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14話 意外な話
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今は13:36と俺のスマホには刻まれていた。もうすぐ、麻沙美が一人で来るはずだ。最近では麻沙美親子としか遊んでいない。友達はまだいるけれど。別な友だちはまた今度連絡してみよう。
とりあえず、時間を持て余していて、麻沙美が来るまで小説を書いていようと思い、パソコンを立ち上げた。最近では書く頻度も増えた。今日、さくらちゃんが来ないのは残念だが。彼女しか小説を読んでもらえないから。
「さて、書くか!」
と、気合いを入れるように呟いた。今は約二万字を書いていて、いいペースだと思う。今日の目標は二千字。カタカタとパソコンを打っていく。割と順調に書き進めていく。約30分、集中して書いた。そのとき、チャイムが鳴った。麻沙美が来たな、と思った。俺は玄関に行きドアのカギは予め開けておいたので「はーい」と声を掛けた。外から麻沙美の声が聞こえた。
「あたしだけど」
「お! 麻沙美。開いてるぞー」
言うと、ガチャリという音とともにドアが開いた。そのあと秋風とともに麻沙美が入って来た。
「さむいー!」
「風邪ひくから早く入れよ」
身を縮こませながら彼女は玄関で黒いショートブーツを脱ぎ始めた。
「帰り、車で送ってよ」
「おお、了解! 早く茶の間のストーブにあたれ」
麻沙美は頷きながら、ありがとう、と言った。
先に彼女を居間に通し、俺は後からついて歩いた。
「大丈夫か?」
心配になって声をかけた。すると、
「うん、大丈夫よ」
それを聞いて安堵した。
「風邪ひいて帰ったら、さくらちゃんへの面目丸つぶれだもんな」
俺は、苦笑いを浮かべた。
「誰の面目?」
「俺のだよ!」
「そっか」
麻沙美も笑っていた。
「それにしても俺さぁ、夢はあるけど彼女がいない。困ったもんだ。誰かいないか?」
彼女の表情を見ると微妙だった。
「どうしたんだよ」
「その質問さ、あたしにする?」
「え、何で?」
麻沙美は溜め息をついた。
「晃はあいかわらず鈍感ねー」
「なんのことだよ」
彼女は俺をじっと見つめている。
「まさか……!」
麻沙美はコクンと頷いた。
「マジかー!」
「マジだよ、大マジ。じゃなかったら来ないよ、一人で」
あまりにも意外で驚いた。俺はそういうつもりで接してきたわけじゃない。どうしよう……。途方にくれてしまった。
「晃の気持ち聞かせてよ」
「俺は……正直そういう気持ちで接していないよ」
麻沙美は黙ってしまった。そして、
「さくらのことはどう思ってる?」
「どうって、かわいい麻沙美の娘だなと思ってるよ。俺の小説も読んでくれるし」
「そうなんだ。てっきり、女として見てるのかと思った」
麻沙美は苦笑いを浮かべていた。
「それはないよ」
俺も同じようにした。
「仮に俺が麻沙美と付き合ったらさくらちゃんは嫌じゃないか?」
「うーん……そんなことはないと思うけど」
俺は言葉に詰まった。
「結婚して欲しい、と言っている訳じゃなくて一生涯の友達として一緒にいたいだけ」
落ち込んだ表情で麻沙美は言った。話を続けるようにこちらを見た。
「だから、一緒に暮らさなくていい。お互い自由にやればいいと思うし」
「そうかぁ、それでいいなら俺で良かったら」
「え! いいの?」
「ああ。いいぞ。その代わり俺は病気あるからな。疲れやすいし、時には弱音も吐くぞ。それでも良いんだな?」
麻沙美は、
「問題ない。一応、さくらには言うけど」
と、言いながら頭を左右に振った。
「もちろんだよ」
「さくらが反対しなければいいんだけど」
「まあ、確かに」
俺は、考えた。
「さくらちゃんに言ってからのほうがいいんじゃないのか?」
麻沙美も考えている様子だ。
「いや、大丈夫よ。晃なら」
