14 / 190
一年生
制限の力
しおりを挟む
僕はとても強大な力を持っている。
ある特定の時間、とても強い力を発揮できる。
その能力、それは…。
僕は学校に向かう途中、時間を気にしていた。
今日も時間を気にしながら、1日を過ごした。
僕の誕生日は6月20日、この日になるととても強い力を発揮できる。
しかも、それは、毎日のように強くなれる。
というのも、6時20分になったら、それを得られるのだ。
しかし、19分、21分だと力は出ない。
だからこそ、時間を気にする必要がある。
次の日の早朝、「ときくん今日もランニングですか?」と話しかける人がいた。
「はい。」
腕時計をチラチラ見ながらこたえた。
「毎日偉いですね。」
「ありがとうございます。」
そうしてわかれる。
毎日必ず6時過ぎに家を出て、ランニングする。
この時間に走っている理由、それは、6時20分になった時のためだ。
これに気付いた時、それは、小学校の頃だった。
当時、アニメにハマって、強い力を持った人が、多くの人たちを助ける姿を見て、自分と重ね合わせる。
僕の能力、それは、誰かを助けるためにあるんだと…。
そうしている内に、怪我をしている男性を見つけた。
僕はすぐさまその人に駆け寄る。
「大丈夫ですか?」
とても苦しそうなので、肩にのせて、時間を逐一確認しながら、20分になった瞬間、走り出した。
すると、とてもすごい勢いで、風が周りに吹き付ける。
─────
一分後、病院に到着する。
彼は少し驚いていたが、「ありがとう」と告げた。
僕の能力、これを毎日、何かに役立てるため、早朝のランニングをしている。
1分だけなため、できても、1つくらいだが、それでも、満たされた何かをいつも感じている。
──────
どこかでアニメが放送されていた。
そこでは、決まって、悪いものがいいものに倒される。
男はそれがどうしても許せなかった。
「何故、いつもこうなのか…。」
そうして考えた。
もし、それが許されるとするならば、俺の行動も許されるはずだ。
その日、男は決意する。
本当の悪というものを倒すことを。
───────
それは僕が家に帰っている時の事だった。
何事もない帰り道、これがとても素晴らしいことだ。と、夕方の空気にあたりながら思った。
すると、「助けてー」との声が聞こえてくる。
僕がすぐさまその声の元へ駆け寄ると、男の人が襲われていた。
毎日肌身離さず持っている腕時計を見ると、丁度6時20分に近いところ。
「何をしているんですか?」
僕はそう言って、2人を引き離す。
襲われていた男の人は沢山殴られたアザがあった。
「この人が急に襲いかかってきて…」
相手を指さして言った。
彼はなんだか悪びれる様子がなく男をにらみつける。
「そいつが悪いからいいんだよ。」
「何があったんですか?」
僕はその男に話しかけると、同時に、襲われていた人は逃げていった。
それを追おうと、加害者の男が走り出す。
その時、6時20分になり、彼の目の前に立って通すのを防いだ。
「何をする。」
「理由を聞かせて欲しいんだ。」
「お前は何もしていない。攻撃するなら、お前もあの男と同様に…」
「すればいいさ。」
僕がそういうと、男は殴りかかってきた。
それに避けることはせず、ただ、殴られる。
それに、なんとも微動だにしていない僕を見て、驚いていた。
「これで気が済んだか?」
それに呟く。
「あいつは、上司とかいうやつの愚痴をいったんだ。」
「うん。」
「俺は子供の頃からずっと、アニメについて、おかしさを感じていた。」
「どんなアニメにも、必ず悪人と善人が登場する。
善人というやつは、たとえ、悪いところがあってもそれを帳消しにするように正義のことをやっているからいいとなる。」
「そして、悪人には何をしてもいいかのように、いためつけるんだよ。どれだけ嘆いても、昔したあやまちによって、永遠に苦しみ続けなければならない。」
「おかしいだろう。」
「俺は正義だからこそ、相手をどうしてもいい。その考え方を、今、あの男で見せてやったんだ。」
「俺は何も悪いことはやっていない。
自分は正義だからこそ、悪と呼ばれるあいつを叩きのめした」
僕は言った。
「僕は、悪人は、どうしたっていいとは思わない。
誰かを傷付けない正義があってもいい。」
男はそれを聞いて「そうか…」と言ってすっかり日が落ちた街に消えていった。
暗闇が多く包んでいる世界、しかし、空には美しい星や、月がただ綺麗に光っている。
ときはそっとそれを見つめた────────
