私のセクサロイドは××

琴葉悠

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私のセクサロイドはスパダリ~どろどろに甘やかされます~

完全決別~そして二人の平穏ないちゃらぶ~

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「朋香さん、今日はウキウキな感じですね」
「そ、そうですか? ……七瀬さんはちょっとお疲れな感じが……」
「金曜日はね、子ども達が寝た後が大変なのよ……」
「ああ……」
 朋香は七瀬の表情から察しがついた。
 自分と同じ内容だと。
 聞いた話だと、七瀬さんのセクサロイドはねちっこいから、体力を持って行かれるらしい。
 自分もそうだけどと、朋香は思った。

 ねちっこいくはない、けど快感の所為で頭が馬鹿になりそうになるのは確かだ。
「いけないいけない、仕事は早めに終わらせないと」
 朋香は思考を引き戻し、仕事に戻った。


「今日はお疲れ様です、来週までゆっくり休んでくださいね」
 社長が優しく微笑んで言う。
「有り難うございます」
「お疲れ様です」
「お疲れ様ですー」
 みんなが口々にそういい退勤していく。
 朋香も続けて退勤する。


 社宅のマンションの前に見慣れぬ黒服を着た連中がいて、皆戸惑っていた。
「どうする?」
「警察呼んだけど……早く来ないかな」
「……」
 朋香は嫌な予感がした。

 黒服の連中は朋香の姿を視認すると向かって来た。
「皆さん逃げて!」
 朋香はそう叫び逃げようとした、が腕を捕まれる。
「離して!」
「朋香ちゃん!」
「朋香さん!」
 ずるずると引きずっていかれるが、途中で動きが止まった。
「いでででで!」
「おい、俺の大事な朋香に何しやがる?」
 ジェイが下りてきていた、他のセクサロイド達も下りてきていた。
 皆自分のパートナーを守ろうとしている。

 男が手を離すと、ジェイは朋香を守る用に立ちはだかった。
「な、なんでただのセクサロイドがこんなに強いんだよ!」
「俺が強いんじゃない、お前等が弱いんだよ」
 ジェイは吐き捨てるように言った。
「て、テメェ‼ セックスするしか能がねぇ分際──」
 パトカーのサイレンの音が鳴り響いた。
 男達が逃げようとするがセクサロイド達が男達を捕縛する。

 警察がやって来て事情をその場で聞かれ、男達は連れて行かれた。
 そして翌日、連絡があった。
 祖父母から融資を打ち切られそうだから、融資をしてくれると言う老人に私を嫁がせようと両親が画策した物だった。

 それを聞いた祖父母達は融資を打ち切り、絶縁。
 遺産は全て娘の私に行くよう書類を作った。
 朋香も両親と二度目の絶縁を行った。

「引っ越したほうがいいのかな? みんなに迷惑かけちゃったし……」
「何言ってるの朋香ちゃん、朋香ちゃんは何一つ悪くないって社長もいってるから、それに当分パトロールしてくれるって言ってるし」
「はい……」
「そうよ、朋香さん。貴方が悪いのではないわ、寧ろ貴方をそのように扱う両親だけが悪いの」
「……」

 スマートフォンが鳴る。
「あれ、お祖父ちゃんからだ、でも仕事中」
「急用なんだろうと思う、出ていいよ」
 ちょうどやって来た社長がそう言うと、朋香は席を立ち電話にでた。

「もしもし、お祖父ちゃん」
『おお、朋香か、あの馬鹿共がすまないことをした、会社は儂等が見繕った別の人に任せて立て直して貰うことにした。そしてあの馬鹿共は知り合いの遠方の会社に飛ばした』
「え、遠方ってどれくらい?」
『まぁ、電車で戻ってくるのにも時間がかかる距離だ、そこで住み込みで働かせて性根もたたき直してもらっている』
「じゃあ、もう私心配しなくていいの?」
『ああ、そうだとも、ジェイさんと幸せにな』
「うん、うん」
 知らないうちに朋香は泣いていた。
 もう、家に束縛されなくてすむのだと、心の底から安心できたのだ。


