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フォールドーン帝国編
第78話 竜の拳
身体から溢れ出る闇の魔力を肌で感じながら、ツグルは真っ直ぐにゼウスを見ていた。
ゼウス「ん、変だな。お前」
闇の魔力を眺め、ゼウスは何かを考えている様子である。
ゼウス「闇の魔力を扱う魔術師を見たことはあるが、お前のは何か変なんだよなぁ」
ゼウスは眉間に皺を寄せ、腕組みをしている。
ツグル「どうやら俺は特別らしい」
ツグルは闇の魔力を暴発させながら、ゼウスの元へと走る。
大槌を構えるゼウス。その身体からはバチバチと雷が弾けている。
短剣がいつも以上に大きな巨剣となり、ゼウスの大槌とぶつかりかけた。
このままではまた感電してしまう。そう思ったツグルはすぐに短剣の姿に形を戻し、高速の足捌きでクルリとゼウスの背後へと回り込む。
そして短剣を後頭部に突き刺した。
しかし、ゼウスの鋼鉄のヘルメットを貫通することはなく、手元が少しだけ痺れる。
ツグル「触れずに倒すしかないか」
ゼウス「それが得策だろうな」
短剣がネギッチャの大きなショットガンへと形を変えた。
少しだけ違うのは、銃身が真っ黒に染め上げられ、闇の魔力が溢れ出しているところである。
ツグル「バイクはないが、速さも威力もネギッチャ以上だ」
ゼウス「ん~、、、」
ゼウスはどこか不満そうな表情を見せる。
ツグルは足に闇の魔力を集め、一瞬でその場から消える。
縦横無尽に駆け回り、あらゆる方向からゼウスへと闇の弾丸を発射する。
地滑りする足元は、コンクリートとの摩擦で火花を散らしている。
無数の弾丸を浴びせられながら、ゼウスは大きくため息をついた。
ゼウス「はぁ~、、、、」
どんなに撃ち込んでもゼウスの鋼鉄のアーマーには傷一つつかない。
ゼウス「このアーマーはな、何も効かねぇんだ。どんな魔法もどんな物理攻撃でさえも通さない、帝国の最高傑作だ。何年も探し続け、少しづつ集め続けた最高純度の鉱石達、その鉱石の中心部にある全体のおよそ0.2%程度の超希少部位のみを使用している。二つ目を作るにはあと100年はかかる、いや、もうその頃には最高純度の鉱石は枯渇しているか」
ゼウスは全身に雷を溜め、一気に放出した。
ツグル「ぐっ、、!!!、、、」
身体中に雷が走り、ツグルの足が止まった。
ゼウス「それにな、どんなに速くても全体に攻撃しちまえば意味ねぇんだ」
ツグル「くそ!、、」
身体中が痛む、しかし倒れるわけにはいかない。
ゼウス「何で銃にしたんだろうなぁ、、何か違うんだよなぁ」
ゼウスはブツブツ独り言を言い、腕組みをしながら思考を巡らせている。
あのアーマーを壊すには、もっと破壊力が必要だ。
ツグル「はぁぁぁあ!!!!」
身体を無理矢理動かし、ツグルは走り出した。
その足に闇の魔力は宿っていない。
大槌を構えるゼウス。
飛び上がったツグルが構える武器は、真っ黒に染まった大槌である。
ゼウス「だから、何か違うんだよなぁ」
ゼウスの大槌とツグルの黒い大槌がぶつかり合い、強烈な雷が辺り一面に広がる。
ツグル「ぐぁぁああ!!!!、、、、」
ツグルは丸焦げになり、吹き飛ばされる。
しかし、ツグルはすぐに立ち上がった。
ゼウス「ん?」
ゼウスはツグルの姿を凝視している。
ツグル自身も驚いていた。
さっきよりも強烈な雷に打たれたにも関わらず、感電をしていない。
身体は自由に動くようである。
両手を見ると、肌が真っ黒に変色していた。
ツグル「これは、、、」
ゼウス「それで良いじゃねぇか」
ゼウスは満足げにニヤけている。
ツグル「ぐ、、、、ぐはぁ!!!」
闇の魔力が更に暴れ出し、背中から翼が生え、尻尾が姿を現した。
ツグル「俺は翼と尻尾をもつ最強の生物と戦ったことがある」
ゼウス「悪魔か?」
ツグル「俺は悪魔のような姿をしているのか?でも残念ながら悪魔と戦ったことはない」
ツグルは短剣を手裏剣に変形させる。
ツグル「思い出したんだ、俺はその生物と何度も戦ったんだが、一度だけ本気で死にかけたんだ」
ツグルはドラとの戦いの日々を思い出していた。
ツグル「あの時はムーがいなければ死んでいた。心優しいドラは戦いには不向きな性格だが、暴走したドラの一撃は、、、、」
ツグルの身体から溢れ出る異様な魔力の上昇にゼウスは気を引き締めた。
ゼウスは身体に魔力を溜め、大槌を構える。
ツグル「悪いな、独り言だ」
ツグルから手裏剣が放たれた、それは不規則な軌道を描きながらゼウスの周りを高速で飛び回る。
ゼウスは全身から雷を放出し、眩しく発光している。
しかし、雷に打たれても手裏剣が落ちることはなかった。
次にゼウスは掌をツグルへと向け、眩い雷光を放つ。
ツグルは翼を羽ばたかせると、その場から姿を消した。
目紛しく飛び回る手裏剣とツグル。
雷はヒットしているはずだが感電する様子はない。
ゼウスは神妙な面持ちで大槌を振るうがツグルを捉えることは出来ない。
不意に後ろからツグルの声が耳に入る。
ツグル「あ、そうだ。竜の拳を受けたことがあるか?」
すぐに後ろを振り向くと、目の前には手裏剣が迫っていた。
瞬きをした瞬間、手裏剣はツグルの右手に絡まり、鉤爪へと姿を変えた。
翼を携えた悪魔が目の前まで迫る。
その右手にはとんでもない量の闇の魔力が集められている。
ゼウスはその姿と魔力に恐怖を感じ、大槌でガードの姿勢をとる。
ツグル「黒竜拳!!!!」
その言葉と同時に強烈な右ストレートがゼウスの胸に直撃する、ガードしていた大槌は折れ、左胸に強烈な痛みが走る。
ゼウス「がはぁっ!!」
体制を崩したゼウスだったが、その剛腕がツグルの頭を掴む。
ゼウス「神の、、、裁き!!!」
ツグルの頭を掴むゼウスの手から全てを破壊する雷撃が零距離で放たれる。
雷光で真っ白になった部屋に色が戻った頃には、ツグルは人間の姿に戻り、瀕死の状態となっていた。
ゼウスはツグルをぶん投げた。
ツグルはゴロゴロと床を転がった、身体中がひどい火傷状態である。
揺らぐ視界でゼウスを睨みつける。
ゼウスのアーマーにはくっきりとツグルの鉤爪の跡が残っていた。
ゼウス「このアーマーを凹ませるとは、大した威力だ」
しかし、ゼウスは平然と立っている。
ツグル「、、、俺の、、、負け、か」
ゼウス「この世には、敗者と勝者がいるだけだ」
ゼウスはゆっくりと掌をツグルへと向けた。
バン!!!!!
しかし、銃撃がその掌を弾く。
銃声の鳴る方を見ると、そこにはネギッチャがショットガンを構えて立っていた。
ゼウス「、、、、その身体、、」
ツグル「、、ネギッチャ?」
雷撃を受けたはずのネギッチャだったが、無傷であるかのように肌がツルツルとしている。
そして、身体中が黄色いオーラに包まれ、顔の傷がパチパチと音を立てて塞がっていく。
ネギッチャ「勝負はまだ終わってねぇ、第二ラウンド開始だ」
ブルンブルン!!!
