神殺しの怪物と六人の約束

ヤマノ トオル/習慣化の小説家

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ヘイスレイブ王国編

第22話 四天王

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ヘイスレイブ王城。

王宮の兵達は信仰心により結ばれている。

食料や資源が豊富なグレイスとは違い。ヘイスレイブにはこれといって資源がない、そのせいもあり貧困化が進んでいた。

しかし、ヘイスレイブには魔法がある。

強力な魔法により大陸一の戦力を誇り、順調に領土を拡大していた。

だが、グレイスの治癒力と、革新を続けるフォールドーンの勢いに負け、一気に広げた領土も今となってはフォールドーンと同等まで狭まってしまった。

十年前、フォールドーン帝国の新兵器[神の裁き]によるヘイスレイブ侵攻で、国は戦火に包まれた。
当時の四天王が命をかけて国を守ったために、フォールドーン帝国は撤退を余儀なくされた。
四天王は戦死、領地の半分を失い、歴代最恐の被害となった。

城だけが黄金に輝くヘイスレイブだが、国内での争いは全くない。
それは、黄金に輝く宮殿が、人々にとって怒りの対象ではなく、希望の象徴として見えているからかもしれない。

勇気ある民は兵となり、その他の民は貧困に耐えながら国王と四天王に託す。

五年前、時を経て空席だった四天王の席が埋まったという。

この国では誰もが国王マキニウムと四天王が国を統一する日を夢見ている。

~~~~~~~~~~~~~~


ツグル達は格子に囚われたまま、ヘイスレイブの玉座の間まで運ばれた。

玉座の間は広大な空間となっていた。

黄金に飾られているのは城外だけではなく、内装も目が眩むようなものだった。
これは、ヘイスレイブの錬金術によるものだ。

巨大な長方形の空間の両辺には、びっしりと兵達が跪き、何やら祈りを捧げている。

その中央の道を、カナメルの指示で真っ直ぐに進んでいく。

最奥には、国王マキニウムが黄金の玉座に腰掛け、その大きなお腹をさすっていた。
左右には椅子が二つづつの計四つ。
四天王らしき人物三人が座り、各々好きに過ごしているように見える。
あと一つはおそらくカナメルの席だろう。

王の前に辿り着くとカナメルは格子を降ろさせた。

カナメル「マキさん、ただいま戻りました。やはり俺の読みは正しく、再生の女神を発見し捕らえました」

マキニウム「おお、よくやった」

カナメル「それで、報酬は?」

マキニウム「小生意気な、兵を200人授けてやろう」

カナメル「200人?あの再生の女神を捕らえたんですよ?」

マキニウム「ええい!500人だ」

カナメル「良いでしょう、じゃあ兵達は俺の好きに使わせてもらいます」

カナメルはそう言うと何やら契約書のようなものを召喚し、国王にサインさせた。
そしてサインを書いたのを確認すると、国王の隣にある椅子に腰かけた。

マキニウム「よし、話をしようか。再生の女神よ、前へ出ろ」

マキニウムがそう言うと格子は空気に溶け込み、消えた。
セリアは国王の前へ歩いていく、ツグルがついて行こうとするとヘイスレイブ兵に阻まれた。


ツグル「セリア!!!」

セリア「大丈夫だよ、ツグル」

セリアはニコッと笑い、真っ直ぐに王の前に跪いた。

セリア「私、セリアは正真正銘の再生の女神であります」

それからセリアはこれまでの経緯を王に説明した。

リバイバルボイスは使えるが、使うとグレイス王がやってくることも。

もちろんトゥールのことやフルネス将軍のことは話さずに、事実と現状だけを告げた。

あまりにも急な話だったが、国王マキニウムは理解を示し、なるほどと唸った。

マキニウム「確かにグレイスが今異常なのは分かる。
だが全てを信じるには材料が足りないとは思わないかね?カナメル」

カナメル「確かにそうでしょう。実際に俺も彼女の力を見たわけではありませんからね。しかし、今までの研究と最近の出来事の擦り合わせは合致する。
彼女が再生の女神だとしたら、全ての辻褄が合う」

マキニウム「確かに。どう思う?オダルジョー」

王を挟んでカナメルの反対側の椅子に座る女性がオダルジョーという人物らしい。
彼女は大きな魔女帽を被り、眼鏡をかけている。

オダルジョー「ん~、なんて言うか、私はその子が力を使うまでは信用出来ないかなって。思うかな」

マキニウム「ふぅむ、どう思う?ホーリー」

ホーリーと呼ばれたのは、修道士のような服を纏った、細身で長身の女性だ。
目の下には大きな隈があり、血色が悪い。
手には身長と同等の大きさの大鎌を携えている。

ホーリー「はい、ホーリーです、、、、、、私ごときが意見をする身分ではないのですが、、、、彼女の真剣さを見ると、真実なのでは、と思います。とのことでお返し致します。いや、こんなの意見ではないと分かっている」

マキニウム「いや、良いんだ、自由に発言して良いんだよ君達は」

ホーリー「いえ、、、本当すみません。いや、すみませんじゃないかここは、ありがとうございますが適切です、はい」

マキニウム「じゃあ最後に、スカポン」

スカポンと呼ばれた少女は椅子には座っておらず、何やら後ろで踊っている。

