世界最高の悪役は実はクズ雑魚~勘違いは勘違いを呼び組織(ハーレム)は出来上がった~

亜・ナキ

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第零章 プロローグ~愛とはなにか~

第三話 波乱万丈な原点

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 ◇◇アクトク・リョウシュ視点◇◇

 来るかなぁ?来るかなぁ?
 というかなんで覚悟とか言っちゃったんだろう。
 くそ!厨二病が未だにっ!
 来づらくないかな?


「き、来ました!」

「覚悟があるということだな。名前は?」

「エイリと申します」

「そうか。俺はアクトク・リョウシュ」


 なんでこんな話し方しか出来ないんだっ!
 厨二病じゃん!これじゃあ!


「では、ここで何をするのでしょうかっ!」


 え?あ、何しよう。

 そうだ!なんか奴隷を鍛えて強くして護衛にする的なやつがあった!

 それをとりあえずしよう!
 何も無いのはかっこ悪い!
 俺はそれなりに剣術もやった!(子供のお遊戯のワンステップ上くらい)
 剣術の指南とかしたかったんだぁ!


「訓練をする。ほら剣を持て」


 木の剣を渡す。


「はい!」


 威勢がいいなぁ…
 相手は同い年の女の子、しかもさっきまで病気。
 さらにはかなり華奢。
 優しく教えなければ…
 てか病み上がりをしごく俺ってかなり鬼畜なんじゃあ…
 もしかして嫌われ度上がってる?
 うわぁ…泣きたい…


 ・
 ・
 ・

 数時間経過…
 ん?めっちゃ強くなってね?
 すげぇ負けそうだったので今は全力でやっている。
 勿論ポーカーフェイスで。
 涼しい顔しながら全力です。


「せいや!」


 大きな掛け声を彼女が出す。
 完全に死角からの攻撃。
 え、ちょ、ま。
 カキンッ!
 という音と共に俺の剣が飛んでいく。
 やばい!威厳が無くなる!


「ま、まぁ…なかなか筋は良くなった。手加減してるとはいえ、凄いな」


 こういう時は少し褒めながら本気じゃないアピール。
 これが前世でひたすら誤魔化しが上手くなった男の末路だぁ!


「日が暮れてきたし今日はここまで」


 そう言うと彼女は少し言いづらそうにしながら口を開いた。
 何を言うつもりだ!?「本当は全力でしたよね!」とか言われたら泣く自信があるぞ?


「なんでこんな事をするんですか?私に剣を教えるのですか?」


 た、確かにぃー!
 理由もなく急に覚悟とか言い出して訓練とか気色悪いじゃん!
 理由を言わないのは女の子にやったらダメなこと1位だよ!(ガンギマリの会調べ)
 理由が何も思いつかねぇ!
 ここで「気分~」とか言ったら150パーセント嫌われる!(ガンギマリの会予想)

 何も思いつかないけどここで黙ってたら「こいつ考えてんな」ってなる!
 よし、はぐらかそう。


「君はまだ知らなくていいことだ。いつか教えてあげるよ」

「はい…必ず認められてみせます!」


 よく分かんないけど乗り切ったぁ~。

 部屋に戻る。ちなみに彼女には余ってた部屋をあげた。
 ちゃんと綺麗に掃除してあるよ。

 そんなことよりも重要な事がある。
 俺は基本的に暇だから訓練してやろうと思ったところまではPERFECT!
 ただし、めっっちゃ才能があったことは予想外すぎた!
 子供のお遊戯レベルとはいえ(暇だから)毎日練習してたんだよ?
 一日でなんで負けるのよ!!!

 しかもあいつは病み上がりだろう!
 最低だ!
 神様のバカァ!理不尽だぁ!

 つまり剣術はもうあんまり教えたくない。

 よし。魔術教えよう。

 この世界にはなんとも王道に魔術が存在する。
 呪文詠唱すればだれでも使えるぞい!系では無く、生まれつきの才能により属性がある。
 その属性の系統の中の難易度があり、難易度が高い魔法ほど練習が必要だ。
 難易度はレベルとよばれ、現在の最高レベルが8だ。
 俺の属性は?って?
「無」だよ。
 無しじゃないよ?
 違うって!
 無属性があるんだって!
 なんか雑魚そう?
 そういう属性こそなろう系では強いだろぉ!
 無属性は火、水、風、土、雷、etc…
 とある中でかなり希少な属性だ。
 何ができるかと言うと…
 幻術、瞬間移動、千里眼、などなど…
 強そうじゃない?
 まぁ、今紹介したの全部高レベルなんだけど…

 そこで君たちに凄いことを教えてあげよう。
 俺、幻術使えます。
 凄くない?
 レベル6の魔法だよ?
 えぐい!
 凄い!

 まぁ、小さい頃から(多分めっちゃ高い)魔導書をよんでからずっと練習してきたんだ。
 苦節、4年。
 毎日、最低でも5時間の練習を経て、ついに!
 俺の幻術はそこらの大人でも中々見破れないぞぉ?

 よし、これを使って明日は偉そうに魔術を教えよう。

 剣術できるからって調子のんなよ!ガキがァ!(もしかしてフラグ?いやいやそんな訳が…)


 ◇◇エイリ視点◇◇

 勝てた!
 その事を噛み締めながら私は布団に入る。
 手加減されてたとはいえ、このペースならいつか勝てるかもしれない。
 それに、彼はとても優しい。
 あの狂気的な笑みは何処から来ていたのだろうと。
 お父さんとの接し方を見ても普段から優しい性格のようだが…
 もしかして私にしか見せなかった本性?
 そう思うととても胸がドキドキする。

 風邪かな?

 それに本来奴隷がする身の回りの掃除などは全然言われない。
 まだ初日だが、言われる気はしない。

 それに、君はまだ知らなくていい。

 あの言葉はまだ信用していないということ?
 まぁ、初日だから仕方ないか。
 もどかしい。新しい感情だ。

 嬉しいな。
 どんどん色んな初めてがある。

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