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第壱章 偽聖女~空と宇宙の境界はどこにあるか~
第三十一話 高を括る
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1日後くらい…
『作戦準備完了。ラウンライト大隊の誘致に成功』
大隊か…およそ100人。思ったより大規模だ。
白聖騎士自体合計1000人程のエリート集団ということを考えれば破格だ。
かなり大袈裟な話を連絡したとはいえ、いつも頼ってこない盗賊どもが偉く騒ぎ出したということでかなり焦っているのだろう。
兵士達の顔もかなりピリついている。
完璧なシナリオだ。
ラウンライト大隊のリーダーなどを含めても、『夜血の十字架』をフルで活用すれば全滅させることもできるが、それぞれの役目をさせるためにもそんな事は出来ない。
だからそんな馬鹿なことはしない。
罠をあらゆる所に仕掛けてある。
抜かりない。
アク様に教えてもらった罠なども多数用意してある。
「できるだけ迅速に、完璧に、美しく。任務開始」
◇◇白聖騎士大隊隊長視点◇◇
部下の間にはかなりピリついた空気が流れている。
忌まわしき盗賊どもが助けを求めてきたのだ。
野垂れ死ねと言いたいところだが、奴らはかなり重要な仕事を担っていたので助けないわけにも行かない。
奴らはかなり強い。
そいつらが助けを求めてきた事をよっぽどの事だど思ったのか、聖教内で3番目に強いおれまで出しやがった。
大隊まで出すなんてどうかしている。
そこまで手間取ることは無いだろう。
なんなら私ひとりで十分だ。
着いてみると拠点はかなり静かだ。
全員もう死んでいる可能性も出てきたな。
むしろそうあったら面白いのだが。
「おい、お前ら!中を偵察してこい!」
「はい」
数人が拠点の中に入りかけた所、声を上げた。
「魔力探知によると罠などが仕掛けてあります!」
最もめんどくさいパターンが出てきてしまった。
この拠点を襲った何者かが我々にきづき対策をした、それか我々をおびき寄せるためにここを襲い偽の報告を送ってきた。
後者であることはないと思うが、一応警戒はしとかなければいけない。
そしてどちらにしろ我々に向かって敵対していることは間違いない。
「魔力探知をかかさず、細心の注意をはらいながら進め!中にいるであろう奴は間違いなく俺たちに仇なすものだ!聖女様の名にかけて!」
「「聖女様の名にかけて!」」
部下達が拠点へ進軍していく。
馬鹿な奴らだ。罠をかけたって魔力探知でバレる。
我々エリート集団にとってはそこら辺の石ころと変わらん。
ははは!はははははははは!
しばらく心の中で高笑いしていると、焦った様子で部下が報告に来た。
何を焦ってるんだ?勝ち戦に。
「隊長!次々と隊士が罠にかかっています!」
「何!?バカなのか?魔力探知で分かるだろう!」
「それが…魔法を使わない罠が多数用意されている様でして…魔力探知によって見つけた罠をよけたらその罠にかかったりと…」
くそう!やつら、頭はいいみたいだな。
まぁいい。俺からは逃げられん!
「『千里眼』!」
敵さんはどこかなぁ?
見えた!ケモ耳が生えている獣人か…
クククク!いたぶってやるのが楽しみだぜぇ。
「おいお前ら!俺が出る!お前らは俺の壁になれ」
俺の千里眼なら魔力が無い罠であろうと見破ることは容易!
もう敵の大将であろうやつの居場所も割り出せた。
勝ちは確定。だがパーフェクトゲームにするには、楽しみも必要だ。
さあ、どうやって調理してやろうか?
「おい、お前確か視覚共有を使えたな」
「はい…」
「俺の視覚を全員に共有して罠の場所を全て教える」
「了解しました」
フハハハハハ!
もう逃げられない。
「この盗賊共の拠点をぐるりと回るように包囲しろ」
「了解しました!包囲網を作れ!」
これで俺があの獣人を始末しにいけば…
びーびー泣いて逃げて、そこに包囲網が完成していた時、どんな気分になるだろうなぁ?
クククク!はははは!
◇◇アクトク・リョウシュ視点◇◇
今頃謎の作戦が始まってるのか…
聖教何も悪くないのに…
いや待て!あいつら確か盗賊どもと繋がってたんだっけ?
…救いようがねぇ。
これは正当な理由だな。
本当、何処の世界でもこういうことは起こるもんなんだな…
思い出してみたら、盗賊共の拠点って割とかっこよかったな。
きっとあれを作ったやつは厨二心がわかるやつだ。
昨日見た夢の内容が忘れられない。
気分転換に散歩でもするか。
◇◇ラウンライト大隊隊長視点◇◇
子猫を探して3分。お手軽だなぁ!
ふむふむ。この辺かな?
目の前にある扉を蹴破る。
いたぁ!
