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淫靡なる宴
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「あっ……」
深い森の奥に古びた宮殿がある。
キングサイズのベッドに、複数の男に身体を弄ばれて恍惚の顔で腰を振る姿が天蓋のカーテンに影を映し出す。
屈強な男の身体に跨り、腰を振るその身体をあるものは乳首に吸い付き、あるものは背中に舌を這わせ、あるものは腰を揺らす人物の女性のような綺麗な顔立ちに似合わぬ男性の性器を咥えている。
「もう……、イクっ!」
綺麗な長い金髪を揺らし、腰を振る身体をビクンビクンと震わせてガックリと身体が脱落する。
その身体を、背中を舐めていた男が受け止める。
「王子、まだ…ギブアップは早いですよ」
囁かれて、その美しい青年は跨っていた男のモノを引き抜くと
「誰に言ってるの?お前こそ、僕を満足させられるのかな?」
そう言って、その男に四つん這いになって双丘を割り開く。
「そうこなくっちゃ」
下卑た笑みを浮かべた男が、白い陶器のように美しい肌を撫でた後、腰を抱き寄せて一気に貫く。
「あぁ!」
仰反る顔に他の男のモノが近付き、口内を犯される。
(もっと僕を汚せ…もっと……)
貫かれる灼熱の楔と、口内を犯す楔に涙を浮かべながら必死に口を動かす。
汚されれば汚される程、自分が生きていて良いと許されているような気持ちになる。
誰にも知られてはいけない関係を、持ち続ける自分が許されているような気持ちになる。
「んっ…んんっ!」
腰を打ち付ける動きが速くなり、口内を犯す男の動きも早くなる。
頭を押さえつけられ、喉の奥に打ち付けられる。
「くっ…もう…イクっ!」
2人の男の呻めきが聞こえ、喉の奥と体内に男の迸りを感じた。
口内のモノを引き抜かれ、咳き込む唇を塞がれる。
そのまま押し倒され、足を開かされて中に再び他の男の楔が打ち付けられる。
「それにしても…まさか、あの美貌の第三王子がこんなに淫乱だったとはな」
行為が終わった男の1人がそう言うと、衣類を纏い始めた。
すると入り口に立っている男が
「この事は口外するなよ。もし、誰かに話せば…」
剣を抜かれ、首元に突き付けられる。
「分かってるよ。金がもらえて、あんな淫乱な美人を抱けるんだ。誰が話すもんか」
下卑た笑みを浮かべ、その男は宮殿を後にした。
1人、又1人と立ち去り、残されたのは、ぐったりとした長い金髪の美しい青年だけだった。
深い森の奥に古びた宮殿がある。
キングサイズのベッドに、複数の男に身体を弄ばれて恍惚の顔で腰を振る姿が天蓋のカーテンに影を映し出す。
屈強な男の身体に跨り、腰を振るその身体をあるものは乳首に吸い付き、あるものは背中に舌を這わせ、あるものは腰を揺らす人物の女性のような綺麗な顔立ちに似合わぬ男性の性器を咥えている。
「もう……、イクっ!」
綺麗な長い金髪を揺らし、腰を振る身体をビクンビクンと震わせてガックリと身体が脱落する。
その身体を、背中を舐めていた男が受け止める。
「王子、まだ…ギブアップは早いですよ」
囁かれて、その美しい青年は跨っていた男のモノを引き抜くと
「誰に言ってるの?お前こそ、僕を満足させられるのかな?」
そう言って、その男に四つん這いになって双丘を割り開く。
「そうこなくっちゃ」
下卑た笑みを浮かべた男が、白い陶器のように美しい肌を撫でた後、腰を抱き寄せて一気に貫く。
「あぁ!」
仰反る顔に他の男のモノが近付き、口内を犯される。
(もっと僕を汚せ…もっと……)
貫かれる灼熱の楔と、口内を犯す楔に涙を浮かべながら必死に口を動かす。
汚されれば汚される程、自分が生きていて良いと許されているような気持ちになる。
誰にも知られてはいけない関係を、持ち続ける自分が許されているような気持ちになる。
「んっ…んんっ!」
腰を打ち付ける動きが速くなり、口内を犯す男の動きも早くなる。
頭を押さえつけられ、喉の奥に打ち付けられる。
「くっ…もう…イクっ!」
2人の男の呻めきが聞こえ、喉の奥と体内に男の迸りを感じた。
口内のモノを引き抜かれ、咳き込む唇を塞がれる。
そのまま押し倒され、足を開かされて中に再び他の男の楔が打ち付けられる。
「それにしても…まさか、あの美貌の第三王子がこんなに淫乱だったとはな」
行為が終わった男の1人がそう言うと、衣類を纏い始めた。
すると入り口に立っている男が
「この事は口外するなよ。もし、誰かに話せば…」
剣を抜かれ、首元に突き付けられる。
「分かってるよ。金がもらえて、あんな淫乱な美人を抱けるんだ。誰が話すもんか」
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1人、又1人と立ち去り、残されたのは、ぐったりとした長い金髪の美しい青年だけだった。
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