私のセクサロイドは××

琴葉悠

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私のセクサロイドだけなんか違う!!~愛が重すぎる!!~

嫉妬するセクサロイド?!

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「おーセクサロイド買ったんだ!」
「オーダーメイドって高く無かった?」
「高かったですが、見た目だけイケメンにいじめられたのでちょっと……」
「なるほど……」
 休み明けの会社の昼休み時間、オフィスで話題に花を咲かせる同僚達に七瀬はげんなりした様子で答えた。
 同僚も分かっているような顔をしていた。
「どんなセクサロイドなの?」
「それが中々写真撮らせてくれなくて一枚だけなんとか撮れたんですよ、代償は大きかったですが……」
「代償? 写真を撮らせてくれない?」
 同僚の一人が不思議そうな顔をする。
「まぁ、それはともかく見せてよ」
「はい……」
 七瀬がウィルの写真を見せるとわっと皆が声を上げる。
「イケメンだけど、中性的~~ん? これモデルもしかしてゲームのキャラ?」
「はい、私がやってたゲームのキャラです」
「なるほど~すごい美形だわ」
「ところで代償ってなんだったの?」
「……性行為です」
「はい? ちょっと待って、主導権が何で七瀬ちゃんじゃなくてセクサロイドにあるの?」
「やっぱおかしいですよねー?! うちのセクサロイド!!」
 七瀬が弁当をがっつきながら、自棄になって言う。
「……今度、会わせてくれないかしら」
「心花さんのと?」
「ええ、違いを見たいの」
「はぁ……」
 何か嫌な予感がするなと七瀬は思いつつ了承した。




「お帰り」
「ただいまー……疲れた」
 夜の10時前に七瀬は家に帰路についた。
 ちょうど仕事が立て続けに来て、同僚達総出で片付けてなんとか終わったんだ。
「ご飯の用意はできている、食べてくれ」
「うん……」
 七瀬はウィルの手料理を口にする。
 家庭的な味で、涙がでそうになった。
「美味しい……」
「それは良かった、ところで──」
「男の匂いがするんだが、仕事場には男がいるのか?」
 どう言う嗅覚をしているんだと七瀬は思いつつ答える。
「うん、居るよ。でも仕事でしか話さないし、会話するのは女性の同僚だけだから」
「それならいいんだ」
 ウィルは七瀬が食べ終わった食器を下げて洗い始めた。
「ねぇ、ウィル」
「なんだ?」
「同じセクサロイドを持ってる同僚……いや先輩か、先輩がね、ウィルに興味を持って会いたいって」
「──それは一人でか?」
「ううん、セクサロイド同伴で」
「そうか」
「ダメ?」
「あまり会いたくないな」
「お願いだから会ってみてよ!」
「……そうだな」
 ウィルはにこりと笑った。
「七瀬がセックスさせてくれるなら」
「げ」
 七瀬は引きつった顔を浮かべた。




「あ、明日も仕事……!」
「だから最初から加減なしでいく」
 微笑むウィルに、七瀬はカチコチになった。
「いい香りだ」
 髪の匂いを嗅ぐウィルに、七瀬は返事をすることができなかった。
「では始めようか」
 そう言ってローションで手を濡らし始めた。

 来た初日から散々セックスをさせられた七瀬のそこは奥まで指を飲み込んだ。

「柔らかくて締め付けと緩めるのが交互にきてひくついている」
「あっ、あっあっ」

 くちゅくちゅくちゅ

「あっゆびぃ、そこ、そこだめ……♡」
「Gスポット、好きだろう?」

 とちゅとちゅとちゅ

「あっ♡ おくもらめ♡」
「子宮口すぐ下りてきてしまうもんな。他の男なんかにはやれない」
 子宮口を指で触られ、Gスポットも触られ、気持ちよさで七瀬の思考はとろけていた。

「手マンでここまでぐちゃぐちゃになるんだ。挿れたら気持ち良くなるだろう?」
「え、あっ♡ あっ♡ おっき、おっきぃい♡」
 指ではない太い物が奥まで入ってくる感触に、七瀬は甘イキを繰り返す。
「挿れただけで甘イキを繰り返すだなんて、本当に敏感だな。でも可愛い」
 ウィルはそう言って七瀬にキスをした。
「あーっ♡ あーっ♡」

 ばちゅんばちゅんばちゅん

「いく、いく、いくぅ♡」
「イクといい」

 どちゅんと奥まで一気に挿入すると、七瀬は舌を出して、プシャーと潮を吹いて気絶した。
「今日はこの程度にしておくか」
 ウィルはそう言って七瀬の身だしなみを整えて寝かせ、自分も別のベッドに横になり目を閉じた。




「ウィ、ウィル。待って、今日もするの?」
 次の日も、七瀬はウィルに迫られた。
「当然」
「ちょ、ちょっと落ち着こうよ。毎日セックスなんてしたら……あっ!」
 くちゅくちゅと音を立てて弄られる。
「だめ、そこカリカリしないでぇ……!」
 クリトリスを指で優しくかりかりとされると、七瀬は甲高い声を上げた。
「他のセクサロイドと比べるような発言をした君が悪い」
「してな……やぁああ!」

 ぐちゅぐちゅぐちゅ

 指が奥を蹂躙する。
「あっ♡ ダメになっちゃう♡ あっ♡ あっ♡」
「ダメになっていい」
「んんぁあ♡ あぁああ♡」
 くにくにとクリトリスを弄び、奥を刺激してやれば七瀬は愛液をどろどろとソコからこぼして床を濡らした。
「べっど♡ おねがいぃ♡」
「ダメだ」
 リビングのテーブルの上に縫い付けるように押しつけられ、その体勢のままバックで責められ始めた。
「だめ♡ おっきぃ♡ うぃるのおっきくて、がばがばになっちゃう♡」
「セクサロイドの『精液』にはそれを防ぐのが入っているから、たっぷりナカだしさせてもらおう」
「んあぁあああ♡ いく、おまんこいくぅ♡」
 ガクガクと足を震わせて、頭の中が真っ白になる感覚に七瀬は陥る。
 けれども──

 ばちゅんばちゅん

「だめっ♡ だめっ♡ いった、いったからぁ♡」
「今日はナカだしするまで終わらないといったはずだ」
「らめ♡ あっ、またいく……♡ やだぁ♡」

 ぐっと押しつけられ、どぷっとナカで液体がはじける。

「あーっ♡ あーっ♡」
「気持ちいいだろう?」

 またぐりぐりと押しつけられる。

「あぁっ♡ らめ♡ もうやすませてぇ♡」
「ダメだ」
「あ゛ーっ♡」

 その後二回ほどナカだしされて漸く七瀬は解放された。

 ちなみに、七瀬が職場の先輩の心花と会う約束をした休みの日まで、職場から帰って食事と風呂が終わると、ウィルに抱かれるのは続いた──





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