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五章 わたしの目覚め
第五話 氷の上の、初めての鼓動
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翌朝。
昨晩の雪が嘘のように、空は高く澄み渡り、雲ひとつない爽やかな朝だった。
静かな庭に淡い陽が差し込むなか、
朝餉を終え、すっかり支度を整えた伽耶のもとに、誠と煌辰が姿を見せた。
「おはようございます、姫様」
二人が膝を折って恭しく頭を下げると、伽耶はふわりと微笑み、声を弾ませる。
「おはよう。昨日は楽しかったわね。わたし、思い返してしばらく眠れなかったの」
その楽しそうな声があまりにも眩しくて、誠がそっと顔を上げ、言葉を紡ごうとした――その時だった。
「伽耶姫ちゃん!!昨日は本当にありがとうございました!!
幸せすぎて、俺今日死ぬのかなーっと思いましたよ!!」
煌辰の弾ける声に、誠の口は止まり、代わりにじとりとした視線が向けられる。
が、話に興奮した煌辰にはそんな圧、まるで効いていなかった。
「聞きました!?このあたり、凍った池があるんですって!
すっげー綺麗らしいですよ!行きましょ!ねっ?」
「それは……行ってみたい!ねえ、いいでしょ?誠?」
伽耶がぱっと顔を輝かせて誠の方へと振り返る。
その笑顔を受け止めながら、誠はわずかに瞬きをして、
静かに息を整えると、小さくうなずいた。
「……準備いたします。足元が滑りやすいかもしれませんので、御足元にはご注意を」
その言葉に、伽耶は嬉しそうに「うん!」と答え、
朝の光は、さらなる一日の始まりを優しく照らしていた。
「わあ……!」
伽耶の弾む声が、澄み渡る冬空にのびやかに響いた。
池、と聞いて宮の中庭ほどのものを想像していた伽耶だったが、目の前に広がるのは、それを遥かに超える大きさだった。
凍てついた水面は太陽の光を受けてきらきらと輝き、まるで宝石をちりばめた鏡のように、静かにそこにあった。
「こんなに大きい池だなんて……とっても綺麗」
胸の前できゅっと両手を握りしめ、伽耶は目を輝かせた。
「乗れるらしいですよ!」
煌辰が指差した先には、凍った池の中央でじっと腰を下ろしている高齢の男性の姿があった。
「地元の人が、こうして釣りをするらしくて。行ってみます?」
「何が釣れるのかしら……行ってみたい!」
伽耶が一歩踏み出そうとした瞬間、誠がすっと前に立ち、その行く手を遮った。
「危険です、姫様。ここはお控えを」
「大丈夫ですよ~!あんなおじいちゃんが乗ってるんですって!行けますって!」
へらりと笑いながら煌辰が老人を指差すも、誠は一切の妥協を見せなかった。
「……あの方がとんでもない武の達人という可能性もあります。それに、慣れている者と、そうでない者では――」
「わかったよ!俺が先に行って、大丈夫かどうか見てくるってば!」
煌辰はぶつぶつ言いながらも氷の端に立ち、そろりと片足を乗せて感触を確かめた。
問題がなさそうだと見るや、慎重に両足を乗せ、ゆっくりと氷の上を歩き始める。
そして数歩進んだところで、ふと振り返った。
「……抜け駆け、すんなよ?」
「さっさと行きなさい」
誠は冷ややかに言い放ち、煌辰はしぶしぶと前を向いて歩いていった。
「……大丈夫かしら」
伽耶が心配そうに見守ると、誠は池の周囲に視線を巡らせながら、淡々と答えた。
「――あれはああ見えて、剣の才は確かです。周囲を見る目も、なかなかのものです」
「……信頼してるのね」
その言葉に、誠は一瞬だけ目を細め、照れ隠しのようにわずかに横を向いた。
そのときだった。
「おーい!何人乗っても大丈夫だってさー!!」
遠くから煌辰の声が響く。伽耶がぱっと顔を輝かせ、誠の方を向いた。
「行ってみましょう?」
その瞳に浮かぶ光に、誠は静かに息を吐いた。
(……この目をされて、止められた試しがない)
「……承知しました」
誠は小さく頷き、凍った池へと一歩を踏み出した。
足元はしっかりと凍りついており、きらめく光がその下で静かにゆらいでいる。
音もなく両足を氷上に乗せた誠は、くるりと振り返り、伽耶へ右手を差し出した。
「氷上は滑ります。御手を」
