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00巫女長視点(本編)

帝国とメス取り巻き

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もうそろそろ、3年になると思われた頃。魔穴が発生。聖女とその取り巻きである帝国の第一王子と第二王子、そして、宰相子息、騎士団長子息、マデーリーンの末の孫が封印に向かった。​

見事、初魔穴封印を成功させたのである。​

その後も魔穴発生と同時に聖女カナンの封印劇は確実に正確に行われた。​



途中、第二王子が想像妊娠して、入院し、脱落したが卒業までの1か月の間は全員で封印作業を行った。​

そして、取り巻きはマデーリーンの末の孫以外が女を抱けない体になっていたので、婚約解消になったらしい。​



・・・帝国には、第3王子がいる。これもまた、帝国王に幼い頃本人は殺されかけ、彼を庇って母は殺された。最後の王子が隣の王国に亡命していた。とても出来が良く、王国の民に好かれる王子らしい。現帝国王が育てた息子二人がメスになり、それでも次の王にしようとした帝国王に貴族は反旗を翻した。聖女に尻を振る王子など王に迎えたくないといったもの。当然である。事故とか病気とかで死にたくないのなら、退位して第3王子を王にしろと、要求したのだ。​



帝国王はこれの原因となった聖女に文句をつけようと神国と教会に抗議。​

契約書を見ろの一言で黙らせた。​

それでも、あきらめず、戦争をしようとしたのだが、すでに帝国貴族は王に対して反目状態。ほぼ無理矢理退位させられ、隔離塔に幽閉が決まった。​

第一王子はちょっとしたきっかけで、メス化するし、何故だか体つきが女性のものの様に胸が出て、腰が括れ、お尻が大きくなった。第二王子は男の娘の格好をするようになって、女の子にしか見えない状態だ。宰相子息もたまに土下座して、踏まれているのを見かけるらしいし、騎士団長子息も玩具でハメスクワットしているのを度々見かけるらしいので、もう、色々人生終わっているようだ。​



・・・可哀そうに・・・。​

とか思うが、まぁ、仕方ない。忠告はした!元の素行も悪かったとマデーリーンからの連絡もあったし、無問題。​



その後、10年間魔穴が生じても、聖女カナンが素早く封じるため、世界はとても平和だった。変態報告は常に上がるが、魔穴よりはマシだ。​



そんな中、神託が下った。​

「セデス・・・やりすぎ。」​

と。​



神様、私は言いたい。素質があっただけで、私のせいじゃないと

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