「よう!罠ばっかりの卑怯者背信者!」
「ひどい言われようだにゃ」
俺を見て怖気付かないとはなかなか肝が座っている。
だがすぐに余裕は無くなるさ…
俺は最高の剣技『絶対剣』を持っている。
千里眼や他の高等魔法合わせて会得した最強の剣技。
間合いにいる敵への必中の攻撃。
避けることなど出来ない。
こんな子猫、手足を切り落としていたぶってやるよ。
「『絶対剣』!まずは右足ぃ!」
俺は跳躍し、一瞬で間合いを詰め、やつの右足を切った。
…はずだった。
『作戦準備完了。ラウンライト大隊の誘致に成功』
大隊か…およそ100人。思ったより大規模だ。
白聖騎士自体合計1000人程のエリート集団ということを考えれば破格だ。
かなり大袈裟な話を連絡したとはいえ、いつも頼ってこない盗賊どもが偉く騒ぎ出したということでかなり焦っているのだろう。
兵士達の顔もかなりピリついている。
完璧なシナリオだ。
ラウンライト大隊のリーダーなどを含めても、『夜血の十字架』をフルで活用すれば全滅させることもできるが、それぞれの役目をさせるためにもそんな事は出来ない。
だからそんな馬鹿なことはしない。
罠をあらゆる所に仕掛けてある。
抜かりない。
アク様に教えてもらった罠なども多数用意してある。
「できるだけ迅速に、完璧に、美しく。任務開始」
◇◇白聖騎士大隊隊長視点◇◇
部下の間にはかなりピリついた空気が流れている。
忌まわしき盗賊どもが助けを求めてきたのだ。
野垂れ死ねと言いたいところだが、奴らはかなり重要な仕事を担っていたので助けないわけにも行かない。
奴らはかなり強い。
そいつらが助けを求めてきた事をよっぽどの事だど思ったのか、聖教内で3番目に強いおれまで出しやがった。
大隊まで出すなんてどうかしている。
そこまで手間取ることは無いだろう。
なんなら私ひとりで十分だ。
着いてみると拠点はかなり静かだ。
全員もう死んでいる可能性も出てきたな。
むしろそうあったら面白いのだが。
「おい、お前ら!中を偵察してこい!」
「はい」
数人が拠点の中に入りかけた所、声を上げた。
「魔力探知によると罠などが仕掛けてあります!」
最もめんどくさいパターンが出てきてしまった。
この拠点を襲った何者かが我々にきづき対策をした、それか我々をおびき寄せるためにここを襲い偽の報告を送ってきた。
後者であることはないと思うが、一応警戒はしとかなければいけない。
そしてどちらにしろ我々に向かって敵対していることは間違いない。
「魔力探知をかかさず、細心の注意をはらいながら進め!中にいるであろう奴は間違いなく俺たちに仇なすものだ!聖女様の名にかけて!」
「「聖女様の名にかけて!」」
部下達が拠点へ進軍していく。
馬鹿な奴らだ。罠をかけたって魔力探知でバレる。
我々エリート集団にとってはそこら辺の石ころと変わらん。
ははは!はははははははは!
しばらく心の中で高笑いしていると、焦った様子で部下が報告に来た。
何を焦ってるんだ?勝ち戦に。
「隊長!次々と隊士が罠にかかっています!」
「何!?バカなのか?魔力探知で分かるだろう!」
「それが…魔法を使わない罠が多数用意されている様でして…魔力探知によって見つけた罠をよけたらその罠にかかったりと…」
くそう!やつら、頭はいいみたいだな。
まぁいい。俺からは逃げられん!
「『千里眼』!」
敵さんはどこかなぁ?
見えた!ケモ耳が生えている獣人か…
クククク!いたぶってやるのが楽しみだぜぇ。
「おいお前ら!俺が出る!お前らは俺の壁になれ」
俺の千里眼なら魔力が無い罠であろうと見破ることは容易!
もう敵の大将であろうやつの居場所も割り出せた。
勝ちは確定。だがパーフェクトゲームにするには、楽しみも必要だ。
さあ、どうやって調理してやろうか?
「おい、お前確か視覚共有を使えたな」
「はい…」
「俺の視覚を全員に共有して罠の場所を全て教える」
「了解しました」
フハハハハハ!
もう逃げられない。
「この盗賊共の拠点をぐるりと回るように包囲しろ」
「了解しました!包囲網を作れ!」
これで俺があの獣人を始末しにいけば…
びーびー泣いて逃げて、そこに包囲網が完成していた時、どんな気分になるだろうなぁ?
クククク!はははは!
◇◇アクトク・リョウシュ視点◇◇
今頃謎の作戦が始まってるのか…
聖教何も悪くないのに…
いや待て!あいつら確か盗賊どもと繋がってたんだっけ?
…救いようがねぇ。
これは正当な理由だな。
本当、何処の世界でもこういうことは起こるもんなんだな…
思い出してみたら、盗賊共の拠点って割とかっこよかったな。
きっとあれを作ったやつは厨二心がわかるやつだ。
昨日見た夢の内容が忘れられない。
気分転換に散歩でもするか。
◇◇ラウンライト大隊隊長視点◇◇
子猫を探して3分。お手軽だなぁ!
ふむふむ。この辺かな?
目の前にある扉を蹴破る。
いたぁ!
「よう!罠ばっかりの卑怯者背信者!」
「ひどい言われようだにゃ」
俺を見て怖気付かないとはなかなか肝が座っている。
だがすぐに余裕は無くなるさ…
俺は最高の剣技『絶対剣』を持っている。
千里眼や他の高等魔法合わせて会得した最強の剣技。
間合いにいる敵への必中の攻撃。
避けることなど出来ない。
こんな子猫、手足を切り落としていたぶってやるよ。
「『絶対剣』!まずは右足ぃ!」
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…はずだった。
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