41 / 229
熱風の闘技場編
第41話 熱風の闘技場
しおりを挟む
セリア「ツグル!!おはよう」
セリアの声で目が覚める。
ツグル「ん、おはよう、、、もうそんな時間か」
セリア「トゥールさん達はもう闘技場に向かったよ、朝ごはん食べたらお前達も来いってさ」
どんどんどんどん!!!
忙しない足音が近づいてくる。
「ひゃー!!朝から若者の男女がベッドにいるとはぁぁあ!!エッチだねぇ」
ツグル「なぁ、このおばさんぶっ飛ばして良いのか?」
セリア「なんてこと言うの~ツグル!おばさんが朝ごはん用意して待っててくれたんだよ?確かにちょっと耳障りだけど」
「とっとと下に降りてきな!!ベッドの上の闘技場は夜に開催さ!はっはっはっはっは」
バカデカイ笑い声が遠のく。
ツグル「なんだってトゥールはこんなボロ宿に泊まってんだ」
セリア「どこよりも安全って言ってたよ?そんなことより下に行こうよ!」
ツグル「分かった」
下へ降りると小さなロビーに家庭的な料理がズラリと並べられている。モモとダイスはもう食べ始めているようだった。
ダイス「やっと起きたかぁ~おはよ!」
モモ「ぼぉばよ!!うるる!!」
ツグル「食ってから喋れよ、モモ。二人ともおはよう」
セリア「よし!!私も食べよっと」
ツグル、セリア「頂きます!」
グレイスではなかなかお目にかかれない料理が湯気を立てている。なんの動物の肉なのか分からない謎の肉を一口食べてみる。
!!!!!
スパイシーだ。。。悪くない
「それはチンギスカンって言ってね、チンギスのチンにカンをまぶしてスパイシーに仕上げてる、フォールドーンの家庭料理さ」
ダイス「なんか何言ってるか分かんないけど、エッチだねぇおばさん!」
「はっはっはっは!!ちなみにチンギスカンのチンと香辛料のカンは精力増強に効果があるからね。昼は闘技場で、夜はベッドでブチかましてやりな!!エッチだねぇ!!!若者!」
朝の食事を終え、外へ出る。
カナメル「どんだけ遅いんだよ、お前ら」
外のベンチで本を読むカナメルがウンザリした表情で話しかけてきた。
ツグル「悪い、18禁おばさんに絡まれた」
ダイス「わろた」
セリア「ツグルが寝坊しただけです」
カナメル「まぁいいや、闘技場に向かうか」
街は歩く隙間がないほどに人で埋め尽くされていた。一年に一度のビッグイベント、侮れない。
なんとか人を掻き分け、闘技場へ到着した。
遠くからでも良く見える闘技場だったが、間近で見ると迫力が桁違いだった。
ダイス「でけぇ、、、、、」
闘技場の中は一体どれだけの広さになっているのだろうか。。
ズミ「やぁ、おはよう」
受付付近のベンチにズミ、タチキ、キャノンがいた。
皆「おはようございます」
セリア「皆さんも闘技大会参加するんですか?」
ズミ「まぁな、優勝狙ってるんだ」
タチキ「なんで嘘つくんだよ!お前参加したところでゴロゴロ寝っ転がることしか出来ないだろ?俺とキャノン君だってとりゃーーって立ち向かってうわ~~ってここに戻って」
キャノン「えーと、俺たちは不参加です」
キャノンがタチキの長話を遮った。
ダイス「トゥールさん達は?」
ズミ「もうエントリー済ませてるみたいだよ、今日俺らは客席から野次飛ばすために来てるからなぁ」
モモ「よし!私たちも済ませちゃおう!」
受付にて登録用紙にサインをする。
ダイスは最後の最後まで渋っていたが、半強制的にサインをさせた。
闘技大会のルールはあらゆる武器、魔法の使用禁止。一回戦は三組に分かれての乱闘。二回戦はトーナメント戦という至って単純なルールだ。
登録を済ませると何やら紙を渡された。
そこにはAと書かれていた。
ツグル「Aって書いてある」
ダイス「俺はCだ!」
モモ「私もC」
カナメル「Aらしい」
どうやらこれは一回戦の乱闘の組み分けらしい。
モモ「やったー!!!もう1人脱落してるようなものじゃん!ライバル減った~」
ダイス「なぁモモ~ここは仲間として協力してだな~」
モモ「見つけ次第ブチのめす」
モモの目がメラメラと燃えている。
ダイス「出会わないことを祈ります」
手を合わせるダイス。
ツグル「いつかの借りを返すぞ、カナメル」
カナメル「まぁ、それは二回戦にとっておこうぜ」
ツグル「それもそうだな」
あたりは受付を済ませた闘士達か、はたまた闘技大会を見に来た観客か見分けもつかないくらいごった返していた。
ドンっ!!
