翠緑の勇者は氷の魔女とお近づきになりたい

大鳳ヒナ子

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第二部おまけ

おまけ01

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※01話の少し前。

 シスル王国においては短い春の朔日、王城にて執務中のオブシディアンのもとに離宮の警備にあたっていた騎士から一つの知らせが届いた。先王マーティンの自死についてだ。

「マーティン陛下は聖王国では戦犯という扱いになっている。葬儀は必要最低限に済ませ、聖王への報告はもう少し情勢が落ち着いてからするようにと手配しておけ」

 指示を受けた騎士は短く返事をすると執務室から去っていった。先王であるマーティンはメテオライトたちに城を占領されたのちに離宮へと幽閉となり、以来政治の舞台にも立っていない。彼を囲っていた将軍や貴族たちは、ミスルトー家やラナンキュラス家から見て政敵であるクレマチス家を中心とした勢力であったが、その一派も発言力の強い者から事故などに偽造し始末していた。

(あれから約一年か。あの男にしては早いほうだったな)

 歴代シスル国王の中でもマーティンは際立って評価の低い王である。気が弱いのはともかく、戦場に立ちたがらないのはシスルの王族として致命的であった。
 しかもシスル国王は聖王国における辺境伯の爵位も有しているのだ。外敵である帝国を押し留め侵略を防がねばならなかった立場にあったにもかかわらず、その敵に与してしまったのだから始末に負えない。

(メテオライトは子供のころから数度、父親の関心を引こうとしていたみたいだが全て失敗に終わっている。だが父親代わりの俺が居れば十分だろう)

 王族として必要な躾も教育も、メテオライトが幼いころの教育係であったオブシディアンが施したものだ。たまにどこで覚えてきたのか解らないあざとい言動もあったが、それはメテオライトが懐いてくれている証拠だとオブシディアンは認識していた。
 最近はそういう年頃なのかメテオライトも子供のころのようにオブシディアンに甘えることが無くなり、多少なりとも寂しい思いをしてはいるが、部下たちの間で『顔が怖い』と評判があるオブシディアンなので多少の諦めもある。

(仕事は勤勉にこなしている。礼儀作法その他の再教育も問題は無い。だが――)

 オブシディアンには一つ、危惧していることがあった。それは完全男社会であるシスル王国軍では致命的なものである。女性が居ないというだけで少年趣味に走る騎士が一定以上存在するのだ。戦場では間違いなく頼りに出来るが平時が恐ろしい。

あの辺ヘリオドールとか、その辺ジェイドみたいに十三歳とかそのあたりから恐ろしく身長が伸びて、筋肉もついて厳つくなって帰ってくると思っていたのに、まさかの小柄な美少年!)

 オニキスから聞くこともできたはずなのに、オブシディアンはこの部分の確認を怠っていた。シスル王国民は大きく育つという思い込みとはとても恐ろしいものである。
 オブシディアンは美少年が大好きである。メテオライトは頭のてっぺんからつま先まで好みど真ん中であった。しかし主君に欲情するようなバカではない。なのでそういった愚か者の焙り出しと対応に悩まされていた。決して同担拒否ではない。
 現在は接触できる人間を制限してはいるが、いまだにメテオライトの顔をよく知らない兵も居るので今後のことを考えるとこの手法は長く使えない。

「オブシディアンさま~。俺そろそろマーリン殿主催の魔導教室に出たいんで行っても良いっすか?」

 言いながらヘリオドールはサンダーボルト(重装系特攻の効果付き)の魔導書を構える。魔導書はちょっとした辞書程度の厚さと重さがあるので鈍器としても十分な威力がある。

「待て! なぜ私に向ける!?」

 重装騎士カタクラフトの兵種は騎馬系と重装系のハイブリッドだ。物理防御特化型のステータスをしているオブシディアンだが、魔防もそこそこ高いほうであるのを差し引いても特攻を乗せられると流石に耐えられない。

「現状で俺の知ってる範囲で一番危険なのってオブシディアン様なんすよ。だって他の変態どもは全員閉め出してありますもん!」
「俺があの子に手を出すわけがないだろう!?」

 オブシディアンとヘリオドールの言い合いが始まったところで、今まで黙っていたジェイドが握りこぶしを作りヘリオドールの頭に落とした。
 本来であればヘリオドールの態度は目上の者に対するものとしては失礼なものだ。作法に煩いはずのオブシディアンが強く注意出来ないのは、彼らが過去に経験した事件にかかわるものなのでジェイドも理由をなんとなく知ってはいる。

「ヘリオドール、お前いい加減にしろよ? オブシディアン様もあまりムキにならないでください」

 げんこつに怯んだヘリオドールにそのままコブラツイストを決めながらジェイドは小言を続ける。メテオライトはまだ王位を継承していないことや、クーデターまがいの方法で国をひっくり返したのだ。やるべきことも警戒する事柄も山積みだ。くだらないことで喧嘩をしている場合ではない。

「すまん。少し大人げなかったな」
「ちぇ~。オブシディアン様をボコするチャンスだったのに~」

 ヘリオドールは再びジェイドによって関節技を決められ、今度は床に張り倒され海老反り状に締めあげられている。ヘリオドールはギブアップの意を表しているが帰ってくるのはお説教だけだ。

「だぁ~から反省してるって! 痛てえよ!」

 どうにか脱出したヘリオドールは一目散に部屋の入り口まで逃げると、当初の目的であった講義に出席するために廊下を走り去っていった。
 向かった先は魔導騎士マギナイトたちが勉強会に使っている詰め所。木で作られた簡素なテーブルと椅子、試行錯誤しながら残した戦場で役に立つ魔導理論を記した書物とも呼べない紙束や羊皮紙の詰め込まれた書棚があるくらいの部屋だ。

 帝国との戦いが終わって以降、シスル国王の騎士たちには肉体的にも精神的にも余裕が出来た。王族の主治医や治水などのインフラ整備の相談役を務める宮廷魔術師たちと違い、敵を倒し国を護ることが出来ればよかった騎士団では今まで座学など軽んじられていた。
 しかし本職の魔導士たちに魔力で及ばないという部分を補うためにも、時間的に余裕のある今のうちに騎士団でも座学を多く取り入れようということになり、戦後から滞在しているマーリンに指導を受け始めている。

 ヘリオドールが部屋に入ったときには既にこの勉強会に参加しているメンバーは全員揃っていた。むしろ遅刻してきたともいえる状態だったので簡単に謝罪すると席に着く。

(この授業を通して俺が炎魔法を使えるようになればメテオライト様も喜んでくれるはず。騎馬特攻――良い響きだぜ)

 講義の内容を一言一句聞き逃すまいと食らいつくヘリオドールの姿は、この場にいる誰よりも熱心なものであった。



 講義の数日後、ヘリオドールはメテオライトと共に実家のあるカレンデュラ伯爵領の視察へとやってきていた。一通り案内して回った後にやって来たのは氷室である。

「そういやマーリン殿から闇魔法はメテオライト様のほうが詳しいって聞いたんすけど、雷とか炎魔法との違いってどんな感じなんすか?」
「炎や雷の魔法は自然科学の分野だね。闇魔法は考古学を掘り下げた呪術かな。昔話とかで王の墓を暴いた奴が呪いで死んだって話あるでしょ? あれがそう」
「おっかね~っすね」
「ヘリドールには眩しい存在でいてほしいから、闇魔法には手を出してほしくないかな」
「そう言う事なら任せてくださいっす」

 使用人に案内され辿り着いたカレンデュラ家の管理する氷室には、立方体に切り出された氷がおが屑と共に箱詰めされ山のように並んでいた。カレンデュラ伯爵領は聖王国と面した南方にあるので比較的温暖な地域なのだが、この氷室は地下に存在するというのも相まって真冬のような寒さである。

「随分あるんだね」
「このへんの大きさだと距離的には山越えてすぐの街くらいが限界っすね。もっとデカい奴だと聖王国からパーティやるときとかに氷像用にって注文あるんすけど、流石にあれからまだ一年程度しかたってないんで注文がこないっす」
「それで僕にこの大量の氷をどうしろって言うんだい?」
「食料とかの保存以外にも用途があったら教えてほしいっす。金策したいんで」

 ヘリオドールの訴えは直球ではあるが貴重な収入源でもある氷の販売が滞っているのは死活問題だ。食料に関してはオニキスが改革してくれたおかげか国内の分くらいは賄えるようになったが、シスル王国にはこれといった名産品がないので貿易でどうにかしようというのは難しい問題なのだ。

「氷、氷ねえ……消費しやすいものなんて、かき氷くらいしか思いつかないよ」
「かき氷……っすか?」
「そう。前世では夏に食べる定番の氷菓子だったんだ。削った氷の上にイチゴとかレモンのシロップを掛けて食べるんだよ。いや~、懐かしいね。急いで食べると頭がキーンって痛くなってね」
「えっ、何すかそれ。ダメージはいるとか恐ろしい食いもんっすね。美味いんすか?」
「天然氷で作ると不純物とかの関係でキーンってならないはず。回転させる鉋みたいなので削るんだけど、これなら道具が作れれば再現可能だと思うよ」

