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5~雅彦視点~。
しおりを挟む「木村、ここか?」
「はい。このマンションです。億ションと言った方が良いかもしれませんね。最上階のワンフロアです。」
「全く、これだから金持ちは嫌いだ。」
女に買ってやるのが億ションだなんてな!
「社長、これからどうしますか?若潮副社長が部屋に入って、まだ一時間位だそうですが・・・。」
少し考える。
「木村、お前はこのまま帰れ。俺はもう少しここで待ってみる。あの優男が女に乗っかって長くはいられないだろう。もうすぐ出て来るはずだ。出て来た所を捕まえる。」
良い考えだ。
若潮に目に物みせてやる。
「社長、それなら私もお供した方が良いのでは?若潮副社長が警戒して、警察を呼んだら一大事になります。」
「心配するな。考えがある。良いか、このまま帰れ。明日はいつも通り出社する。」
それだけ言うと俺は車を降りた。
木村の運転する車が離れて行き、俺は鼻歌でも歌いたい気分だった。
これからあの優男を犯してやる。
女に乗っかった後で、男に後ろを掘られる。
どんな気分だろうな?
考えるだけで気分が高揚してくる。
そうして二十分程して若潮が出て来た。
若潮は俺を見つけるとびっくりしている。
「若潮さん、少し話しがあるんですがね。」
ニヤリと笑い、若潮に話し掛ける。
~皆守視点~。
由美子にさんざん愚痴り、部屋を出たのはもう十一時過ぎだった。
明日も仕事なのに、由美子に悪かったかな・・・?
エレベーターを降り、玄関フロアに足を踏み入れると男の人が立っていた。
「若潮さん、少し話しがあるんですがね。」
私は思わずびくりと身体を震わせていた。
顔を見ると石橋雅彦さんだった・・・。
由美子にあんな事を言われて意識してしまう。
「あ、あの・・・、どうしてここに?」
「言ったでしょう?若潮さんと話しがしたいと。」
そう言うと石橋さんは私の肩を抱き寄せて、マンションから連れ出してしまう。
こんなにも強引にされると断れないし、どうしようと考えているうちに、タクシーに乗せられてしまった。
石橋さんはタクシーの運転手に住所を言い、黙り込んでしまった。
車に乗るのは怖かったが、石橋さんと一緒に乗ると違って感じた。
私はどうしたら良いのかしら・・・?
このまま付いて行ったらどうなるのかしら・・・?
数十分後、どこかのマンションに付いたようだった。
「降りろ。」
石橋さんは、私が降りるのを躊躇っているのを見て、手を掴んで降りさせてしまった!
「い、石橋さん・・・!」
私が拒まないのを見て、ぐいぐいと足を早めてマンションに入って行く。
エレベーターに乗ると、それまで何もしなかったのが嘘のように、私を抱き締めて噛みつくようなキスをしてくる。
私は初めてのキスについていけず、上手く息も継げない!
「・・・ン、ン・・・!」
石橋さんの舌が、私の口内を蹂躙していく!
歯茎をなぞったと思ったら舌を吸われ、甘噛みされ、足がガクガクしてきた・・・。
そうして何分経ったのか、エレベーターのドアが開いた。
石橋さんは私から離れてニヤリと笑う。
「キスだけでそんなに感じたか?」
石橋さんが何を言ってるのか分からなかった。
初めてのキスに酔いしれたのは本当だった。
強引でも、私を感じさせてくれた。
息を弾ませていると、石橋さんは私のズボンの前をいやらしい手つきで触ってくる。
そこで初めて異変に気が付いた。
自分の最も嫌いなぺニスが、頭をもたげてズボンを押し上げているのだ!
「・・・ひっ!」
私は顔色が変わる。
高揚して赤かったのが真っ青に・・・。
石橋さんは、私が急に態度が変わったのをいぶかしむように私を覗き込んでくる。
「・・・どうした?」
私は思わず涙が出て来てしまった。
気持ち悪い・・・!
こんなにも嫌なのに、身体は男の反応を示してしまう。
意識して鎮めようとしても、鎮め方がわからない。
だって、今までこんなにも感じた事が無かったから・・・。
どうしていいのか分からなくて、すがるように石橋さんを見ると私を抱き締めてくる。
「何を怖がる?俺とのキスで酔っただけだろう?さあ、来い。」
石橋さんは、私の肩を抱いて石橋さんの部屋だと思われる玄関のドアを開けて私を入れてくれる。
「い、石橋さん・・・。」
広い部屋は簡素だった。
テーブルとイス、ソファー。
それだけだった。
テレビもオーディオも無い。
男の人の部屋に入るのは初めてだけどこんなものかしら・・・?
「・・・フッ。もう大丈夫な様だな。」
私は顔を赤くする。
困っていると、石橋さんはまた私を抱き締めてキスしてくる。
今度は先ほどのキスよりも甘かった。
優しく私の舌を吸われ、立っていられなくなる。
私がガクリと足を折るのと、抱き上げられたのはほぼ同時だった。
「・・・フッ。そんなに良いのか?」
そうして、石橋さんは私を部屋の奥に連れて行く。
そこにはキングサイズのベッドがあり、私をゆっくりと寝かせる。
「・・・あ・・・ッ。」
私は思わず声を上げてしまう。
まさか本当に・・・?
石橋さんは私を抱くのだろうか・・・?
「・・・石橋さん・・・。」
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