「わー! それは良かったね!」
「祖父母には感謝しかないです……」
「これでジェイさんとゆっくり過ごせますね」
「はい」

 ジェイとゆっくり過ごすことができる、それだけで朋香には心のよりどころになっていた。

 金曜日になり、翌日が休日ということとなると、朋香はうきうきしながら社宅の自室へと帰宅した。
 ジェイが出迎えてくれた。
「ハニー、お帰り」
「ただいま、ジェイ」
 朋香は中に入り、ジェイの手料理を堪能する。
「歯を磨いてから風呂に入ってくればいい、俺は片付けしてるから」
「有り難うジェイ」
 朋香はジェイの言葉に甘えて歯を磨いてから風呂に入り、そして上がってきた。
 タオル一枚を巻いて、出てジェイのベッドに行くと、ジェイは上半身裸でベッドに座っていた。
 おいでといわんばかりに手招きをしている。

 朋香はジェイの股の間の空間に座ると、ジェイを見上げる。
「どうしたの?」
「ちょっといつもと違う風にやってみようと思ってな」
「……痛くないよね?」
「俺が痛くしたことはあったか?」
「ない」
「だろう?」
 ジェイの言葉に、朋香はドキドキしていると、タオルを脱がされる。
 標準的なサイズの胸をジェイはもみ、先端をいじくり回した。
「あっやっ♡」
「可愛い胸だな、揉み応えがあるしいじりがいがある」
 ジェイの吐息が朋香の耳に入り、ぞくぞくと背筋がざわめいて、下腹部がきゅん♡と切なくなった。
「じぇい♡ はやくぅ、はやくぅ♡」
「そうあせらなくても大丈夫だ、というか焦ってすると負担がでかいからな」
「うん……♡」
 ジェイは朋香にそう言うと、朋香のクリトリスを触った。
 まだ触られたことのない其処に朋香はびくっとする。
「大丈夫安心しろ」
「うん♡」

 こりこり♡
 くにゅくにゅ♡

「あっ♡ らめ、いくいっちゃう♡」
 そう言って朋香は舌を出して軽くのけぞる。
 秘裂からぷしゅと潮を吹いた。
「敏感だなぁ、そういうところもかわいいな」
 ジェイは朋香の髪にキスをして、今度は秘裂に指を入れて蜜壺を指で広げくちゅくちゅと指で愛撫を始めた。
「きもちよしゅぎてこわいぃ♡」
「それなら大丈夫だな」
 ジェイはそう言いながら空いた手で下腹部をとんとんと刺激し始めた。
「?」
 最初は意味が分からなかったが、しばらくすると、下腹部が切なさを訴えてきた。
「なにこれぇ?♡」
「ポルチオマッサージって奴かな、そろそろ頃合いだし」
 ジェイはボロンと勃起した雄を取り出した。

 ズリズリと朋香の秘裂に擦り付けてから、朋香を少し抱きかかえ、そして朋香の重さでゆっくりと飲み込んでいくように調整していた。

「お゛♡」

 全部飲み込み、最奥に雄の先端がぐりっと押しつけるような状態になっていた。
 朋香は「お゛っ♡ お゛っ♡」と濁ったあえぎ声をあげている。

 それから、少し激しく突くようにジェイは腰を動かした、朋香の首筋に吸い付いた。

「あっ♡ はげしっ♡ らめらめ♡ いっちゃう、いっちゃうぅぅ♡‼」

 朋香は目とトロめかせて絶頂を繰り返した。

「らめ♡ こわれちゃう♡ こわいぃ♡」
「大丈夫、こわれないから。大事にするから」

 ジェイは朋香の顔を向けさせてキスをした。

 朋香はうっとりとした表情でがくんとなり意識を暗転させた。


「ちょっとかわいがりすぎたな、次は注意しないとな」
 ベッドで二人横になり、小柄な朋香を抱きしめながらジェイも目を閉じた。






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