不意に誰かとぶつかった。
ツグル「あ、すみません」
??「ああ、すまん」
ボロ布のフードを目深に被った筋肉質の男がツグルを凝視する。
ツグル「、、、、」
??「、、、、闘技大会の参加者か?」
ツグル「はい」
??「、、、そうか」
そう言って男は闘技場の中へと入っていった。
モモ「ツグル、知り合い?」
ツグル「いや、、」
見覚えのない人だったが、何か感じるものがあった。
カナメル「俺たちも中に入ろう」
とりあえずアナウンスがあるまで、二階の観客席で待機することになった。
二階へ行くと、椅子に座るトゥールとフルネス、タクティス、そしてその横にユラユラと浮かぶムーの姿があった。
「ムーさん!?」
ムー「よぉ、くたばっちまったと思っていたが、どうやら生き残ったみてぇだな、雑魚ども」
トゥール「相変わらず言葉遣いひでぇな、ムー」
ムー「僕の愛情表現さ」
タクティス「でもムー、それを言われて嬉しい人はいない、今からでも改めた方が、、」
ムー「うるせぇな脳筋野郎、てめぇは僕に指図するな」
タクティス「、、、、、」
タクティスは肩をすくめる。
トゥール「、、まぁ~とりま着々と仲間が集まってるわけだ、あとはタカとリリがいれば、フルメンバーだな」
タクティス「リリは良いとして、タカは今ここで会っておきたいものだな」
トゥール「まぁ、そうだな」
トゥールは何かを考え込んでいる様子だった。
カナメル「んで、ムーも闘技大会に参加するのか?」
ムー「なわけねぇだろ、僕は常時魔法を使って浮いてんだ、魔法禁止の時点で僕は地面に横たわる事しかできない」
ダイス「なんかさっきも誰かから似たような台詞聞いた気が、、」
ムーは笑いながら語りかける。
ムー「五体満足だったとしても、魔法を使わない接近戦じゃ僕はEランクだ。そこらへんのゴロツキにも勝てやしない。魔法の使用が許可されれば、僕の右に出る者はいないけどね」
ツグル「接近戦か、、、」
ムー「大丈夫だツグル、お前はスピードAランク、パワーも闇の力によって跳ね上がってるはずだ。接近戦はトータルでもAランク相当だ。んでカナメル、てめぇはやめとけ」
カナメル「言われると思ったよ」
カナメルは大きく溜息をつきながら、ムーのことを横目に見ている。
ムー「魔法は文句なしのSランク。だがスピードB、パワーD、耐久力E、接近戦のトータルでDランク程度のお前じゃ分が悪いルールだ」
カナメル「俺も出たくはないけどね。でもやるからには優勝するさ」
ムー「ふっ、相変わらずチャレンジャーだな、てめぇは」
どんどんどんどん!!!!!
大きな花火が上がる。
フォールドーン製の音声機械からアナウンスが流れる。
「ただいまより、Aグループによる乱闘を開始します。参加者500名は一階闘技場広場にお集まりください」
トゥール「乱闘とか言っちゃうんだね」
トゥールは大笑いしながら、フルネスの肩をバシバシと叩いている。
ツグル「そういえば、トゥール達は何グループなんだ?」
トゥール「俺はA、フルネスとタクティスがBだ」
カナメル「トゥールと久々に戦える。それなら魔法使いたいなぁ」
トゥール「お、カナメルもAか!ん?ツグルもじゃん!よーし、行くべし!」
三人は颯爽と一階へ降りた。
セリアの声で目が覚める。
ツグル「ん、おはよう、、、もうそんな時間か」
セリア「トゥールさん達はもう闘技場に向かったよ、朝ごはん食べたらお前達も来いってさ」
どんどんどんどん!!!
