143 / 190
橘祐也
勧誘 2
しおりを挟む
氷川の父は、どこにもでもいるような家庭を顧みない仕事人間だった。繁忙期には仕事でほとんど家におらず、余裕がある時期でも会合だのセミナーだのでやはり家にいない。会計士の誰もがそうではないと今は知っているが、氷川にとってはやはり父のイメージが強い。
求められる仕事であることは理解している。けれど自分は、ああはなりたくない。
そんな氷川の心境を多少なりとも察する所があったのか、橘が困ったように指を組み合わせた。
「そっか……音楽で生計立てられたとしても、やっぱりプライベートなんてろくにないだろうから、こっちにしときなよ、とは言えなくなっちゃったな」
「そっか、同じなんだね」
「ん。仕事なら義務だから、楽しいだけじゃいられないし……それは、なんであってもね。だったら俺は、一番好きな、心底やりたいことを仕事にしたいって思ったんだけど」
「それが、音楽?」
「そう。氷川くんと、音楽やりたい、バンドやりたい。駄目かな」
熱を孕んだ希求に、唾を飲んだ。
「……俺も、橘くんとやるの楽しかったよ。だけど」
真剣だというならばなおさら、楽しかっただけでは決められない。ぐずぐずと言葉に迷ってコーヒーカップを揺らす。橘が細く息を吐いて座り直す。大きな茶色の瞳が、探るように氷川を見つめた。そして慎重に予防線を張り巡らせる。
「もちろん、無条件で人生を預けて欲しいなんて言わない。大学出るまでに生計を立てられる見通しが立たなかったら、諦める。なんなら氷川くんのご両親の説得もするよ。だから高校の一年半と大学の四年、俺に貸してくれない?」
橘の声はどこまでも優しく穏やかなのに、奇妙なほど甘い。いっそ蠱惑的なほどの誘惑にぐらつきながら、なおも二の足を踏むのは、覚悟を問われていると理解できていたからだ。
わかっていた。氷川のためらいは、自分自身の怯懦に所以している。
暴言への恐怖は、彼の隣にいて一度も現実になってはいないというのに、それでもこの足を竦ませる。宴席や路上ライブ、文化祭といった、その時の勢いで押し通せるものごとなら、まだいい。嘲られたら二度とやらない、という逃げを打てる。しかし、橘の誘いはそういった自棄でこなせるものではない。責任が生ずれば、安易に逃亡さえ出来ない。そうして悪意に怯んで喉が閉じてしまえば、更なる醜態を晒すことになる。一度経験した負の連鎖への恐怖は、なかなか癒えてくれなかった。
「橘くんは、どうしてそんなに音楽が好きなの?」
返答を引き延ばすような問いかけに、答えを急かすことなく、橘はくるりと目を回した。思い出すように、考えるように口を閉じ、瞼を半ば下ろす。
「そうだなあ……ギターを始めたのは辰彦さんの影響だよ。小さい頃って無条件に年上がやってることに憧れるでしょ? 俺もやりたいって言ったら、使ってない、安いギターをくれてね、基礎も教えてもらって。でも、バンド組みたいって思ったのは、こっちに来てからだったんだよね。中一の三月にあの地震と津波があって、それから、かな」
頭の中で話を組み立てながら、橘がゆっくりと言葉を選んでいく。冷めたカフェラテを舐めるように飲みながら、氷川は橘の声に耳を傾けた。
――お偉い学者や思想家は、押しつけがましく音楽の力を語り、実際にそれで生活しているミュージシャンは音楽の無力さを嘆く。確かに、音はただの振動でしかなく、物理的な力は、大きな災害、惨劇の前では無に等しい。押し寄せる泥水や土砂をどうすることもできない。けれど、人の心ならば動かすことが出来る。寄り添い、励まし、慰め、勇気を鼓舞する力がある。
常の彼よりもいささか皮肉っぽさの滲む声で話し、彼はだから、と言葉を繋いだ。
「俺自身が救われたから、そういう風に在ることに憧れたんだ。烏滸がましいかもしれないけど、でも、俺は信じてるんだよ。音楽は人を救える。幸せにするパワーがあるって」
渇いた喉を潤すように、橘がカップの中身を減らす。
それこそ雑誌のコピーにでもなっていそうな台詞に、氷川は何も言えずに橘を見返した。彼は甘いコーヒーをペーパーで拭ってから、その唇に笑みを掃いた。予言めいた、確信に満ちた声が、その唇からそっと滑り出す。言い淀むことすらなく、橘は断定した。
「氷川くんの歌には、力があるよ。埋もれさせたままにしておくのは勿体ないって、俺は思ってる。ねえ、氷川くんが何に悩んでるか、何を不安に思ってるか、教えてよ」
カップを離れた手が、コースターに縋る指先に触れる。橘の手は熱く、少しだけ震えていて、彼が見た目と異なりとても緊張していることを知った。橘の情熱に延焼させられて、身体の内側が焼けるような錯覚に陥る。氷川はそっと、燻された息を吐いた。
「……俺、合唱やってた話、したよね」
もう痛みさえなく、傷痕に触れられる。それなのにどうしてか、話そうとすると喉が引きつった。橘がうん、と頷いて続きを促した。
「やめたの、声変わりのせいじゃないんだ。気持ち悪い、って言われて……それを思い出すと、声がまともに出なくなった。変声期ってことにして、逃げたんだ」
この話は、誰にも言ったことがない。些細なことだと励まされるのが怖かった。そう思う程度にはくだらないことだと理解してなお、切り裂かれた傷が苦しかった。だからずっと、音楽はただ、受け取るだけの接触しかしてこなかったのだ。それなのにこうやって引きずり出されるのだから、因果なものだ。
「……今でも、思い出すと、声が出なくなる?」
「分からない。文化祭の時は、ならなかった」
沈痛な面持ちで訊ねた橘に、氷川はかぶりを振った。それでも彼の表情は晴れない。
「そっか……嫌な思い、したね。理不尽なこと言われたんだね、つらかったね、氷川くん。でもさ、分かってるんでしょ。気持ち悪くなんてないよ。すっごく、綺麗だよ」
硬い指先が、ぎゅっと指の背を掴む。一般的な距離を逸脱した接触に、他のテーブルや通行人の目が気になったが、振りほどく気にはならなかった。ぬるい体温に、切実な心情が滲んでいたからかもしれない。
「今は、もう、歌うことは好きじゃない?」
不安げに問われて、氷川は何も考えずに否定を口にしていた。
「好きだよ。考えたことなかったけど、やってみてわかった」
橘の隣で声を出した時、彼の書いた曲を練習している時、当たり前に呼吸がしやすかった。音の中でメロディに声を乗せると、楽しくて嬉しくて胸が躍った。あの興奮と歓喜を、好きと言わなければ、好きなものなど存在しない。
氷川の返答に、橘の指がわななく。体温が上がって、すがるように力が強くなかった。
「だったら……ねえ、俺と一緒にやろうよ」
懇願にも似た、切実なほどに真摯な誘いが鼓膜を震わせる。世界が閉ざされるような錯覚の中で、氷川は呼吸を止めた。
ここまで言われて、自身も同じ望みを抱いていると気付いていて、首を横に振れる人間はいない。
求められる仕事であることは理解している。けれど自分は、ああはなりたくない。
そんな氷川の心境を多少なりとも察する所があったのか、橘が困ったように指を組み合わせた。
「そっか……音楽で生計立てられたとしても、やっぱりプライベートなんてろくにないだろうから、こっちにしときなよ、とは言えなくなっちゃったな」
「そっか、同じなんだね」
「ん。仕事なら義務だから、楽しいだけじゃいられないし……それは、なんであってもね。だったら俺は、一番好きな、心底やりたいことを仕事にしたいって思ったんだけど」
「それが、音楽?」
「そう。氷川くんと、音楽やりたい、バンドやりたい。駄目かな」
熱を孕んだ希求に、唾を飲んだ。
「……俺も、橘くんとやるの楽しかったよ。だけど」
真剣だというならばなおさら、楽しかっただけでは決められない。ぐずぐずと言葉に迷ってコーヒーカップを揺らす。橘が細く息を吐いて座り直す。大きな茶色の瞳が、探るように氷川を見つめた。そして慎重に予防線を張り巡らせる。
「もちろん、無条件で人生を預けて欲しいなんて言わない。大学出るまでに生計を立てられる見通しが立たなかったら、諦める。なんなら氷川くんのご両親の説得もするよ。だから高校の一年半と大学の四年、俺に貸してくれない?」
橘の声はどこまでも優しく穏やかなのに、奇妙なほど甘い。いっそ蠱惑的なほどの誘惑にぐらつきながら、なおも二の足を踏むのは、覚悟を問われていると理解できていたからだ。
わかっていた。氷川のためらいは、自分自身の怯懦に所以している。
暴言への恐怖は、彼の隣にいて一度も現実になってはいないというのに、それでもこの足を竦ませる。宴席や路上ライブ、文化祭といった、その時の勢いで押し通せるものごとなら、まだいい。嘲られたら二度とやらない、という逃げを打てる。しかし、橘の誘いはそういった自棄でこなせるものではない。責任が生ずれば、安易に逃亡さえ出来ない。そうして悪意に怯んで喉が閉じてしまえば、更なる醜態を晒すことになる。一度経験した負の連鎖への恐怖は、なかなか癒えてくれなかった。
「橘くんは、どうしてそんなに音楽が好きなの?」
返答を引き延ばすような問いかけに、答えを急かすことなく、橘はくるりと目を回した。思い出すように、考えるように口を閉じ、瞼を半ば下ろす。
「そうだなあ……ギターを始めたのは辰彦さんの影響だよ。小さい頃って無条件に年上がやってることに憧れるでしょ? 俺もやりたいって言ったら、使ってない、安いギターをくれてね、基礎も教えてもらって。でも、バンド組みたいって思ったのは、こっちに来てからだったんだよね。中一の三月にあの地震と津波があって、それから、かな」
頭の中で話を組み立てながら、橘がゆっくりと言葉を選んでいく。冷めたカフェラテを舐めるように飲みながら、氷川は橘の声に耳を傾けた。
――お偉い学者や思想家は、押しつけがましく音楽の力を語り、実際にそれで生活しているミュージシャンは音楽の無力さを嘆く。確かに、音はただの振動でしかなく、物理的な力は、大きな災害、惨劇の前では無に等しい。押し寄せる泥水や土砂をどうすることもできない。けれど、人の心ならば動かすことが出来る。寄り添い、励まし、慰め、勇気を鼓舞する力がある。
常の彼よりもいささか皮肉っぽさの滲む声で話し、彼はだから、と言葉を繋いだ。
「俺自身が救われたから、そういう風に在ることに憧れたんだ。烏滸がましいかもしれないけど、でも、俺は信じてるんだよ。音楽は人を救える。幸せにするパワーがあるって」
渇いた喉を潤すように、橘がカップの中身を減らす。
それこそ雑誌のコピーにでもなっていそうな台詞に、氷川は何も言えずに橘を見返した。彼は甘いコーヒーをペーパーで拭ってから、その唇に笑みを掃いた。予言めいた、確信に満ちた声が、その唇からそっと滑り出す。言い淀むことすらなく、橘は断定した。
「氷川くんの歌には、力があるよ。埋もれさせたままにしておくのは勿体ないって、俺は思ってる。ねえ、氷川くんが何に悩んでるか、何を不安に思ってるか、教えてよ」
カップを離れた手が、コースターに縋る指先に触れる。橘の手は熱く、少しだけ震えていて、彼が見た目と異なりとても緊張していることを知った。橘の情熱に延焼させられて、身体の内側が焼けるような錯覚に陥る。氷川はそっと、燻された息を吐いた。
「……俺、合唱やってた話、したよね」
もう痛みさえなく、傷痕に触れられる。それなのにどうしてか、話そうとすると喉が引きつった。橘がうん、と頷いて続きを促した。
「やめたの、声変わりのせいじゃないんだ。気持ち悪い、って言われて……それを思い出すと、声がまともに出なくなった。変声期ってことにして、逃げたんだ」
この話は、誰にも言ったことがない。些細なことだと励まされるのが怖かった。そう思う程度にはくだらないことだと理解してなお、切り裂かれた傷が苦しかった。だからずっと、音楽はただ、受け取るだけの接触しかしてこなかったのだ。それなのにこうやって引きずり出されるのだから、因果なものだ。
「……今でも、思い出すと、声が出なくなる?」
「分からない。文化祭の時は、ならなかった」
沈痛な面持ちで訊ねた橘に、氷川はかぶりを振った。それでも彼の表情は晴れない。
「そっか……嫌な思い、したね。理不尽なこと言われたんだね、つらかったね、氷川くん。でもさ、分かってるんでしょ。気持ち悪くなんてないよ。すっごく、綺麗だよ」
硬い指先が、ぎゅっと指の背を掴む。一般的な距離を逸脱した接触に、他のテーブルや通行人の目が気になったが、振りほどく気にはならなかった。ぬるい体温に、切実な心情が滲んでいたからかもしれない。
「今は、もう、歌うことは好きじゃない?」
不安げに問われて、氷川は何も考えずに否定を口にしていた。
「好きだよ。考えたことなかったけど、やってみてわかった」
橘の隣で声を出した時、彼の書いた曲を練習している時、当たり前に呼吸がしやすかった。音の中でメロディに声を乗せると、楽しくて嬉しくて胸が躍った。あの興奮と歓喜を、好きと言わなければ、好きなものなど存在しない。
氷川の返答に、橘の指がわななく。体温が上がって、すがるように力が強くなかった。
「だったら……ねえ、俺と一緒にやろうよ」
懇願にも似た、切実なほどに真摯な誘いが鼓膜を震わせる。世界が閉ざされるような錯覚の中で、氷川は呼吸を止めた。
ここまで言われて、自身も同じ望みを抱いていると気付いていて、首を横に振れる人間はいない。
0
あなたにおすすめの小説
腐男子ですが何か?
みーやん
BL
俺は田中玲央。何処にでもいる一般人。
ただ少し趣味が特殊で男と男がイチャコラしているのをみるのが大好きだってこと以外はね。
そんな俺は中学一年生の頃から密かに企んでいた計画がある。青藍学園。そう全寮制男子校へ入学することだ。しかし定番ながら学費がバカみたい高額だ。そこで特待生を狙うべく勉強に励んだ。
幸いにも俺にはすこぶる頭のいい姉がいたため、中学一年生からの成績は常にトップ。そのまま三年間走り切ったのだ。
そしてついに高校入試の試験。
見事特待生と首席をもぎとったのだ。
「さぁ!ここからが俺の人生の始まりだ!
って。え?
首席って…めっちゃ目立つくねぇ?!
やっちまったぁ!!」
この作品はごく普通の顔をした一般人に思えた田中玲央が実は隠れ美少年だということを知らずに腐男子を隠しながら学園生活を送る物語である。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
孤独な蝶は仮面を被る
緋影 ナヅキ
BL
とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。
全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。
さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。
彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。
あの日、例の不思議な転入生が来るまでは…
ーーーーーーーーー
作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。
学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。
所々シリアス&コメディ(?)風味有り
*表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい
*多少内容を修正しました。2023/07/05
*お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25
*エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20
義兄が溺愛してきます
ゆう
BL
桜木恋(16)は交通事故に遭う。
その翌日からだ。
義兄である桜木翔(17)が過保護になったのは。
翔は恋に好意を寄せているのだった。
本人はその事を知るよしもない。
その様子を見ていた友人の凛から告白され、戸惑う恋。
成り行きで惚れさせる宣言をした凛と一週間付き合う(仮)になった。
翔は色々と思う所があり、距離を置こうと彼女(偽)をつくる。
すれ違う思いは交わるのか─────。
悪の策士のうまくいかなかった計画
迷路を跳ぶ狐
BL
いつか必ず返り咲く。それだけを目標に、俺はこの学園に戻ってきた。過去に、破壊と使役の魔法を研究したとして、退学になったこの学園に。
今こそ、復活の時だ。俺を切り捨てた者たちに目に物見せ、研究所を再興する。
そのために、王子と伯爵の息子を利用することを考えた俺は、長く温めた策を決行し、学園に潜り込んだ。
これから俺を陥れた連中を、騙して嵌めて蹂躙するっ! ……はず、だった……のに??
王子は跪き、俺に向かって言った。
「あなたの破壊の魔法をどうか教えてください。教えるまでこの部屋から出しません」と。
そして、伯爵の息子は俺の手をとって言った。
「ずっと好きだった」と。
…………どうなってるんだ?
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる