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神森竜義
彼のご飯と、それから 6:去りゆく人に問う
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「今日は陽射しもあるし、風も強くないから、絶好の日和なんだ」
「確かにそうですけど、気温は低いですよ。受験生なんですから、風邪をひかないように気をつけてください」
「そうだね、ありがとう」
身の入らない礼のあと、暫し迷うような間を置いて、岩根はでもねと言葉を繋いだ。
「冬の学校は今しか描けないから」
視線が氷川から外れ、周囲に走らされる。広がるのは侘びしい、色褪せた情景だ。空ばかりが青く輝いている。
「俺はもうすぐ卒業して、ここからいなくなる。そう思ったら、急に惜しくなった。寒さで手が悴むから、冬の景色を外で描いたことがないって気付いてね。六年もここにいたのに」
「それで、この時期に?」
「そう。心配してもらって悪いけど、俺はもう推薦が取れてるから、今からインフルエンザで寝込んでも困らないしね」
「それは、余計なことを言って失礼しました」
冗談めかして見上げる岩根に、丁寧に頭を下げる。彼は少女のようにささやかな笑みを漏らした。
考えてみれば、入賞経験がある岩根ならば、簡単に推薦入試が通りそうだ。だからこそ、こうしてのんびりキャンバスに向き合っていられるのだろう。
「岩根さんは、この学校が好きですか?」
「そうだね……最初は祥三さんが通った学校だからって理由で入ったけど、まあ、好きかな。静かだし、授業は洗練されてて面白いし、教師も生徒も優しい」
「そうですか」
「それに、好きじゃなければ、描き残しておきたいとは思わないよ。このちゃちな庭園も、どこにでもありそうな片面ガラス張りの講堂も、コンクリートの塊みたいな校舎や寮も、六年近く過ごしたと思えば愛おしくなる」
辛辣な物言いながら、岩根の眼差しは優しい。つられて表情を緩めた氷川を見上げて、彼は苦笑した。
「とはいえ、君たちには迷惑をかけたね。俺は、君たちが暴いてくれたお陰で心が軽くなったけど……嫌な思いをさせて悪かった」
彼が言うのは、秋口の絵画盗難・返却事件のことだろう。実際には贋物すり替え事件なのだが、神森以外に贋作だと見抜いた人物がいなかったため、真相は闇の中だ。奇妙な出来事として一時校内新聞を騒がせ、人口に膾炙したものの、すっかり沈静化して忘れ去られてしまっている。その真相を暴いた際、気分の悪い思いをしたのは事実だ。絵の具を削がれたキャンバスの無惨さは、今思い出しても痛ましい。なにより、そこまでせねばならないほどに追い詰められた岩根が憐れだった。その彼は今、憑き物が落ちたようにすっきりした顔をしている。
「いえ……勝手に踏み込んだのは俺たちなんで」
「そう言ってくれると、助かる。ところで、その片割れは、今日は一緒じゃないんだね」
「神森くんでしたら、多分、まだ学校に残っているんじゃないですか。生徒会の役員は予餞会の準備があるみたいで」
「ああ、そっか、来月だもんな」
納得した風に岩根が二、三度頷く。予餞会とは、いわゆる卒業生を送る会で、発表系の部活等が余興を披露するものだ。二月十一日の卒業式よりも前、二月の第一土曜日の午後に予定されている。生徒会は当時の運営進行管理の他、時間配分とタイムテーブルの調整、当日配布するプログラムの作成が主な仕事で、現在はプログラム制作と各部活との最終調整段階らしい。大変な時期に、氷川の個人的な揉め事にも関わらせてしまって申し訳ない気持ちで一杯だ。
「手が空いてたらアドバイスでも貰えるかと思ったけど、忙しいか」
「そうですね、暇になるのは岩根さんが卒業されてからでしょう」
「それは残念だ。退寮日はまだ先とはいえ、二月も半ばになると随分春に近くなるしなあ……」
「確かに、梅が咲き始めると春めいてきますもんね」
「そうなんだよ、寒冷地では桜と梅が似た時期に咲くらしいけど、この辺はそうじゃないし。季節が移ると、どうしても感覚が変わるから」
岩根が心底残念そうに息を吐く。彼は本当に神森を高く評価している。コンクールに入賞するような人物に審美眼を認められるなど、そうそうないことだ。
「岩根さんは本当に、神森くんの目を信頼してるんですね」
しみじみと言った氷川に、岩根は平然と頷く。
「少なくともこの学校では、教師陣よりも彼のほうが見る目が確かだよ。その気になればその方面に進めるのに、もったいないくらい」
「その方面って、学芸員みたいな?」
「というより、評論家みたいな」
「……それって、それでご飯食べれるんですか?」
思わず即物的な問いを投げてしまった氷川に、岩根が失笑した。背を丸め、肩を震わせて喉を鳴らす。その発作のような笑いを収め、呼吸を整えてから彼は姿勢を戻した。まだ笑いの気配が残る目元が、柔らかく緩んでいる。
「画商みたいに商売の肩書きがつけば収入になるけど、そうでなければ仕事を取ってこないと無理だね。いやあ、氷川くんは現実的でいいね、ふわふわしてる神森くんとはちょっと違うね。同じタイプかと思ってたよ」
「下世話ですみません。算盤を弾くのが仕事の家業なので」
「いや、いいよ、いいことだ。仙人や獏と違って、人間は夢や霞では生きていけないからね」
「画家を志す方の発言ですか、それ」
「そうだよ、俺は実績があるし、なんだったら弟に泣きついて喰わせてもらえばいいから、いくらでも勝手にできるんだ」
呆れたように切り返した氷川に、岩根が平然と微笑む。言われてみればなるほど、同様の発言をあの日にも聞いた。さらりと実績があると言ってしまえる自信は羨ましいもので、そして真実そうであるから否定する余地もない。いいご身分ですねという皮肉めかした言葉を飲み込んで、氷川は別方面に話題を広げた。
「俺と一緒で霞を食べて生きていけない友人のことですけど、神森くんは絵を描いたりはできないって言ってましたけど、本当に見るだけなんですか? 書道は上手だったんですが」
神森からの攻勢に疲れて、人気のない場所に来たというのに、結局は岩根を捕まえて神森の話をしてしまう自分に呆れないでもない。だが、気になっていたのは事実だ。
氷川の問いに、笑いの余韻が混じった息を吐いて、岩根が頬に落ちた前髪を掻き上げた。どことも知れない遠くを見るように目を細める。
「自分でも絵を描くとは聞いてない。書道は必要でも、絵を描く必要はないってことじゃないか」
「ご実家の方針、ですか」
「そう。毛筆も硬筆もこなせて悪いことはなくても、花を活ける器量は必要でも、絵筆を持つ必要性は薄い」
「確かに、それはそうでしょうけど」
あんなに絵が好きで、自分も描いてみたいとは思わないのだろうか。それは神森に聞いてみなければ分からないことではあるが、訊ねやすい事柄ではない。というより、神森にはどう接するのが最適解なのかがまだ分かっていない。腫れ物に触るようにする必要はないというが、あまりに無造作に踏み込んで傷つけるのは避けたい。考え込む氷川に視線を定めて、岩根が口を開いた。
「これは俺の推測だけど、神森くんは芸術に触れること、というより、何かを評価することを必要としてるんじゃないかな」
考えながら話すようなゆっくりとした口調で、岩根が静かに言葉を紡ぐ。氷川は僅かに首を傾げた。
「評価すること、ですか」
「そう。君も気付いてるだろうけど、俺から見ててさえ彼は極端に自己評価が低い。評論を言い切らないし、自分には何の才能もないとまで言う。それは多分、神森くん自身が評価されてこなかった……少なくとも自分では、評価されていないと思ってきたからだよね。他人に対して評価やアドバイスをすることで、得られなかったものを埋めてる、ってことじゃないかと思ってるんだけど」
「いわゆる代償行為、ですか」
一言でまとめると、岩根は少し考えた後で首肯した。
「そう。祥三さんの日記を読むと、祥三さんは自分を無能で愚昧で臆病だと評価してて……俺にしてみれば優しくて、絵が上手い、素敵な人だったんだけど」
言い止して、岩根が目を伏せる。故人を思い出しているのだろう岩根の表情はとても穏やかだ。なんとも言えない気持ちになり、氷川は無言で先を促した。
「俺や、近所の子供に絵を教えている時、描かれた絵に評価を加えている時が、一番心が安らぐ、って書いてあったんだ。その意味を考えて、さっきみたいな考えになった。だったら、それって神森くんにも適用できる気がしない?」
「そうですね、ありそうではあります」
岩根の分析や、その適用が正しいかはともかく、あり得る話ではある。人の心というのは不思議なもので、自分が求めても得られなかった優しさや親切を、他者に与えることで本人まで癒やされることがあるという。ならば、神森は無自覚の内に自身を助けようと美術部や書道部などに関わっているのかもしれない。
「アドバイスありがとうございます」
「どういたしまして。神森くんが心配なの?」
「そうですね、少し」
本当は少しなどではないが、氷川は曖昧に返答を濁す。それも読み取ったのだろう、岩根は静かにそうかと頷いた。
「ま、会ったら、俺の所にも顔出してって言っといてよ。明日くらいはまだここにいるから」
「わかりました。お邪魔しちゃってすみません、そろそろ失礼します」
「うん、またね」
「はい……完成した絵、見せてくださいね」
また、と別れても本当にまた顔を見る機会があるか分からなくて、約束を明白な言葉にする。岩根は目を見張ってから破顔した。
「ああ、もちろん」
「確かにそうですけど、気温は低いですよ。受験生なんですから、風邪をひかないように気をつけてください」
「そうだね、ありがとう」
身の入らない礼のあと、暫し迷うような間を置いて、岩根はでもねと言葉を繋いだ。
「冬の学校は今しか描けないから」
視線が氷川から外れ、周囲に走らされる。広がるのは侘びしい、色褪せた情景だ。空ばかりが青く輝いている。
「俺はもうすぐ卒業して、ここからいなくなる。そう思ったら、急に惜しくなった。寒さで手が悴むから、冬の景色を外で描いたことがないって気付いてね。六年もここにいたのに」
「それで、この時期に?」
「そう。心配してもらって悪いけど、俺はもう推薦が取れてるから、今からインフルエンザで寝込んでも困らないしね」
「それは、余計なことを言って失礼しました」
冗談めかして見上げる岩根に、丁寧に頭を下げる。彼は少女のようにささやかな笑みを漏らした。
考えてみれば、入賞経験がある岩根ならば、簡単に推薦入試が通りそうだ。だからこそ、こうしてのんびりキャンバスに向き合っていられるのだろう。
「岩根さんは、この学校が好きですか?」
「そうだね……最初は祥三さんが通った学校だからって理由で入ったけど、まあ、好きかな。静かだし、授業は洗練されてて面白いし、教師も生徒も優しい」
「そうですか」
「それに、好きじゃなければ、描き残しておきたいとは思わないよ。このちゃちな庭園も、どこにでもありそうな片面ガラス張りの講堂も、コンクリートの塊みたいな校舎や寮も、六年近く過ごしたと思えば愛おしくなる」
辛辣な物言いながら、岩根の眼差しは優しい。つられて表情を緩めた氷川を見上げて、彼は苦笑した。
「とはいえ、君たちには迷惑をかけたね。俺は、君たちが暴いてくれたお陰で心が軽くなったけど……嫌な思いをさせて悪かった」
彼が言うのは、秋口の絵画盗難・返却事件のことだろう。実際には贋物すり替え事件なのだが、神森以外に贋作だと見抜いた人物がいなかったため、真相は闇の中だ。奇妙な出来事として一時校内新聞を騒がせ、人口に膾炙したものの、すっかり沈静化して忘れ去られてしまっている。その真相を暴いた際、気分の悪い思いをしたのは事実だ。絵の具を削がれたキャンバスの無惨さは、今思い出しても痛ましい。なにより、そこまでせねばならないほどに追い詰められた岩根が憐れだった。その彼は今、憑き物が落ちたようにすっきりした顔をしている。
「いえ……勝手に踏み込んだのは俺たちなんで」
「そう言ってくれると、助かる。ところで、その片割れは、今日は一緒じゃないんだね」
「神森くんでしたら、多分、まだ学校に残っているんじゃないですか。生徒会の役員は予餞会の準備があるみたいで」
「ああ、そっか、来月だもんな」
納得した風に岩根が二、三度頷く。予餞会とは、いわゆる卒業生を送る会で、発表系の部活等が余興を披露するものだ。二月十一日の卒業式よりも前、二月の第一土曜日の午後に予定されている。生徒会は当時の運営進行管理の他、時間配分とタイムテーブルの調整、当日配布するプログラムの作成が主な仕事で、現在はプログラム制作と各部活との最終調整段階らしい。大変な時期に、氷川の個人的な揉め事にも関わらせてしまって申し訳ない気持ちで一杯だ。
「手が空いてたらアドバイスでも貰えるかと思ったけど、忙しいか」
「そうですね、暇になるのは岩根さんが卒業されてからでしょう」
「それは残念だ。退寮日はまだ先とはいえ、二月も半ばになると随分春に近くなるしなあ……」
「確かに、梅が咲き始めると春めいてきますもんね」
「そうなんだよ、寒冷地では桜と梅が似た時期に咲くらしいけど、この辺はそうじゃないし。季節が移ると、どうしても感覚が変わるから」
岩根が心底残念そうに息を吐く。彼は本当に神森を高く評価している。コンクールに入賞するような人物に審美眼を認められるなど、そうそうないことだ。
「岩根さんは本当に、神森くんの目を信頼してるんですね」
しみじみと言った氷川に、岩根は平然と頷く。
「少なくともこの学校では、教師陣よりも彼のほうが見る目が確かだよ。その気になればその方面に進めるのに、もったいないくらい」
「その方面って、学芸員みたいな?」
「というより、評論家みたいな」
「……それって、それでご飯食べれるんですか?」
思わず即物的な問いを投げてしまった氷川に、岩根が失笑した。背を丸め、肩を震わせて喉を鳴らす。その発作のような笑いを収め、呼吸を整えてから彼は姿勢を戻した。まだ笑いの気配が残る目元が、柔らかく緩んでいる。
「画商みたいに商売の肩書きがつけば収入になるけど、そうでなければ仕事を取ってこないと無理だね。いやあ、氷川くんは現実的でいいね、ふわふわしてる神森くんとはちょっと違うね。同じタイプかと思ってたよ」
「下世話ですみません。算盤を弾くのが仕事の家業なので」
「いや、いいよ、いいことだ。仙人や獏と違って、人間は夢や霞では生きていけないからね」
「画家を志す方の発言ですか、それ」
「そうだよ、俺は実績があるし、なんだったら弟に泣きついて喰わせてもらえばいいから、いくらでも勝手にできるんだ」
呆れたように切り返した氷川に、岩根が平然と微笑む。言われてみればなるほど、同様の発言をあの日にも聞いた。さらりと実績があると言ってしまえる自信は羨ましいもので、そして真実そうであるから否定する余地もない。いいご身分ですねという皮肉めかした言葉を飲み込んで、氷川は別方面に話題を広げた。
「俺と一緒で霞を食べて生きていけない友人のことですけど、神森くんは絵を描いたりはできないって言ってましたけど、本当に見るだけなんですか? 書道は上手だったんですが」
神森からの攻勢に疲れて、人気のない場所に来たというのに、結局は岩根を捕まえて神森の話をしてしまう自分に呆れないでもない。だが、気になっていたのは事実だ。
氷川の問いに、笑いの余韻が混じった息を吐いて、岩根が頬に落ちた前髪を掻き上げた。どことも知れない遠くを見るように目を細める。
「自分でも絵を描くとは聞いてない。書道は必要でも、絵を描く必要はないってことじゃないか」
「ご実家の方針、ですか」
「そう。毛筆も硬筆もこなせて悪いことはなくても、花を活ける器量は必要でも、絵筆を持つ必要性は薄い」
「確かに、それはそうでしょうけど」
あんなに絵が好きで、自分も描いてみたいとは思わないのだろうか。それは神森に聞いてみなければ分からないことではあるが、訊ねやすい事柄ではない。というより、神森にはどう接するのが最適解なのかがまだ分かっていない。腫れ物に触るようにする必要はないというが、あまりに無造作に踏み込んで傷つけるのは避けたい。考え込む氷川に視線を定めて、岩根が口を開いた。
「これは俺の推測だけど、神森くんは芸術に触れること、というより、何かを評価することを必要としてるんじゃないかな」
考えながら話すようなゆっくりとした口調で、岩根が静かに言葉を紡ぐ。氷川は僅かに首を傾げた。
「評価すること、ですか」
「そう。君も気付いてるだろうけど、俺から見ててさえ彼は極端に自己評価が低い。評論を言い切らないし、自分には何の才能もないとまで言う。それは多分、神森くん自身が評価されてこなかった……少なくとも自分では、評価されていないと思ってきたからだよね。他人に対して評価やアドバイスをすることで、得られなかったものを埋めてる、ってことじゃないかと思ってるんだけど」
「いわゆる代償行為、ですか」
一言でまとめると、岩根は少し考えた後で首肯した。
「そう。祥三さんの日記を読むと、祥三さんは自分を無能で愚昧で臆病だと評価してて……俺にしてみれば優しくて、絵が上手い、素敵な人だったんだけど」
言い止して、岩根が目を伏せる。故人を思い出しているのだろう岩根の表情はとても穏やかだ。なんとも言えない気持ちになり、氷川は無言で先を促した。
「俺や、近所の子供に絵を教えている時、描かれた絵に評価を加えている時が、一番心が安らぐ、って書いてあったんだ。その意味を考えて、さっきみたいな考えになった。だったら、それって神森くんにも適用できる気がしない?」
「そうですね、ありそうではあります」
岩根の分析や、その適用が正しいかはともかく、あり得る話ではある。人の心というのは不思議なもので、自分が求めても得られなかった優しさや親切を、他者に与えることで本人まで癒やされることがあるという。ならば、神森は無自覚の内に自身を助けようと美術部や書道部などに関わっているのかもしれない。
「アドバイスありがとうございます」
「どういたしまして。神森くんが心配なの?」
「そうですね、少し」
本当は少しなどではないが、氷川は曖昧に返答を濁す。それも読み取ったのだろう、岩根は静かにそうかと頷いた。
「ま、会ったら、俺の所にも顔出してって言っといてよ。明日くらいはまだここにいるから」
「わかりました。お邪魔しちゃってすみません、そろそろ失礼します」
「うん、またね」
「はい……完成した絵、見せてくださいね」
また、と別れても本当にまた顔を見る機会があるか分からなくて、約束を明白な言葉にする。岩根は目を見張ってから破顔した。
「ああ、もちろん」
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