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俺の身体に、鼻血出す程の要素は無いと思うんだが…(ミヤビside)
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恋人であるユウシが、ショッピングモールの真ん中で鼻血を出して倒れた。
…俺が、アイツの前でセックスって言ったからこうなったんだ。
ユウシがセックス耐性ないと思ってなかったから、軽く言ったつもりなのに…。
鼻をティッシュで押さえて申し訳なさそうな顔をするユウシをおんぶして、俺はすぐにショッピングモールの医務室へと向かう。
そこは、従業員にしか開け渡してない所だったが、幸いにもユウシはここのタピオカ専門店でバイトしていたから、少しの間だけ医務室にいられる事になった。
「…ユウシ、大丈夫か?ベッドあるけど…」
「あ…ああ、大丈夫…。椅子に座ればなんとか…。あと…ごめんな?こんな事になって…」
そう言って、椅子に座りながら眉根を下げて謝るユウシに、俺の心がツキンと痛む。
謝るのは俺の方なのに、ユウシは謝るよりも笑顔でバカやってるのが似合うのに…。
気がついたら、俺はユウシの顔を真正面から抱きしめていた。
「お、俺の方こそ…ごめん。まさか『セックス』って言葉で倒れるとは、思ってなかったから…」
「…あ。ううん、それは違うって。俺があの時、ミヤビの裸を想像したから、鼻血出したってだけで…」
「……え?」
「うーん。多分、他の奴がそんな事言ったら、こうはなってなかったかもしれないしな!ははっ!」
「あー……」
なるほど。この話から察するに、ユウシは『セックス』って言葉に耐性あったっぽくて、俺の裸に耐性がないって事が分かった。
…いや、俺の身体、たいして面白みないと思うんだが…。
ちんこの大きさは、兄ちゃんより小さいと思うけど、多分普通ぐらいだし。足腰はチャリで鍛えられてるけど、これと言って腹筋もないしな…。
うーん…。どこに鼻血出す程の要素あるって言うんだ?むしろ、ユウシの身体の方が…。
「ん?どうした、ミヤビ?ボーッとして…」
「あ…いや。つい、『俺の身体って、そんなに魅力的なのか?』って思って…。俺、いまいち分からないし、どこに鼻血出す要素あるのかも分からないし…」
「……」
あ、あれ?正直に思った事を言っただけなのに、今度はユウシが口をあんぐり開けている…?
と思った次の瞬間、ユウシは鼻にティッシュを思いっきり詰め込んで、いきなり鼻声でこう熱弁し始めた。
「そりゃあもう、ありのありまくりだぞ!?ミヤビはちっとも、自分の魅力が分かってない!色白の肌に、可愛い顔!程よい身長に、シュッとした身体!そして、そんな裸のミヤビとアンアンした時に出てくるであろう『どうでもいいから、早く』っていうちょっとぶっきらぼうな言葉に、真っ赤になった肩と頬を想像してごらんよ!ミヤビは難しいだろうけど、俺は想像できる!めっちゃくちゃエロい!エロすぎてエロすぎて、もうちんこ勃っ!ブフォオ!」
「だあああああああ!!そこでまた鼻血出すな、ユウシ!分かった!分かったから、大人しくしてろ、バカっ!」
熱弁が終わった途端に、鼻に詰めたティッシュが飛んでまた鼻血を出したユウシ。
そんなユウシを叱責しながら、俺はティッシュを沢山取り出して彼に渡した。
ああ、もう!正直言って心配通り越して、面白すぎて、また一周以上回って心配になるわ!
