ささくれ

蓮ノ葉 睡蓮

文字の大きさ
6 / 6
第一章〜指切り〜

明茶姫と雪執

しおりを挟む
「雪執、また体調悪かったの?」

こそりと明茶姫が楓と雪執の元にやってきてそう言った。

旧生徒会室に雪執が行く時は体調が悪い。それを知っているのは、楓と明茶姫だけだった。

「ちょっと無理をしすぎちゃったみたい。でも休んだから大丈夫だよ。」

「雪執と明日病院行くって約束もしたしね。」

そんな話をしていると、クラスの女子の1人がちらちらとこっちを見ているのに気付いた。

楓は、ごめん。ちょっと話してて。と言い抜けると、小さく手招きをして、廊下に出た。



「どうしたの?こっちみてたけど。大丈夫。誰にも言わないよ。勉強教えてただけって言っておくから、何かあるなら、言って?」

そう優しく伝えると、その女子は、小声で

「中村さんと仲良くなりたくて…、でもいつも乙冬雁くんと秋槻くんが一緒にいるからちょっと怖くて。生徒会って怖い人たちのイメージがあるから。あ、いや、秋槻くんが怖い人って言いたいんじゃなくて。。」

「大丈夫。伝えたいことは分かってるよ。んー、そうだなぁ。一つだけいい案があるよ?」

「え、ほんとですか?」

「うん。とりあえず授業始まっちゃうから、放課後にもう1回話そっか。他の人には、授業の分からないとこ聞きづらいから聞きに来てもいい?って相談だったって言っておくよ。」

その女子はこくりと頷くと、小さく、ありがとうございます。と言い、教室に戻った。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

可愛らしい人

はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」 「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」 「それにあいつはひとりで生きていけるから」 女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。 けれど、 「エレナ嬢」 「なんでしょうか?」 「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」  その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。 「……いいえ」  当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。 「よければ僕と一緒に行きませんか?」

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました

星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎ 王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝―― 路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。 熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。 「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」 甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。 よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、 気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて―― しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!? 「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」 年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。 ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

6回目のさようなら

音爽(ネソウ)
恋愛
恋人ごっこのその先は……

妻が通う邸の中に

月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。

処理中です...