その手を見つめた伽耶は、一瞬だけ迷ったように瞬きをしたあと、やわらかく微笑んだ。
そして、そっと自分の左手を重ねる。
冷たく、けれどしっかりとしたその掌に導かれ、伽耶もまた氷の上へと足を運ぶ。
「わ、わっ……すごい、本当に滑るのね!」
足をついた瞬間、思いのほか重心を奪われ、伽耶の身体がぐらりと傾く。
誠や煌辰はいつも通り歩いていると言うのに、伽耶は生まれたての子鹿のように立つことすら危うかった。
(やっぱり……武を学んでいる方たちは、体幹がしっかりしているのね……)
伽耶とて舞の鍛錬で身体を鍛えてはいるものの、武の経験者には及ばず、思うように立てない。
「姫様、こちらもどうぞ」
見かねた誠がもう片手も差し出し、伽耶もそっとその手をとった。
――ひやり、とした感触。
誠の手は冷たく、そして、固かった。
鍛えられたその手からは、剣を握ってきた年月が確かに伝わってくる。
(あ……)
ふと顔を上げると、そこには伽耶をじっと見守る、誠のまなざしがあった。
その目は、ただ静かで、どこまでも穏やかで――
伽耶のすべてを、受け入れるように優しかった。
その瞬間だった。
胸の奥に、ふわりと花が咲いたような感覚が広がる。
柔らかく、くすぐったくて、でもあたたかくて――
(な、なに……なんだか、恥ずかしい……)
頬に熱が差すのを感じて、伽耶は慌てて視線を逸らした。
小さく首をふって、ごまかすように笑う。
「姫様?」
「な、なんでもないわ。大丈夫、わたし、ひとりで歩けるもの」
そう言って、ぱっと手を放し、勢いよく一歩を踏み出した。
だが次の瞬間。
氷がその足を容赦なく滑らせた。
(……転ぶ!)
「姫様!」
滑る足音とともに、氷を駆ける音が響いた。
次の瞬間、伽耶は誰かの腕にぐっと引き寄せられる感覚を覚え――
「……っ」
どさっ、と小さな衝撃。
けれど、痛みはなかった。
そっと目を開けると、目の前にあったのは――
氷上に尻もちをつきながらも、自分をしっかりと支えている誠の姿だった。
腕の中で抱きとめられるようにして、伽耶はその顔を見上げる。
誠は、ほんの少しだけ、息を乱しながらも、
まっすぐに彼女を見つめていた。
「あ……」
互いの瞳が重なる。言葉も呼吸も忘れそうになるほどの距離。
顔が、熱い。鼓動が、うるさい。
伽耶はふい、と目を逸らし、誠もまた、気まずそうに視線をそらした。
「ご、ごめんなさい……すぐ、立つから」
「い、いえ。動きます。わたしが」
誠は静かに伽耶を抱えるように支え、そっと氷の上へ下ろした。
自らも立ち上がり、無言で息を整える。
その時。
「……見てましたよ」
ふいに差し込む声。
ふたりがびくりと肩を震わせたとき、そこにはいつの間にか煌辰が立っていた。
「抜け駆けすんなって言ったよなぁ?」
はあ、とため息をつきながら、誠の肩に手を置くその顔は、思いのほか真剣だ。
「ぬ、抜け駆けなど……っ!」
「誠は、私が転んだのを助けてくれたのよ!」
ふたりが揃って慌てて口にしたその瞬間。
目が合った。
はっとして、同時に目を逸らす。
「……はいはい、お邪魔しましたっと」
煌辰は肩をすくめると、わざとらしく拗ねた顔をして片手を差し出す。
「伽耶姫ちゃん、俺もさっきのやりたいから。ほら、お手をどうぞ?」
すると、すかさず誠がぴしゃりと遮る。
「蒼煌辰ひとりでは、氷上は危険です。こちらも」
そう言って、もう片方の手を伽耶に差し出す誠。
伽耶は少し笑って、誠の手を先に取る。
そして、煌辰の手もそっと握った。
「ふふ、じゃあ三人で行きましょう?」
手を取り合った三人の影が、陽の光の中、氷上に長く伸びていた。
昨晩の雪が嘘のように、空は高く澄み渡り、雲ひとつない爽やかな朝だった。
静かな庭に淡い陽が差し込むなか、
朝餉を終え、すっかり支度を整えた伽耶のもとに、誠と煌辰が姿を見せた。
「おはようございます、姫様」
二人が膝を折って恭しく頭を下げると、伽耶はふわりと微笑み、声を弾ませる。
「おはよう。昨日は楽しかったわね。わたし、思い返してしばらく眠れなかったの」
その楽しそうな声があまりにも眩しくて、誠がそっと顔を上げ、言葉を紡ごうとした――その時だった。
「伽耶姫ちゃん!!昨日は本当にありがとうございました!!