スカポン「え?何?呼んだ?」

マキニウム「いや、呼んでない。良いんだ、君達は自由にしてて良いんだ」

スカポン「踊ってても良い?」

マキニウム「もちろんだよ」

スカポンはそのまま踊りを続行した。




初めて目の当たりにするヘイスレイブ四天王と国王。
だが、彼等に威厳は無く、本当に強いのかどうかも疑問に思えるものだった。

王と報酬を交渉する輩、タメ口を使う輩、言葉がチグハグな輩、そもそも話を聞いていない輩。それを良しとする王。
グレイス王国では絶対にあり得ない光景に、ツグル達は驚いた。

マキニウム「うーん、信用するしかないか」

カナメル「それで、どう使います?」

マキニウム「ん~、とりあえず一刻も早くフォールドーンを落とすために使おう」

オダルジョー「えー、でもその子が力を使ったら、グレイス王がやってくるんでしょ?じゃあグレイスを先に片付けちゃえば良いんじゃない?」

カナメル「それは確かに」

オダルジョー「魔法陣書きまくってさ、来たらドーンって感じで、分かんないけど」

マキニウム「それだ、それだね」

ホーリー「戦が始まりますね、、戦、、ふふ、、ふふふふふ」

スカポンは後ろで踊っている。


マキニウム「そういうことだから、ね」

と国王はセリアに向き直った。

セリア「ええと、どういうことでしょうか?」

マキニウム「今迎撃の用意をするから、そしたら君が力を使ってグレイスの王を仕留めようって作戦だ」

セリア「は、はぁ」



ツグル「それで、王を仕留めた後は、セリアをどうするつもりだ」



マキニウム「もちろん、大陸を統一するために働いてもらうよ」



ツグル「そんなことはさせない、セリアは戦争の道具じゃない!」



マキニウム「そんなこと言われてもなぁ。もうヘイスレイブのモノだし、ね?」



オダルジョー「まぁ、ねぇ」



ホーリー「ありがたいですね」



このままではいけない、そう思った。

攻撃を仕掛けては来ないから安心していたものの、やはりこの国は利益しか考えていないということが明らかになった。
世界がどうなるかよりも、真実よりも、自国の繁栄が最優先なのだ。

そんなことのために、セリアの力は使わせない。

そっと隠していた漆黒の短剣に触れた。

その時、地面に魔法陣が描かれ、また光の格子が出現した。
それと同時にツグルは前方へ飛び出し、格子から逃れた。

ダイス「おい!また牢屋かよ!」

モモ「ツグル!!」


壁際に敷き詰められている兵達が一斉に杖をツグルへと向ける。




セリア「あの、やめてください。彼は私の大切な人なんです!」

マキニウム「そんなこと言ってもね、彼、我々に敵意を向けているからね」

ツグル「お前達にセリアは渡さない」

マキニウム「この状況でよくそんなことが言えるね、どうしようか。ね」

オダルジョー「んー面倒くさいから、このまま殺しちゃいましょう」

ホーリー「殺し、、私が、私がやりましょうか?ふふ、ふふふふ」

マキニウム「スカポンはどう?」

スカポン「ん?呼んだ?何?」

マキニウム「いや、何でもないんだ、話しかけてごめんね」

スカポン「踊ってても良い?」

マキニウム「もちろんだ、君達は自由にしてて良いんだ」

カナメル「、、、、、、、」

マキニウム「じゃあ多数決で、君は処刑で」



兵達の杖に魔力が溜まっていく。



くそ、どうする。
一旦城から出るか、でも出口まで距離がありすぎる。
これから四方八方から放たれようとしている魔法を全て回避するなんて無理だ。




セリア「やめてください!!お願いです!!」

ダイス「やめろ!!ツグルに何かしてみろ、俺が許さねぇぞ!!!」

モモ「お願いします!!何でもしますから、お願いします!!」

三人の声が遠のいていく









ああ、死ぬのか。。

兵達の杖の先に魔力が集まっていく。










制止させたのは意外な人物だった。

カナメル「待ってくれ!!その処刑、俺にやらせてくれないか」


突然のカナメルの申し出に兵達は杖を降ろした。


マキニウム「どうしたんだ、いつもは亀のように座っているだけの君が」

カナメル「たまには皆に俺の実力を見せつけておこうと思いまして、このカナメル、とてもとても重い腰をあげようと思った次第であります」

マキニウム「君が言うなら仕方ないな。じゃあ久々に観戦といこうか、飲み物持ってきて~」

王と四天王の前にはテーブルが用意され、その上には飲み物や食べ物が並べられた。

そして、セリアは兵に連れられ王の元へ移動した。

敷き詰められていた兵達は杖を地面に向け、何やらブツブツと唱え始めた。

ダイスとモモが入っている格子は空中に釣り上げられ、身動きが取れない状態である。




中央の空間を開けるように兵達はズルズルと壁へ後退していった。
そしてカナメルは羽織っていた真っ赤なマントを自分の椅子に掛け、空間からレイピアを召喚した。

カナメル「頼んだ」

そう言うと、カナメルとツグルのいる広い空間は光り輝いた。
ツグルはあまりの眩しさに目を瞑った。
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