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一章
修業開始
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双方構えを取った
瞬間……
ドン!!!!と激しくぶつかり合った。
その後は拳と拳を打ち合い続け合う。常人では目で追うことができない速さで戦っているのだ。
「ほら、どうした! 速さが落ちてるぞ!! もうスタミナ切れか!?」
そう言いながら弟子であるモエルに拳を打ち続ける。
「まだまだぁーーー!!」
負けじと師匠についていこうと拳を打つ速さを上げていくモエル。
「拳を打つことに夢中になりすぎだ」
拳を打つことに夢中になっているモエルの足元に足払いを仕掛ける……が
「ふっ!」
それを飛んで回避し、口から炎を吐きはカウンターを狙う。
「お前の炎は温い」
手で手刀を作り炎に向かって振り下ろすと、ズバッと炎が割れ、そのまま突きを繰り出す。
「うぐっ!」
まともに喰らい呻き声を上げるモエルに横蹴りで追い討ちをかけられ、倒れてしまう。
「て、手加減してくれないなんて…」
「すまん、やっぱり酒が飲みたいから速めに終わらせたぞ。これで今日の修行は終わり終わり」
そう言いつつモエルを抱え、帰ろうとするお師匠様。酒が飲みたいという理由だけで早めに修行を終わらせられたことに不満げそうなモエルだったが……お師匠様は強いなぁと改めて思うのであった。
「…………」
「な、なぁ? 機嫌直してくれよ。酒が飲みたいからって手加減しないで修行を速く終わらせたことは謝るから」
「……」
「そうだ! 今日はモエルの好きな辛い食べ物にしよう! なっ?」
「……」
「どうしたら機嫌直してくれるんだ? なぁ……」
師匠が必死に機嫌を直そうとするがモエルの機嫌は直らず黙っているばかりであった。
モエルは修行を酒が飲みたいというだけで速く終わらせられたことも機嫌が悪い原因だったがそれだけではないのだ。手加減なしの師匠についていけずあっけなくやられた自分を情けなく思っているのだ。
「…ちょっと出かけてくる」
「……」
立ち上がり外に出ていこうとするモエルを師匠は止めようとはしなかった。何をしに行くのかがわかっていたからだ。
実はモエルは師匠との修行とは別に自分一人で隠れて修行をしているのだ。まぁ、ばればれなのだが・・・
「今はそっとしておこう。…禁酒しようかな……」
反省しよう。明日は真面目に修行をつけてやるか……
瞬間……
ドン!!!!と激しくぶつかり合った。
その後は拳と拳を打ち合い続け合う。常人では目で追うことができない速さで戦っているのだ。
「ほら、どうした! 速さが落ちてるぞ!! もうスタミナ切れか!?」
そう言いながら弟子であるモエルに拳を打ち続ける。
「まだまだぁーーー!!」
負けじと師匠についていこうと拳を打つ速さを上げていくモエル。
「拳を打つことに夢中になりすぎだ」
拳を打つことに夢中になっているモエルの足元に足払いを仕掛ける……が
「ふっ!」
それを飛んで回避し、口から炎を吐きはカウンターを狙う。
「お前の炎は温い」
手で手刀を作り炎に向かって振り下ろすと、ズバッと炎が割れ、そのまま突きを繰り出す。
「うぐっ!」
まともに喰らい呻き声を上げるモエルに横蹴りで追い討ちをかけられ、倒れてしまう。
「て、手加減してくれないなんて…」
「すまん、やっぱり酒が飲みたいから速めに終わらせたぞ。これで今日の修行は終わり終わり」
そう言いつつモエルを抱え、帰ろうとするお師匠様。酒が飲みたいという理由だけで早めに修行を終わらせられたことに不満げそうなモエルだったが……お師匠様は強いなぁと改めて思うのであった。
「…………」
「な、なぁ? 機嫌直してくれよ。酒が飲みたいからって手加減しないで修行を速く終わらせたことは謝るから」
「……」
「そうだ! 今日はモエルの好きな辛い食べ物にしよう! なっ?」
「……」
「どうしたら機嫌直してくれるんだ? なぁ……」
師匠が必死に機嫌を直そうとするがモエルの機嫌は直らず黙っているばかりであった。
モエルは修行を酒が飲みたいというだけで速く終わらせられたことも機嫌が悪い原因だったがそれだけではないのだ。手加減なしの師匠についていけずあっけなくやられた自分を情けなく思っているのだ。
「…ちょっと出かけてくる」
「……」
立ち上がり外に出ていこうとするモエルを師匠は止めようとはしなかった。何をしに行くのかがわかっていたからだ。
実はモエルは師匠との修行とは別に自分一人で隠れて修行をしているのだ。まぁ、ばればれなのだが・・・
「今はそっとしておこう。…禁酒しようかな……」
反省しよう。明日は真面目に修行をつけてやるか……
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