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第三章 ︎︎絽見出ん夜を時模羅死加羅加古古
第二十二話 シッシッ!って虫に言っても聞いてくれない。虫だけに無視…
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お姉ちゃんの部屋に入る。
「夜月」
「なぁに?」
少しおどけた口調で言う。
そうでもしないと、自分を保ってられなかった。
姉が死に
自分が死んだ。
その現実味のなさと、今生きていること全てが理解出来なかった。
「貴方は、簡単に言えば死に戻りしてるの」
「え?」
死に戻りってラノベとかにある?
「いや、厳密には全然違うけど…貴方が一番分かりやすい言葉で言うと死に戻り」
「どういう事?」
お姉ちゃんは苦しそうな顔をする。
「分からない。私の記憶も曖昧。自分がなぜこんなことを知ってるのかも分からない」
冷静に行こう。
「お姉ちゃんが分かってることって?」
「夜月は死に戻りみたいなものをしている事、あの白髪に赤目のやつに夜月を私が死ぬ前に殺されてはいけない事、それだけ」
一つ目はともかく2つ目はどういう事だ?
お姉ちゃんが死ぬ前に俺が死んだらいけない?
俺がお姉ちゃんより先に死んだらその死に戻りが出来ないってことか?
白髪赤目野郎って所は気になるがそう認識して構わないだろう。
こんな時に妙に冷静な自分にビックリする。
何よりもお姉ちゃんが部分的な記憶しかないことが問題だ。
「他には本当に無いの?」
「あっ!あと、貴方は1回死んでいる事」
転生している事がバレたのか?
「トラックに轢かれて…カフェの帰りに…そういえばあの時に初めてこんな記憶が流れてきたような…」
俺が1回死んでいる?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「危ない!」
2人を押す。
「え?」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
思い出した。
つまり、俺の死に戻りの記憶は忘れるって事か?
いや、今思い出したってことは不安定になるだけだ。
「なんで教えてくれ無かったの?」
「それを伝えてはいけないって、ずっと身体が言ってて」
覡白月。
お姉ちゃん。
君は、何なんだ?
…いや、ダメだ。お姉ちゃんはお姉ちゃんじゃないか。
「今分かっていることは大きく三つ。
1つ目は俺はなぜが死に戻りしているって事。
2つ目は死に戻りした後の記憶は不安定だが、お姉ちゃんは観測できること。
3つ目はお姉ちゃんより先に死ぬとおそらく死に戻りができないこと」
「うん」
「そして、奴らの目的はおそらくこの死に戻り。白髪赤目野郎が力と言っていたのは多分そういう事だ」
何が何だか分からない。
ただし今世は絶対に生き延びてやる。
何をしてでも…
奴らが来るのは多分10時くらい。
お母さんやお父さんを拉致してから二階に上がる前に俺らが降りてきた。
「まだ時間があるし防衛の準備を―」
カチャ。
下で音がする。
「初めまして俺の名は近藤!よろしくお願いしまぁーす!」
「お宅、なんですか!警察呼びますよ!ってガッ!」
「や、やめ!ッ!」
なんで?時間はまだあるはずなのに!
階段をお姉ちゃんの部屋にあるバットを持って降りる。
もう既にそこにお母さんとお父さんの姿は無く、近藤が机の上に座っていた。
「初めましてか―って危ねぇ!」
挨拶もせずに金属バットをそいつの頭にむけて振り下ろす。
「なんなんだー?最近の若者はこんなに好戦的なのか?」
「死ね!」
ものを投げつけながら接近する。
何かをしようとするがお前の動きは一回見てんだよ!
股間をバットでホームラン!
「ここまではおっけー」
だけどアイツが!
ドアは壊れていない。
「夜月!大丈夫?」
「白髪赤目野郎が来ない…」
ちょっとずつ変わってる?
「お姉ちゃん!俺が死んだ時の違和感ってある?」
「え、確か季節が変わってたけど…春から夏に」
この答えは予想通り。
だけど、何故それが分かったんだ?
急に暑くなった。
そういう感想ではなく、季節が変わった?
本当、どうなってんだよ。
「とりあえず、あいつが来る前に逃げる。あいつは俺を見た瞬間襲ってきた。殺意しかない」
「でもどうやって…」
「え?車を使うとか…」
ドアが空く。
アイツか!?
いや、違う!
いっぱいの黒服が入ってきている!
咄嗟に隠れたが見つかるのは時間の問題。
「私が引きつける」
「正気…?」
「どちらにしろ私が先に死んだ方がいい。逃げて」
その目が必死で…断れなかった。
「ありがとう。貴方が先に死ななければまた戻れるから気楽に行こっ!」
いつもの、お姉ちゃんだ。
空元気でも、それでもいい。
「うん。またね」
「またね」
お姉ちゃんが黒服に突進していく。
「な、なんだ?」
「おい!あいつは撃つな!」
騒ぎ声が聞こえる。
家の裏口から脱出。
でもどこに逃げれば…とりあえず走れ!
しばらくすると、商店街が見えてきた。
お姉ちゃん、あいつは撃つなとか言われてたから大丈夫だと思うけど…
俺は、クズだな。
あんな子に命はらさて…
「え?夜月ちゃん?」
「お兄ぃ…」
そこには、絽莉がいた。
「どうしたんですか?なんでそんなに走ってるんですか?」
「いや、なんでもないよ!ばいば…」
腕を捕まれ、じっと見られる。
「お兄ぃ?」
「白月さんに何かあったのか…そうか…もう動き出した」
その口調は、まるで何かを知っている様だった。
「何を知ってる!」
絽莉の目は、えらくどんよりとしている気がした。
「夜月」
「なぁに?」
少しおどけた口調で言う。
そうでもしないと、自分を保ってられなかった。
姉が死に
自分が死んだ。
その現実味のなさと、今生きていること全てが理解出来なかった。
「貴方は、簡単に言えば死に戻りしてるの」
「え?」
死に戻りってラノベとかにある?
