43 / 140
第一部
第四十三話 聖王の眠る霊廟
しおりを挟む
リリエンソール渓谷を越えた解放軍は王都近くで合流してきたフェオたち二人を除く草原の民たちの助力もあって、順調に聖王国の解放を進めることができた。
といっても渓谷での戦いで王都に配置されていた帝国軍の殆どを撃退できていたらしく、帝国の目的が聖王国の支配ではないことが浮き彫りとなる形となったに過ぎない。
王都アヴァロンやその周辺の地域では解放を喜ぶ声が上がり、街の人々の表情にも明るいものが見え始める。
グレアム王子は生き残っている諸侯への手紙や各所への手配に大忙しとなり、生き残っていたリリエンソール家の老人たちがそれを補佐してくれている。
先ほどもリリエンソール家の老人たちと顔をあわせることがあったのだが、何というか怖かった。
何が怖いって、こいつらがミシェルに渡したデルフィニウム侯爵の罪の数々の中身に『婚前に奥方へ送ったラブレターの内容』とか『若いころに書いたポエム』が入っていることを教えてきたからだ。読んだ感想を聞かせてほしかったらしいのだが、そんなもの読みたくもないし存在自体知りたくなかった。
そして帝国がまた動き出す前にと、フェイス様が歴代聖王の眠る霊廟へ向かいたいと言い出したのはつい先ほどの話になる。
歴代聖王の眠る霊廟にはローレッタ聖王国の神器【神光アルヴィト】と【聖杖ヘルヴォル】が共に祀られている。
原作ではこのマップにはスケルトンなどアンデッド系の魔物が現れ戦闘になるのだが、神聖魔法が弱点なのでフェイス様の経験値と消えるのがお約束となる。
「王を弔うさい以外で立ち入ると、歴代聖王に殉じて眠る騎士たちが動き出すと聞いていたのですが……」
「全く動いていないわね」
魔導書を持ち霊廟に入ってきたフェイス様は思っていた展開と違い拍子抜けしてしまったのか困ったような表情をしている。
メレディスも炎の魔法はアンデッドに効果が高いからと勇んで付いてきたのだが肩透かしを食らってしまったようだ。
「まぁまぁ! 何もなく平和でいいじゃないですか。なっ、エリアス?」
「確かにそうだな。でもフェイス様に何かあっては大変だし警戒は怠るなよ?」
炎魔法に適性の無いロビンは、わざわざ炎属性の水晶の剣を仕入れてきたというのに、この仕打ちだ。明るく振舞ってはいるが悲壮感が漂っている。
平和に事が進むのはいいことだが、今はまだ出てきていないだけかもしれないので油断はできない。通り過ぎたところで背後から、なんて笑えない話だ。
「ふむ。この壁に描かれているのは氷竜族の言語だな」
俺たちと共に霊廟に入ってきたマーリンが一番最初に目を付けたのは、転がっている骨でも宝でもなく、石壁に描かれている文字だった。
この言語に関しては残念ながら俺には全く読むことができないのだが、絵も一緒になっていることからなんとなく雰囲気だけは伝わる。
「氷竜族……? マーリン様、不勉強で申し訳ないのですが氷竜族とは?」
「うん? あぁ、こちらの人間には馴染みのない話であったな。氷竜族というのは――」
フェイス様が聞いた氷竜族というのは軍神ハールの一族のことを指す。ハール神はローレッタ大陸においては隻眼の老人という姿が定着しているので壁画の中から探すのも簡単だ。
原作においては聖王国の至宝【月虹のレギンレイヴ】は、邪竜ロキと敵対していた氷竜ハールをはじめとする氷竜族の涙を固めて作られたものであると終盤にマーリンの口から明かされる。
これはマーリンたちの師である古の魔女――竜族と人間の混血児によって彼らに伝えられた話らしい。
帝国にいる竜族以外は聖王国建国の神話よりも遥か昔に未踏の地か別の大陸に移り住んでいるそうだが、邪竜の支配に苦しむ人間たちを憐れんで聖王リーヴに宝珠を授けたというのが原作からの情報になる。
「ハール神が竜族……ですか?」
「あぁ。わが師も神話の時代にそれを確認している」
「古の魔女エリウさまですね。まさか本当に神話の時代より生きておいでだったとは思ってもおりませんでした」
「この地に生きるものであればそう思っても無理はない。秘境には竜族も人も共に暮らしているが、私も修行のためにと、こちらへ出てこなければ知らぬことが多くあった」
マーリンの話によると彼は十数年前に師である古の魔女に言われるがまま、見識を広めるために大陸各地を旅していたそうだ。
その時たまたま知り合ったのがモンタギュー殿で幼いミシェルが魔導に興味を持ち始めた頃だったらしく、家庭教師として教鞭をとるようになったらしい。
聖王国の文化などもこの頃に多く学んだらしく、俺がかつて秘境に連れていかれた時に感じた文化の違いをマーリンからはあまり感じられなかったのは、この辺りが影響しているようだ。
「この壁画に描かれているのは聖王リーヴたちと邪竜ロキの戦いに関する記録のようだ。当時の人間たちには共通の言語こそあったが文字という道具はまだ無かったから、氷竜ハールとの交信の際にリーヴに伝えられ現在のローレッタ文字へと進化していったのだろう」
言われてみれば、どことなく俺たちがふだん使用している文字に似ているところがある。
氷竜族の文字は縦線と横線を組み合わせたものが多いみたいだが、中には現在も殆どそのまま使用されている文字があるので探せば俺でも読める部分がありそうだ。
しかし神話の時代に起こったことの記録だから、一般的な歴史書なんかに載っている以上の情報はなさそうだけどな。
そういえば竜族との交信は俺にも経験がある。女神より加護を貰った時がそれだ。
聖王リーヴは魔導の才を持つ者だから自力でも無意識のうちにできたみたいだが、俺の場合は古の魔女の介入が必要となり夢の世界で竜族に会うことができた。
確かによくよく考えれば、あれを自力で見た際は『変な夢を見た』か『自分は頭がおかしいのかもしれない』などという結論に終わりそうなものである。
「描かれている内容は奥に向かうにつれて邪竜との戦い終盤へと向かっているようだ。ここに描かれているのは、現在のアンスリウム公爵家とハイドランジア王家の祖先であるディムナだな」
アンスリウム公爵家は確か二百年ほど前に相続問題で一族が二分し、愛人の子であった長子が現在のハイドランジア王国に流され国家を打ち立て独立したのだったか。神器もその際に祖先であるディムナに順じて当時は聖王家が管理していた神炎フリストを下賜されたのだろう。
暗い通路をランタンの光で照らしつつ、マーリンの話を聞きながら進んでいくと無数の棺が並べられている場所に辿り着いた。
原作の情報からすると歴代聖王の眠る場所だ。神器はさらに奥の祭壇に祀られている。
「こちらは王家の祖先たちですね」
フェイス様は入ってすぐの場所で膝をつき歴代聖王に祈りを捧げる。
俺たちもそれに倣い祈りを捧げると、奥にある扉に足を進めた。
聖王家の紋章である月桂樹が描かれた大きな扉の前に立つとフェイス様は手を差し出し扉に触れる。
すると紋章が輝き、重厚な音を立てながら石作りの大扉がゆっくりと開かれた。
扉の向こうには眼帯をつけた老人――ハール神の石像が飾られており、その手前に設置されている祭壇の上には一冊の魔導書と、先端に羽根を模った装飾がなされた杖が安置されている。
フェイス様は真っすぐに祭壇へと向かい【神光アルヴィト】をその手に触れた時、その身は眩いほどの光に包まれた。光はすぐに収束しフェイス様の姿には特に異変は見られない。
「フェイス様!」
「メレディス、私は大丈夫です。光の中で聖王リーヴ様にお会いしてきました」
そういえば原作でも幾つかの神器は入手イベントが特殊で、祭壇では対応するキャラクターが生存している時に専用のイベントが発生するのだ。【神光アルヴィト】と【神弓シグルドリーヴァ】と【神剣スクルド】の三つがこれに該当する。
確かゲーム画面で見たのは聖王リーヴが子孫の無事を喜ぶと同時に、これから先に起こる困難に立ち向かう覚悟の是非を問うのだったか。
「聖王リーヴの思念に遭遇したか。どうやら君は神光と相性がいいらしい」
マーリンの話によるとすべての神器にはかつての使い手の思念が宿っているそうで、直系の子孫でも余程のことがない限りは思念体にも会うことができないそうだ。
そうなると原作で遭遇で来た残りの二人も神器との相性が良かったということになる。神剣はルイス王子の専用装備なので当然だが、神弓のほうは自由度があったのが問題だったのかもしれない。
同じく聖杖も回収すると俺たちは霊廟を後にした。
薄暗い地下から出ると外は夕日が差し込める時間となっており、入り口にはフェオたちと話し込んでいたことから置いていったアゲートが待っていた。
「無事に神器を回収できたようですね」
「はい。アゲート様は如何されましたか?」
アゲートはフェイス様に軽く挨拶を済ませると、道を譲るように身を斜め後ろに引く。