幸せすぎて、俺今日死ぬのかなーっと思いましたよ!!」
煌辰の弾ける声に、誠の口は止まり、代わりにじとりとした視線が向けられる。
が、話に興奮した煌辰にはそんな圧、まるで効いていなかった。
「聞きました!?このあたり、凍った池があるんですって!
すっげー綺麗らしいですよ!行きましょ!ねっ?」
「それは……行ってみたい!ねえ、いいでしょ?誠?」
伽耶がぱっと顔を輝かせて誠の方へと振り返る。
その笑顔を受け止めながら、誠はわずかに瞬きをして、
静かに息を整えると、小さくうなずいた。
「……準備いたします。足元が滑りやすいかもしれませんので、御足元にはご注意を」
その言葉に、伽耶は嬉しそうに「うん!」と答え、
朝の光は、さらなる一日の始まりを優しく照らしていた。
「わあ……!」
伽耶の弾む声が、澄み渡る冬空にのびやかに響いた。
池、と聞いて宮の中庭ほどのものを想像していた伽耶だったが、目の前に広がるのは、それを遥かに超える大きさだった。
凍てついた水面は太陽の光を受けてきらきらと輝き、まるで宝石をちりばめた鏡のように、静かにそこにあった。
「こんなに大きい池だなんて……とっても綺麗」
胸の前できゅっと両手を握りしめ、伽耶は目を輝かせた。
「乗れるらしいですよ!」
煌辰が指差した先には、凍った池の中央でじっと腰を下ろしている高齢の男性の姿があった。
「地元の人が、こうして釣りをするらしくて。行ってみます?」
「何が釣れるのかしら……行ってみたい!」
伽耶が一歩踏み出そうとした瞬間、誠がすっと前に立ち、その行く手を遮った。
「危険です、姫様。ここはお控えを」
「大丈夫ですよ~!あんなおじいちゃんが乗ってるんですって!行けますって!」
へらりと笑いながら煌辰が老人を指差すも、誠は一切の妥協を見せなかった。
「……あの方がとんでもない武の達人という可能性もあります。それに、慣れている者と、そうでない者では――」
「わかったよ!俺が先に行って、大丈夫かどうか見てくるってば!」
煌辰はぶつぶつ言いながらも氷の端に立ち、そろりと片足を乗せて感触を確かめた。
問題がなさそうだと見るや、慎重に両足を乗せ、ゆっくりと氷の上を歩き始める。
そして数歩進んだところで、ふと振り返った。
「……抜け駆け、すんなよ?」
「さっさと行きなさい」
誠は冷ややかに言い放ち、煌辰はしぶしぶと前を向いて歩いていった。
「……大丈夫かしら」
伽耶が心配そうに見守ると、誠は池の周囲に視線を巡らせながら、淡々と答えた。
「――あれはああ見えて、剣の才は確かです。周囲を見る目も、なかなかのものです」
「……信頼してるのね」
その言葉に、誠は一瞬だけ目を細め、照れ隠しのようにわずかに横を向いた。
そのときだった。
「おーい!何人乗っても大丈夫だってさー!!」
遠くから煌辰の声が響く。伽耶がぱっと顔を輝かせ、誠の方を向いた。
「行ってみましょう?」
その瞳に浮かぶ光に、誠は静かに息を吐いた。
(……この目をされて、止められた試しがない)
「……承知しました」
誠は小さく頷き、凍った池へと一歩を踏み出した。
足元はしっかりと凍りついており、きらめく光がその下で静かにゆらいでいる。
音もなく両足を氷上に乗せた誠は、くるりと振り返り、伽耶へ右手を差し出した。
「氷上は滑ります。御手を」
その手を見つめた伽耶は、一瞬だけ迷ったように瞬きをしたあと、やわらかく微笑んだ。
そして、そっと自分の左手を重ねる。
