世界最高の悪役は実はクズ雑魚~勘違いは勘違いを呼び組織(ハーレム)は出来上がった~

亜・ナキ

文字の大きさ
20 / 46
第壱章 偽聖女~空と宇宙の境界はどこにあるか~

第十八話 可笑しい話

しおりを挟む
 何故かすっごいウキウキしているエイリと一緒に帰る。
 お父さんすげぇ心配してた。
 門限過ぎてないのに?
 ああ、服が汚れたからか。
 ドロドロじゃん。やだなぁ。
 風呂はいろ。

 綺麗なパジャマに着替えベッドイン!
 ここで1つ話しておこう。
 俺が異世界に転生し、この容姿になってよかったと思ったひとつの出来事を。
 凄いお高いパジャマを着て寝るのだ。
 あの肌触りなどがとても心地いい。
 お分かりいただけるだろうか?
 分からんやつは1回やってみろ。飛ぶぞ。
 マクラもとても気持ちいい。シーツもいい。
 これがまさに天国ヘブンだよ。

 コンコンとドアが鳴らされる。
 誰だァ!俺の天国を汚すゴミクズはァ!


「入っていいぞ」


 ああん?ボッコボコにしてやんよ!


「すみません。アク様。夜分に…」


 ああ!なんと!エイリ様でございましたか!
 これはこれは失礼致しました。(高速手のひら返し)
 しかもネグリジェ。可愛い。目の保養になるぅ。
 丁重にもてなさなくてはね。
 いい紅茶を入れましょう。


「そこに座っていいぞ」

「は、はい。ありがとうございます」


 紅茶を入れてますからねぇ~。


「ほい、どうぞ」

「あ、ありがとうございます」


 で、あのー我が神エイリ様よ、今回はどのようなご要件で…
 いや!俺は鈍感系主人公こよなく嫌うもの!
 こういう時はおんにゃの子の心を敏感に敏感に…
 キャッッチ!コォウト!コォウト!(3段活用)
 してあげないとね。
 顔を赤らめている。
 ネグリジェ。
 もじもじ。
 ここから導き出される答えは夜這…
 アウトか?アウトなのか?セーフだよな。

 まあ、そんなわけないんだけど。鈍感系主人公を嫌い、敏感系主人公な俺が言うんだから間違いない。


「あ、あの…」

「どうした?」
  

 優しい目で聞く。お悩み相談かな?
 精神年齢年上の俺が聞いてあげようか?(まだガキじゃね?)


「あのぅ!その!」


 エイリが立つ。
 そして俺のベッドに座った。え?なんで?
 もうそのシーツ洗えないじゃん!(歓喜)
 鈍感系主人公を嫌い、敏感系主人公な俺はエイリが横に座れと言っているのを感じ取る。
 おーけーおーけー。


「あの、ですね」


 はよ言え。彼女は髪をくるくる指で絡めながら意を決したように俺を押し倒した。
 ん?なんかおかしくない?オシタオス?

 え?ガチ夜〇い?
 教育委員会とガンギマリの会が黙っていないぞ!

 綺麗な顔が近くに来て、紫色の目がジッと見つめてくる。
 いい匂いがする銀色の髪の毛が頬に掛かる。


「一つだけ言うことを叶えてくれるっていうやつですけど!」


 それか…それなのかよ…つまり頼む過程でこういう体勢に…
 ならねぇだろうよ!つまり今からさせてくださいって言うことを頼むのか!?


「明日!私とデートしてください!」


 はいはい。分かってましたよ。鈍感系主人公を嫌い、敏感系主人公な俺はそんなことされるわけが無いって知ってる。
 俺はどうせ転生してもモテませんよ。
 ってゑ?

 今…デートって言った?

 でででででーと?でぇとってなぁに?
 もしかして男女が一緒に出かけるっていうデートですか?

 まじか!でもなんで…
 鈍感系主人公を嫌い、敏感系主人公な俺は決して勘違いなどしない。
 分かった!「これはデート中はてめぇが奢れよ」ってことか?
 いや、それだと金を要求すればいい。「デートしてやったんだから一生貢げよ」だ!
 これだ!
 俺に一生無制限に貢がせるという布告か!
 でも命助けられたしデートしてくれるならそれくらい安いもんだ。
 こんな美少女とデートできるなら全然余裕で安いね。

 というか初デート!?
 前世で1568528565835465通り考えたデートプランを実行する時!!


「あ、嫌でしたか?すみません。でもデートプランは私が考えますし…ついて来るだけでいいので!」


 デートプランを俺が作れない!?
 そうか!それで俺が安い店に入ったら困るわけか!


「いやいや、もちろん行くよ。約束だしね」

「やったぁ!ありがとうございます!」


 その言葉は俺の脳内で「やったぁ!これでこいつは私の財布だ!あざっす!」に変換されていた。

 皮肉だなぁ。

 彼女は今更ながら体勢が恥ずかしくなったのか、部屋から急いで出ていった。

 そうか。色仕掛けで聞いてもらえる確率を上げようという作戦か。
 お主も悪よのぅ。

 でもデートはくそくらいに楽しみ!
 ルンルン気分よ!




 ◇◇エイリ視点◇◇

 OKしてもらいたぁ!
 歓喜に打ち震え、勝利を握りしめるように天に手をかざす。
 神よ。今私は最強です。


「おお?その様子にゃら上手く行ったようにゃね」


 エアクは開けていた窓の縁にに腕2本と足2本で掴まっていた。
 お前は猫か!…猫か。


「それにしても押し倒せば絶対言うこと聞いてもらえるって本当?引かれてないかな…」

「でも成功したにゃら結果オーライにゃ」


 エアクと相談した結果、ぶっ飛び過ぎでもなく、普通なら頼めないデートという結論に至ったのだ。


「でもアク様のベッドいい匂いしたな…というかデートなんて急に何こいつとか思われてないかな?」


 エアクが部屋の中に入ってきてやれやれと言った表情を見せる。


「いつも厳しく、最低限の事しか喋らず、冷静沈着…アク様の事でだけ乙女とかメスになるのキツイからやめて欲しいにゃ」

「エアクだってアク様の前では猫じゃん!」

にゃあは初めから猫にゃ!」


 確かに。でもこんな所では引けない!


「エアクだって敬語できっちりした感じにするとか言っといてもう敬語諦めてんじゃん!」

「それとこれとは関係ないにゃ!だいたいそれは一種の気の迷いにゃ!」

「三日坊主!ハゲ!しかもその三日がアク様と喋ってる時。へっ!その3日でも所々敬語抜けてましたよー」

「にゃにおう!アク様グッズ大量生産してる限界オタクに言われたくないにゃ!」

「関係ないでしょ!この年中発情猫!」

「こんにゃろう!この年中妄想おんにゃ!」

「「ぐぬぬぬ」」


 比喩ではなく、ガチで両方とも目からバチバチを出す。


「じゃあ勝負しようじゃないか!」

「泣いてもしらんにゃよ!」


 そうしてオセロ盤をだす。


「「いざ!」」

 ・
 ・
 ・

 これで合計戦績、2564勝2563敗100引き分けだ。
 ふっ!私の方が一勝多い!

 それにしても寝なくてもいいと言うのはこういう時にもとても便利だ。







────────────────────

作者はオセロ強いですよぉ^^
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない

七星点灯
青春
 雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。  彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。  しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。 彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!

【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。

エース皇命
青春
 高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。  そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。  最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。  陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。  以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。 ※表紙にはAI生成画像を使用しています。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

処理中です...