ゆめも

toyjoy11

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趣味は性癖開拓です

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目を覚ますと知らない部屋にいた。

初めてみる天蓋ベッドに感動しながら、辺りを見回す。

手を見る。

足を見る。

(体は元のまま?いや、少し小さいか?)

一度、ベッドから降りて、全身鏡のある所まで歩いていく。

足の下にふかふか絨毯の感触。

(ちょっと感動。)

鏡で改めて自分の姿を確認すると中学生時代の自分がそこにいた。

「なぜ?ゆめ?」

ほっぺを摘まむが、痛いっちゃ痛いけど、なんとなく痛い程度で、やっぱり夢なのかもしれないと思ってしまった。何故なら、私の夢には五感どころか六感もあるのが普通だった為である。

しかし、夢では常に自分以外の体でいるのが、当たり前だった。

なのに、年齢差はあるもののこれは自分の体だ。

「変だ。おかしいぞ?」

現在の状況に混乱していたら、ガチャっと戸が少し開いて、そこから小さな影が覗き込んでいた。

パッと見、五歳位だろうか?

小さな覗き魔の少年?と目が合うと、少年?は急いで逃げていってしまった。

「あ、坊ちゃま!こんなところに?!」

「はーなーせー。」

そんな会話が聞こえて、今度は私が部屋から少し顔を出して外を除いた。

そこには美少年と言っても過言ではないであろうプラチナブロンドに青い瞳のかなり顔が整った少年が黒よりの茶髪のメイドに捕まって、暴れていた。

うごうごとメイドの腕から逃げ出そうと暴れる少年。

メイドの大きな胸と腕が少年の動きを完璧に封じていた。

しばらく、その様子を見ていると

「どうしたのです?」

と女性の声。

声の方向を見ると赤い髪、黒い瞳、赤いドレスの言っちゃ悪いけど、派手めのおばさんが現れた。

おばさんは、昔は綺麗だったんだろうなぁと思うが、クマは酷いし、化粧は濃いし、匂いは酷いし、胸はペッちゃんこだしで、外見的にはあまり良い印象は無い。

しかし、メイドにも少年にも丁寧に対応し、叱るところは叱り、褒めるところは褒めると言う素晴らしい女性だった。

そして、私が覗いていることに気付き、一つ謝罪をしてから、現在の状況の説明をしてくれた。



彼女はメイリア・ローズ・エメラルドと言う名前の侯爵夫人で、現在、私の保護者になっているんだそうだ。

簡潔に言うと、巻き込まれ召喚である。

聖女として、竹内明菜さんと言う女の子が召喚され、私はそれに巻き込まれたんだそうだ。

現在、彼女の方は王城で聖女教育について話をされているらしいんだが・・・。

「教会じゃないのか?」

と私が言うとメイリア様はギクリと体を震わせた。

彼女は政治家向きじゃなさそうなことがよくわかる仕草だ。演技かもしれないので、もうちょい観察はしようと思うけど・・・。

「教会はお金の無心ばかりで、あまり国とは仲良くないのです。」

メイリア様は悲しそうに答えた。

「祖国に危機と言うのに、なんで回復師を寄こさないのか・・・。別に無料で寄こせとは言っていないでしょうに。一人金貨10枚とか。ブツブツ。」

最後は小声になってはいたが、メイリア様は大変怒っている模様。



どうやら、この国に特殊な呪いがかかっているんだそうだ。

呪いの内容は『よくわからない』『鑑定でも読めない』んだそうだ。

ただ、教会の回復師もしくは呪術師にかかれば、呪いは解けるんだけれど、何せ、国民5万人がかかっている。しかも、呪術師が解いても、数分後にはまた呪いがかかっている状態に戻るんだそうだ。

10万枚の金貨を渡して、国民の呪いを解いて欲しいと教会に頼んだんだそうだが、お金だけ受けとって、拒否されたんだそうだ。

一応、ヒントだけという感じで結界でも張れば呪いは解けるよと言われたんだそうだけど、国内にそんな呪いを跳ね飛ばすほどの結界を張れるものは居ない。なにより、言い方的にも呪いをかけているのは教会そのものな気がして、頼んだところで別の脅威にさらされるのは明白。

困った国の重鎮たちはいろんな資料をかき集め、召喚の書を見つけたんだそうだ。

聖女を迎えれば、結界が張れる。助かると思って、実行したところ、私が巻き込まれたと言う流れらしい。



「なるほど。それは、困った。」

と説明を聞いて、私はため息をつく。

メイリア様は申し訳なさそうな顔で

「貴方には申し訳ないと思うけど、この国で不自由な思いはできるだけ無いようにするわ。私たちの責任だもの。」

と実際に召喚をしたわけでもないのに、彼女は私のことを気遣ってくれた。

「いえ、何と言うか、はい。私を殺しにかからないなら、私自身、そんなに・・・。」

と思ったことを口にする。言葉も文法も滅茶苦茶なのはわかるが、どうしようもない。なにせ、混乱はまだ収まっていない。

「・・・本当にごめんなさい。混乱しているのも当然ね。お茶でもいかが?」

とメイリア様が言ってくれた。

「はい。」

と反射で答えた。喉は乾いている。すごく。



メイリア様が小さなベルを鳴らすと先ほどとは違うメイドが現れる。赤よりの茶色髪に茶色の瞳。そばかす顔のメイドさん。

挨拶を軽くしてからお茶の準備をし始めた。

「お茶に好みはあるかしら?」

とメイリア様が問う。

「この世界のお茶のことはわかりませんので。」

と答えると。

「あぁ、それは・・・そうね。ごめんなさい。」

とメイリア様が謝る。

メイドさんに小さな声で指示し、出されたお茶はミルクティー。隣にバウンドケーキもついていた。



実は、起きてから気付いたのだが、私は鑑定魔法と偽装が使えるようだった。今のところ誰にも言っていないが、取り合えず、偽装は常に使っている。魔法を使っていると分からない様に偽装してから、出されたものを鑑定する。



どちらもなんの変哲もない高級なお茶と高級なケーキと言う結果。

捕捉に、リラックス効果があると書かれている程度。



一応、メイリア様が口にした後に、口にする。

甘い。それでも、癖になる甘さだった。

ケーキは比較的砂糖自体は控えている気がする。どちらかと言うと芋の甘味に思えた。

お茶は砂糖を入れていないようだったので、この茶っ葉自体に甘みがあるのかもしれない。匂いはアールグレイに似ていた。

「美味しい。」

思わず、感嘆の息とともに声が出る。

「良かったわ。」

そう言って、メイリア様が微笑んだ。

その後、メイリア様と二三会話して、取り合えず、今日はお休みなさった方がいいと言われて、現在、一人っきりである。

メイリア様には多分嘘は無い。

だから、そう、これからが本番である。

私は、国にかかった呪いを鑑定した。



鑑定結果はとても分かりやすく書かれていた。



--------------------

【短命の呪い】

この国に住まう者は時間が経つごとに体が黒ずみ、やがて体を黒く覆う呪い。



呪い主

ドウィン教会教祖 エドウィン・マイキス



解呪法

聖女による大結界で一時的に反射可能。聖女により解呪もしくは呪い返しを行えば、解呪も可能。

もしくは、現在の呪いを超す呪いをかけること



--------------------

まぁ、無理だ。

私にはどうしようもできない。

なにせ、所持スキルは鑑定と偽装だけ。鑑定には出ていないのは自分自身の元々持つ能力はあるかもしれないが、それはこの国で有用化は非常に疑問だ。

趣味でやっていた性癖占いや相談聞きは、1時間千円のやっすい商売。不妊症に悩む夫婦がターゲットだった。

意外に好評で、結構顧客はいたけど、スキルにそんなことは書いていない。



まぁ、敢えていうなら鑑定がそれにあたるかもしれないと思い、今までやらなかった人に対して、鑑定をしてみた。

取り合えず、自分に。

--------------------

田中明子

15歳

女性

身長150㎝

体重48㎏

【性癖】

特殊視姦

→目の前で交配している様子を見ることに興奮を覚える。但し、和姦は好まない。

--------------------



思わず、膝をついた。



まさか、ここまで分かりやすくスキルに反映されるとは思わなかった。

メイリア様の言い方的にこの世界に鑑定魔法は普通にあるようだが、性癖までわかる鑑定魔法とはなんとなく思えない。つまり、これは私特有のオプションスキルなのかもしれない。後で一応確認しようと決心する。



そして、自らも知らなかった自分の性癖があまりに変態過ぎて泣けてきた。

あちらでは、占い兼相談は趣味で本業は別。年齢も36で中年待ったなしの女。しがらみから自分を占うことはしなかった。セフレにさせられたことはあっても恋愛はしたことが無いある意味化石女。

ひとつ、ため息をついて改めて思う。

(どおりで確かにいくらヤッても興奮しなかったのか。)

と。





それから、私はこの国に馴染むために勉強することになった。

この国はベイストリーズ王国。

フウンカッコ・ベイストリーズ国王が納める国。

この家は、エメラルド侯爵家。

当主はバインド・ラル・エメラルド。



・・・実はまだ、この二人に会ったことが無い。

正直に言おう、ムカつく。



召喚者はこの国の魔法師 エラルド・デイド伯爵。召喚推奨したのが、バインド・エメラルド侯爵とリック・ベイナルド公爵。直接召喚指示したのが、フウンカッコ・ベイストリーズ国王である。

直接犯からの謝罪が無い。



いや、わかるよ?権力ある人が謝罪したらまずいって言うの。でもさ、書簡でもいいから謝ろうやとつい思ってしまう。

この国の貴族常識を勉強すればするほど、そう思うのだから、私の考えは不正解ではないと思う。

そんなことを考えながら、魔法の練習をしていたら、ちょいちょい、物陰から覗く影。

プラチナブロンドの例の少年である。

今日はよく似た顔の赤髪の少年もいる。プラチナブロンドの少年よりやや小さい。弟だろうか。



一応、本館ではなく、私は離れの屋敷に住まわせてもらっており、本館の住人のことはまだよく知らない。

恐らく、顔からしてもメイリア様の子供であるのは予想している。メイリア様の反応からしてもそうだ。しかし、メイリア様から本館への立ち入りを控えて欲しいと言われているし、彼らも離れの屋敷に入らない様に言っているとなんとなく聞いているのだが・・・まぁ、少年だし好奇心が勝ってしまったと言うのが良く分かった。

しかし、まぁ、まだ、近づくなと言われているので、近づかないようにしなくてはと挨拶などはせず、魔法の訓練に戻った。



この世界には魔法がある。

生活魔法程度なら、庶民でも使え、現代で言うところの機械でやっていた炊事洗濯はこれらの魔法で賄うことが可能らしい。転移あるあるの料理無双は、現在聖女が行っているが、まぁ、私も多少やらせてもらっている。

おかげで、今のところ食事に苦労は無い。

それどころかお金がジャンジャン入って来ている。

メイリア様のおかげで私個人の資産として計上されており、一向に帰ってこない彼女の夫には、お金が流れることが無いらしい。有難く思う。

可哀想なことに聖女の方の料理無双で稼いでるはずのお金は王宮にどんどん吸い取られているんだそうだ。

教育は彼女の夫がしているらしいんだが・・・駄目じゃね?



まぁ、聖女竹内明菜様がどんな人かは多分見たこと無いので、どうなっているのかはわからないが・・・。



そんなこんなで、生活魔法位はできるようになったのは、召喚されてから半年ほど経った頃だった。

15歳から学んだにしては、上達は早いらしいのだが、いかんせんスタートが遅いとのこと。

まぁ、あちらには魔法自体が無かったので、仕方が無い。



聖女の方はまだ、生活魔法は使えないらしい。代わりに結界魔法は覚えたんだそうだ。

可哀想に今から、結界を張るのを強制されるんだろうなぁと哀れに感じてしまうのは、日本人ゆえだろう。

証拠にそれが当たり前の様に言う使用人たちやメイリア様の愚痴がたまに聞こえてきた。



結界が張られたことにより、一時的に短命の呪いは解呪された。

どんよりとしていた空気はなんとなく透き通った気もする。恐らくだが、この地にいた私もこの呪いに罹ったんだろう。そう思うと、そんな状況にさせたエドウィン・マイキスと言う教祖とこの国の王と重鎮たちには心の底から怒りを覚えてしまう。



結界が展開され、安全が確認された次の日。一人の男がやってきた。

てっきり、この屋敷の主のバインド・エメラルド侯爵かと思ったら、リック・ベイナルド公爵の方だった。

明らかに、申し訳ないと言うように彼は私に謝罪をした。

こっそり発言に鑑定をかけたが、嘘は無かった。本人にも鑑定をかけたところ



--------------------

リック・ダン・ベイナルド公爵

25歳

男性

身長198㎝

体重100㎏



【性癖】

ややマゾヒスト。

→激しいプレイは好みではないが、お尻を叩かれる、足で踏まれるなどの行為を好む

逆アナル

→女性の下で屈服し、尻を掘られると興奮する。男性でもきれいな人なら可。

貧乳好き

→大きな胸よりぺったんこが好き。幼女が好きではなく、スレンダーな大人の女性を好む。

--------------------

結果に思わず、吹き出しそうになった。

公爵がその様子にちょっと戸惑ってしまった。

一応、誤魔化す。

謝罪を受け入れて、お茶を飲んでいるのだが、一向に帰る気配が無い。なんでだと思う。

貴族教育を受けるにあたり、謝罪の後は軽くお茶をして帰るのが普通的なことを教育係の人から言われたんだが・・・。

そう思っていたら、メイリア様が駆けてきた。

どうやら、屋敷の主である筈のメイリア様に連絡が来る前に彼が来たらしい。

(どおりで、屋敷の使用人たちも慌てていたのか。)

と納得する。



目の前で色々行われる会話からリック様とメイリア様は幼馴染らしいことがわかる。プンスンと怒って、常識を解くメイリア様。ごめんごめんと謝るリック様。

明らかに、仲がいい。

なんで、この二人が結婚できなかったのかとため息が出そうなほど仲がいい。

つい、メイリア様も鑑定してしまった。



--------------------

メイリア・ローズ・エメラルド

23歳

女性

身長163㎝

体重50㎏



【性癖】

ややサディスト

→激しいプレイより優しく虐めるのが好き。痛がりながらも興奮している様子の男性に興奮を示す

逆アナル

→男性を組み敷き、アナルを掘ると興奮する。

雄ッパイ好き

→男性の大きな大胸筋が好き

--------------------



どう考えても、この二人はカップルにするべきだと思える結果に青い透き通った空を思わず仰ぎ見てしまった。

爽やかに微笑む私の姿に何故だか皆がキョトンとして、同じように空を眺めてしまっていた。



まぁ、余談だが、リック様の胸はかなり大きいとだけ言っておこう。

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