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第壱章 偽聖女~空と宇宙の境界はどこにあるか~
第二十六話 浮かれない
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「あんたは…?」
ようやく落ち着いた所、ライト母が話しかけてきた。
「アキです」
「本当にありがとう。本当に…」
一通り感謝した後…
「こんなことを聞くのは悪いんだが…治療費はなんギールくらいなんだい?家には金が無いから少し待ってくれないかな?」
場に緊張が走った。
「いえ、ただのボランティアなので」
「!?」
「!?」
「!?」
お前ら親子かよ!親子か…
「ありがとう!本当に」
「感謝しきれんよ…」
「ありがとうございます!」
三者三様のお礼を言ったあと、
「なんかお礼を!」
とか言ってたが全部ことわってやった。
当然の事をしたまでです!って言ってな!
なんかえげつなく感謝されたぜ!気分がいいなぁ!
「良かったなぁ。本当に」
「ああ、本当に」
親の皆様は涙まで流しておりまする。
うわぁ。どこで「男です!」カミングアウトしよう…
この幸せムードに水をさす勇気は俺には無い。
まあ、ライトはリア充なだけで悪いやつじゃない。
見逃してやろう。
俺も鬼じゃないさ。
幻術を駆使して煙のように消えようとした時、腕を掴まれた。
「どこに行くんですか?」
「君の知らない場所にだよ」
こういう感動シーンは家族水入らずで楽しむものだよ。
「行って、しまうんですか?」
「じゃなきゃ後悔するのは多分君だよ?」
「それはどういう…」
「男だよ!」宣言があるって事だよ!
嫌だろ!ちょっとでもいいと思っていた女が男とか!
なんか今のムードでそれをやるほど俺はゴミじゃねぇけど放置してたら多分罪悪感が消えて言っちゃうからな!
「ばいばい」
「待ってください!次、いつ会えますか?」
「さあ?」
「どうしたら会えますか?本当の名前はなんですか?それも、いつか教えて貰えるんですか?」
すがるような目で言われてもなぁ。
ちょっとビックリしている演技をしながらボヤけた言い方を考える。
「君の運命の人を君が超えた時、かな?」
(訳:会えるかと言う質問にはノーコメントだがライトの好きな人を捨ててでも名前如き知りたいんならいいぜ!)
こんな回りくどい言い方をした理由は「右手が疼いた!」と答えておこう。
つまりは厨二病だ。
主人公らしく、ヒロイン見つけろよ!
いやもういるのか?
「え?」
意味伝わらんかったかな?
「じゃあね!」
幻術逃走成功!
なんか追いかける音を聞いたが、聞こえなかったことにした。
店の外を歩いていると、エイリが待っていた。
「これからどうするんですか?」
「普通にデートに戻るよ。それともこれ以上干渉するか?」
「いえ」
「ごめんな。デート中に」
エイリは少し笑いながら、
「本当ですよ」
と言った。
そして俺の手を掴み、「次行きますよ」と優しく言った。
可愛すぎんだろ。おい。
「お昼どこにしますか?」
「んー。なんか美味しい屋台があるんだったっけ?」
「私がサーチした所ではクラモチの味噌煮とナカノオオエノオウジメシが人気らしいですよ」
得意そうに答えるエイリだが、なんか聞いたことがある気がするのは何故だろう。
ってちょっと待って?あのネックレスが相当高いものだったとしてもハイエクシサー程じゃないだろうし結果的に損してない?
◇◇ライト視点◇◇
俺がお茶を出そうと台所へ行き、帰ってきた時の事だった。
ゴニョニョと2人が話している音が聞こえる。
何を話しているんだろうと聞き耳を立てた時だった。
「正体を言うつもりは無いのか?アキって、 名だろう?冒険者なら偽名なんか使わない。できる限り名前を売りたいからな」
「なんで…分かったんですか?」
そんな、馬鹿な…
偽名?なんで…
「世の中には知らない方がいいこともあるんですよ」
知りたい。彼女の事が知りたいのに、名前さえ分からない。
確かになにか訳ありだとは感じていたけど…
名前も言えないなんて…
「…まあいいさ。悪いやつじゃねぇみたいだし。ところで酒って飲めるか?」
「…ノンアルビールなら」
「飲むか」
「嫌です。未成年です」
そこでお茶を出しに行く。
「お、お茶どうぞ」
どうすればいいか分からない。
どう接近すればいいか分からない。
信用されてないんだろうし…
「ライトくん、何歳?」
突然の質問に戸惑いながらも答える。
「え?..16ですけど」
すると彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「私、15」
「え?」
「私は15歳」
「いやなんの数字か分からなかった訳じゃなくて!」
年下だなんて思いもしなかった。
というか俺は年下に手玉に取られていたのか?