…でも、これこそがユウシなんだなと思うと、本当に愛しさが込み上げてくる。
きっとまた、実際に俺の裸をユウシが見たら、凄い勢いで鼻血を出すと思うけど、もう覚悟は出来ている。
いつかちゃんとセックスが出来たら、その鼻血も丸ごと包み込んで、ユウシを愛そう。
そうして、俺はユウシの鼻血の世話をしながら、そう強く強く誓ったのだった。
…俺が、アイツの前でセックスって言ったからこうなったんだ。
ユウシがセックス耐性ないと思ってなかったから、軽く言ったつもりなのに…。
鼻をティッシュで押さえて申し訳なさそうな顔をするユウシをおんぶして、俺はすぐにショッピングモールの医務室へと向かう。
そこは、従業員にしか開け渡してない所だったが、幸いにもユウシはここのタピオカ専門店でバイトしていたから、少しの間だけ医務室にいられる事になった。
「…ユウシ、大丈夫か?ベッドあるけど…」
「あ…ああ、大丈夫…。椅子に座ればなんとか…。あと…ごめんな?こんな事になって…」
そう言って、椅子に座りながら眉根を下げて謝るユウシに、俺の心がツキンと痛む。
謝るのは俺の方なのに、ユウシは謝るよりも笑顔でバカやってるのが似合うのに…。
気がついたら、俺はユウシの顔を真正面から抱きしめていた。
「お、俺の方こそ…ごめん。まさか『セックス』って言葉で倒れるとは、思ってなかったから…」
「…あ。ううん、それは違うって。俺があの時、ミヤビの裸を想像したから、鼻血出したってだけで…」
「……え?」
「うーん。多分、他の奴がそんな事言ったら、こうはなってなかったかもしれないしな!ははっ!」
「あー……」
なるほど。この話から察するに、ユウシは『セックス』って言葉に耐性あったっぽくて、俺の裸に耐性がないって事が分かった。
…いや、俺の身体、たいして面白みないと思うんだが…。
ちんこの大きさは、兄ちゃんより小さいと思うけど、多分普通ぐらいだし。足腰はチャリで鍛えられてるけど、これと言って腹筋もないしな…。
うーん…。どこに鼻血出す程の要素あるって言うんだ?むしろ、ユウシの身体の方が…。
「ん?どうした、ミヤビ?ボーッとして…」
「あ…いや。つい、『俺の身体って、そんなに魅力的なのか?』って思って…。俺、いまいち分からないし、どこに鼻血出す要素あるのかも分からないし…」
「……」
あ、あれ?正直に思った事を言っただけなのに、今度はユウシが口をあんぐり開けている…?
と思った次の瞬間、ユウシは鼻にティッシュを思いっきり詰め込んで、いきなり鼻声でこう熱弁し始めた。
「そりゃあもう、ありのありまくりだぞ!?ミヤビはちっとも、自分の魅力が分かってない!色白の肌に、可愛い顔!程よい身長に、シュッとした身体!そして、そんな裸のミヤビとアンアンした時に出てくるであろう『どうでもいいから、早く』っていうちょっとぶっきらぼうな言葉に、真っ赤になった肩と頬を想像してごらんよ!ミヤビは難しいだろうけど、俺は想像できる!めっちゃくちゃエロい!エロすぎてエロすぎて、もうちんこ勃っ!ブフォオ!」
「だあああああああ!!そこでまた鼻血出すな、ユウシ!分かった!分かったから、大人しくしてろ、バカっ!」
熱弁が終わった途端に、鼻に詰めたティッシュが飛んでまた鼻血を出したユウシ。
そんなユウシを叱責しながら、俺はティッシュを沢山取り出して彼に渡した。
ああ、もう!正直言って心配通り越して、面白すぎて、また一周以上回って心配になるわ!
…でも、これこそがユウシなんだなと思うと、本当に愛しさが込み上げてくる。
きっとまた、実際に俺の裸をユウシが見たら、凄い勢いで鼻血を出すと思うけど、もう覚悟は出来ている。
いつかちゃんとセックスが出来たら、その鼻血も丸ごと包み込んで、ユウシを愛そう。
そうして、俺はユウシの鼻血の世話をしながら、そう強く強く誓ったのだった。
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