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第一部
第二十八話 対合成獣へ向けて
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翌朝、迎えが来たのでアントン王子をアイリス城に送り出し、俺たちはこれからの作戦を話し合うことになった。
どうやら昨晩のうちにアゲートが話した合成獣の話がルイス王子に伝わっていたようで、その対応が主なものだった。
「先の戦闘で山岳にはびこる賊はいなくなりましたが、問題は例の魔物ですな」
「あぁ。アゲート殿、ジェラードに話は聞いているが他の者たちにも知っていて貰いたいことだから、ここでもう一度お願いできるかな?」
そう。今日は会議室にアゲートがいる。
昨日は仮面をつけている自分は相応しくないとかいって、待機場所で大人しく待っていたようだが今回はそうはいかない。会議室で一番注目されているのがこいつだ。
「山岳にいるという魔物はおそらく、帝国の魔女が生み出した合成獣と呼ばれるものです。合成獣の原型となったのが、シスル王国の伝承に伝わる怪物キマイラではないかというのが私の見解です」
「シスル王国には独自の伝承が多く伝わるのだったね」
「はい、そのようです。かの国は他の国々とは異なる神を信仰していることからかと」
アゲートは自分がシスル出身だって隠したいんだろうな。まあ今ここで身元がばれたらまずいだろうし、こいつの目的が判るまでは見守ることにしようと思ってる。
「対応の仕方としては、この辺りの方々にはあまり経験はないかと思いますが野生の飛竜と同じようなものかと」
「とても獰猛という事か……しかしあの姿では弓で射落とすというのは必要ないし、重騎士のように頑健なものに前に出てもらって魔法や威力の高い武器での攻撃が妥当なのだろうか……」
「伝承におけるキマイラは、神の加護を得た勇者に退治されております」
アゲートがちらりとこちらを見てくる。まさかお前もマーリンと同じように女神の認知度上げようとしているのか。
「勇者か……そういえばエリアス殿が悪竜ニドヘグを退治した翠緑の勇者だと聞いているのだけど、間違いないかな?」
「はい。俺は女神アストレアの加護を受けています」
あれから半年は経過しているからか、海を渡った先であるアイリスにも俺の噂は届いているらしい。
こころなしかルイス王子の目がキラキラと輝いている。争いを好まない王子といっても男の子なのだろう、英雄譚は好きらしい。
「そうなると例の合成獣はエリアス殿を軸としたメンバーで戦うのがいいのだろうね。火を噴くという事は魔法攻撃に近いのかな。だとしたら魔導士の援護と……」
山道の地図と自軍の編成を確認しつつ、ルイス王子はバーナード将軍と布陣を相談している。
アイリス軍には魔導士の類が少ないのだが、ローレッタの魔導騎士やスターチス伯爵家に雇われた傭兵団の魔導士なんかもいるので、そちらもルイス王子の指揮下に移動している。
ゲームでは序章が初陣であるはずなのだがルイス王子は相談役でもあるバーナードに支えられつつ、厳格な父の教育の賜物なのもあってか戦場に立っても臆することはなかった。
たしか歴代シリーズで唯一、撤退戦が無かった主人公でもある。しかも個人スキルの名前が【軍神の加護】だからな。一番戦上手な主人公だったのだろう。
「合成獣はこちらが接近しても動くことはなかったが、もしかしたらエリアス殿が近づくと何かしらの反応を見せるかもしれない。なので重騎士を前衛に配置してエリアス殿はそのすぐ後ろに、援護役はその左右に配置。背後は魔導士と弓兵で固める。騎士たちは怪我人が出た際の回収と、もしもの際の援護を臨機応変にしてもらうことになるかな」
「エリアス殿の守備と魔防をお伺いしてもよろしいかな?」
あっ、そっか。防御関連は教えておかないと指揮官としても、どの程度まで耐えられるか判別できないよな。
実は先日の竜騎士との戦闘でレベルが1上がっている。カウスリップの効果のおかげで良成長を遂げることもできた。そんな俺の現在の防御関係は守備19・魔防7だ。物理は受けても問題ない範囲だが、魔法は相手によっては辛いステータスだ。
「守備が19で魔防が7だから、合成獣の吐き出すらしい炎が魔法攻撃だとしたら様子を見たい数値だな」
「結構高いんだね。わが軍で魔防が一番高いのはバーナードなんだけど、それでも6なんだ。君たちの中で更に魔防が高いものが居たら名乗り出てもらえるかな?」
そうだ。原作ではハイドランジア攻略前の時点だとアイリス軍のメンバーとブリジットたちだけだから、ステータスが高いのはお助けユニットでもあるバーナードだけだった。
原作通りのステータスであればフェイス様とメレディスがバーナードよりも魔防が高いのだが、メレディスはともかくフェイス様を押すわけにはいかない。
ハイドランジア本国に辿り着けば、アガーテの護衛である魔導騎士が魔防9で結構高いけど居ない人には頼れない。
「私の魔防は15あります。守備も28ありますのでエリアス殿の援護役はお任せください」
さすがオニキス。いや、今はアゲートだったな。案の定、聖騎士の守備上限に達していた。魔防なんて俺の倍あるじゃねぇか!
