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地球神話①

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あるところに地球という惑星があった。

そこでは、多くの人間達が争い、多くの人達が悲しんでいた。

それはとても長い年月、しかし、その中でも、小さく咲いた花のようにとても貴重で、潤ったものがある。

それこそが、今、この世界を作ったのです────

私は、そして、私の先祖も皆、この世界に生きている…そのはずだった。

けれども、史実をみるとそうではなかったのです。

その日まで、私は知ることがなかったのでした。

「おはよう!」

そう言うと、皆は笑顔で「おはよう」と返した。

今日は、朝早くから、ライオンさんのハーモニーとお散歩です。

ハーモニーは、元気いっぱいで、駆け回りました。

私はそれを追って、楽しく笑いました。

そして、ハーモニーが草むらで、気持ちよさそうに寝ていたので、私は覆いかぶさります。

すると、肉球で、私の頭をなでました。

これが私の幸せな時間のはじまりです。

すると、ヒツジさんのうたや、ヤギさんのかなでが、ハーモニーの近くにやってきました。

すると、ハーモニーは、うたとかなでを前足で可愛がります。

私も、もふもふとうたを抱きしめました。

その後、勉強の時間です。私はとても楽しみでした。

いつも、動物さんや、愛についてなど色々なことを知れて、楽しくて、目の前に、さながら沢山の宝石があるようなのです。

今日はどんなことを学べるのか、楽しみで仕方ありませんでした。

「さやちゃん、お願いします!」

私は大きな声でいいます。

すると、さやは私のペースにあわせてお話をしてくれます。

昔、ある惑星に、多くの人間が住んでいました────

その人間達は、ずっと平和的に暮らしていましたが、段々とそれは争いに変わっていきました。

それは、動物達が持っていた闘争本能からかもしれません。しかし、皆は争いながら苦しんでいたのです。

でも、戦いに勝てば、幸せになれる。どんどんと強くなっていけば、楽しい未来が待っているのだと、戦いは中々終わりませんでした。

しかし、ある時、戦いは止みました。とても強力すぎる力をもったからです。

もし、それらが衝突すれば、お互いに大惨事になってしまいます。そこから、戦いは少しずつ止んでいきました。

平和が少しずつ顔を出したのです…。

そこから人々は、差別などの苦しみを取り除いていきました。争いは段々と終息していきました。

それは、動物の世界にも浸透していったのです。争い続けてきた動物はそれを辞めて、協調や、愛を示して、とても幸せに暮らしていました。
    
それから何年も経った今、この時が、私たちの住む世界。ここは、地球に居る人間達が理想を突き詰めた末の世界なのです。

いいえ、まだ理想からは遠いのかもしれません。

悲しむことは変わらずできるのですから…

────────

その後に私は、次の遊び場へ向かいました。大好きなお姉ちゃんとテニスです。

お姉ちゃんと会うと、私の顔をじーっとみつめました。

そして、「目が赤くなってる、何かあったの…?」と聞いてきました。

私は「何も無いよ…!」と顔を隠します。

けれども、お姉ちゃんは私を抱きしめていいました。

「大丈夫だよっ!」と。

私は安心して言いました。

「今日、地球って言う神話を学んだの…!」

お姉ちゃんは頷きます。

「それでね、人間さんたちや、動物さんたちが争うとっても悲しいことがあったらしいんだ…」

「うん…。」

「私は動物さんたちが他の動物さんたちをいじめたりしてるなんて知らなかったから、びっくりして、悲しくて…。」

「そうなんだね…。」

「お姉ちゃん、この世界はなんなの…?みんな、また争うの…?」

そう言うと、お姉ちゃんは私を抱きしめました。

「大丈夫だよ!もう起こらないから。」

また泣きだしそうになる私の頭を優しくなでました。

そして、話はじめます。

「その神話だけれど、この世界に行き着くまでに、多くのことがあったの──」

誰かが苦しむ。そんなことが沢山あった世界。

しかし、悪いことも多かったけれど、その裏で、相手を思いやる心が、少しずつ大きくなっていった。

いいえ、悪いものに覆いかぶさって、見えなかっただけかもしれない。

元から、人の不幸を心から願う人なんて居ない。

どこの世界にも。

皆を幸せにしたい、その想いが、受け継がれて、リレーのバトンが段々と、この世界を素晴らしいものにしたの。

今、ここに生きている私たちは、そのリレーのゴール、いいえ、まだ途中かもしれない。

けれど、とても素晴らしい世界に生きているの。昔の不幸が薄れていって、素晴らしい今を作ったの。

忘れてはいけない…

昔の人の分まで、精一杯、今を幸せに生きていかなきゃいけないことを

──────
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