いたずらっぽくてかわいい笑みは確かによく見ると年下っぽい。
「年上だね。お兄さん」
「な、なにを言って…」
ちょっと待って?ベールに呼ばれるのと全然違う。
可愛すぎる。
「ライト…」
その時母の声が聞こえた。
今までの浮き足立った感情が3割ほど消え、急いでそこに向かって走り、ドアを開ける。
「お母さん!起きたの?」
「ライト…」
苦しそうだけど、今日は昨日よりも楽そうだ。
頭の上のおしぼりを変えて、頬を撫でる。
そうしていると、アキさんが俺の近くに来た。
「ちょっと見せて」
「な、何をするつもりなんですか!?」
母の近くに彼女が行った時、周りに大量の魔法陣が浮かび上がった。
どれもが複雑で見たことがない。
数秒後、母は息を吹き返した。
「ふぅー」
こんな時なのに汗でびしょびしょになっているのが色っぽく感じてしまうのは俺がおかしいんだろうか?
それはともかく、母さんとまた話せるし触れ合えることに涙が出てきた。
本当に、アキさんには感謝しかない。
偽名を使っているのもきっとなにか訳ありなんだろう。
でもそれは悪いことではなくて、きっと事情があったのだろう。
それもきっととびきり優しい事情が。
なのに彼女はお礼も受け取らず帰ろうとする。
「ばいばい」
「待ってください!次、いつ会えますか?」
「さあ?」
「どうしたら会えますか?本当の名前はなんですか?
それも、いつか教えて貰えるんですか?」
彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべ、またあのミステリアスな顔で言った。
「君の運命の人を君が超えた時、かな?」
あの人が行かないと僕が後悔する。
その意味は分からなかったが…
君の運命の人を君が超えた時。
それはきっと彼女の事を運命の人だと思うならば自分より強くなれ。
そういうことだろう。
必ず、強くなってみせる。
ちなみに黒髪ロング赤目ミステリアス小悪魔系でノリが良くて超強くて回復魔術まで使えるすごい人以外の女の人に何も感じなくなった。
なんでだろう?
でもあの笑顔が忘れられない。
また会いたいなぁ。
ようやく落ち着いた所、ライト母が話しかけてきた。
「アキです」
「本当にありがとう。本当に…」
一通り感謝した後…
「こんなことを聞くのは悪いんだが…治療費はなんギールくらいなんだい?家には金が無いから少し待ってくれないかな?」
場に緊張が走った。
「いえ、ただのボランティアなので」
「!?」
「!?」
「!?」
お前ら親子かよ!親子か…
「ありがとう!本当に」
「感謝しきれんよ…」
「ありがとうございます!」
三者三様のお礼を言ったあと、
「なんかお礼を!」
とか言ってたが全部ことわってやった。
当然の事をしたまでです!って言ってな!
なんかえげつなく感謝されたぜ!気分がいいなぁ!
「良かったなぁ。本当に」
「ああ、本当に」
親の皆様は涙まで流しておりまする。
うわぁ。どこで「男です!」カミングアウトしよう…
この幸せムードに水をさす勇気は俺には無い。
まあ、ライトはリア充なだけで悪いやつじゃない。
見逃してやろう。
俺も鬼じゃないさ。
幻術を駆使して煙のように消えようとした時、腕を掴まれた。
「どこに行くんですか?」
「君の知らない場所にだよ」
こういう感動シーンは家族水入らずで楽しむものだよ。
「行って、しまうんですか?」
「じゃなきゃ後悔するのは多分君だよ?」
「それはどういう…」
「男だよ!」宣言があるって事だよ!
嫌だろ!ちょっとでもいいと思っていた女が男とか!
なんか今のムードでそれをやるほど俺はゴミじゃねぇけど放置してたら多分罪悪感が消えて言っちゃうからな!
「ばいばい」
「待ってください!次、いつ会えますか?」
「さあ?」
「どうしたら会えますか?本当の名前はなんですか?それも、いつか教えて貰えるんですか?」
すがるような目で言われてもなぁ。
ちょっとビックリしている演技をしながらボヤけた言い方を考える。
「君の運命の人を君が超えた時、かな?」
(訳:会えるかと言う質問にはノーコメントだがライトの好きな人を捨ててでも名前如き知りたいんならいいぜ!)
こんな回りくどい言い方をした理由は「右手が疼いた!」と答えておこう。
つまりは厨二病だ。
主人公らしく、ヒロイン見つけろよ!
いやもういるのか?
「え?」
意味伝わらんかったかな?
「じゃあね!」
幻術逃走成功!
なんか追いかける音を聞いたが、聞こえなかったことにした。
店の外を歩いていると、エイリが待っていた。
「これからどうするんですか?」
「普通にデートに戻るよ。それともこれ以上干渉するか?」
「いえ」
「ごめんな。デート中に」
エイリは少し笑いながら、
「本当ですよ」
と言った。
そして俺の手を掴み、「次行きますよ」と優しく言った。
可愛すぎんだろ。おい。
「お昼どこにしますか?」
「んー。なんか美味しい屋台があるんだったっけ?」
「私がサーチした所ではクラモチの味噌煮とナカノオオエノオウジメシが人気らしいですよ」
得意そうに答えるエイリだが、なんか聞いたことがある気がするのは何故だろう。
ってちょっと待って?あのネックレスが相当高いものだったとしてもハイエクシサー程じゃないだろうし結果的に損してない?
◇◇ライト視点◇◇
俺がお茶を出そうと台所へ行き、帰ってきた時の事だった。
ゴニョニョと2人が話している音が聞こえる。
何を話しているんだろうと聞き耳を立てた時だった。
「正体を言うつもりは無いのか?アキって、 名だろう?冒険者なら偽名なんか使わない。できる限り名前を売りたいからな」
「なんで…分かったんですか?」
そんな、馬鹿な…
偽名?なんで…
「世の中には知らない方がいいこともあるんですよ」
知りたい。彼女の事が知りたいのに、名前さえ分からない。
確かになにか訳ありだとは感じていたけど…
名前も言えないなんて…
「…まあいいさ。悪いやつじゃねぇみたいだし。ところで酒って飲めるか?」
「…ノンアルビールなら」
「飲むか」
「嫌です。未成年です」
そこでお茶を出しに行く。
「お、お茶どうぞ」
どうすればいいか分からない。
どう接近すればいいか分からない。
信用されてないんだろうし…
「ライトくん、何歳?」
突然の質問に戸惑いながらも答える。
「え?..16ですけど」
すると彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「私、15」
「え?」
「私は15歳」
「いやなんの数字か分からなかった訳じゃなくて!」
年下だなんて思いもしなかった。
というか俺は年下に手玉に取られていたのか?
いたずらっぽくてかわいい笑みは確かによく見ると年下っぽい。
「年上だね。お兄さん」
「な、なにを言って…」
ちょっと待って?ベールに呼ばれるのと全然違う。
可愛すぎる。
「ライト…」
その時母の声が聞こえた。
今までの浮き足立った感情が3割ほど消え、急いでそこに向かって走り、ドアを開ける。
「お母さん!起きたの?」
「ライト…」
苦しそうだけど、今日は昨日よりも楽そうだ。
頭の上のおしぼりを変えて、頬を撫でる。
そうしていると、アキさんが俺の近くに来た。
「ちょっと見せて」
「な、何をするつもりなんですか!?」
母の近くに彼女が行った時、周りに大量の魔法陣が浮かび上がった。
どれもが複雑で見たことがない。
数秒後、母は息を吹き返した。
「ふぅー」
こんな時なのに汗でびしょびしょになっているのが色っぽく感じてしまうのは俺がおかしいんだろうか?
それはともかく、母さんとまた話せるし触れ合えることに涙が出てきた。
本当に、アキさんには感謝しかない。
偽名を使っているのもきっとなにか訳ありなんだろう。
でもそれは悪いことではなくて、きっと事情があったのだろう。
それもきっととびきり優しい事情が。
なのに彼女はお礼も受け取らず帰ろうとする。
「ばいばい」
「待ってください!次、いつ会えますか?」
「さあ?」
「どうしたら会えますか?本当の名前はなんですか?
それも、いつか教えて貰えるんですか?」
彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべ、またあのミステリアスな顔で言った。
「君の運命の人を君が超えた時、かな?」
あの人が行かないと僕が後悔する。
その意味は分からなかったが…
君の運命の人を君が超えた時。
それはきっと彼女の事を運命の人だと思うならば自分より強くなれ。
そういうことだろう。
必ず、強くなってみせる。
ちなみに黒髪ロング赤目ミステリアス小悪魔系でノリが良くて超強くて回復魔術まで使えるすごい人以外の女の人に何も感じなくなった。
なんでだろう?
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