チェリーは今宵色づく

奏月

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⑬チェリーは今宵

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 くちゅくちゅと、粘液同士が絡み合い、時折小さく愛らしい声がグレイルの耳付近で響く。

 グレイルは既に上半身は何も身に纏っておらす、マリエッタはドレスを脱がされ、下着姿にされていた。

 二人は馬車の中では互いに無言で、息がつまるような緊張感の中で公爵邸に帰ってきたが、馬車が公爵家の玄関前に着くなり、出迎えた使用人らを一瞥することもなく、グレイルは己が伴侶を、自身に与えられた私室奥にある寝室に連れ込み、細い両手を紙を縛っていたリボンで拘束しそれからずっとマリエッタと口づけを交わしていた。

 最初こそ抵抗していたマリエッタも、時が経つにつれ、最初はぎこちなかったグレイルの舌遣いに翻弄され、強張っていた体からも不要な力が抜け、今は滑らかな頬を薄桃色に上気させている。

 いつもはやや冷たく感じられる釣りがちな瞳もとろりと蕩けているようで、幼さが前面に出ている。

 それに何とも言えぬ歓喜を覚えつつも、グレイルは細いが、男らしい大きな手をマリエッタの太ももへと移動させ、下着の裾から手を差し込み、ショーツの上からそっと触れ、笑みを深めた。

「感じて下さっているのですね、マリー」

 じわりと濡れた感触が、布越しに伝わり、幾度か指をその場で上下させ、カリッと引っ掻くようにすれば、マリエッタの腰がビクリと跳ねた。

 それに気を良くしたグレイルは、ショーツの淵をずらし、ぴったりと閉じられている花園を顕わにした。

 今は慎ましく閉じられているそこに、かつては異母弟のモノが銜えられていたのかと、一瞬のうちに想像したグレイルは妬心に駆られ。

 さらりと、耳の裏に掛けた髪が顔を隠すように顔の横に垂れたかと思えば、ぬろりと、マリエッタの閉じられた場所に生暖かい何かが這った。

 それは一度ではなく、二度三度と、何度も続き、彼女が「イヤイヤ」と顔を羞恥に染め、横に振るっても続けられた。

 両手でくぱりと広げられたそこは、想像以上に美しく、また、熱く濡れており、とろりとした蜜を内包しており、グレイルを魅了した。

 キラキラと光る蜜に誘われたグレイルは、舌でそれを掬い取り、広げるように全体を舐め、また突起をしゃぶった。

 それと呼応するかのように新たな蜜が作り出され、寝台の敷布を濡らしてゆく。

 思う存分、マリエッタの花園を味わったグレイルは一旦身体を起こし、今やすっかり甘い声で啼くだけのかわいい小鳥の両手の拘束を外してやり、初めてそこでやり過ぎたと、眉を下げた。

 縛っていた手首が朱くなっているのを申し訳なく思い、己の妬心を抑えきれなかったことに罪悪感を抱きかけた時、マリエッタの小さな声が聞こえた。

「......ですの?」

「え?」

 本当に小さくて、後悔と罪悪感に飲み込まれかけていたグレイルの意識は、マリエッタの声を聞き逃し、もう一度聞かせてほしいと頼めば、年下の少女は、ですから、と、強く声を発し

「胸は触って下さいませんの?やっぱり、大きな方がいいんですの?」

 偉そうな発言とは裏腹に、不安げな光が瞳の中で揺れていて、更には両腕を大きく広げ、速く抱きしめろと催促している少女の姿に、グレイルは、彼は、ビュククっと己の分身から白い粘液が発射したのを自覚し、パタリと少女の上に倒れ込み、暫く沈黙した。
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