ある特定の時間、とても強い力を発揮できる。
その能力、それは…。
僕は学校に向かう途中、時間を気にしていた。
今日も時間を気にしながら、1日を過ごした。
僕の誕生日は6月20日、この日になるととても強い力を発揮できる。
しかも、それは、毎日のように強くなれる。
というのも、6時20分になったら、それを得られるのだ。
しかし、19分、21分だと力は出ない。
だからこそ、時間を気にする必要がある。
次の日の早朝、「ときくん今日もランニングですか?」と話しかける人がいた。
「はい。」
腕時計をチラチラ見ながらこたえた。
「毎日偉いですね。」
「ありがとうございます。」
そうしてわかれる。
毎日必ず6時過ぎに家を出て、ランニングする。
この時間に走っている理由、それは、6時20分になった時のためだ。
これに気付いた時、それは、小学校の頃だった。
当時、アニメにハマって、強い力を持った人が、多くの人たちを助ける姿を見て、自分と重ね合わせる。
僕の能力、それは、誰かを助けるためにあるんだと…。
そうしている内に、怪我をしている男性を見つけた。
僕はすぐさまその人に駆け寄る。
「大丈夫ですか?」
とても苦しそうなので、肩にのせて、時間を逐一確認しながら、20分になった瞬間、走り出した。
すると、とてもすごい勢いで、風が周りに吹き付ける。
─────
一分後、病院に到着する。
彼は少し驚いていたが、「ありがとう」と告げた。
僕の能力、これを毎日、何かに役立てるため、早朝のランニングをしている。
1分だけなため、できても、1つくらいだが、それでも、満たされた何かをいつも感じている。
──────
どこかでアニメが放送されていた。
そこでは、決まって、悪いものがいいものに倒される。
男はそれがどうしても許せなかった。
「何故、いつもこうなのか…。」
そうして考えた。
もし、それが許されるとするならば、俺の行動も許されるはずだ。
その日、男は決意する。
本当の悪というものを倒すことを。
───────
それは僕が家に帰っている時の事だった。
何事もない帰り道、これがとても素晴らしいことだ。と、夕方の空気にあたりながら思った。
すると、「助けてー」との声が聞こえてくる。
僕がすぐさまその声の元へ駆け寄ると、男の人が襲われていた。
毎日肌身離さず持っている腕時計を見ると、丁度6時20分に近いところ。
「何をしているんですか?」
僕はそう言って、2人を引き離す。
襲われていた男の人は沢山殴られたアザがあった。
「この人が急に襲いかかってきて…」
相手を指さして言った。
彼はなんだか悪びれる様子がなく男をにらみつける。
「そいつが悪いからいいんだよ。」
「何があったんですか?」
僕はその男に話しかけると、同時に、襲われていた人は逃げていった。
それを追おうと、加害者の男が走り出す。
その時、6時20分になり、彼の目の前に立って通すのを防いだ。
「何をする。」
「理由を聞かせて欲しいんだ。」
「お前は何もしていない。攻撃するなら、お前もあの男と同様に…」
「すればいいさ。」
僕がそういうと、男は殴りかかってきた。
それに避けることはせず、ただ、殴られる。
それに、なんとも微動だにしていない僕を見て、驚いていた。
「これで気が済んだか?」
それに呟く。
「あいつは、上司とかいうやつの愚痴をいったんだ。」
「うん。」
「俺は子供の頃からずっと、アニメについて、おかしさを感じていた。」
「どんなアニメにも、必ず悪人と善人が登場する。
善人というやつは、たとえ、悪いところがあってもそれを帳消しにするように正義のことをやっているからいいとなる。」
「そして、悪人には何をしてもいいかのように、いためつけるんだよ。どれだけ嘆いても、昔したあやまちによって、永遠に苦しみ続けなければならない。」
「おかしいだろう。」
「俺は正義だからこそ、相手をどうしてもいい。その考え方を、今、あの男で見せてやったんだ。」
「俺は何も悪いことはやっていない。
自分は正義だからこそ、悪と呼ばれるあいつを叩きのめした」
僕は言った。
「僕は、悪人は、どうしたっていいとは思わない。
誰かを傷付けない正義があってもいい。」
男はそれを聞いて「そうか…」と言ってすっかり日が落ちた街に消えていった。
暗闇が多く包んでいる世界、しかし、空には美しい星や、月がただ綺麗に光っている。
ときはそっとそれを見つめた────────
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる