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第7章 二度目の実践授業は大ピンチ!
(6)役に立ちたい!
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「……ごめん、ロゼ。いまのは言い過ぎた」
手をのばして、ロゼの涙をぬぐう。涙も雨も、ぬぐったそばからロゼの頬をつたって、意味がなかった。
「わたしも、ロゼと同じだったから、ロゼの気持ちはわかってたのに」
「……え?」
「わたしも、頑張りたいのに、人間だからってばかにされて、悔しかったから」
ロゼは大きく目を見開いたあとで、あわてて言った。
「リリイは、いい子よ! たくさん頑張ってくれてる!」
「ありがとう。……でもさっき、ロゼもわたしのこと、『なにもできない』って言った」
「あ。そ、それは……ちがうの、そういう意味じゃなくて……!」
くしゃっとした表情のロゼは、……うん、きっと、わたしを役立たずって見放したわけじゃないんだ。心配してくれただけ、なんだよね?
かわいくて、ちょっと怖いときもあるし悪魔だけど……、でも、やさしい。そういう子なんだって、わたし、わかってたのに。
(わたしは、そんなロゼにふさわしい執事に、なりたかったんだよね)
弱いけど、魔法が使えないけど、それでも、ロゼのとなりにいたい。役に立ちたい。ずっと、そう思ってたんだ。
『あなた――、ここで執事をつづけたいですか。それとも、やめたいですか?』
先生の言葉を思い出した。
わたしは、――やめたくないよ。ロゼの執事でいたい。役に立ちたいんだ。だから、いま「なにもできない」って諦めて、ここから逃げ出すのは……、ちがう気がする。イエローさんを見捨てるなんて――、したくない。
逃げたくないよ。
「……ごめんロゼ。わたしは、このままだと絶対に後悔すると思う」
「え、あ……、リリイ!? どこに行くの!?」
ぱっとロゼの手を離して、いま走ってきた道をふり返る。
「ロゼと一緒には逃げられない! 逃げたくない! 怪我させて、本当にごめんね! ……わたし、イエローさんを助けてくる!」
ロゼの声をふりきって、わたしは駆け出した。
だって自分の気持ちに気づいちゃったら、じっとなんてしていられないよ……!
手をのばして、ロゼの涙をぬぐう。涙も雨も、ぬぐったそばからロゼの頬をつたって、意味がなかった。
「わたしも、ロゼと同じだったから、ロゼの気持ちはわかってたのに」
「……え?」
「わたしも、頑張りたいのに、人間だからってばかにされて、悔しかったから」
ロゼは大きく目を見開いたあとで、あわてて言った。
「リリイは、いい子よ! たくさん頑張ってくれてる!」
「ありがとう。……でもさっき、ロゼもわたしのこと、『なにもできない』って言った」
「あ。そ、それは……ちがうの、そういう意味じゃなくて……!」
くしゃっとした表情のロゼは、……うん、きっと、わたしを役立たずって見放したわけじゃないんだ。心配してくれただけ、なんだよね?
かわいくて、ちょっと怖いときもあるし悪魔だけど……、でも、やさしい。そういう子なんだって、わたし、わかってたのに。
(わたしは、そんなロゼにふさわしい執事に、なりたかったんだよね)
弱いけど、魔法が使えないけど、それでも、ロゼのとなりにいたい。役に立ちたい。ずっと、そう思ってたんだ。
『あなた――、ここで執事をつづけたいですか。それとも、やめたいですか?』
先生の言葉を思い出した。
わたしは、――やめたくないよ。ロゼの執事でいたい。役に立ちたいんだ。だから、いま「なにもできない」って諦めて、ここから逃げ出すのは……、ちがう気がする。イエローさんを見捨てるなんて――、したくない。
逃げたくないよ。
「……ごめんロゼ。わたしは、このままだと絶対に後悔すると思う」
「え、あ……、リリイ!? どこに行くの!?」
ぱっとロゼの手を離して、いま走ってきた道をふり返る。
「ロゼと一緒には逃げられない! 逃げたくない! 怪我させて、本当にごめんね! ……わたし、イエローさんを助けてくる!」
ロゼの声をふりきって、わたしは駆け出した。
だって自分の気持ちに気づいちゃったら、じっとなんてしていられないよ……!
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