お前が勇者じゃダメなのかよ。なんか悲しくなってきた。
「それは凄いね。きみの正体を詳しく聞けないのが残念だよ」
「いずれ時が来れば必ずお話いたします」
たぶんアゲートがこの軍で一番強いだろうな。昨日今日とアイリス軍内を見た限りだと、原作では味方最強だった村人が居なかったし。
いや、確かリックはゲームで仲間になった時点――今から約二年後で十四歳とか言ってた気がするから流石に志願はしてこなかったのだろう。少し寂しい。
「ではエリアス殿の援護はアゲート殿に任せることにする。山越えの準備はもう少しかかるから、その間に各自の準備を済ませておいてくれ」
山道での合成獣との戦闘や、もしハイドランジア軍が戻ってきた際の対処法などを話し合うと、この日の会議はお開きとなった。
輸送隊の確認などをしているルイス王子について回っているグレアム王子の姿が見えたが、経験不足を補うために色々と学べているようである。
「エリアス殿。防御関連以外のステータスも教えていただけるか?」
「……お前がそれを聞いてくるとは思ってなかったよ」
「一方的に知られるのが嫌なのであれば、私のステータスも教えよう」
これはもしや前世で噂に聞いていたマウンティングという奴だろうか。しかし援護をしてもらう身としては回避率とか知っていて貰いたいし教えないわけにもいかない。
「勇者レベル9、HP36、力18、魔力22、技16、速さ16、幸運7、守備19、魔防7、体格9だ」
移動力とか武器熟練度は必要ないだろうから省いたが、多分この中で俺がオニキスに勝っているステータスは魔力と幸運だけだろうことは断言できる。
「ふむ。私は聖騎士レベル20、HP55、力35、魔力1、技29、速さ28、幸運3、守備30、魔防15、体格は馬含めて17だ」
「聖騎士の限界値越えている気がするんだが気のせいか? ってか、さっきルイス王子に申告してた守備と違うじゃないか!」
「とある事情があって他の聖騎士とステータス限界が異なっているのだ。事情に関してはすまないが……」
聖騎士や魔導騎士などの騎馬ユニットは歩兵と違いステータスに表記される体格が馬の分で10増えているのだが、この見た目で俺より体格が低いとか詐欺だろ。
そしてなんでステータスが限界突破してるんだよ。月虹のステ上限は最大でHP50他30だろうが!
「他は原作通りなくせに、どんなチート使ってるんだ!?」
「原作……? チート……?」
「あっ、いや。今のは何でもない。聞かないでくれ」
思わず原作とかチートとか叫んでしまったが、この世界の住民には意味の分からない単語だろう。適当に誤魔化すのが一番だ。むしろこいつと同じように『詳しく聞くな作戦』を使う。
案の定、アゲートは少し考えるそぶりを見せたが、それ以上詮索してくる様子はなかった。かのように見えた。
「エリアス殿。……リコレクションズのリセマラ回数は?」
「百超えたあたりから数えていない……って、まさか!?」
思わず答えてしまったが、リコレクションズというのはレギンレイヴシリーズ九作目にあたるソシャゲだ。通称はリコレ。
俺は前世で氷の貴公子ミシェルを引き当てるためだけに数えきれないほどのリセマラをしたし、SNSで回数自慢もとい自虐をした気もする。
しかしこの質問が飛んできたという事は……
「メテオライト様が転生者だという話は聞き及んでいたが、貴殿もであったか」
「えっ、まじで?」
「私はつまらぬ嘘はつかぬ」
まさかの転生仲間である。今まで散々ビビっていた俺が馬鹿みたいに思えるが、これは味方である可能性が高くなった。
メテオライトに説得頼まなくても良かったんじゃないかこれは。
「こちらに合流したのはミシェル嬢に頼まれたからでもあるが私の本心でもある。本当の目的は君たちにとって悪い話ではないが、ここでは人の耳が多い」
詳しくは後日といってアゲートは話を切り上げると、日課であるという鍛錬を始めてしまった。
どうやら昨晩のうちにアゲートが話した合成獣の話がルイス王子に伝わっていたようで、その対応が主なものだった。
「先の戦闘で山岳にはびこる賊はいなくなりましたが、問題は例の魔物ですな」
「あぁ。アゲート殿、ジェラードに話は聞いているが他の者たちにも知っていて貰いたいことだから、ここでもう一度お願いできるかな?」
そう。今日は会議室にアゲートがいる。
昨日は仮面をつけている自分は相応しくないとかいって、待機場所で大人しく待っていたようだが今回はそうはいかない。会議室で一番注目されているのがこいつだ。
「山岳にいるという魔物はおそらく、帝国の魔女が生み出した合成獣と呼ばれるものです。合成獣の原型となったのが、シスル王国の伝承に伝わる怪物キマイラではないかというのが私の見解です」
「シスル王国には独自の伝承が多く伝わるのだったね」
「はい、そのようです。かの国は他の国々とは異なる神を信仰していることからかと」
アゲートは自分がシスル出身だって隠したいんだろうな。まあ今ここで身元がばれたらまずいだろうし、こいつの目的が判るまでは見守ることにしようと思ってる。
「対応の仕方としては、この辺りの方々にはあまり経験はないかと思いますが野生の飛竜と同じようなものかと」
「とても獰猛という事か……しかしあの姿では弓で射落とすというのは必要ないし、重騎士のように頑健なものに前に出てもらって魔法や威力の高い武器での攻撃が妥当なのだろうか……」
「伝承におけるキマイラは、神の加護を得た勇者に退治されております」
アゲートがちらりとこちらを見てくる。まさかお前もマーリンと同じように女神の認知度上げようとしているのか。
「勇者か……そういえばエリアス殿が悪竜ニドヘグを退治した翠緑の勇者だと聞いているのだけど、間違いないかな?」
「はい。俺は女神アストレアの加護を受けています」
あれから半年は経過しているからか、海を渡った先であるアイリスにも俺の噂は届いているらしい。
こころなしかルイス王子の目がキラキラと輝いている。争いを好まない王子といっても男の子なのだろう、英雄譚は好きらしい。
「そうなると例の合成獣はエリアス殿を軸としたメンバーで戦うのがいいのだろうね。火を噴くという事は魔法攻撃に近いのかな。だとしたら魔導士の援護と……」
山道の地図と自軍の編成を確認しつつ、ルイス王子はバーナード将軍と布陣を相談している。
アイリス軍には魔導士の類が少ないのだが、ローレッタの魔導騎士やスターチス伯爵家に雇われた傭兵団の魔導士なんかもいるので、そちらもルイス王子の指揮下に移動している。
ゲームでは序章が初陣であるはずなのだがルイス王子は相談役でもあるバーナードに支えられつつ、厳格な父の教育の賜物なのもあってか戦場に立っても臆することはなかった。
たしか歴代シリーズで唯一、撤退戦が無かった主人公でもある。しかも個人スキルの名前が【軍神の加護】だからな。一番戦上手な主人公だったのだろう。
「合成獣はこちらが接近しても動くことはなかったが、もしかしたらエリアス殿が近づくと何かしらの反応を見せるかもしれない。なので重騎士を前衛に配置してエリアス殿はそのすぐ後ろに、援護役はその左右に配置。背後は魔導士と弓兵で固める。騎士たちは怪我人が出た際の回収と、もしもの際の援護を臨機応変にしてもらうことになるかな」
「エリアス殿の守備と魔防をお伺いしてもよろしいかな?」
あっ、そっか。防御関連は教えておかないと指揮官としても、どの程度まで耐えられるか判別できないよな。
実は先日の竜騎士との戦闘でレベルが1上がっている。カウスリップの効果のおかげで良成長を遂げることもできた。そんな俺の現在の防御関係は守備19・魔防7だ。物理は受けても問題ない範囲だが、魔法は相手によっては辛いステータスだ。
「守備が19で魔防が7だから、合成獣の吐き出すらしい炎が魔法攻撃だとしたら様子を見たい数値だな」
「結構高いんだね。わが軍で魔防が一番高いのはバーナードなんだけど、それでも6なんだ。君たちの中で更に魔防が高いものが居たら名乗り出てもらえるかな?」
そうだ。原作ではハイドランジア攻略前の時点だとアイリス軍のメンバーとブリジットたちだけだから、ステータスが高いのはお助けユニットでもあるバーナードだけだった。
原作通りのステータスであればフェイス様とメレディスがバーナードよりも魔防が高いのだが、メレディスはともかくフェイス様を押すわけにはいかない。
ハイドランジア本国に辿り着けば、アガーテの護衛である魔導騎士が魔防9で結構高いけど居ない人には頼れない。
「私の魔防は15あります。守備も28ありますのでエリアス殿の援護役はお任せください」
さすがオニキス。いや、今はアゲートだったな。案の定、聖騎士の守備上限に達していた。魔防なんて俺の倍あるじゃねぇか!
お前が勇者じゃダメなのかよ。なんか悲しくなってきた。
「それは凄いね。きみの正体を詳しく聞けないのが残念だよ」
「いずれ時が来れば必ずお話いたします」
たぶんアゲートがこの軍で一番強いだろうな。昨日今日とアイリス軍内を見た限りだと、原作では味方最強だった村人が居なかったし。
いや、確かリックはゲームで仲間になった時点――今から約二年後で十四歳とか言ってた気がするから流石に志願はしてこなかったのだろう。少し寂しい。
「ではエリアス殿の援護はアゲート殿に任せることにする。山越えの準備はもう少しかかるから、その間に各自の準備を済ませておいてくれ」
山道での合成獣との戦闘や、もしハイドランジア軍が戻ってきた際の対処法などを話し合うと、この日の会議はお開きとなった。
輸送隊の確認などをしているルイス王子について回っているグレアム王子の姿が見えたが、経験不足を補うために色々と学べているようである。
「エリアス殿。防御関連以外のステータスも教えていただけるか?」
「……お前がそれを聞いてくるとは思ってなかったよ」
「一方的に知られるのが嫌なのであれば、私のステータスも教えよう」
これはもしや前世で噂に聞いていたマウンティングという奴だろうか。しかし援護をしてもらう身としては回避率とか知っていて貰いたいし教えないわけにもいかない。
「勇者レベル9、HP36、力18、魔力22、技16、速さ16、幸運7、守備19、魔防7、体格9だ」
移動力とか武器熟練度は必要ないだろうから省いたが、多分この中で俺がオニキスに勝っているステータスは魔力と幸運だけだろうことは断言できる。
「ふむ。私は聖騎士レベル20、HP55、力35、魔力1、技29、速さ28、幸運3、守備30、魔防15、体格は馬含めて17だ」
「聖騎士の限界値越えている気がするんだが気のせいか? ってか、さっきルイス王子に申告してた守備と違うじゃないか!」
「とある事情があって他の聖騎士とステータス限界が異なっているのだ。事情に関してはすまないが……」
聖騎士や魔導騎士などの騎馬ユニットは歩兵と違いステータスに表記される体格が馬の分で10増えているのだが、この見た目で俺より体格が低いとか詐欺だろ。
そしてなんでステータスが限界突破してるんだよ。月虹のステ上限は最大でHP50他30だろうが!
「他は原作通りなくせに、どんなチート使ってるんだ!?」
「原作……? チート……?」
「あっ、いや。今のは何でもない。聞かないでくれ」
思わず原作とかチートとか叫んでしまったが、この世界の住民には意味の分からない単語だろう。適当に誤魔化すのが一番だ。むしろこいつと同じように『詳しく聞くな作戦』を使う。
案の定、アゲートは少し考えるそぶりを見せたが、それ以上詮索してくる様子はなかった。かのように見えた。
「エリアス殿。……リコレクションズのリセマラ回数は?」
「百超えたあたりから数えていない……って、まさか!?」
思わず答えてしまったが、リコレクションズというのはレギンレイヴシリーズ九作目にあたるソシャゲだ。通称はリコレ。
俺は前世で氷の貴公子ミシェルを引き当てるためだけに数えきれないほどのリセマラをしたし、SNSで回数自慢もとい自虐をした気もする。
しかしこの質問が飛んできたという事は……
「メテオライト様が転生者だという話は聞き及んでいたが、貴殿もであったか」
「えっ、まじで?」
「私はつまらぬ嘘はつかぬ」
まさかの転生仲間である。今まで散々ビビっていた俺が馬鹿みたいに思えるが、これは味方である可能性が高くなった。
メテオライトに説得頼まなくても良かったんじゃないかこれは。
「こちらに合流したのはミシェル嬢に頼まれたからでもあるが私の本心でもある。本当の目的は君たちにとって悪い話ではないが、ここでは人の耳が多い」
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