「そうか。わかった」
「そしたら、そういうことでよろしくお願いします」
「よろしくな」
こういう感じで交際することになったが果たしてうまくいくかどうか。
とりあえず、時間を持て余していて、麻沙美が来るまで小説を書いていようと思い、パソコンを立ち上げた。最近では書く頻度も増えた。今日、さくらちゃんが来ないのは残念だが。彼女しか小説を読んでもらえないから。
「さて、書くか!」
と、気合いを入れるように呟いた。今は約二万字を書いていて、いいペースだと思う。今日の目標は二千字。カタカタとパソコンを打っていく。割と順調に書き進めていく。約30分、集中して書いた。そのとき、チャイムが鳴った。麻沙美が来たな、と思った。俺は玄関に行きドアのカギは予め開けておいたので「はーい」と声を掛けた。外から麻沙美の声が聞こえた。
「あたしだけど」
「お! 麻沙美。開いてるぞー」
言うと、ガチャリという音とともにドアが開いた。そのあと秋風とともに麻沙美が入って来た。
「さむいー!」
「風邪ひくから早く入れよ」
身を縮こませながら彼女は玄関で黒いショートブーツを脱ぎ始めた。
「帰り、車で送ってよ」
「おお、了解! 早く茶の間のストーブにあたれ」
麻沙美は頷きながら、ありがとう、と言った。
先に彼女を居間に通し、俺は後からついて歩いた。
「大丈夫か?」
心配になって声をかけた。すると、
「うん、大丈夫よ」
それを聞いて安堵した。
「風邪ひいて帰ったら、さくらちゃんへの面目丸つぶれだもんな」
俺は、苦笑いを浮かべた。
「誰の面目?」
「俺のだよ!」
「そっか」
麻沙美も笑っていた。
「それにしても俺さぁ、夢はあるけど彼女がいない。困ったもんだ。誰かいないか?」
彼女の表情を見ると微妙だった。
「どうしたんだよ」
「その質問さ、あたしにする?」
「え、何で?」
麻沙美は溜め息をついた。
「晃はあいかわらず鈍感ねー」
「なんのことだよ」
彼女は俺をじっと見つめている。
「まさか……!」
麻沙美はコクンと頷いた。
「マジかー!」
「マジだよ、大マジ。じゃなかったら来ないよ、一人で」
あまりにも意外で驚いた。俺はそういうつもりで接してきたわけじゃない。どうしよう……。途方にくれてしまった。
「晃の気持ち聞かせてよ」
「俺は……正直そういう気持ちで接していないよ」
麻沙美は黙ってしまった。そして、
「さくらのことはどう思ってる?」
「どうって、かわいい麻沙美の娘だなと思ってるよ。俺の小説も読んでくれるし」
「そうなんだ。てっきり、女として見てるのかと思った」
麻沙美は苦笑いを浮かべていた。
「それはないよ」
俺も同じようにした。
「仮に俺が麻沙美と付き合ったらさくらちゃんは嫌じゃないか?」
「うーん……そんなことはないと思うけど」
俺は言葉に詰まった。
「結婚して欲しい、と言っている訳じゃなくて一生涯の友達として一緒にいたいだけ」
落ち込んだ表情で麻沙美は言った。話を続けるようにこちらを見た。
「だから、一緒に暮らさなくていい。お互い自由にやればいいと思うし」
「そうかぁ、それでいいなら俺で良かったら」
「え! いいの?」
「ああ。いいぞ。その代わり俺は病気あるからな。疲れやすいし、時には弱音も吐くぞ。それでも良いんだな?」
麻沙美は、
「問題ない。一応、さくらには言うけど」
と、言いながら頭を左右に振った。
「もちろんだよ」
「さくらが反対しなければいいんだけど」
「まあ、確かに」
俺は、考えた。
「さくらちゃんに言ってからのほうがいいんじゃないのか?」
麻沙美も考えている様子だ。
「いや、大丈夫よ。晃なら」
「そうか。わかった」
「そしたら、そういうことでよろしくお願いします」
「よろしくな」
こういう感じで交際することになったが果たしてうまくいくかどうか。
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