 シャリシャリふわふわな食感はローレッタ大陸では珍しいし、なにより氷はシスル王国がほぼ独占して販売できる。そう付け足すとメテオライトは手帳を取り出しかき氷機とかき氷の絵を描いて見せる。

「その心は」
「ジェイドんちのリンゴでシロップ作ってもらおう」
「いいっすね。今の時期だとすげー紅い奴が取れるはずっす」
「ああ、あれか。いいね」

 そんなことを話し合いながら帰りの馬車へと乗り込む。自分たちのおやつにも良いが、商人などの行き来が多い街の屋台などで販売すれば物珍しさで買ってくれるものも居るのではないかなどと盛り上がる。

 そのまま子供の頃の思い出話などに浸っていると、ヘリオドールが思い出したかのように質問を投げかけた。

「メテオライト様とオブシディアン様ってあの事件の前に喧嘩とかしてましたっけ? あんまり構ってもらえなくて寂しそうっした」
「えっ、叔父上が寂しがってる? なんで?」

 氷室から邸へと戻る道中も終わりに近付いた馬車の中、メテオライトは素っ頓狂な声をあげていた。

「俺らがガキの頃ってメテオライト様、オブシディアン様にすっげー懐いてたじゃないっすか。言っちゃあなんすけど陛下よりも親子に見えるって~か」
「ああ、うん。まあ、あの当時って頼れる大人は叔父上くらいしか居なかったし」

 さすがに年齢が一桁だった時代と二十代も半ばの現在を比べられても困るというのがメテオライトの本心だが、実際問題として子供時代は現在よりも厳重に守られていた記憶があった。

「なんていうかね。昔はそうでもなかったと思うんだけど、今の叔父上の表情って三種類しかないというか……」
「あのいっつもむっつりした顔のオブシディアン様に三種類も表情があるんすか!?」
「うん。『怖い顔』と『すごく怖い顔』と『ものすごく怖い顔』の三段階」

 二人揃って大笑いする。たいして差が無いじゃないか、と。

「ところでメテオライト様ってオブシディアン様の趣味ってか嗜好って知ってましたっけ?」



「アダマースは今どこに居るか分かるか?」
「兄貴ならアマリリス侯爵の様子に嫌気がさして暇を貰ったみたいっすね。今じゃあ実家で穀潰ししてます」
「ふむ。ならば大丈夫か」

 離宮に幽閉状態だった先王マーティンが自死したために、旧体制派の動向に気を付ける必要がある。マラカイト将軍など主要な対抗派閥は一網打尽にできたが、中途半端な位置に居た者たちが一番扱いに困るのだ。
 その代表がアマリリス侯爵家とその下に付いていた貴族たちだ。ヘリオドールの実家であるカレンデュラ家は複数の侯爵家に子供を預けていたので兄弟が全員バラバラの派閥に所属するか、どこにも所属していないかなのでその所在把握に勤めているところであった。

「うちの兄貴だったら別に始末してくれてもいいですけど?」
「出来れば再びアマリリス家に潜り込んで、あの病人を懐柔できそうな情報でも持ってきてほしいものだがな」
「無理っすね。あんまり期待してやんないでください」

 腹違いの弟を手にかけ、実の父親を死に追いやった黒太子メテオライトの評判は両極端だ。仕方がないと流すもの、赦されざる行為だと糾弾するものと存在する。敵か味方かが判らないのであれば早いうちに始末してしまってもいいのではないかというヘリオドールの意見も尤もだが、オブシディアンはまだ利用価値があると踏んでいる。

 ここで部屋を訪ねてくるものがあった。ノックの後に室内に入ってきたのは、オブシディアンの実兄であるラナンキュラス侯爵クオーツだ。

「セプスは居るか? メテオライトのことで幾つか相談が――っと、ヘリオドールも居たのか。出直したほうが良いか?」
「いや。あの子のことであれば、これのほうが詳しいし除け者にすると後が怖い」

 クオーツは昔からオブシディアンのことをセカンドネームで呼んでいる。これは彼らの祖父や兄弟にも同じ名前を使うものが居るからだ。
 追い出されるかもしれない状況を察したヘリオドールはサンダーボルト(重装系特攻)の魔導書をチラつかせている。そんなことをしなくともオブシディアンには追い出すつもりなどないのだが、メテオライトの子供のころからのお気に入りであるヘリオドールは今も親しい存在なので相談相手にもちょうど良い。

