触手系な彼女と半吸血鬼な彼氏の性事情

琴葉悠

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二人の視点

結婚生活~そして妊娠~

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 マンションで一緒に暮らすようになったが、特に何も変わりません。
 朝一緒に起きて、食事をして、そして一緒に大学へ行き、講義などが終わり時間に合わせて一緒に帰るのです。

 最初はちょっかいをかけてくる連中がいたが、次第に居なくなりました。
 そしてクルスさんは卒業しました。
 が、私が在学なのでまだ同じ部屋から通っています。
 会社へ。

 クルスさんは経験を積みたいと本社勤務ではなくまずは子会社で働くことになりました。
 そこで見た不正などを全て父である社長に報告し、共に会社を良くしようとしています。

 一方私は学校で小さい嫌がらせは受けるが、黒服さんがきて連れて行ってしまうので表立ってというか、間接的にも直接的にも私に嫌がらせをすることができなくなっていきました。




「あの、マナさん」
「ん? なぁに、ミーシャさん」
 サークル仲間の半淫魔のミーシャさんが私に声をかけてきました。
「クルス先輩との新婚生活はどうですか?」
「んー学校時代とほとんど変わってませんよ、強いて言うなら一緒に朝出る時間がずれてるので見送られる、帰りは私が出迎える、ですかね」
「そうなんですか……あの、休日とかは?」
「二人でまったり」
「いいなぁ、それは」
 ミーシャさんは羨ましいように言いました。
「俺、気になること、ある」
「なんですか」
 半オークのオルク君が話しかけてきた。
「主婦、しながら学生、やるの、大変じゃ、ないか?」
「大変じゃないですよ、クルスさんも手伝ってくれますし」
「そうか、俺の所といっしょ、かーちゃんと、とーちゃん、一緒で仕事して、一緒に家事して、子どもの面倒、見てくれてた」
「私もそうなりたいですね」
 オルク君は私がそう言うと嬉しそうに笑いました。




 家に帰り、自分の食事の準備をしておき、クルスさんが帰ってくるまで待つのがいつも。
 が、この日は金曜日。
 私は先輩の会社に行き、いつも通り先輩が仕事を終えるのを待たせて貰います。

「マナ!」
「クルスさん」
「待たせてしまってすまない、さぁ帰ろう」
「はい」

 手を握りあい、共に帰宅し鍵をかけます。
 食事を済ませると、先輩はねだるような目で私を見ました。
「マナ……」
「はい、ではお風呂場へ行きましょうね」
 そう言って服を脱ぎ浴槽へと入る。
「たくさん、してほしい……」
「はい、分かりました」
 切なげな視線で見つめるクルスさんを抱きしめます。
 そしていつものように胸から下を触手化します。

「お、あっ」

 体液でぬるぬるとなった触手をアナルに入れて、ぬちゅぬちゅと突き上げます。
 筒状の触手でペニスを包んでしごいて射精を促します。

 どろどろと吐き出される精液を受け入れながら、私は言います。

「クルスさん」
「ふぁ……?」
「もうすぐ私卒業ですの、だからクルスさんの会社に入るのが決まりました」
「ほ、本当かい?」
「ええ」

 クルスさんを抱きしめます。

「ただ、本社の方に行く予定なので……」
「分かった父とも、相談する」
「それと……」
「それと?」
「子どもはいつ頃作りましょうか?」
「! 会社になれてから子作りをしよう」
「はい、では続けますね」
「ああ……んん、うぁあ」

 先輩は舌を出して喘ぎ始めました。

 私はぬちゅぬちゅと奥まで刺激し、どろどろと液体を注ぎ込みます。
 きゅうと絞まる感触を確かめながら、私はクルスさんが出す精液を触手でごくごくと飲み干しました。




 大学も無事卒業し、クルスさんのお父様の会社の本社勤務になりました。
 先輩もタイミングが良いということで本社勤務になりました。

 二人で組ませて貰い、試行錯誤しながら会社に貢献していきました。
 よく思わない人も居ますが、会社内にも黒服の方々はいます。
 私達に危害を加えようとすると容赦なく連れて行かれます。
 何をされて、開放されるのかは不明ですが、開放されたら誰もそういうことをしなくなりました。


 仕事も慣れて上手く回るようになってから義父様にも相談して、妊活しても良いかと聞くと義父様は驚いた顔をしてから嬉しそうに頷いてくれました。




「という訳で妊娠目的の行為をしましょう」
「い、いつものと違いがあるのかい?」
「ちょこっとだけ」
「どう違うんだい?」
 クルスさんに私は説明します。
「いつも通り私は触手化して性行為をしますが、私の子宮と膣に相当する触手で先輩のペニスを包んでそこで射精して貰います」
「今まではそうじゃなかったのかい?」
「ですね、そこでやっちゃうと即妊娠しちゃいますので、何せ触手族ですから、繁殖能力の強さはピカイチ」
「そ、そうなのか……」
「で、大丈夫ですか、先輩」
「ああ……大丈夫だ、でも妊娠したら君に負担がかかるだろう?」
「動けなくなるまでは大丈夫ですよ、動けなくなる時期が来たら自分ですぐ分かるので専門の病院に入院し、産休を取らせて貰います」
「そうか……」
「あ、これがその専門の病院の場所と担当医の名刺です、無くさないでくださいね」
「分かった」
 先輩に名刺を渡すと先輩は大切そうにしまった。
「じゃあ、子作り、しましょうか?」
 先輩は少し不安げだが、それでも嬉しそうに頷いた。


 風呂場で抱き合い、胸から下を触手化し、先輩のアナルを後ろからぬちゅぬちゅと突き上げる。
「お゛ああ゛」
 どろどろと垂れ流すようにあふれる精液を、卵管触手で受け止める。

 ぷちゅりと、卵管から出た卵子と受精したのが分かります。
 二個くらいですね。

 一回卵管触手でペニスを包むのを辞めて、今までの触手で包み直します。

 卵管触手の形状を変えながら、子どもを作る胎内へと変化させます。
 大事に、大事に。

 勿論先輩も大切に抱きます。
 ぬちゅぬちゅ、こりこり、さわさわ、しこしこ。
 体全部が気持ち良くなれるように、抱いてあげます。
 だって、当分は、ここまで気持ち良く抱いてあげられないかもしれませんから。


 妊娠し、それを確認して、お腹を大事にしていました。
 八ヶ月、あまり膨らまなかったお腹。
 ですが、それには訳があります。
 触手族は急成長するからです。
 ですから、八ヶ月の間はお腹が膨らまなかったのです、あまり。
 私は会社に入院する旨を伝えて、育休を取り、病院に向かいます。
 そして病院で、体の一部が触手化し、お腹が一気に大きく膨らみ増した。
 触手の塊が中の赤ん坊達を守っています。
 こうなると私は動けません。
 食事は持ってきて貰うことになり、トイレは行く必要は無くなります。
 いや、元々トイレにあんまり行くこと無かったんですが。

 会社帰りに先輩が病院に駆けつけました。

 お腹が触手の塊になってどんと出ている姿、実は見せたくなかったり。
「マナ……」
「クルスさん……」
 クルスさんは私のお腹──触手の塊になっている部分を抱きしめて言いました。
「有り難う、私の子を宿してくれて、頑張ってくれて……!」
 号泣してくれました。

 義父母と、両親もやってきて、初孫が生まれることにフィーバーしていました。

 担当医は──
「触手族の生態はやはり謎が多いな!」
 とのこと、大丈夫ですかねぇ?





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