
モンタギュー殿が入口の兵に声をかけるとデルフィニウム侯爵は運び出され、アグリモニー伯爵夫人と同様に地下牢に連れていかれた。しかしあの出血では長くは持たないだろう。
事後処理を済ませ王族の亡命に関して話を詰めつつ、防衛線の確認を行っていると廊下のほうが騒がしくなった。
「騎士団長さまが帰還されました」
「おっ、レックスが帰ってきたか。これで前線の状況を詳しく聞けそうだ」
会議室に入ってきたレックス殿の表情は暗く憔悴している様子が見て伺える。
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