忙しない足音が近づいてくる。
「ひゃー!!朝から若者の男女がベッドにいるとはぁぁあ!!エッチだねぇ」
ツグル「なぁ、このおばさんぶっ飛ばして良いのか?」
セリア「なんてこと言うの~ツグル!おばさんが朝ごはん用意して待っててくれたんだよ?確かにちょっと耳障りだけど」
「とっとと下に降りてきな!!ベッドの上の闘技場は夜に開催さ!はっはっはっはっは」
バカデカイ笑い声が遠のく。
ツグル「なんだってトゥールはこんなボロ宿に泊まってんだ」
セリア「どこよりも安全って言ってたよ?そんなことより下に行こうよ!」
ツグル「分かった」
下へ降りると小さなロビーに家庭的な料理がズラリと並べられている。モモとダイスはもう食べ始めているようだった。
ダイス「やっと起きたかぁ~おはよ!」
モモ「ぼぉばよ!!うるる!!」
ツグル「食ってから喋れよ、モモ。二人ともおはよう」
セリア「よし!!私も食べよっと」
ツグル、セリア「頂きます!」
グレイスではなかなかお目にかかれない料理が湯気を立てている。なんの動物の肉なのか分からない謎の肉を一口食べてみる。
!!!!!
スパイシーだ。。。悪くない
「それはチンギスカンって言ってね、チンギスのチンにカンをまぶしてスパイシーに仕上げてる、フォールドーンの家庭料理さ」
ダイス「なんか何言ってるか分かんないけど、エッチだねぇおばさん!」
「はっはっはっは!!ちなみにチンギスカンのチンと香辛料のカンは精力増強に効果があるからね。昼は闘技場で、夜はベッドでブチかましてやりな!!エッチだねぇ!!!若者!」
朝の食事を終え、外へ出る。
カナメル「どんだけ遅いんだよ、お前ら」
外のベンチで本を読むカナメルがウンザリした表情で話しかけてきた。
ツグル「悪い、18禁おばさんに絡まれた」
ダイス「わろた」
セリア「ツグルが寝坊しただけです」
カナメル「まぁいいや、闘技場に向かうか」
街は歩く隙間がないほどに人で埋め尽くされていた。一年に一度のビッグイベント、侮れない。
なんとか人を掻き分け、闘技場へ到着した。
遠くからでも良く見える闘技場だったが、間近で見ると迫力が桁違いだった。
ダイス「でけぇ、、、、、」
闘技場の中は一体どれだけの広さになっているのだろうか。。
ズミ「やぁ、おはよう」
受付付近のベンチにズミ、タチキ、キャノンがいた。
皆「おはようございます」
セリア「皆さんも闘技大会参加するんですか?」
ズミ「まぁな、優勝狙ってるんだ」
タチキ「なんで嘘つくんだよ!お前参加したところでゴロゴロ寝っ転がることしか出来ないだろ?俺とキャノン君だってとりゃーーって立ち向かってうわ~~ってここに戻って」
キャノン「えーと、俺たちは不参加です」
キャノンがタチキの長話を遮った。
ダイス「トゥールさん達は?」
ズミ「もうエントリー済ませてるみたいだよ、今日俺らは客席から野次飛ばすために来てるからなぁ」
モモ「よし!私たちも済ませちゃおう!」
受付にて登録用紙にサインをする。
ダイスは最後の最後まで渋っていたが、半強制的にサインをさせた。
闘技大会のルールはあらゆる武器、魔法の使用禁止。一回戦は三組に分かれての乱闘。二回戦はトーナメント戦という至って単純なルールだ。
登録を済ませると何やら紙を渡された。
そこにはAと書かれていた。
ツグル「Aって書いてある」
ダイス「俺はCだ!」
モモ「私もC」
カナメル「Aらしい」
どうやらこれは一回戦の乱闘の組み分けらしい。
モモ「やったー!!!もう1人脱落してるようなものじゃん!ライバル減った~」
ダイス「なぁモモ~ここは仲間として協力してだな~」
モモ「見つけ次第ブチのめす」
モモの目がメラメラと燃えている。
ダイス「出会わないことを祈ります」
手を合わせるダイス。
ツグル「いつかの借りを返すぞ、カナメル」
カナメル「まぁ、それは二回戦にとっておこうぜ」
ツグル「それもそうだな」
あたりは受付を済ませた闘士達か、はたまた闘技大会を見に来た観客か見分けもつかないくらいごった返していた。
ドンっ!!