冷たく、けれどしっかりとしたその掌に導かれ、伽耶もまた氷の上へと足を運ぶ。
「わ、わっ……すごい、本当に滑るのね!」
足をついた瞬間、思いのほか重心を奪われ、伽耶の身体がぐらりと傾く。
誠や煌辰はいつも通り歩いていると言うのに、伽耶は生まれたての子鹿のように立つことすら危うかった。
(やっぱり……武を学んでいる方たちは、体幹がしっかりしているのね……)
伽耶とて舞の鍛錬で身体を鍛えてはいるものの、武の経験者には及ばず、思うように立てない。
「姫様、こちらもどうぞ」
見かねた誠がもう片手も差し出し、伽耶もそっとその手をとった。
――ひやり、とした感触。
誠の手は冷たく、そして、固かった。
鍛えられたその手からは、剣を握ってきた年月が確かに伝わってくる。
(あ……)
ふと顔を上げると、そこには伽耶をじっと見守る、誠のまなざしがあった。
その目は、ただ静かで、どこまでも穏やかで――
伽耶のすべてを、受け入れるように優しかった。
その瞬間だった。
胸の奥に、ふわりと花が咲いたような感覚が広がる。
柔らかく、くすぐったくて、でもあたたかくて――
(な、なに……なんだか、恥ずかしい……)
頬に熱が差すのを感じて、伽耶は慌てて視線を逸らした。
小さく首をふって、ごまかすように笑う。
「姫様?」
「な、なんでもないわ。大丈夫、わたし、ひとりで歩けるもの」
そう言って、ぱっと手を放し、勢いよく一歩を踏み出した。
だが次の瞬間。
氷がその足を容赦なく滑らせた。
(……転ぶ!)
「姫様!」
滑る足音とともに、氷を駆ける音が響いた。
次の瞬間、伽耶は誰かの腕にぐっと引き寄せられる感覚を覚え――
「……っ」
どさっ、と小さな衝撃。
けれど、痛みはなかった。
そっと目を開けると、目の前にあったのは――
氷上に尻もちをつきながらも、自分をしっかりと支えている誠の姿だった。
腕の中で抱きとめられるようにして、伽耶はその顔を見上げる。
誠は、ほんの少しだけ、息を乱しながらも、
まっすぐに彼女を見つめていた。
「あ……」
互いの瞳が重なる。言葉も呼吸も忘れそうになるほどの距離。
顔が、熱い。鼓動が、うるさい。
伽耶はふい、と目を逸らし、誠もまた、気まずそうに視線をそらした。
「ご、ごめんなさい……すぐ、立つから」
「い、いえ。動きます。わたしが」
誠は静かに伽耶を抱えるように支え、そっと氷の上へ下ろした。
自らも立ち上がり、無言で息を整える。
その時。
「……見てましたよ」
ふいに差し込む声。
ふたりがびくりと肩を震わせたとき、そこにはいつの間にか煌辰が立っていた。
「抜け駆けすんなって言ったよなぁ?」
はあ、とため息をつきながら、誠の肩に手を置くその顔は、思いのほか真剣だ。
「ぬ、抜け駆けなど……っ!」
「誠は、私が転んだのを助けてくれたのよ!」
ふたりが揃って慌てて口にしたその瞬間。
目が合った。
はっとして、同時に目を逸らす。
「……はいはい、お邪魔しましたっと」
煌辰は肩をすくめると、わざとらしく拗ねた顔をして片手を差し出す。
「伽耶姫ちゃん、俺もさっきのやりたいから。ほら、お手をどうぞ?」
すると、すかさず誠がぴしゃりと遮る。
「蒼煌辰ひとりでは、氷上は危険です。こちらも」
そう言って、もう片方の手を伽耶に差し出す誠。
伽耶は少し笑って、誠の手を先に取る。
そして、煌辰の手もそっと握った。
「ふふ、じゃあ三人で行きましょう?」
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