跨るバイクが戦いのゴングを鳴らした。
ゼウス「ん、変だな。お前」
闇の魔力を眺め、ゼウスは何かを考えている様子である。
ゼウス「闇の魔力を扱う魔術師を見たことはあるが、お前のは何か変なんだよなぁ」
ゼウスは眉間に皺を寄せ、腕組みをしている。
ツグル「どうやら俺は特別らしい」
ツグルは闇の魔力を暴発させながら、ゼウスの元へと走る。
大槌を構えるゼウス。その身体からはバチバチと雷が弾けている。
短剣がいつも以上に大きな巨剣となり、ゼウスの大槌とぶつかりかけた。
このままではまた感電してしまう。そう思ったツグルはすぐに短剣の姿に形を戻し、高速の足捌きでクルリとゼウスの背後へと回り込む。
そして短剣を後頭部に突き刺した。
しかし、ゼウスの鋼鉄のヘルメットを貫通することはなく、手元が少しだけ痺れる。
ツグル「触れずに倒すしかないか」
ゼウス「それが得策だろうな」
短剣がネギッチャの大きなショットガンへと形を変えた。
少しだけ違うのは、銃身が真っ黒に染め上げられ、闇の魔力が溢れ出しているところである。
ツグル「バイクはないが、速さも威力もネギッチャ以上だ」
ゼウス「ん~、、、」
ゼウスはどこか不満そうな表情を見せる。
ツグルは足に闇の魔力を集め、一瞬でその場から消える。
縦横無尽に駆け回り、あらゆる方向からゼウスへと闇の弾丸を発射する。
地滑りする足元は、コンクリートとの摩擦で火花を散らしている。
無数の弾丸を浴びせられながら、ゼウスは大きくため息をついた。
ゼウス「はぁ~、、、、」
どんなに撃ち込んでもゼウスの鋼鉄のアーマーには傷一つつかない。
ゼウス「このアーマーはな、何も効かねぇんだ。どんな魔法もどんな物理攻撃でさえも通さない、帝国の最高傑作だ。何年も探し続け、少しづつ集め続けた最高純度の鉱石達、その鉱石の中心部にある全体のおよそ0.2%程度の超希少部位のみを使用している。二つ目を作るにはあと100年はかかる、いや、もうその頃には最高純度の鉱石は枯渇しているか」
ゼウスは全身に雷を溜め、一気に放出した。
ツグル「ぐっ、、!!!、、、」
身体中に雷が走り、ツグルの足が止まった。
ゼウス「それにな、どんなに速くても全体に攻撃しちまえば意味ねぇんだ」
ツグル「くそ!、、」
身体中が痛む、しかし倒れるわけにはいかない。
ゼウス「何で銃にしたんだろうなぁ、、何か違うんだよなぁ」
ゼウスはブツブツ独り言を言い、腕組みをしながら思考を巡らせている。
あのアーマーを壊すには、もっと破壊力が必要だ。
ツグル「はぁぁぁあ!!!!」
身体を無理矢理動かし、ツグルは走り出した。
その足に闇の魔力は宿っていない。
大槌を構えるゼウス。
飛び上がったツグルが構える武器は、真っ黒に染まった大槌である。
ゼウス「だから、何か違うんだよなぁ」
ゼウスの大槌とツグルの黒い大槌がぶつかり合い、強烈な雷が辺り一面に広がる。
ツグル「ぐぁぁああ!!!!、、、、」
ツグルは丸焦げになり、吹き飛ばされる。
しかし、ツグルはすぐに立ち上がった。
ゼウス「ん?」
ゼウスはツグルの姿を凝視している。
ツグル自身も驚いていた。
さっきよりも強烈な雷に打たれたにも関わらず、感電をしていない。
身体は自由に動くようである。
両手を見ると、肌が真っ黒に変色していた。
ツグル「これは、、、」
ゼウス「それで良いじゃねぇか」
ゼウスは満足げにニヤけている。
ツグル「ぐ、、、、ぐはぁ!!!」
闇の魔力が更に暴れ出し、背中から翼が生え、尻尾が姿を現した。
ツグル「俺は翼と尻尾をもつ最強の生物と戦ったことがある」
ゼウス「悪魔か?」
ツグル「俺は悪魔のような姿をしているのか?でも残念ながら悪魔と戦ったことはない」
ツグルは短剣を手裏剣に変形させる。
ツグル「思い出したんだ、俺はその生物と何度も戦ったんだが、一度だけ本気で死にかけたんだ」
ツグルはドラとの戦いの日々を思い出していた。
ツグル「あの時はムーがいなければ死んでいた。心優しいドラは戦いには不向きな性格だが、暴走したドラの一撃は、、、、」
ツグルの身体から溢れ出る異様な魔力の上昇にゼウスは気を引き締めた。
ゼウスは身体に魔力を溜め、大槌を構える。
ツグル「悪いな、独り言だ」
ツグルから手裏剣が放たれた、それは不規則な軌道を描きながらゼウスの周りを高速で飛び回る。
ゼウスは全身から雷を放出し、眩しく発光している。
しかし、雷に打たれても手裏剣が落ちることはなかった。
次にゼウスは掌をツグルへと向け、眩い雷光を放つ。
ツグルは翼を羽ばたかせると、その場から姿を消した。
目紛しく飛び回る手裏剣とツグル。
雷はヒットしているはずだが感電する様子はない。
ゼウスは神妙な面持ちで大槌を振るうがツグルを捉えることは出来ない。
不意に後ろからツグルの声が耳に入る。
ツグル「あ、そうだ。竜の拳を受けたことがあるか?」
すぐに後ろを振り向くと、目の前には手裏剣が迫っていた。
瞬きをした瞬間、手裏剣はツグルの右手に絡まり、鉤爪へと姿を変えた。
翼を携えた悪魔が目の前まで迫る。
その右手にはとんでもない量の闇の魔力が集められている。
ゼウスはその姿と魔力に恐怖を感じ、大槌でガードの姿勢をとる。
ツグル「黒竜拳!!!!」
その言葉と同時に強烈な右ストレートがゼウスの胸に直撃する、ガードしていた大槌は折れ、左胸に強烈な痛みが走る。
ゼウス「がはぁっ!!」
体制を崩したゼウスだったが、その剛腕がツグルの頭を掴む。
ゼウス「神の、、、裁き!!!」
ツグルの頭を掴むゼウスの手から全てを破壊する雷撃が零距離で放たれる。
雷光で真っ白になった部屋に色が戻った頃には、ツグルは人間の姿に戻り、瀕死の状態となっていた。
ゼウスはツグルをぶん投げた。
ツグルはゴロゴロと床を転がった、身体中がひどい火傷状態である。
揺らぐ視界でゼウスを睨みつける。
ゼウスのアーマーにはくっきりとツグルの鉤爪の跡が残っていた。
ゼウス「このアーマーを凹ませるとは、大した威力だ」
しかし、ゼウスは平然と立っている。
ツグル「、、、俺の、、、負け、か」
ゼウス「この世には、敗者と勝者がいるだけだ」
ゼウスはゆっくりと掌をツグルへと向けた。
バン!!!!!
しかし、銃撃がその掌を弾く。
銃声の鳴る方を見ると、そこにはネギッチャがショットガンを構えて立っていた。
ゼウス「、、、、その身体、、」
ツグル「、、ネギッチャ?」
雷撃を受けたはずのネギッチャだったが、無傷であるかのように肌がツルツルとしている。
そして、身体中が黄色いオーラに包まれ、顔の傷がパチパチと音を立てて塞がっていく。
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