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プロローグ 少女の最後
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「お父様、お母さま、先立つ不孝をお許しください。」
アイリスの花柄の便せんにいくつもの涙を滲ませながら、少女はそう書きだした。
王国歴230年4月20日。
少女は精霊と約束した最後の日。
外は既に夜のとばりに包まれている。
外は薄暗く、遠くに見える城だけが賑やかな音楽と光を発している。
少女の周りには色とりどりの精霊たち。
今か今かと、理想的な笑顔で少女を見ている。
少女はその美しい青い瞳を真っ赤にしながら、手紙を書き終え、封筒に入れる。
その時、ゴーンゴーンと夜会の終わりであり、夜0時を告げる鐘がなった。
少女は封筒に赤い蝋で封をした。
それを自分と同じ金髪碧眼の精霊に渡す。
渡された精霊は任せろという感じで、自分の胸を軽くトンと叩いた。
そして、精霊の門は開かれ、少女は、居なくなった。
アイリスの花柄の便せんにいくつもの涙を滲ませながら、少女はそう書きだした。
王国歴230年4月20日。
少女は精霊と約束した最後の日。
外は既に夜のとばりに包まれている。
外は薄暗く、遠くに見える城だけが賑やかな音楽と光を発している。
少女の周りには色とりどりの精霊たち。
今か今かと、理想的な笑顔で少女を見ている。
少女はその美しい青い瞳を真っ赤にしながら、手紙を書き終え、封筒に入れる。
その時、ゴーンゴーンと夜会の終わりであり、夜0時を告げる鐘がなった。
少女は封筒に赤い蝋で封をした。
それを自分と同じ金髪碧眼の精霊に渡す。
渡された精霊は任せろという感じで、自分の胸を軽くトンと叩いた。
そして、精霊の門は開かれ、少女は、居なくなった。
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