「セプスお前。あの子に避けられてるんだって?」
「そういえばメテオライト様がオブシディアン様の顔が怖いって言ってましたよ」

 二人からの口撃に仕事の資料を読んでいると見せかけ昔の日記を読み返しているオブシディアンは椅子から転げ落ちる。

「私の顔はそんなに恐ろしいのか?」

 本人にも一応自覚はあるが、オブシディアンとメテオライトが離宮で一緒に過ごしていた時期はそうでもなかった。
 現在の妻であるミスルトー家の娘と利害関係の一致で契約結婚が成立した時にも散々『表情が険しい』と指摘されていたが、今までの人生で一番かわいがっていた子供からの評価となるとショックが大きかった。

「しかも三段階ありますよ! 『怖い顔』と『すごく怖い顔』、そして『ものすごく怖い顔』の三種類っす!」

 オブシディアンは頭をテーブルに打ち付けた。過去に実の娘からも同じ評価を受けたのだから仕方がない。クオーツに到っては腹を抱えて笑ってる。

「これからはお前が先頭に立ってあの子を護ることになるんだから、その辺はきちんと直しておけよ」
「そういうわけですから笑顔の練習をしましょう! オブシディアン様は厳格で冗談も通じなさそうな印象が強いでしょ? メテオライト様って身体が小さいから、大柄なオブシディアン様が余計に怖く見えるのかもしれないですし。柔らかい雰囲気を身に付ければ平気っすよ!」

 そういうとヘリオドールは、お手本だとばかりに眩しいばかりの笑顔をオブシディアンに向ける。オブシディアンも言われるまま口角をあげたが、普段使っていない顔の筋肉が引きつっているだけであった。それを脇で見ていたクオーツが吹き出して笑う。
 オブシディアンの経験上、ヘリオドールがわざとらしいレベルで明るく振舞うのは何かを隠している時だと知っていた。しかし流石にその腹の内までは判らない。

「どうだ?」
「なんか怖いっすね。パーティとかで客人の相手するときはどうしてんすか?」
「愛想が必要な場面は妻と娘たちに任せている」

 何の因果かミスルトー家には女児しか生まれない。なのでオブシディアンのように外部から男を迎え入れる必要がある。領地の経営などは殆ど妻が果たしているおかげでオブシディアンは王城でメテオライトに付いていられるのだが、騎士団で愛想は特に必要ないという事が拍車をかけている。

「仕方ないっすね。メテオライト様に関するとっておきの情報をオブシディアン様に授けてあげます。ズバリ! メテオライト様は甘いお菓子が大好きっす!」
「ミスルトー家には大陸で五指にはいる菓子職人が居るし、言い方はアレだが餌付けするのも手だろうな」

 そうして企画したのはラナンキュラス家に所縁ある者たちの再会を祝した気軽な茶会だ。もともとメテオライトはラナンキュラス家が差し出した王妃の子として一派閥の中心であったのだから、今まで日の目を見ることのなかった者たちにも改めて会いたいものが居るだろうし、クオーツが参加しているのであればオブシディアンも参加しやすいのが理由であった。

「メテオライトさま。来週予定している茶会に出す菓子ですが、選定をお願いします」
「へえ、また腕を上げたんじゃない?」

 嬉しそうに微笑みながらメテオライトはケーキに手を伸ばす。持ってきたのは三種類。茶を入れながら菓子職人に聞いたケーキそれぞれの説明をしていると、オブシディアンは急な呼び出しを受けた。新兵の喧嘩である。
 通常であれば小隊長ないしはそれに近いものが止めるべきだが、現在のシスル王国軍は再編の真っ最中につき人材の配置が安定していない。

「少々灸をすえてまいります」
「うん。ほどほどにね~」

 至福の表情でケーキを食むメテオライトに見送られながら、オブシディアンは訓練場へと向かった。
 そして喧嘩の説教もそこそこにメテオライトの執務室に戻る。室内には誰も居なかった。

「オブシディアン様。いくらメテオライト様が可愛いからって、そりゃ駄目っすよ」

 呆然と立ち尽くすオブシディアンの背後で、部屋に入ってきたばかりのヘリオドールがかき氷機の試作品を抱えたまま半目で言う。

「私は、やっていない」
「はいはい。知ってますって。一応、よそにお邪魔してないか確認してきますね~」

 オブシディアンは思った。メテオライトに避けられていた理由はヘリオドールが何かを入れ知恵したからだろうと。

「あっ、そうだ。言っときますけど俺がメテオライト様に教えたのは『オブシディアン様は美少年が大好き』ってことだけっすからね~!」
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