「いや、厳密には全然違うけど…貴方が一番分かりやすい言葉で言うと死に戻り」
「どういう事?」
お姉ちゃんは苦しそうな顔をする。
「分からない。私の記憶も曖昧。自分がなぜこんなことを知ってるのかも分からない」
冷静に行こう。
「お姉ちゃんが分かってることって?」
「夜月は死に戻りみたいなものをしている事、あの白髪に赤目のやつに夜月を私が死ぬ前に殺されてはいけない事、それだけ」
一つ目はともかく2つ目はどういう事だ?
お姉ちゃんが死ぬ前に俺が死んだらいけない?
俺がお姉ちゃんより先に死んだらその死に戻りが出来ないってことか?
白髪赤目野郎って所は気になるがそう認識して構わないだろう。
こんな時に妙に冷静な自分にビックリする。
何よりもお姉ちゃんが部分的な記憶しかないことが問題だ。
「他には本当に無いの?」
「あっ!あと、貴方は1回死んでいる事」
転生している事がバレたのか?
「トラックに轢かれて…カフェの帰りに…そういえばあの時に初めてこんな記憶が流れてきたような…」
俺が1回死んでいる?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「危ない!」
2人を押す。
「え?」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
思い出した。
つまり、俺の死に戻りの記憶は忘れるって事か?
いや、今思い出したってことは不安定になるだけだ。
「なんで教えてくれ無かったの?」
「それを伝えてはいけないって、ずっと身体が言ってて」
覡白月。
お姉ちゃん。
君は、何なんだ?
…いや、ダメだ。お姉ちゃんはお姉ちゃんじゃないか。
「今分かっていることは大きく三つ。
1つ目は俺はなぜが死に戻りしているって事。
2つ目は死に戻りした後の記憶は不安定だが、お姉ちゃんは観測できること。
3つ目はお姉ちゃんより先に死ぬとおそらく死に戻りができないこと」
「うん」
「そして、奴らの目的はおそらくこの死に戻り。白髪赤目野郎が力と言っていたのは多分そういう事だ」
何が何だか分からない。
ただし今世は絶対に生き延びてやる。
何をしてでも…
奴らが来るのは多分10時くらい。
お母さんやお父さんを拉致してから二階に上がる前に俺らが降りてきた。
「まだ時間があるし防衛の準備を―」
カチャ。
下で音がする。
「初めまして俺の名は近藤!よろしくお願いしまぁーす!」
「お宅、なんですか!警察呼びますよ!ってガッ!」
「や、やめ!ッ!」
なんで?時間はまだあるはずなのに!
階段をお姉ちゃんの部屋にあるバットを持って降りる。
もう既にそこにお母さんとお父さんの姿は無く、近藤が机の上に座っていた。
「初めましてか―って危ねぇ!」
挨拶もせずに金属バットをそいつの頭にむけて振り下ろす。
「なんなんだー?最近の若者はこんなに好戦的なのか?」
「死ね!」
ものを投げつけながら接近する。
何かをしようとするがお前の動きは一回見てんだよ!
股間をバットでホームラン!
「ここまではおっけー」
だけどアイツが!
ドアは壊れていない。
「夜月!大丈夫?」
「白髪赤目野郎が来ない…」
ちょっとずつ変わってる?
「お姉ちゃん!俺が死んだ時の違和感ってある?」
「え、確か季節が変わってたけど…春から夏に」
この答えは予想通り。
だけど、何故それが分かったんだ?
急に暑くなった。
そういう感想ではなく、季節が変わった?
本当、どうなってんだよ。
「とりあえず、あいつが来る前に逃げる。あいつは俺を見た瞬間襲ってきた。殺意しかない」
「でもどうやって…」
「え?車を使うとか…」
ドアが空く。
アイツか!?
いや、違う!
いっぱいの黒服が入ってきている!
咄嗟に隠れたが見つかるのは時間の問題。
「私が引きつける」
「正気…?」
「どちらにしろ私が先に死んだ方がいい。逃げて」
その目が必死で…断れなかった。
「ありがとう。貴方が先に死ななければまた戻れるから気楽に行こっ!」
いつもの、お姉ちゃんだ。
空元気でも、それでもいい。
「うん。またね」
「またね」
お姉ちゃんが黒服に突進していく。
「な、なんだ?」
「おい!あいつは撃つな!」
騒ぎ声が聞こえる。
家の裏口から脱出。
でもどこに逃げれば…とりあえず走れ!
しばらくすると、商店街が見えてきた。
お姉ちゃん、あいつは撃つなとか言われてたから大丈夫だと思うけど…
俺は、クズだな。
あんな子に命はらさて…
「え?夜月ちゃん?」
「お兄ぃ…」
そこには、絽莉がいた。
「どうしたんですか?なんでそんなに走ってるんですか?」
「いや、なんでもないよ!ばいば…」
腕を捕まれ、じっと見られる。
「お兄ぃ?」
「白月さんに何かあったのか…そうか…もう動き出した」
その口調は、まるで何かを知っている様だった。
「何を知ってる!」
絽莉の目は、えらくどんよりとしている気がした。
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