長身で体格の良い彼の陰に隠れていたのか、そこには見慣れない装束に身を包んでいるメテオライトが立っていた。
といっても渓谷での戦いで王都に配置されていた帝国軍の殆どを撃退できていたらしく、帝国の目的が聖王国の支配ではないことが浮き彫りとなる形となったに過ぎない。
王都アヴァロンやその周辺の地域では解放を喜ぶ声が上がり、街の人々の表情にも明るいものが見え始める。
グレアム王子は生き残っている諸侯への手紙や各所への手配に大忙しとなり、生き残っていたリリエンソール家の老人たちがそれを補佐してくれている。
先ほどもリリエンソール家の老人たちと顔をあわせることがあったのだが、何というか怖かった。
何が怖いって、こいつらがミシェルに渡したデルフィニウム侯爵の罪の数々の中身に『婚前に奥方へ送ったラブレターの内容』とか『若いころに書いたポエム』が入っていることを教えてきたからだ。読んだ感想を聞かせてほしかったらしいのだが、そんなもの読みたくもないし存在自体知りたくなかった。
そして帝国がまた動き出す前にと、フェイス様が歴代聖王の眠る霊廟へ向かいたいと言い出したのはつい先ほどの話になる。
歴代聖王の眠る霊廟にはローレッタ聖王国の神器【神光アルヴィト】と【聖杖ヘルヴォル】が共に祀られている。
原作ではこのマップにはスケルトンなどアンデッド系の魔物が現れ戦闘になるのだが、神聖魔法が弱点なのでフェイス様の経験値と消えるのがお約束となる。
「王を弔うさい以外で立ち入ると、歴代聖王に殉じて眠る騎士たちが動き出すと聞いていたのですが……」
「全く動いていないわね」
魔導書を持ち霊廟に入ってきたフェイス様は思っていた展開と違い拍子抜けしてしまったのか困ったような表情をしている。
メレディスも炎の魔法はアンデッドに効果が高いからと勇んで付いてきたのだが肩透かしを食らってしまったようだ。
「まぁまぁ! 何もなく平和でいいじゃないですか。なっ、エリアス?」
「確かにそうだな。でもフェイス様に何かあっては大変だし警戒は怠るなよ?」
炎魔法に適性の無いロビンは、わざわざ炎属性の水晶の剣を仕入れてきたというのに、この仕打ちだ。明るく振舞ってはいるが悲壮感が漂っている。
平和に事が進むのはいいことだが、今はまだ出てきていないだけかもしれないので油断はできない。通り過ぎたところで背後から、なんて笑えない話だ。
「ふむ。この壁に描かれているのは氷竜族の言語だな」
俺たちと共に霊廟に入ってきたマーリンが一番最初に目を付けたのは、転がっている骨でも宝でもなく、石壁に描かれている文字だった。
この言語に関しては残念ながら俺には全く読むことができないのだが、絵も一緒になっていることからなんとなく雰囲気だけは伝わる。
「氷竜族……? マーリン様、不勉強で申し訳ないのですが氷竜族とは?」
「うん? あぁ、こちらの人間には馴染みのない話であったな。氷竜族というのは――」
フェイス様が聞いた氷竜族というのは軍神ハールの一族のことを指す。ハール神はローレッタ大陸においては隻眼の老人という姿が定着しているので壁画の中から探すのも簡単だ。
原作においては聖王国の至宝【月虹のレギンレイヴ】は、邪竜ロキと敵対していた氷竜ハールをはじめとする氷竜族の涙を固めて作られたものであると終盤にマーリンの口から明かされる。
これはマーリンたちの師である古の魔女――竜族と人間の混血児によって彼らに伝えられた話らしい。
帝国にいる竜族以外は聖王国建国の神話よりも遥か昔に未踏の地か別の大陸に移り住んでいるそうだが、邪竜の支配に苦しむ人間たちを憐れんで聖王リーヴに宝珠を授けたというのが原作からの情報になる。
「ハール神が竜族……ですか?」
「あぁ。わが師も神話の時代にそれを確認している」
「古の魔女エリウさまですね。まさか本当に神話の時代より生きておいでだったとは思ってもおりませんでした」
「この地に生きるものであればそう思っても無理はない。秘境には竜族も人も共に暮らしているが、私も修行のためにと、こちらへ出てこなければ知らぬことが多くあった」
マーリンの話によると彼は十数年前に師である古の魔女に言われるがまま、見識を広めるために大陸各地を旅していたそうだ。
その時たまたま知り合ったのがモンタギュー殿で幼いミシェルが魔導に興味を持ち始めた頃だったらしく、家庭教師として教鞭をとるようになったらしい。
