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いざ「銀の繭」製糸場へ 2
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それから、アナベルたちは「銀の繭」の製糸場へと実際に足を運び、桑の育て方や糸の紡ぎ方をじっくりと見学した。
「この『銀の繭』は、隣国に生息している『虹色蚕』と呼ばれる表面が七色の蚕を育てていて、実は蚕が出した糸は水に弱い性質を持っているんだ。けど、熱で乾燥させると糸の性質が変化して、水に強い糸に変わるんだ。…といっても、ロザリア嬢は虫苦手そうだし、今はこの説明だけでいいかな」
「え、ええ…。せっかくここまで来たのに、やっぱり虫は苦手だわ…。でも、糸を紡ぐ工程が確かあるのよね?」
「うん、そうそう。蚕を取り出す業務は男性がやっているけど、それ以降は全て女性がやってるんだ。丁寧で細かい作業ができる人がいないと、この『銀の繭』って出来ないからね」
「へ~、そうなのね…」
リュドウィックが話す『銀の繭』の製造工程に、ロザリアはとても興味津々に聞いている。
それを、アナベルとオズワルドは後ろからじっと見ながら、独り言に近い会話をした。
「…ロザリア、楽しそう…」
「ああ、そうだな。…そういやアナベルは、『銀の繭』で作られたドレスは着た事あるのか?」
「へ?いやいやいや!私はただのしがない子爵令嬢ですよ!?こんな高級品、買うお金すらありませんって!」
「…そうなのか。…ふーん…」
思いっきり手と首を振って否定するアナベルに、オズワルドはとある案を考えていた。
(…ふむ。今日はロザリア嬢のドレスを『銀の繭』で作る目的があったが、俺もアナベルにその糸で作ったドレスを着て欲しくなっちまった…。うーん…アナベルの服を見て構想を膨らませて…。あ)
アナベルの服を見ようと、オズワルドは彼女の身体を見ようとして…ふと胸に目が行った。
アンディの時は、ほぼまな板のような胸で、触らないと柔らかさが分からなかった。
けれど、今のアナベルはしっかりと胸があり、ついオズワルドの喉仏がゴクンと鳴る。
(アナベルの胸、思った以上に結構大きいな…。服越しに触ったら、どんな柔らかさなんだろうか…。うあぁ、いかんいかん!今はアナベルのドレスを考えるんだった!えっと、これだったら白い布をベースに下に青のレースを何枚かつけて、赤い薔薇のコサージュを腰につける形だったら…)
「…ルド様…オズワルド様!いきなり固まってどうかしたのですか!?」
「ハッ!い、いやいや!あー、ちょっと考え事をな…。どうしたんだ、アナベル?」
「あ、えっと…。もうロザリアたちが先に行ってしまったので、私たちも行こうと声をかけたのですが…」
「ん?もう殿下たちは先に行ったのか?じゃあ俺たちも行こう」
「は、はい!」
笑顔で前を歩くオズワルドに続いて、アナベルも頷きながらゆっくりと通路を歩いていく。
偶然二人きりの状態になったけれど、アナベルはこの空間が好きで、心がぽかぽか暖かくなっていくのを感じていた。
そして、そのままオズワルドと談笑しながら歩き続け、『銀の繭』の次の工程が見れる場所に到着した次の瞬間、
「あ!オズワルドさまぁ~!」
という甘ったるい声が後ろから聞こえてきた。
『なんだろう』と振り向くと、そこには濃いめの化粧と派手なドレスを身に纏った金髪のご令嬢がおり、アナベルは口をあんぐり開けて驚いた。
「この『銀の繭』は、隣国に生息している『虹色蚕』と呼ばれる表面が七色の蚕を育てていて、実は蚕が出した糸は水に弱い性質を持っているんだ。けど、熱で乾燥させると糸の性質が変化して、水に強い糸に変わるんだ。…といっても、ロザリア嬢は虫苦手そうだし、今はこの説明だけでいいかな」
「え、ええ…。せっかくここまで来たのに、やっぱり虫は苦手だわ…。でも、糸を紡ぐ工程が確かあるのよね?」
「うん、そうそう。蚕を取り出す業務は男性がやっているけど、それ以降は全て女性がやってるんだ。丁寧で細かい作業ができる人がいないと、この『銀の繭』って出来ないからね」
「へ~、そうなのね…」
リュドウィックが話す『銀の繭』の製造工程に、ロザリアはとても興味津々に聞いている。
それを、アナベルとオズワルドは後ろからじっと見ながら、独り言に近い会話をした。
「…ロザリア、楽しそう…」
「ああ、そうだな。…そういやアナベルは、『銀の繭』で作られたドレスは着た事あるのか?」
「へ?いやいやいや!私はただのしがない子爵令嬢ですよ!?こんな高級品、買うお金すらありませんって!」
「…そうなのか。…ふーん…」
思いっきり手と首を振って否定するアナベルに、オズワルドはとある案を考えていた。
(…ふむ。今日はロザリア嬢のドレスを『銀の繭』で作る目的があったが、俺もアナベルにその糸で作ったドレスを着て欲しくなっちまった…。うーん…アナベルの服を見て構想を膨らませて…。あ)
アナベルの服を見ようと、オズワルドは彼女の身体を見ようとして…ふと胸に目が行った。
アンディの時は、ほぼまな板のような胸で、触らないと柔らかさが分からなかった。
けれど、今のアナベルはしっかりと胸があり、ついオズワルドの喉仏がゴクンと鳴る。
(アナベルの胸、思った以上に結構大きいな…。服越しに触ったら、どんな柔らかさなんだろうか…。うあぁ、いかんいかん!今はアナベルのドレスを考えるんだった!えっと、これだったら白い布をベースに下に青のレースを何枚かつけて、赤い薔薇のコサージュを腰につける形だったら…)
「…ルド様…オズワルド様!いきなり固まってどうかしたのですか!?」
「ハッ!い、いやいや!あー、ちょっと考え事をな…。どうしたんだ、アナベル?」
「あ、えっと…。もうロザリアたちが先に行ってしまったので、私たちも行こうと声をかけたのですが…」
「ん?もう殿下たちは先に行ったのか?じゃあ俺たちも行こう」
「は、はい!」
笑顔で前を歩くオズワルドに続いて、アナベルも頷きながらゆっくりと通路を歩いていく。
偶然二人きりの状態になったけれど、アナベルはこの空間が好きで、心がぽかぽか暖かくなっていくのを感じていた。
そして、そのままオズワルドと談笑しながら歩き続け、『銀の繭』の次の工程が見れる場所に到着した次の瞬間、
「あ!オズワルドさまぁ~!」
という甘ったるい声が後ろから聞こえてきた。
『なんだろう』と振り向くと、そこには濃いめの化粧と派手なドレスを身に纏った金髪のご令嬢がおり、アナベルは口をあんぐり開けて驚いた。
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