Still heroes fighting

エイナン

文字の大きさ
3 / 14
一章

炎の子モエル!

しおりを挟む
「竜人と人間の間に生まれた子……なら炎の力を宿しているはず……何としても生かさなければ」
謎の人影は、赤ん坊を抱きかかえると冬将軍たちに見つからないように村を離れた。




「この村が凍りづけになることを皮切りに全てが眠りに着く世界が作られる……我の天下凍一の夢に近づく!!」
冬将軍はそう呟くと村に向かって斬撃を飛ばした。斬撃が村に当たると当たった場所から凍り始め、やがて村の全てが凍ってしまった。

「厄介な炎の力はなくなりました。全てが眠りにつく世界が作られるのも近いですね……」

「まぁさっきの赤ん坊も村と共に凍りついたはずですからねぇ」

「邪魔できるやつはいない」
寒鬼、冷鬼、凍鬼が順に話していく。

「ふん、もうこの村に用はない。者共行くぞ!!」

「「「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」」」
冬将軍の部下たちは冬将軍についていき、村には誰もいなくなった。

「行ったな……」

どうにか村のはずれまで移動した人影は冬将軍たちが行ったのを確認すると赤ん坊に目を移す。

「凍てつく力に対抗するには炎の力が必要だ……。この子が戦えるように、やつらを倒せるように鍛えなくては……」

そう言うと人影は赤ん坊を抱えたまま移動するのだった……











あれから14年もたった……

赤ん坊はお師匠と名乗る者に育てられたのであった。そして炎の力を持っていることから
モエルと名付けられた。




「お師匠--!!」

「なんだモエル。朝から大声で……」

「修行ですよ!! 昨日お師匠様が言ったんじゃないですか。明日は朝から修行だ!!ついて来い!!!って……」


「言ったかな~? 覚えてないから修行は無しだ。わかった?」

「嫌です! 今日は修行するんです。お酒たくさん飲むからそうなるんですよ」

「だって一度飲むとうまくって止まらないんだよ。子供にはわからんあのうまさ……思い出したら飲みたくなってきたなぁ……」

「駄目です!もういつもはちゃんと修業つけてくれるのに……昨日私の炎の火力が上がったとかで喜びすぎて飲みすぎて……お酒のどこがおいしいんですか!? 私も一度飲みましたけど、炎が言うこと聞かなくなって大変でしたよ」

「それはお前が子供だからだ。まだ炎も青色だしな。ちょっと飲んだだけで炎が暴走するとは修行が足りん証拠だな」

「修行が足りないと言うなら修行しましょうよ」

「……わかった。いいだろう、修行だ。やろう。やってやろう。また水と間違って酒を飲まれて暴走されたら嫌だからな。家が燃えるのも嫌だからな」

「わかってますよ。さぁ始めましょう」
モエルと師匠は外に出ると……

「さぁ構えろ」

「はい!!!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

繰り返しのその先は

みなせ
ファンタジー
婚約者がある女性をそばに置くようになってから、 私は悪女と呼ばれるようになった。 私が声を上げると、彼女は涙を流す。 そのたびに私の居場所はなくなっていく。 そして、とうとう命を落とした。 そう、死んでしまったはずだった。 なのに死んだと思ったのに、目を覚ます。 婚約が決まったあの日の朝に。

卒業パーティーのその後は

あんど もあ
ファンタジー
乙女ゲームの世界で、ヒロインのサンディに転生してくる人たちをいじめて幸せなエンディングへと導いてきた悪役令嬢のアルテミス。  だが、今回転生してきたサンディには匙を投げた。わがままで身勝手で享楽的、そんな人に私にいじめられる資格は無い。   そんなアルテミスだが、卒業パーティで断罪シーンがやってきて…。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

ヒロインは修道院に行った

菜花
ファンタジー
乙女ゲームに転生した。でも他の転生者が既に攻略キャラを攻略済みのようだった……。カクヨム様でも投稿中。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

処理中です...