聖王国の文化などもこの頃に多く学んだらしく、俺がかつて秘境に連れていかれた時に感じた文化の違いをマーリンからはあまり感じられなかったのは、この辺りが影響しているようだ。
「この壁画に描かれているのは聖王リーヴたちと邪竜ロキの戦いに関する記録のようだ。当時の人間たちには共通の言語こそあったが文字という道具はまだ無かったから、氷竜ハールとの交信の際にリーヴに伝えられ現在のローレッタ文字へと進化していったのだろう」
言われてみれば、どことなく俺たちがふだん使用している文字に似ているところがある。
氷竜族の文字は縦線と横線を組み合わせたものが多いみたいだが、中には現在も殆どそのまま使用されている文字があるので探せば俺でも読める部分がありそうだ。
しかし神話の時代に起こったことの記録だから、一般的な歴史書なんかに載っている以上の情報はなさそうだけどな。
そういえば竜族との交信は俺にも経験がある。女神より加護を貰った時がそれだ。
聖王リーヴは魔導の才を持つ者だから自力でも無意識のうちにできたみたいだが、俺の場合は古の魔女の介入が必要となり夢の世界で竜族に会うことができた。
確かによくよく考えれば、あれを自力で見た際は『変な夢を見た』か『自分は頭がおかしいのかもしれない』などという結論に終わりそうなものである。
「描かれている内容は奥に向かうにつれて邪竜との戦い終盤へと向かっているようだ。ここに描かれているのは、現在のアンスリウム公爵家とハイドランジア王家の祖先であるディムナだな」
アンスリウム公爵家は確か二百年ほど前に相続問題で一族が二分し、愛人の子であった長子が現在のハイドランジア王国に流され国家を打ち立て独立したのだったか。神器もその際に祖先であるディムナに順じて当時は聖王家が管理していた神炎フリストを下賜されたのだろう。
暗い通路をランタンの光で照らしつつ、マーリンの話を聞きながら進んでいくと無数の棺が並べられている場所に辿り着いた。
原作の情報からすると歴代聖王の眠る場所だ。神器はさらに奥の祭壇に祀られている。
「こちらは王家の祖先たちですね」
フェイス様は入ってすぐの場所で膝をつき歴代聖王に祈りを捧げる。
俺たちもそれに倣い祈りを捧げると、奥にある扉に足を進めた。
聖王家の紋章である月桂樹が描かれた大きな扉の前に立つとフェイス様は手を差し出し扉に触れる。
すると紋章が輝き、重厚な音を立てながら石作りの大扉がゆっくりと開かれた。
扉の向こうには眼帯をつけた老人――ハール神の石像が飾られており、その手前に設置されている祭壇の上には一冊の魔導書と、先端に羽根を模った装飾がなされた杖が安置されている。
フェイス様は真っすぐに祭壇へと向かい【神光アルヴィト】をその手に触れた時、その身は眩いほどの光に包まれた。光はすぐに収束しフェイス様の姿には特に異変は見られない。
「フェイス様!」
「メレディス、私は大丈夫です。光の中で聖王リーヴ様にお会いしてきました」
そういえば原作でも幾つかの神器は入手イベントが特殊で、祭壇では対応するキャラクターが生存している時に専用のイベントが発生するのだ。【神光アルヴィト】と【神弓シグルドリーヴァ】と【神剣スクルド】の三つがこれに該当する。
確かゲーム画面で見たのは聖王リーヴが子孫の無事を喜ぶと同時に、これから先に起こる困難に立ち向かう覚悟の是非を問うのだったか。
「聖王リーヴの思念に遭遇したか。どうやら君は神光と相性がいいらしい」
マーリンの話によるとすべての神器にはかつての使い手の思念が宿っているそうで、直系の子孫でも余程のことがない限りは思念体にも会うことができないそうだ。
そうなると原作で遭遇で来た残りの二人も神器との相性が良かったということになる。神剣はルイス王子の専用装備なので当然だが、神弓のほうは自由度があったのが問題だったのかもしれない。
同じく聖杖も回収すると俺たちは霊廟を後にした。
薄暗い地下から出ると外は夕日が差し込める時間となっており、入り口にはフェオたちと話し込んでいたことから置いていったアゲートが待っていた。
「無事に神器を回収できたようですね」
「はい。アゲート様は如何されましたか?」
アゲートはフェイス様に軽く挨拶を済ませると、道を譲るように身を斜め後ろに引く。
長身で体格の良い彼の陰に隠れていたのか、そこには見慣れない装束に身を包んでいるメテオライトが立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる