野花のような君へ

古紫汐桜

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野花のような君へ

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「あっ……、創さん。ダメですって……」
「ダメ?何で?はじめの此処は、触ってってこんなに可愛く主張してるのに……」
「創さん……話があるって……あっ…………」
  はじめの胸を愛撫する僕の頭を押さえ、羞恥に頬を染めたはじめが弱々しく抵抗をみせる。
邪魔な両手を頭の上で一纏めにすると
「話はこの後でも出来るだろう?今は、はじめが欲しい」
そう耳元で囁くと、僕の息が掛かってくすぐったそうにはじめが肩をすぼめる。
「そんな言い方……ずるいです……」
目をうるませ、頬を紅く染めたはじめが僕を見上げる。
普段は背も高いし、身体も畑仕事で身体が鍛えられているので、まさかはじめが抱かれる側だと誰も思わないだろう。
でも、今、僕の下で目をうるませ、頬を紅く染めてパジャマの上着を全開にした姿で、小さな乳首をツンっと立たせて身動ぐはじめを見たら誰もが襲いたくなるだろう。
こんな姿を自分しか知らないんだという事も、堪らなくはじめが愛しくなる。
僕に触れて欲しくて、ツンと立ち上がった乳首を口に含み、舌先で愛撫すると
「あぁっ!」
っと、はじめが全身をピンクに染めて仰け反る。
吸い上げながら時に甘噛みして、はじめの両手を拘束していない手で、反対側のはじめの乳首を人差し指と親指で刺激する。
「あっ!……あっ……あっ……」
僕しか聞いた事の無い、はじめの鼻にかかったような甘い喘ぎ声。
乳輪をなぞるように舌先で舐めた後、乳首を舌先で激しく舐め転がすと
「あぁっ!……創さ……ん、手……ぇ……」
腰を揺らし、首を振って言われて、はじめの両手を拘束していた手を外すと
「創さん……」
甘えるようにはじめの胸を愛撫していた顔を両手でそっと包むと
「キス……して下さい」
そう囁いた。
この状態でキスをせがまれたら、最後までOKって事なのではじめの唇にキスを落とす。
唇を重ね、舌を絡め合う。
キスの合間に首筋に舌を這わすと、はじめの手が僕の背中を掻き抱く。
「創さん……創さん……」
熱にうなされているように、はじめが僕の名前を呼ぶ。
再び唇を重ねると、はじめが僕の髪の毛に指を差し込みながら、僕の上唇と下唇を軽く咥えて吸い上げると、大きく口を開けて僕の舌を誘い込む。
互いに口を開き、はじめの口内を犯す。
上顎、舌全体を吸い上げながら絡め合わせ、はじめの舌を唇で挟んで吸い上げながら激しく上下に扱くと、はじめの両手が僕の肩を抱き締めて両膝を立てて腰を揺らす。
『ジュッ……ジュッ……』
と、舌を吸い上げる音が響き、はじめが身を捩るように腰を揺らし始める。
舌から吸い上げたまま唇を離すと、すっかり蕩けきった顔のはじめが僕を見上げて唇を半空きにした状態で唇を舐めると
「創さん、もっと……もっとキス……」
と、両手を広げて求めて来る。
もう、この時点で怒張した僕自身はかなり痛い。
「はじめ、ちょっと待って……」
頭を撫でて、枕元に置いたゴムを取り出すと、はじめが僕の手首を掴み
「創さん……今日は着けないで……」
うるうるした瞳で訴えられてしまう。
今すぐ挿入したい気持ちをグッと堪え
「はじめ、ちゃんと着けないと、明日、はじめが辛いよ」
と諭してみたが、はじめは首を横に振って
「要らない。俺とする時は、着けないで。創さんを直に感じたい……」
そう言って抱き着いて来た。
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