不意に誰かとぶつかった。
ツグル「あ、すみません」
??「ああ、すまん」
ボロ布のフードを目深に被った筋肉質の男がツグルを凝視する。
ツグル「、、、、」
??「、、、、闘技大会の参加者か?」
ツグル「はい」
??「、、、そうか」
そう言って男は闘技場の中へと入っていった。
モモ「ツグル、知り合い?」
ツグル「いや、、」
見覚えのない人だったが、何か感じるものがあった。
カナメル「俺たちも中に入ろう」
とりあえずアナウンスがあるまで、二階の観客席で待機することになった。
二階へ行くと、椅子に座るトゥールとフルネス、タクティス、そしてその横にユラユラと浮かぶムーの姿があった。
「ムーさん!?」
ムー「よぉ、くたばっちまったと思っていたが、どうやら生き残ったみてぇだな、雑魚ども」
トゥール「相変わらず言葉遣いひでぇな、ムー」
ムー「僕の愛情表現さ」
タクティス「でもムー、それを言われて嬉しい人はいない、今からでも改めた方が、、」
ムー「うるせぇな脳筋野郎、てめぇは僕に指図するな」
タクティス「、、、、、」
タクティスは肩をすくめる。
トゥール「、、まぁ~とりま着々と仲間が集まってるわけだ、あとはタカとリリがいれば、フルメンバーだな」
タクティス「リリは良いとして、タカは今ここで会っておきたいものだな」
トゥール「まぁ、そうだな」
トゥールは何かを考え込んでいる様子だった。
カナメル「んで、ムーも闘技大会に参加するのか?」
ムー「なわけねぇだろ、僕は常時魔法を使って浮いてんだ、魔法禁止の時点で僕は地面に横たわる事しかできない」
ダイス「なんかさっきも誰かから似たような台詞聞いた気が、、」
ムーは笑いながら語りかける。
ムー「五体満足だったとしても、魔法を使わない接近戦じゃ僕はEランクだ。そこらへんのゴロツキにも勝てやしない。魔法の使用が許可されれば、僕の右に出る者はいないけどね」
ツグル「接近戦か、、、」
ムー「大丈夫だツグル、お前はスピードAランク、パワーも闇の力によって跳ね上がってるはずだ。接近戦はトータルでもAランク相当だ。んでカナメル、てめぇはやめとけ」
カナメル「言われると思ったよ」
カナメルは大きく溜息をつきながら、ムーのことを横目に見ている。
ムー「魔法は文句なしのSランク。だがスピードB、パワーD、耐久力E、接近戦のトータルでDランク程度のお前じゃ分が悪いルールだ」
カナメル「俺も出たくはないけどね。でもやるからには優勝するさ」
ムー「ふっ、相変わらずチャレンジャーだな、てめぇは」
どんどんどんどん!!!!!
大きな花火が上がる。
フォールドーン製の音声機械からアナウンスが流れる。
「ただいまより、Aグループによる乱闘を開始します。参加者500名は一階闘技場広場にお集まりください」
トゥール「乱闘とか言っちゃうんだね」
トゥールは大笑いしながら、フルネスの肩をバシバシと叩いている。
ツグル「そういえば、トゥール達は何グループなんだ?」
トゥール「俺はA、フルネスとタクティスがBだ」
カナメル「トゥールと久々に戦える。それなら魔法使いたいなぁ」
トゥール「お、カナメルもAか!ん?ツグルもじゃん!よーし、行くべし!」
三人は颯爽と一階へ降りた。
0
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる