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相手
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自分の中で解決した問題は、それはそれで、幸せなことだろう。
しかし、悩み続けて、一行に解決に向かわないそれは、とても悲しいことだ。
人がどのように解決の方向性を示したところで、するのはその人だ。
だからこそ、人はその人に何もできない。
あの人は今も悩み続けているのだろうか──────
僕の周りには、嫌な人ばかりいる。
怒ってばかりの人、悪口しか言わない人、目の前で失敗したり、愚痴をはいたり、大きくため息をついたり。
周りに、なんでこんな人しか居ないのか…僕はいつもそのことを苦しんでいる。
今日も、彼らは、僕に散々なことをしてきた。
自分が気にしていることで、絶対になおらないことを指摘し、それを平然と直せと笑ってくる。
そして、イライラを、口に出して、平気で相手の迷惑を考えない。更には、うるさくなることを気にしないで、自分の欲のために多くのお酒を飲んで、傍若無人に振る舞うその態度、どうしようもなく嫌な気分が心の中に充満した。
彼らと関わらない。できることなら、そうしたいが、できない現状もある。
この状況を甘んじて受け入れるしかないもどかしさと、イライラが心の中を巡った。
そして、何かをはじめようとした時、決まって邪魔をしてくる。何故、そんなにも、僕に嫌がらせをしたいのか。
要らない影響を僕へと渡し、誰かとの関わりを全ておじゃんにさせたいのか。
僕はどうしようもないこの思いを、何にぶつけていいのか分からなかった。
なので、いつも、それがたまりたまって、爆発する。その時、人は、離れていった。
そうなったら、自分はいつも、この関係に理不尽さを感じ、またこの日常を過ごすのである。
どうしようも無い気持ちで一杯だ。
お前達はどうして、自分に迷惑をかけたがるのか?
その疑問を毎日自分の中にいる、作り出したあの人物へと投げかけた。
しかし、妄想でしかなく、いつも答えてはくれず、ずっと口を閉じたまま。
ただの自問自答ではないか。
しかし、そう思っても、僕は何度も毎日続けていた。
すると、ある日、彼は口を少し開く。
「この世には、自分しかいない。」
どうやら、彼は、妄想の中でも、僕に迷惑をかけたいらしい。
もし、相手が自分だとするなら、意のままに操れて然るべきだろう。
しかし、操れない。自分ではないから。
なら、どうしろと言うのだ?
自分が悪いと、何度も何度も責めればいいのか、解決策を見出して、自分が悪かったと言えばいいのか?
何度も問いかけるが、その妄想の彼は何も言うことは無かった。
まただ。彼は自分に対して、悪いことをしたのにだんまりだ。
そんなにも迷惑をかけたいのか…?
───────
そして、またある日のことだった。
ネットであいつのせいで人生を狂わされたと言っている人がいた。
けれども、それに共感することなく、心の中がイライラとしたのだ。
どうせ、くだらない事で、狂わされたと言っているのだろう。
そう思ったからだ。
そこからも、悪いものが沢山目に入った。けれども、なんだか、前に言ったあの事が頭の中に浮かんでくるような気がした。
「この世には自分しかいない。」
僕はハッとする。
自分は前が見えていなかったのだろうか?
もし、自分が、彼と同じ人生を歩んでいたのなら、全く同じにならなかっただろうか?
普通の人だろうと、有名人だろうと、偉人だろうと、それは、自分の人生で、1つ前に進んで行ったか、後に進んで行ったかそれだけに過ぎない。
全ては自分だ。この世には自分しか居ないのだ。
僕はそれを思うと、自然と納得した。誰であろうと、自分であるのだから許そうと
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しかし、悩み続けて、一行に解決に向かわないそれは、とても悲しいことだ。
人がどのように解決の方向性を示したところで、するのはその人だ。
だからこそ、人はその人に何もできない。
あの人は今も悩み続けているのだろうか──────
僕の周りには、嫌な人ばかりいる。
怒ってばかりの人、悪口しか言わない人、目の前で失敗したり、愚痴をはいたり、大きくため息をついたり。
周りに、なんでこんな人しか居ないのか…僕はいつもそのことを苦しんでいる。
今日も、彼らは、僕に散々なことをしてきた。
自分が気にしていることで、絶対になおらないことを指摘し、それを平然と直せと笑ってくる。
そして、イライラを、口に出して、平気で相手の迷惑を考えない。更には、うるさくなることを気にしないで、自分の欲のために多くのお酒を飲んで、傍若無人に振る舞うその態度、どうしようもなく嫌な気分が心の中に充満した。
彼らと関わらない。できることなら、そうしたいが、できない現状もある。
この状況を甘んじて受け入れるしかないもどかしさと、イライラが心の中を巡った。
そして、何かをはじめようとした時、決まって邪魔をしてくる。何故、そんなにも、僕に嫌がらせをしたいのか。
要らない影響を僕へと渡し、誰かとの関わりを全ておじゃんにさせたいのか。
僕はどうしようもないこの思いを、何にぶつけていいのか分からなかった。
なので、いつも、それがたまりたまって、爆発する。その時、人は、離れていった。
そうなったら、自分はいつも、この関係に理不尽さを感じ、またこの日常を過ごすのである。
どうしようも無い気持ちで一杯だ。
お前達はどうして、自分に迷惑をかけたがるのか?
その疑問を毎日自分の中にいる、作り出したあの人物へと投げかけた。
しかし、妄想でしかなく、いつも答えてはくれず、ずっと口を閉じたまま。
ただの自問自答ではないか。
しかし、そう思っても、僕は何度も毎日続けていた。
すると、ある日、彼は口を少し開く。
「この世には、自分しかいない。」
どうやら、彼は、妄想の中でも、僕に迷惑をかけたいらしい。
もし、相手が自分だとするなら、意のままに操れて然るべきだろう。
しかし、操れない。自分ではないから。
なら、どうしろと言うのだ?
自分が悪いと、何度も何度も責めればいいのか、解決策を見出して、自分が悪かったと言えばいいのか?
何度も問いかけるが、その妄想の彼は何も言うことは無かった。
まただ。彼は自分に対して、悪いことをしたのにだんまりだ。
そんなにも迷惑をかけたいのか…?
───────
そして、またある日のことだった。
ネットであいつのせいで人生を狂わされたと言っている人がいた。
けれども、それに共感することなく、心の中がイライラとしたのだ。
どうせ、くだらない事で、狂わされたと言っているのだろう。
そう思ったからだ。
そこからも、悪いものが沢山目に入った。けれども、なんだか、前に言ったあの事が頭の中に浮かんでくるような気がした。
「この世には自分しかいない。」
僕はハッとする。
自分は前が見えていなかったのだろうか?
もし、自分が、彼と同じ人生を歩んでいたのなら、全く同じにならなかっただろうか?
普通の人だろうと、有名人だろうと、偉人だろうと、それは、自分の人生で、1つ前に進んで行ったか、後に進んで行ったかそれだけに過ぎない。
全ては自分だ。この世には自分しか居ないのだ。
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