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第一章〜指切り〜
明茶姫と雪執
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「雪執、また体調悪かったの?」
こそりと明茶姫が楓と雪執の元にやってきてそう言った。
旧生徒会室に雪執が行く時は体調が悪い。それを知っているのは、楓と明茶姫だけだった。
「ちょっと無理をしすぎちゃったみたい。でも休んだから大丈夫だよ。」
「雪執と明日病院行くって約束もしたしね。」
そんな話をしていると、クラスの女子の1人がちらちらとこっちを見ているのに気付いた。
楓は、ごめん。ちょっと話してて。と言い抜けると、小さく手招きをして、廊下に出た。
「どうしたの?こっちみてたけど。大丈夫。誰にも言わないよ。勉強教えてただけって言っておくから、何かあるなら、言って?」
そう優しく伝えると、その女子は、小声で
「中村さんと仲良くなりたくて…、でもいつも乙冬雁くんと秋槻くんが一緒にいるからちょっと怖くて。生徒会って怖い人たちのイメージがあるから。あ、いや、秋槻くんが怖い人って言いたいんじゃなくて。。」
「大丈夫。伝えたいことは分かってるよ。んー、そうだなぁ。一つだけいい案があるよ?」
「え、ほんとですか?」
「うん。とりあえず授業始まっちゃうから、放課後にもう1回話そっか。他の人には、授業の分からないとこ聞きづらいから聞きに来てもいい?って相談だったって言っておくよ。」
その女子はこくりと頷くと、小さく、ありがとうございます。と言い、教室に戻った。
こそりと明茶姫が楓と雪執の元にやってきてそう言った。
旧生徒会室に雪執が行く時は体調が悪い。それを知っているのは、楓と明茶姫だけだった。
「ちょっと無理をしすぎちゃったみたい。でも休んだから大丈夫だよ。」
「雪執と明日病院行くって約束もしたしね。」
そんな話をしていると、クラスの女子の1人がちらちらとこっちを見ているのに気付いた。
楓は、ごめん。ちょっと話してて。と言い抜けると、小さく手招きをして、廊下に出た。
「どうしたの?こっちみてたけど。大丈夫。誰にも言わないよ。勉強教えてただけって言っておくから、何かあるなら、言って?」
そう優しく伝えると、その女子は、小声で
「中村さんと仲良くなりたくて…、でもいつも乙冬雁くんと秋槻くんが一緒にいるからちょっと怖くて。生徒会って怖い人たちのイメージがあるから。あ、いや、秋槻くんが怖い人って言いたいんじゃなくて。。」
「大丈夫。伝えたいことは分かってるよ。んー、そうだなぁ。一つだけいい案があるよ?」
「え、ほんとですか?」
「うん。とりあえず授業始まっちゃうから、放課後にもう1回話そっか。他の人には、授業の分からないとこ聞きづらいから聞きに来てもいい?って相談だったって言っておくよ。」
その女子はこくりと頷くと、小さく、ありがとうございます。と言い、教室に戻った。
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