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第三章 ︎︎絽見出ん夜を時模羅死加羅加古古
第二十三話 ぬいぐるみが福袋に入ってるって酷く無いですか?聞いてないですよ?
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「僕は何も知らないよ。夜月ちゃん」
「何か知ってるんだろ!早く言え!」
最悪の場合、絽莉はあいつらの仲間…
「だから何も知らないんだよ。僕はあくまで何も知らない、それは絶対だ。この僕は何も知らないよ」
「どういうことだ…」
「僕の家に来なよ。僕の知らない事を教えてあげるよ」
何を言っているかイマイチ分からないが…どうせ行く宛ては無い。
今の所、敵意は無さそう。
なら行くか。
「分かった。お兄ぃを今だけは信じる」
「それでも君は僕をお兄ぃと読んでくれるんだね」
悲しそうに、彼は言った。
絽莉の家はマンションの三階だった。
「まぁ入りなよ」
普通の部屋。
何か、懐かしいような…
「本題に入ろうか。久しぶり。■■■」
それは、なんだ。
僕はその名前を知っている。
誰だ?何処にでもあるような普遍的な名前。
なのに!
「君の名前だよ。夜月」
「どういうこと」
「君の前世の名前だよ」
俺が転生していることを知っている!?
それよりも前世の名前?
それなら忘れるはずが…
分からない。
自分の名前が。
「君に、話をしようか」
「何の…」
「ある、少女と男の話だよ」
______________________________
ある所に、少女がいました。
その少女は心がとっても綺麗で
「世界を笑顔溢れる世界にする!」
と毎日張り切っていました。
ですが、現実はそんなに甘くは無かったのです。
終わらない戦い。
終わらない憎しみ。
終わらない復讐。
少女は毎日働き続けました。
ですが、世界が良くなることはありませんでした。
少女は悲しくなりました。
少女は男と出会いました。
そして、少女の世界への向き合い方が180度変わりました。
少女は嬉しくなりました。
ですが、その男は死んでしまいました。
少女は再びとても悲しくなりました。
少女は男を生き返らそうとしました。
______________________________
何だ?
この話は何を表している?
それより何故絽莉は…
「え?」
口から驚きの声が出る。
そこに、絽莉はいなかった。
ここはマンションの三階でもなかった。
そこは、ただの空き地だった。
自分は、空き地のど真ん中に正座していたのだ。
「どうなってんだよ。まじて」
「僕の干渉はここまでかな?」
だれかがそう呟いた…
~白月視点~
飛び出す。
夜月が逃げるまでの時間稼ぎを!
「な、なんだ?」
「おい!あいつは撃つな!」
どうやら撃たれないらしい。
ならば!
突進して1人を掴む。
背負い投げじゃい!
これでも空手黒帯だ。
「捕まえろ!」
囲まれた。
流石に無理があったか…
万事休す、か。
猿ぐつわをはめられ、手足は縄で縛られた。
「おい、もう1人を探せ!」
「いないぞ!」
良かった。夜月は逃げられた。
目隠しをされて、何も見えなくなる。
死ぬのかもしれない。
だけど何故が恐怖をあまり感じない。
どうしてだろう。
これも私の失った記憶に関係しているのだろうか。
車に入れられ、しばらくすると止まる。
無理矢理たたされ、押されるがままに歩いていく。
数分歩くと、椅子に座らされて、椅子に縛られた。
そして、目隠しが外される。
そこには、白髪に赤目野郎がいた。
「おい、猿轡も外してやれ」
そいつがそういうと猿轡が外される。
「お前はなんなんだ!」
「いきなり怖いねェ。何とは酷い。本当、皮肉だなァ」
こいつに私は1度殺されている。
だが、怖いという感情よりも違和感、の方が先に来る。
違和感の塊。
そう感じる。
「私達をどうするつもりだ」
「どうもしないよ。いや、ある意味どうとでもするのかな?」
「あやふやで意味がわからないんだよ!この白髪赤目野郎!」
「威勢がいいなぁ。それにちゃんとバアルという名前がこっちにはあるんだ」
バアル?外国人か?
「まあ些細なことか。それよりも本当に記憶があやふや見たいで笑えるねェ!何にも知らないのか。そうか!そうか!そうだよなァ!」
クカカカ!
と気持ちの悪い笑い方をしながらバアルはそういった。
「記憶、取り戻したいか?取り戻したいよなァ!」
「…お前は私の何を知ってる」
「半分くらいは知ってるんじゃねェか?知らねェけど」
意味が分からない!
「目的の力と言うのはなんだ」
「現実改変能力だよ」
死に戻りじゃない?
「死に戻りじゃぁねぇよ?」
今、口に出していたか?
「口に出しちゃァねェよ?」
「お前は、本当に何なんだ!」
「そんな些細なことは置いておけ。それより何故死に戻りじゃないかちゃんと教えてやるよ」
「何故私達に有利な情報を渡す」
「渡す必要があるからだよ」
彼は後ろを向き、黒服の男に黒板を用意させた。
「お前らの言う死に戻りは死に戻りじゃない。現実改変能力。これはさっきも言ったな。端的に言えばその能力は死んだ時に自分が死なくなる時間まで戻って、自分が死んだ時に死ななくなる能力だ」
「は?」
彼は黒板に何かを書き始める。
「だから、例えばトラックに轢かれたとする」
トラックに轢かれてる絵を書きながら彼は言う。
「その時に、できるだけ近く、かつ死ななくて良くなる時間帯に戻る。そして、そのトラックに轢かれた時刻には少なくとも死なないように現実が最低限少し変わる」
死に戻りでも現実味がなかったって言うのに…
これじゃまるで…
「神みたい、だなァ」
その言葉は重く、響いた。
「何か知ってるんだろ!早く言え!」
最悪の場合、絽莉はあいつらの仲間…
「だから何も知らないんだよ。僕はあくまで何も知らない、それは絶対だ。この僕は何も知らないよ」
「どういうことだ…」
「僕の家に来なよ。僕の知らない事を教えてあげるよ」
何を言っているかイマイチ分からないが…どうせ行く宛ては無い。
今の所、敵意は無さそう。
なら行くか。
「分かった。お兄ぃを今だけは信じる」
「それでも君は僕をお兄ぃと読んでくれるんだね」
悲しそうに、彼は言った。
絽莉の家はマンションの三階だった。
「まぁ入りなよ」
普通の部屋。
何か、懐かしいような…
「本題に入ろうか。久しぶり。■■■」
それは、なんだ。
僕はその名前を知っている。
誰だ?何処にでもあるような普遍的な名前。
なのに!
「君の名前だよ。夜月」
「どういうこと」
「君の前世の名前だよ」
俺が転生していることを知っている!?
それよりも前世の名前?
それなら忘れるはずが…
分からない。
自分の名前が。
「君に、話をしようか」
「何の…」
「ある、少女と男の話だよ」
______________________________
ある所に、少女がいました。
その少女は心がとっても綺麗で
「世界を笑顔溢れる世界にする!」
と毎日張り切っていました。
ですが、現実はそんなに甘くは無かったのです。
終わらない戦い。
終わらない憎しみ。
終わらない復讐。
少女は毎日働き続けました。
ですが、世界が良くなることはありませんでした。
少女は悲しくなりました。
少女は男と出会いました。
そして、少女の世界への向き合い方が180度変わりました。
少女は嬉しくなりました。
ですが、その男は死んでしまいました。
少女は再びとても悲しくなりました。
少女は男を生き返らそうとしました。
______________________________
何だ?
この話は何を表している?
それより何故絽莉は…
「え?」
口から驚きの声が出る。
そこに、絽莉はいなかった。
ここはマンションの三階でもなかった。
そこは、ただの空き地だった。
自分は、空き地のど真ん中に正座していたのだ。
「どうなってんだよ。まじて」
「僕の干渉はここまでかな?」
だれかがそう呟いた…
~白月視点~
飛び出す。
夜月が逃げるまでの時間稼ぎを!
「な、なんだ?」
「おい!あいつは撃つな!」
どうやら撃たれないらしい。
ならば!
突進して1人を掴む。
背負い投げじゃい!
これでも空手黒帯だ。
「捕まえろ!」
囲まれた。
流石に無理があったか…
万事休す、か。
猿ぐつわをはめられ、手足は縄で縛られた。
「おい、もう1人を探せ!」
「いないぞ!」
良かった。夜月は逃げられた。
目隠しをされて、何も見えなくなる。
死ぬのかもしれない。
だけど何故が恐怖をあまり感じない。
どうしてだろう。
これも私の失った記憶に関係しているのだろうか。
車に入れられ、しばらくすると止まる。
無理矢理たたされ、押されるがままに歩いていく。
数分歩くと、椅子に座らされて、椅子に縛られた。
そして、目隠しが外される。
そこには、白髪に赤目野郎がいた。
「おい、猿轡も外してやれ」
そいつがそういうと猿轡が外される。
「お前はなんなんだ!」
「いきなり怖いねェ。何とは酷い。本当、皮肉だなァ」
こいつに私は1度殺されている。
だが、怖いという感情よりも違和感、の方が先に来る。
違和感の塊。
そう感じる。
「私達をどうするつもりだ」
「どうもしないよ。いや、ある意味どうとでもするのかな?」
「あやふやで意味がわからないんだよ!この白髪赤目野郎!」
「威勢がいいなぁ。それにちゃんとバアルという名前がこっちにはあるんだ」
バアル?外国人か?
「まあ些細なことか。それよりも本当に記憶があやふや見たいで笑えるねェ!何にも知らないのか。そうか!そうか!そうだよなァ!」
クカカカ!
と気持ちの悪い笑い方をしながらバアルはそういった。
「記憶、取り戻したいか?取り戻したいよなァ!」
「…お前は私の何を知ってる」
「半分くらいは知ってるんじゃねェか?知らねェけど」
意味が分からない!
「目的の力と言うのはなんだ」
「現実改変能力だよ」
死に戻りじゃない?
「死に戻りじゃぁねぇよ?」
今、口に出していたか?
「口に出しちゃァねェよ?」
「お前は、本当に何なんだ!」
「そんな些細なことは置いておけ。それより何故死に戻りじゃないかちゃんと教えてやるよ」
「何故私達に有利な情報を渡す」
「渡す必要があるからだよ」
彼は後ろを向き、黒服の男に黒板を用意させた。
「お前らの言う死に戻りは死に戻りじゃない。現実改変能力。これはさっきも言ったな。端的に言えばその能力は死んだ時に自分が死なくなる時間まで戻って、自分が死んだ時に死ななくなる能力だ」
「は?」
彼は黒板に何かを書き始める。
「だから、例えばトラックに轢かれたとする」
トラックに轢かれてる絵を書きながら彼は言う。
「その時に、できるだけ近く、かつ死ななくて良くなる時間帯に戻る。そして、そのトラックに轢かれた時刻には少なくとも死なないように現実が最低限少し変わる」
死に戻りでも現実味がなかったって言うのに…
これじゃまるで…
「神みたい、だなァ」
その言葉は重く、響いた。
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